- 分類:短編小説
- 初出:「別册文藝春秋」176号(1986年7月号)
- 雑誌時挿絵:斎藤真一
- 収録短編集:『恋愛小説館』
あらすじ
「笑って、笑って」
子供でもあやすような声で竜夫は言った。その声より、ホームに響きわたった発車のベルにせきたてられるように、映子は笑顔を作った。
パリに旅立った画家の恋人・吉野に、向こうで新しい女ができたと聞き、吉野を忘れるために見合いで竜夫との結婚を決めた映子。だが、その噂はデマで、吉野から「帰国したら結婚しよう」と求婚されてしまう。映子が竜夫に婚約破棄を申し出ると、竜夫は「せめて式を挙げて新婚旅行に行ってから別れよう」と言いだし……。
登場人物
解題
(スタブ)
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最終更新:2017年06月14日 18:57