あの時 - 連城三紀彦データベース（仮）

• 分類：短編小説
• 初出：「季刊SUN･SUN」1992年秋号
• 雑誌時挿絵：川村昭人
• 収録短編集：『背中合わせ』

あらすじ

〝幸福になれよ〟と、かすかな唇の動きだけで伝えた。声にはできなかったその言葉を娘が聞きとってくれたかどうか。

娘を沖縄への新婚旅行に送り出した津村は、不意に23年前、自分を捨てて函館の昔の男へ走った波江のことを思いだし、飛行機に乗って函館へと向かった……。

登場人物

• 津村
  • 57歳の男。
• 波江
  • 津村の元妻。
• 和子
  • 津村の娘。
• 若者
  • 函館の波江の息子。

解題

（スタブ）

関連作品

• 『背中合わせ』収録作
  • 「優しい雨」
  • 「つぼみ」
  • 「夏の影」
  • 「冬の顔」
  • 「まわり道」
  • 「足音」
  • 「再会」
  • 「背中合わせ」
  • 「先輩」
  • 「灯」
  • 「背後の席」
  • 「誕生日」
  • 「窓」
  • 「鞄の中身」
  • 「彼岸花」
  • 「紙の靴」
  • 「いたずらな春」
  • 「ねずみ花火」
  • 「切符」
  • 「ガラスの小さな輝き」