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マルチウス法(Martius)
産婦人科領域の撮影
骨盤入口・横・前後径の観察に優れる
妊婦の骨盤径を計測し自然分娩か帝王切開の判断をする(骨盤入口に児頭が入るかどうかを見る)
被ばく量の多さから国際放射線防護委員会(ICRP)では、この撮影法は推奨(正当化)されない。
→
Colcher-Sussman法を用いる
【撮影前チェック】
ポケットの中身、チャックや金属ボタンの有無を確認する。
妊婦が被ばくする検査であることを理解しているか確認する。
【ポジショニング】
上体を起こした(50°)半座位。
→外結合線(恥骨後縁-L5棘突起)をカセッテと平行にする
あらかじめ50°にセットした背もたれに深く寄りかかる。
計測に使用するメジャーは大腿の上に、カセッテに平行にする
→もしくは撮影後に患者がいない状態で、センチメーターグリッドを患者の外結合線の高さに置き、2回目の撮影する。
両手は体の横に置く
補助具の作成
【X線入射点/距離】
大転子よりも3横指上の高さで正中矢状面に沿ってカセッテに垂直入射
距離は115cm
照射野は骨盤・メジャーが含まれる程度に必要最小限に絞る
【チェックポイント】
骨盤入口の最大横径・最大縦径が計測可能であること。
骨盤の捻れがないこと。
メジャーの目盛りが10cm以上読み取れること。
動きによるブレがないこと。
【画像】
最終更新:2024年02月23日 02:45