十三年目の子守唄

  • 分類:短編小説
  • 初出:「小説新潮」1983年10月号
  • 雑誌時挿絵:長友啓典
  • 収録短編集:恋文

あらすじ

 父さんのこと、話すのは初めてだけれど、いや、俺がまだ物心つく前に死んだ本当の親父のことじゃないよ、去年の三月はじめ、お袋が、一生に一度のことだからって料亭の仕事、仲居たちに任せて九州一周の団体旅行に出かけた時、連れて戻ってきた奴のこと……電話でさ、「面白いお土産あるからね」なんて言うから、何だろうと思ってたら、それがあいつだったんだ。玄関トコでお袋の肩の後ろからひょいと頭さげて……お袋の荷物、赤帽みたいに背負ってるから、俺、観光会社の人かなんかだと思ったんだけど、そのまま「お邪魔します」って後に尾いて奥の座敷までいって……そのまま居座ったんだよ。

ある日突然、母が旅行先から男を連れてきた。俺より四歳も年下の男と、母は再婚すると言いだし……。

登場人物

    • 語り手。離婚して家に戻ってきた。
  • 須衣
    • 「俺」の母。料亭の女将。
  • 新次
    • 突然家に転がり込んできた男。須衣と結婚し「俺」の義父に。
  • 雅彦
    • 「俺」の弟。血縁はない。
  • ヨネ
    • 料亭の仲居。
  • 和美
    • 「俺」の元妻。
  • 京子
    • 「俺」の交際相手。
  • 三杉ミヨ子
    • 新次の元交際相手。

解題

(スタブ)

各種ランキング順位


関連作品


名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2017年06月01日 18:41