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頸椎側面撮影

※救急の場合は正面や開口位よりも先に撮影し、損傷具合を評価する。
頸部を動かしたり、カラーを外すのは側面画像やCT画像をDrに確認してもらってからにする。

【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
   (ネックレス、補聴器、ピアス、ヘアピン、湿布、ホッカイロ等)

【ポジショニング】
  矢状面と受像面を平行にした立位または座位(座位の方が体動が生じにくい)
  下顎角と頸椎が重ならないように、顎を少し上げる。
  首が曲がっていないか患者の正面から確認する。
  X線は垂直入射なので斜入射で撮影する正面の時より受像面を少し下げる。
  肩を出来るだけ下げ、椎体と肩の重なりを最小限にする。  
  体が傾かない程度に、カセッテに触れさせることで体動を減らす。

【X線入射点/距離】
  距離100〜150cmの点から受像面に垂直入射。
  中心は第4頸椎(喉頭隆起)。
  照射野上縁は外耳孔を含むまで広げる。
  75kV/16mAs リス(+)
  呼吸停止。
  患者は動いてしまうことが多いので、患者を良く観察し動いていない時に曝射スイッチを押す。

【チェックポイント】
  下顎角と頸椎が重なっていない事。
  首が左右に曲がっておらず、側面性が保たれていること。
   (椎体の上・下関節突起、椎体・下顎角で判断)
  肩が下がっており、外耳孔〜第1胸椎まで投影されていること。
  呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。)
   ※特に頸椎側面撮影はブレることが多いので注意。utubeのUR


重要な 4本のライン

C6,C7,Thlにおける疎突起骨折を 土方骨折 と呼ぶ。

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最終更新:2024年02月19日 22:08