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胸部正面撮影(PA方向)




【ポジショニング】
  胸部前面をX線受像面に密着させる。写真に捻れが生じないよう患者の冠状面と受像面を平行に保つ。
  肩甲骨を肺野から外すため手背面をお尻に付けた状態で肩と肘を前に出す。
       ※高齢者の場合、上記下線部の方法よりも上肢全体を前に出し、受像面を抱え込む体勢をとった方が肩甲骨がはずれ、体位も安定する。
  肩の力を抜き、肩を下げる。(鎖骨も下がる。)

【X線入射点/距離】
  距離2mの点から第7胸椎の高さで受像面に垂直入射。第7胸椎は触知できないため、肩甲骨下端の高さに入射する。

【撮影条件】
  120kV/3.2mAs
    ブレを無くすため、可能な限り撮影時間を短くする。

【チェックポイント】
  肺野が欠けていないこと。
  胸鎖関節が胸椎から等距離にあること、棘突起が胸椎中央に投影されていることで捻れがない事を確認する。
  ブレがない事。
  鎖骨が肺尖部に重なっていない事。(ポジショニングの際に肩の力を抜く。肩を下げていないと鎖骨が肺尖部に重なる。)
  肩甲骨が肺野から外れている事。
  十分な吸気であること。(第10肋骨の後縁が肋骨横隔膜角と重なっていると十分な吸気であると言える。)
  適正なコントラスト、寛容度であること。

【画像】
正常例


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最終更新:2024年02月15日 23:50