- 分類:短編小説
- 初出:「週刊文春」1989年4月6日号~4月27日号
- 雑誌時挿絵:宇野亜喜良
- 収録短編集:『夜のない窓』
あらすじ
「もちろん、今夜ひと晩だけのことだけれど」
蓉子は最後のそう言い、俺の顔から視線をはずした。喫茶店の窓のむこうを見た横顔は薄い微笑に装われていた。半年前、突然別れを告げてきた時と同じ微笑だった。
あの時もただからかわれているだけのような気がしたし、その時もそうだった。
半年前、友人の紳一に奪われた元恋人の蓉子が、突然電話を掛けてきて、「今夜ひと晩だけもう一度私を抱かせてあげる」と言いだした。立介は困惑しつつも蓉子とホテルへ向かうが……。
登場人物
解題
(スタブ)
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最終更新:2017年07月01日 20:37