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ウエストポイント法
1972年にRokousらにより提唱された。
肩甲窩前下方部およびBankart損傷を観察する。
Bankart損傷の機序は
こちら
。Bankart修復の手順(手術)は
こちら
。
【撮影前チェック】
目的とする部位、痛い場所はどこか。
障害陰影となるものを外す。
(シップやブラジャー)
【ポジショニング】
腹臥位
肩関節を90°外転し、肘関節を90°屈曲する。
前腕は寝台から降ろす。
顔の下および検側の上腕の下に枕を入れ、体勢を保持する。
【X線入射点/距離】
距離100cmで下方に25°、外内方向に25°で腋窩に向けて斜入射。
【撮影条件】
70kV/16mAs リス(+)
【チェックポイント】
関節窩の前下方部分(Bankart損傷部位)が烏口突起に重ならずに観察できること。
【画像】
腹臥位では関節造影において造影剤が関節窩前下方に貯留することで、読影困難となることを防ぐ。
【ポジショニング】
仰臥位。
肩関節を90°外転、内・外旋中間位とする。
【X線入射点/距離】
背臥位での撮影同様、下方に25°・外内方向に25°で腋窩に斜入射する。
最終更新:2024年02月21日 20:12