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コールドウェル法
【撮影前チェック】
目的とする部位、痛い場所はどこか。
障害陰影となるものを外す。
(ヘアピン、かつら、ウィッグ、ピアス、入れ歯、補聴器、ネックレス、眼鏡など)
髪を束ねている場合は、解く。
【ポジショニング】
腹臥位または座位(立位)。(※液面像を描出するには座位(立位)でX線を水平入射)
正中矢状面とフィルム長軸を合わせる。
あごを引きOMラインを受像面に垂直にする。(腹臥位の場合、胸の下に枕を置くと顎を引きやすい)
写真上で左右の判断が付かないためマーカー(R or L)は必ず置く。
両手を顔の横に置き、体位を安定させる。
【X線入射点/距離】
距離100cm、頭尾方向20度で眉間を射出点として垂直入射。
照射野は頭部全体が投影される範囲に広げる。
(副鼻腔のみを対象としているなら、副鼻腔が含まれれば良い)
【撮影条件】
75kV/20mAs リス(+)
【チェックポイント】
眼窩が広く描出されていること。
(
副鼻腔正面撮影では眼窩内に錐体骨が重なり障害となるが、コールドウェル法は頭尾20度で斜入して
いるため、錐体骨上縁が眼窩底に接するように投影される。また、セミウォータース法よりも受像面に
顔面が近いため、前頭洞・眼窩はより鮮明に描出される。)
正中矢状面とフィルム長軸が合っている事。
左右マーカーが入っていること。
目的部位が適正なコントラスト、寛容度であること。
錐体骨は上顎洞に重なって投影される。
左右対称に投影されていること。(鼻中隔で評価)
正円孔が上顎洞の中に描出されていること。
【画像】
最終更新:2024年02月05日 23:42