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手関節正面撮影

  骨折、脱臼、変性の観察
  転倒時に手関節が伸展した状態で手を付くと 舟状骨骨折 (成人)や Colles骨折 (高齢者)を起こしやすい。
  舟状骨骨折を見逃すことで、未治療となると 偽関節 となる場合が多い。

【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
  目的とする場所はどこか確認する。

【ポジショニング】
  座位。
  肩関節を90°外転、肘関節を90°に屈曲し、手掌をカセッテに付ける。
  カセッテには前腕遠位1/2~中手骨(PIP関節まで含めれば十分)まで含むようにする。
  ※橈骨遠位端をカセッテに垂直にするために手掌を軽度(11°)上げる場合もある  動画1:59~   

【X線入射点/距離】
  橈骨と尺骨の両茎状突起の中点に対して垂直入射
  100cm

【撮影条件】
  48kV/3mAs リスなし

【チェックポイント】
  橈骨軸状に第3中手骨が描出されている。
  第3中手骨は遠位端まで含まれている。
  軟部組織まで観察できる寛容度である。




   月状骨脱臼 が最も起こりやすく、他の手根骨脱臼はほとんど見られない。

【解剖】
   3D解剖
   手根骨(動画)
    ↑動画で使用している 解剖ソフト は無料でも使用可能(ただしコンテンツは限定される)
     手順は こちら を参照
最終更新:2024年02月22日 00:10