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肩関節正面撮影(内旋位)

  小結節に付着する肩甲下筋が投影され、石灰沈着や小結節の骨棘の診断に適する。
  上腕骨頭の後外側が投影され、Hill Sachs lesionが描出される。

【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
   (ブラジャー、ボタン、ネックレス、湿布、ホッカイロ等)

【ポジショニング】
  受像面に背中を付けた立位、または座位。
  全額面を受像面に平行にする。もしくは
  体の捻れがないように非検側を受像面から離し、前額面と受像面のなす角度を30°とする。
  検側を内旋する。

【X線入射点/距離】
  肩甲上腕関節に対して垂直入射

【画像】
  https://radiopaedia.org/cases/external-and-internal-rotation-views-of-the-shoulder
  下2つの画像(3&4枚目)が内旋位

【チェックポイント】
  小結節が肩甲上腕関節(楕円に描出されている)に重なる
  呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。)


肩関節正面撮影(外旋位)

  棘上筋腱の付着部が投影され、石灰沈着や剥離の診断に有用。
  腱板を断列すると肩峰骨頭間距離が狭くなる。外旋位ではその観察に有用。

【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
   (ブラジャー、ボタン、ネックレス、湿布、ホッカイロ等)

【ポジショニング】
  受像面に背中を付けた立位、または座位。
  全額面を受像面に平行にする。もしくは
  体の捻れがないように非検側を受像面から離し、前額面と受像面のなす角度を30°とする。
  検側を外旋する。(最大外旋位とする)

【X線入射点/距離】
  肩甲上腕関節に垂直入射。

【画像】
  https://radiopaedia.org/cases/external-and-internal-rotation-views-of-the-shoulder
  上2つの画像(1・2枚目)が外旋位

【チェックポイント】
  大結節が外側の接線に投影される。
  呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。)


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最終更新:2024年02月21日 20:05