紅き唇 - 連城三紀彦データベース（仮）

• 分類：短編小説
• 初出：「小説新潮」1983年4月号
• 雑誌時挿絵：早川良雄
• 収録短編集：『恋文』、『六花の印 連城三紀彦傑作集1』

あらすじ

「日本の道路には中古の方がなじむんですよ。何も高い金だして新車買わなくても」

結婚三ヶ月で妻の文子を亡くした和広は、文子の母・梅本タヅと同居している。文子の死から二年、浅子という新しい交際相手ができた和広だったが、タヅと浅子の折り合いが悪く……。

登場人物

• 和広
  • 中古車販売業をしながら、タヅと同居。
• 梅本タヅ
  • 文子の母親（和広の義母）。文子の一周忌に和広の元へ転がり込む。
• 文子
  • 和広の妻。結婚三ヶ月で子宮外妊娠のため死亡。
• 浅子
  • 和広の交際相手。
• 靖代
  • タヅの長女（文子の姉）。
• 豊
  • 戦時中、タヅが旅館で働いていたときの同僚。
• 少尉
  • タヅの務めていた旅館に泊まりに来ていた軍人。

解題

（スタブ）

各種ランキング順位

• オールタイムベスト・連城三紀彦短編　14位

収録アンソロジー

• 『バージンラブ』（1989年、北宋社）
• 頭木弘樹編『絶望書店 夢をあきらめた9人が出会った物語』（2019年、河出書房新社）

関連作品

• 『恋文』収録作
  • 「恋文」
  • 「十三年目の子守唄」
  • 「ピエロ」
  • 「私の叔父さん」