手枕さげて

  • 分類:短編小説
  • 初出:「小説現代」1984年12月号
  • 雑誌時挿絵:村上豊
  • 収録短編集:もうひとつの恋文

あらすじ

 枕なんだぜ。最初が枕なんだぜ。ピンクの花柄のカバーかぶせたのを、トランクの中から真っ先にとりだして、こう、胸に抱きしめて、ニッコリ笑いやがるの。そう、入ってくるなりだよ。入口に突っ立ったままでさあ。

行きつけの店でたった三回会っただけの不器量な女が、「一緒に暮らさないか」という酒の席の冗談を真に受けて押しかけてきた。追い出しきれず、女はそのまま部屋に居着いてしまい……。

登場人物

  • 俺(構治)
    • 編集者。
  • ユカリ
    • 構治の元へ押しかけてきた女。
  • 高木章子
    • イラストレーター。

解題

(スタブ)

掲載号「今月登場」より

 9月末、取材で小諸・松本へ。8年ぶりの信州は秋晴れで風が心地よい。荻原碌山美術館、わさび沢で英気を養い、長篇小説に着手!

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最終更新:2017年08月10日 12:09