一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。

The English version of the new website is available here !!











クレメンツ-中山法 (Clements-Nakayama view)

  両側大腿骨の骨折や、術後で動くことができない患者に対する撮影
  股関節軸位撮影に似た画像が得られる

【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
   (ベルト、チャック、ポケットの中身)
  ズボンが厚い場合は着替える。
  正面像から大腿骨頸部の角度を確認する。

【ポジショニング】
  背臥位。
  両手は胸の上に置く。
  下肢は自然の状態で、内旋などはしない。

【X線入射点/距離】
  距離100~120cm。
  大腿骨頸部の長軸に垂直入射(45~55°)。
  撮影台に向けて15~25°に斜入射。
  カセッテに垂直入射となるよう、カセッテを傾ける。
  入射角度がずれた場合、グリッドによってX線がカットされるので注意。

【撮影条件】
  85kV/50mAs リス(+)

【チェックポイント】
  非検側の重なりがないこと。
  左右マーカーが入っていること。
  大腿骨頸部が広く描出されていること。
  目的部位が適正なコントラスト、寛容度であること。



.
最終更新:2024年02月23日 02:47