| カード名 |
レアリティ |
カテゴリ |
レベル |
詳細説明 |
| 滝夜叉姫 |
WR |
ソウル |
3 |
【アシスト】使用可能レベルに達すると、以下の効果を発動する。
〔小／中／大／特大〕 ▲最大ＨＰが上がる
〔小／中／大／特大〕 ▲最大ＭＰが上がる
〔 特殊 〕 ▲このカード以外にレアリティがSRのアシストカードが2枚以上発動している場合スピードが上がる
〔 特殊 〕 ▲このカード以外にレアリティがSRのアシストカードが3枚以上発動している場合スキル攻撃力が上がる
【ソウル】巨人召喚 強化双汽唱
【モチーフ作品】"読本『善知安方忠義伝』"より、滝夜叉姫
【イラスト】かわすみ ／ 【CV】今井麻美 |
「あぁ……善知鳥（うとう）と、声をお聴かせくださいませ？」
Ver.5.34-Fの2022年7月に実装されたソウル。
ワンダー部の「
ティンクのおすすめアタッカーアシストカードパックA
」購入にて5枚獲得できる。（リンク先は外部サイト）
2023/02/06～02/26の『
アシストカード獲得イベント
（公式サイト）』にて、期間ごとのプレイ回数に応じて2枚×3期間の最大6枚配布された。
レベル3でHPとMPが上昇
SRアシスト2枚発動：スピードアップ（7.5目盛り。+値によらない）
SRアシスト3枚発動：スキル攻撃力アップ（16.66%(+MAX時))
スキル攻撃力アップ値も一度の下方を挟んでもなお十分に高く、16.66％アップが最速Lv3から永続なのは驚異の数値。
特殊効果の発動条件を満たしていれば「
マッチ売りのスピカ」や「
先代の魔女アグニ」の完成時よりちょっと低い数値で最速Lv3で並ぶ。
スピードは完成スピカと同等、アグニ完成時には劣る。しかしアグニ・スピカの成長に要する時間を考えると、滝夜叉姫の方が長時間力を発揮出来るだろう。
Lv1発動かつ条件もあってないようなものである「献上品捕えの大袋」10.0％はもちろん、キャストヒット稼ぎは必要だがLv3発動の「足らずの骨董器」27.5％も相性がよい。
アタッカーならLv4のロールエフェクトで6.6％、Lv6で全キャスト共通ボーナスで10％上がるので、大袋骨董器滝夜叉の組み合わせでLv6になれば1.5倍近くの火力を得られる計算。
参考までに、エピーヌの「百年の眠り」バフが最大強化で47％ほどである。
WRアシストに優秀なカードが多い中でのSR3枚縛りが悩ましいところで、撃破ダメージやMPカット、射程、マスタースキル縛りなどの要素も踏まえての総合性能はビルドを組む際にきちんと確認したい。
後発ソウル「
糸紡ぎの花嫁 アリア」がビルド条件は異なりつつ似たような数値をしているので、比較対象として真っ先に挙がる。
|
+
|
相性のいいキャストおよび採用の変遷 |
相性がいいキャストはすなわちスキルを多用するキャストであり、そうなるとスキル攻撃力をこそ早期に完成させたいという性質上、レベル3以下のカードを中心に組むことにもなる。 ミクサがその代表で、Ver5.35あたりで「MAX前提だが2枠でラインフレアLv3兵士確」が猛威をふるった。
スキル攻撃力アップを待てるのならもっと使えるカードが広がる。結局"獲物"の精度が命な デス・フック、「癪病癒しの乳瓶」を採用し試合後半の爆発力に賭ける型の ジョーカーや ジュゼではLv4～5に完成させる組み方も見かける。
Ver5.35-Dではファイターである コッペリアにてまさかの3位にランクインしているが、これは特殊な運用であるため彼女のページにて解説しておく。一般的なDS盛り構成とは立ち回りから大きく変わっている。
追加時のVer5.34後期～Ver.5.36-Aごろまで多くのスキルアタッカーで愛用されてきた。しかしVer.5.36-A追加の8周年アシスト「創聖模写・不変の救難」との共存が現実的でないことから、Ver.5.36-Bではスキルアタッカー全員のおすすめソウルから脱落している。
Ver.5.36-LでSR統一を意識したアシストや、比較的早くスキル攻撃力が大きく上がるSRアシストが追加された。滝夜叉姫が復権するかどうかは今後の研究次第になる。Ver5.36-Mでは邪道丸・ミクサ・エピーヌで再度のランクインを果たしているが、いずれもアリアより下の順位。メイディでのみスキル強化系ソウルで唯一のランクインとなり、こちらではアリア等より上の順位ということになる。
|
|
+
|
SR2枚運用はアリかどうかの思考実験 |
