一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。

The English version of the new website is available here !!












タウン法

後頭骨の観察に優れる。
正面・側面の追加撮像として用いられ、骨折の検出確率を向上させる。

【撮影前チェック】
  目的とする部位、痛い場所はどこか。
  障害陰影となるものを外す。
   (ヘアピン、かつら、ウィッグ、ピアス、入れ歯、補聴器、ネックレス、眼鏡など)
  髪を束ねている場合は、解く。

【ポジショニング】
  仰臥位(背臥位)または座位。
  正中矢状面とフィルム長軸を合わせる。
  正中線をフィルムに垂直にする。
  あごを引きOMラインをフィルムに垂直にする。
  写真上で左右の判断が付かないためマーカー(R or L)は必ず置く。
  頭尾方向に30度程度の斜入射をするため、フィルムは顎が欠けないように(足側に)置く。

【X線入射点/距離】
  距離100cm、頭尾方向30度で斜入射。
  両外耳孔を結ぶ線と正中線の交わる点に入射。(照射野の横線が外耳孔を通るように)

【撮影条件】
  75kV/25mAs リス(+)

【チェックポイント】
  後頭骨が広く投影されていること。
  大後頭孔の中にトルコ鞍が投影されていること。
  左右対称であり、内耳道や乳突蜂巣などの左右差が比較できること。
  写真の濃度を調節することで、頬骨弓が観察できる。
  正中矢状面とフィルム長軸が合っている事。
  頭頂部から顎先までが含まれていること。
  左右マーカーが入っていること。
  目的部位が適正なコントラスト、寛容度であること。

【画像】


掲示板
最終更新:2024年02月05日 23:40