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肘関節軸位撮影

肘を伸展させることができない場合に正面像の代わりとなる

上腕骨遠位・肘頭を目的とする場合


【撮影前チェック】
  検側がどちらか確認する。

【ポジショニング】
  座位。
  検側の上肢を肩の高さまで上げ、肘関節を最大屈曲とする。
  前腕と上腕軸を重ねる。
  内側上顆と外側上顆がフィルムから等距離となるように肘関節を正面とする。

【X線入射点/距離】
  100cm
  上腕骨の内側上顆と外側上顆の中間に入射。
  X線の入射角度は下記のいずれか
  1.カセッテに垂直入射(上腕骨遠位・肘頭が目的)
  2.遠位→近位方向に30°もしくは前腕軸に対して垂直になるよう斜入射(前腕近位が目的)

【撮影条件】
  50kV/5mAs リスなし

【チェックポイント】
  前腕と上腕が重なって投影されているか。

【画像】
Fig.6-8

橈骨・尺骨近位を目的とする場合


【ポジショニング】
  座位。
  手の甲を下に向け前腕をカセッテにつける。
  肘を最大屈曲する。
  上腕骨の内側上顆と外側上顆がフィルムから等距離となるようにする。

【X線入射点/距離】
  100cm
  上腕骨の内側上顆と外側上顆の中間に入射。
  X線の入射角度は下記のいずれか
  1.カセッテに垂直入射(前腕近位が目的)
  2.遠位→近位方向に30°もしくは前腕軸に対して垂直になるよう斜入射(上腕骨遠位・肘頭が目的)

【画像】
Fig.6-7
最終更新:2024年02月21日 23:55