スピードアップはLv3ソウルとしては破格のため、SR2枚でスピードとHPMPだけ得るという考えもなくもない……が、スピードに着目して競合ソウルと数字を並べてみよう。
「 鞍馬の番人 僧正房」がアシスト縛りなし、Lv1からスピード大、試合開始100秒ごとに段階強化、完成時は13目盛りくらい？になる。
試合開始100秒はレベル3の半ば～レベル4手前くらい。
HPMPが滝夜叉姫の素ステにあり、滝夜叉姫発動のレベル3から2段階目強化にいたるまでの時間はステータスの優位は取れる計算。
だが「終盤のステータスを捨てた中で、中盤にSR2枚滝夜叉姫でどういう有利を組み立てるのか？」と考えると中途半端感は否めない。巨人も別に弱くはない。
人数割れの少人数戦で中盤の展開の方が重要度が高いと予想されるなら若干有利かもしれないが、ちょっとレアケース脳だろう。
レベル4まで待つなら「 解放者 エリザ」がSR2枚でスピード11目盛り。しかもWR2枚もあれば撃破ダメージアップも付く。
HPMPが滝夜叉姫の素ステにあるとはいえ、レベル3から4までの1分弱しかステータス上の有利はなく、試合の勝敗を決定づけるかもしれない撃破ダメアップを捨てるほどの有利をその時間で以下略。
『SR2枚+WR1枚（+レベル6WR専用）』という組み合わせならビルドもソウル以外は同じになるし、巨人も同じである。
「シエル・ド・バレエ」を研究していたユーザーが コッペリアで採用する際には、この「素ステでMPが上がる」と「最終速度は劣るがLv3から速くなれる」要素に目をつける形になっているが、特殊な例である。
スキル攻撃力に着目する場合、WRアシストで滝夜叉姫より数字が大きいのは「緑の語り部の扇」と妲己Lv3WR専用、8周年アシスト「創聖模写・不変の救難」だけである。
扇は回復MS縛りで育成型、妲己専用は時限で効果が点いたり消えたりする。
さらにスキル型キャスト全般、Lv6専用がVer5.35現在はLv6SRアシストで代替が困難な効果を持つ者が多い。
「SR/SR/扇or妲己専用or宿禰ペン/滝夜叉姫」と採用するにしても、兵士に触れるなら「 マッチ売りのスピカ」、触りづらいにしても「 先代の魔女アグニ」があることを思うと、なかなか理解を得るのは難しいと思われる。
|
+5，MAXで特殊スキル攻撃力が強化
|
+
|
過去の修正 |
Ver.5.34-Hにて、スピード・スキル攻撃力上昇値の下方。【SP9.4、スキル攻20.00％】→【16.66％、SP7.5】
ミクサが自力でLFレベル3確とったり、 ジョーカーが「TAkE hEaRT」+「 アルタイルブリンク」で大暴れしたためだろう。 ロビン、スキル盛り ジュゼ、 妲己も恩恵を受けておりおすすめソウル上位入りしていた。
下方はされたが当時はミクサでMAX前提の2枠LF3確には足りていた点（Ver.5.36-C以降は大袋の下方により2枠ではムリになった）、スピードも今までがおかしかっただけで下方後も十分に高い水準にあり、多くのスキルアタッカーで採用され続けた。
|
滝夜叉姫は「元亨釈書」に記されている平将門の娘・如蔵尼をモデルに、山東京伝が読本「善知安方忠義伝（うとうやすかたちゅうぎでん）」で最初に語ったものと考えられている。父の遺業を継いで滝夜叉姫と平良門が蜂起を企てる物語である。（
Wikipedia
）
がしゃどくろの元ネタと言われる、歌川国芳の浮世絵「相馬の古内裏」で骸骨を召喚した妖術使いとしても知られているか。WLWのイラストでも服装や背景に骸骨が描かれている。
イラストは「善知安方忠義伝」を元にした歌舞伎「忍夜恋曲者（しのびよるこいはくせもの）」の大宅光圀との対峙シーンだろう。ここで滝夜叉姫は島原の傾城(最高位の遊女)如月に姿を変えて現れ、色仕掛けで大宅光圀を味方に引き入れようとする。（でもさすがにその服は色仕掛けってレベルじゃねえぞ）
とはいえ場所は廃屋となった平家の古屋敷であり、そもそも妖怪が出没するという話を聞きつけてやってきた大宅光圀からすれば、夜中にこんな美女が唐突に出てきたら怪しい事この上なく（しかもなぜかこっちを知っているとか言い出す）、結果として見破られ前述の「相馬の古内裏」に描かれる戦いとなる。
セリフにある善知鳥（うとう）は、親鳥が「うとう」と鳴くと、茂みに隠れていた子の鳥が「やすかた」と鳴いて居場所を知らせるという伝承から、親子の結びつきを示す。能の演目「善知鳥」があるので興味のある方はそちらをご参照の程。
最終更新：2023年12月06日 14:04
