NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

白鉄シリーズ

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白鉄の小剣

はるか昔、光の神が6つの武器を創り、世界の諸所に隠したという伝承がある。その武器の一つである金色に輝く剣は、深い海の底に眠ると言われ、多くの海賊達が挑んだが見つけられなかった。

海の近くの小さな村に、釣り好きの男がいた。男が海で釣った魚を持ち帰ると、妻が自慢の料理の腕をふるった。その日、男は見たこともない大きな魚を釣り上げて家に帰った。

その魚の鱗は、長く生きてきたことを物語る硬さだった。妻がやっとのことでその魚をさばくと、腹から曇った剣が出てきた。男と妻は、焼いたり蒸したり煮たりして魚を堪能し、剣は海に捨てた。

剣は、海の底へと沈んでいった。しかし、底に届く直前、剣は再び大きな魚に飲み込まれてしまったのである。この剣は、本当の価値に気づかれないまま、今もなお魚の腹の中で大海を巡っている。

武器種 小型剣 レアリティ ★★   
属性 シリーズ 白鉄
EN Alabaster Shortsword


白鉄の槍

むかしむかし、光の神さまが6つの武器を創り、世界のあちこちに隠しました。その一つ、伝説の槍は、必ず正しく狙いが定まると言われ、多くの武人が世界中を探しました。しかし見つけることはできず、この槍にまつわる伝承はいつしか風化してしまいました。

ある日、山間の里に住む少女が、夢中でうさぎを追いかけるうちに、谷底に落ちてしまいました。鬱蒼とした木々や粗削りの岩々に阻まれ、少女は自分がどこから落ちたか、わからなくなってしまいました。少女は、お父さんとお母さんに会いたくて、泣きました。

ふと、少女のそばに薄汚い槍が落ちていました。夜が訪れ、少女はその槍を抱いて寝ました。少しでも、寄り添うものがあれば安心でした。すると翌朝、その槍は少し離れたところにあるのです。少女は、槍を拾い上げ、槍先の示す方角へ歩き出しました。

少女が眠るたび、槍は少しずつ離れたところに移動していました。そうやって三日三晩、槍の指す方角へ歩いていくと、人里に着き、少女はお父さんとお母さんに会うことができました。その槍は、今ではお父さんが狩りに使って重宝しているのだそうです。

武器種    レアリティ ★★   
属性 シリーズ 白鉄
EN Alabaster Spear


白鉄の大剣

はるか昔、光の神が6つの武器を創り、世界の諸所に隠したという伝承がある。その一つが、所有者の「生きる力」を高めるという大剣。それは険しい雪山の頂に奉られており、幾千もの冒険者達が求めたが、大自然の厳しさに負けて誰一人帰ることはなかった。

一人の高潔な騎士が、この山に挑んでいた。山頂に近づくにつれ、寒さのために腐敗せずに打ち捨てられている冒険者達の死体が増えていった。彼は、それらを丁重に弔いながら、雪深い道なき道を進み、ついに山頂に到達した。

そこにあったのは、温かな光を放つ見事な大剣。しかしながら、騎士に残された体力は既に皆無に等しかった。食料は底を尽いており、十日間何も食べていなかったのだ。騎士は、大剣に手を伸ばしつつも、ここで餓死することを覚悟した。

騎士が大剣を手に取ったその時、力がみなぎってきた。それはたしかに、「生きるための力」だった。喰おう。今なら、なんでも喰える気がする。いや、喰いたいんだ。喰わなくては。騎士は、ゆっくり下山していった。腐敗していない冒険者達の肉を求めて。

武器種 大剣  レアリティ ★★   
属性 シリーズ 白鉄
EN Alabaster Greatsword


白鉄の篭手

むかしむかし。光の神が6つの武器を創り、それらを世界の此方彼方に隠したとされている。そのうちの一つである篭手は、広大な砂漠の中に埋もれ、長きにわたり人目に触れることはなかった。その砂漠には、都から追いやられた貧しい異邦の民が暮らしていた。

異邦の民は、砂漠で稀に見つかる鉱石を売って暮らしていた。それらは布袋一杯に集めても銀貨1枚にも満たない価値しかなかった。ある日、いつものように彼らが鉱石拾いに精を出していると、仲間の一人が砂の中から黄金に輝く篭手を見つけた。

彼らは、その篭手を女王に献上することにした。それは、女王に忠誠を誓う意思があることを示し、都で暮らすことを許してもらうためだった。都へ上がり、女王に謁見を申し出たが、女王は無慈悲にも篭手を取り上げ、異邦の民を再び砂漠へと追放した。

女王は、輝く篭手をうっとりと眺めた。しかし、それを国庫に大事にしまおうとして触れた途端、篭手は砂となって跡形もなく崩れ落ちてしまった。一方その頃、異邦の民が拾い集めていた布袋の中の鉱石は、すべて本物の黄金に変わっていて、彼らは驚いたという。

武器種 格闘  レアリティ ★★   
属性 シリーズ 白鉄
EN Alabaster Gauntlet


白鉄の杖

はるか昔、光の神が6つの武器を創って、世界のあちこちに隠しました。そのうちの一つである杖は、辺境の国に静かに流れる小川のほとりに、長い間打ち捨てられていました。

大人達は、薄汚れたそれを流木か何かだと思って気にも留めていませんでした。その杖を拾い上げたのは、剣士に憧れる幼い少年でした。少年は、その杖を剣代わりにして、毎日毎日遊びました。

少年が杖を振り回して遊んでいると、時折杖から火の玉や氷の塊が飛び出るようになり、大人達を驚かせました。少年は自分でも気づかぬうちに、いつしか強大な魔力に目覚めていたのです。

そうして少年は成長し、世界に名を轟かす大魔法使いになりました。しかし、本当は剣士になりたかったという気持ちは死ぬまで消えなかったそうです。

武器種    レアリティ ★★   
属性 シリーズ 白鉄
EN Alabaster Staff


白鉄の銃

かつて、光の神が6つの武器を創り、世界中にそれらを隠した。異教徒の国に伝わる美しい銃は、このうちの一つだという噂が、まことしやかに囁かれていた。

この異教徒たちがもっとも大切にしていた教義は、「争わない」「殺さない」ということであった。銃は、代々彼らの間で大切に受け継がれてきたが、決して武器として使われることはなかった。

他国の王がこの銃を狙い、軍隊を派遣して異教徒の国を襲った。不戦不殺の教えを守る彼らは、無抵抗のまま皆殺しにされた。しかし、そうまでしても他国軍は銃を見つけることができなかった。

年月が経ち、異教徒の国は廃墟となっていた。そこへ、無垢な子供が迷い込み、ふと拾い上げたのは美しい銃だった。光の神が創った銃は、人を殺したことのある者達には見えないものだった。

武器種    レアリティ ★★   
属性 シリーズ 白鉄
EN Alabaster Pistol
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