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頸椎正面撮影(尾頭方向20°斜入射)


【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
   (髪を束ねれている場合は解く、ネックレス、補聴器、ピアス、ヘアピン、湿布、ホッカイロ等)

【ポジショニング】
  受像面に背中を付けた立位、または座位。
  体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。
  下顎と後頭骨下縁が重なるように顎を上げる。
  首が曲がっていないか正面から確認する。

  ※頸椎は6ツ切サイズのカセッテで撮影可能。6ツ切サイズで練習すればフィルムの中心に頸椎を映せるようになる。

【X線入射点/距離】
  距離100〜150cmの点から尾頭方向20度で斜入射。
  中心は第4頸椎(喉頭隆起)。
  75kV/16mAs リス(+)
  呼吸停止。

【チェックポイント】
  下顎と後頭骨の下縁が重なっており、頸椎が広く観察できること。(第3頸椎〜第1胸椎)
  ルシュカ関節がよく見えること。
  首が左右に曲がっていないこと。
  椎体の棘突起が中心を通り、体の捻れがないこと。
  呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。)

ルシュカ関節

椎間孔の前方に位置し,椎体後外側上縁の鉤状突起とその上位椎体の後外側下縁を連結する小さい関節。
加齢によって骨棘を形成し、首周辺にある神経や血管を圧迫することで頚椎症/頚髄症を発生させる。

【画像】 正常例

15:10~

頸椎(解剖)

最終更新:2024年02月19日 22:07