NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

翠鉄の杖

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nier_rein

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太古の昔。大地の精霊が、己が心休める場所として静かな湖を創り、その地を愛した。そこは、魚1匹、虫1匹たりともいない静謐の場所であったが、ある夜、1人の赤ん坊が捨てられていった。

捨てられた赤ん坊は、一晩中母親を求めて泣き続けた。しかし、その泣き声は、人間は元より鳥にも小動物にも届くことはなく、やがて赤ん坊は衰弱して死んでしまった。

この赤ん坊を哀れに思った大地の精霊は考えた。熟慮の末、この地に地震を起こし、寂静の湖を大海へと繋げた。そうして湖には魚や水鳥たちが続々とやってきて、とても賑やかになった。

赤ん坊の魂は、もう寂しくはなかろう。幼い魂は、今やたくさんの小さき獣や魚や花と友達だった。大地の精霊はそれを見届けると、やれやれといった具合に、新たな安息の地を探しに行った。

武器種    レアリティ ★★   
属性 シリーズ 翠鉄
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