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肩甲骨側面撮影(スカプラY)

   肩甲骨の軸位像、肩甲棘の一辺、肩甲骨上角によって『Y』字に投影されるため、スカプラYという。
   肩関節撮影のスカプラYとの違いは検側上肢の位置である。

【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
   (ブラジャー、ボタン、ネックレス、湿布、ホッカイロ等)

【ポジショニング】
  受像面に向かう立位、または座位。
  検側上肢は非検側の肩をつかむ。
  胸を張る。
  体の捻れがないように検側を受像面に付ける。
  照射野の縦線上に肩甲骨内側と肩鎖関節が位置する角度にする。
  カセッテ下端は肩甲骨下端を含むようにする。

【X線入射点/距離】
  距離100〜150cmの点から肩甲骨内側縁に向け、垂直入射。
  75kV/40mAs リス(+)
  呼吸停止。

【チェックポイント】
  肩甲骨が側面像になって広く観察できる。
  上腕骨は肩甲骨に極力かからないように投影されているか。
  呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。)







最終更新:2024年02月21日 23:25