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足関節側面撮影

  正面像で描出できない骨折線を観察する

【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
   (ズボン、湿布、ホッカイロ等)
  目的とする場所はどこか確認する。

【ポジショニング】
  背臥位または座位。
  健側を下にした斜位で、膝関節を軽度屈曲して下肢を弛緩させる。
  足部の外側をカセッテに付ける。
  下腿遠位1/3を含むようにする(X線計測に必要)

【X線入射点/距離】
  内側のくるぶしの下に向けて垂直入射
  100cm

【撮影条件】
  50kV/4mAs リスなし

【チェックポイント】
  腓骨外果が脛骨内果に重なって描出されていること。
  距腿関節面が抜けていること。(距骨の内側と外側が揃っていること)
  第5中足骨の近位端が含まれていること。(靭帯が付着しているため、骨折の頻度が比較的高い)
  骨組織に加え膝関節周囲の軟部組織や脂肪が観察可能な寛容度。


脛距関節と腓距関節の関節間隙は均一であり、成人では4mm以下である。

Weberの骨折分類(治療法の決定に用いる)
A:脛腓靭帯の結合部よりも遠位 
B:脛腓靭帯の結合部付近
C:脛腓靭帯の結合部よりも近位
https://radiopaedia.org/cases/weber-fracture-classification-illustration?lang=us

  3次元の解剖は こちら が理解しやすいです。

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最終更新:2024年03月26日 00:23