一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。

The English version of the new website is available here !!











骨盤正面撮影

  骨破壊、外傷の診断(寛骨臼の骨折では斜位撮影が行われる)
   骨盤輪 の断裂があるかないかで重症度・治療法が異なる。骨盤輪骨折では出血や内臓損傷を伴うことが多い。

【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
   (ポケットの中身、ズボン、湿布、ホッカイロ等)

【ポジショニング】
  背臥位。
  下肢は内旋し、膝関節が中間位(もしくは内旋位)とする。
  骨盤が正面となるよう、両上前腸骨棘がフィルムから同じ高さにあることを確認する。
  カセッテ上端を腸骨稜より2横指上とする。

【X線入射点/距離】
  大転子より3横指上の高さで、体幹の中心(正中矢状面)に垂直入射。
  100~120cm

【撮影条件】
  74kV/20mAs リスあり

【チェックポイント】
  骨盤が正面であることを確認する。(腸骨・閉鎖孔が左右対称か)
  小転子が左右対称に描出されているか。
  骨盤が正面でない場合、非対称となり診断が困難となる。

【画像】
  正常例
  https://radiopaedia.org/cases/normal-pelvis-1?lang=us
最終更新:2024年02月23日 02:42