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【撮影前チェック】
障害陰影となるものを外す。
目的とする場所はどこか(上腕骨側か前腕骨側か)確認する。
【ポジショニング】
座位。
上腕を肩の高さで地面と平行にするようカセッテを配置する。
肘関節を伸展し、検側上肢をやや外旋する。(肘関節を真上に向ける)
→この姿勢が難しい場合は、体全体を傾ける。
→それすらも難しい場合(救急など)は
X線を水平入射する
上腕遠位および前腕近位の1/2を含める。
【X線入射点/距離】
肘内側のしわから1横指遠位に垂直入射。
100cm
【撮影条件】
50kV/4mAs リスなし
【チェックポイント】
上腕骨の遠位に重複する尺骨(肘頭)が観察できる。
腕橈関節と腕尺関節の間隙が明瞭に観察される。
橈骨と尺骨の重なりは一部(橈尺関節)であり、重なりが多い場合は外旋が不足している。
骨組織に加え膝関節周囲の軟部組織や脂肪が観察可能な寛容度。
側面撮影をする前に
キャリーアングル
を確認する。側面撮影の際にその角度分だけ前腕を上げる。
肘が伸展しない場合
①橈骨・尺骨近位が目的の場合
肘関節を90°程度から動かせない場合は、X線入射を肘関節に向けて10~15°傾けて斜入射する。(近位方向)
②上腕骨遠位が目的の場合
肘関節を90°程度から動かせない場合は、X線入射を肘関節に向けて10~15°傾けて斜入射する。(遠位方向)
肘が全く伸びない場合
最終更新:2024年02月21日 23:50