チップとデールの大作戦
【ちっぷとでーるのだいさくせん】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ファミリーコンピュータ
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発売・開発元
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カプコン
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発売日
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1990年6月8日
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定価
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6,090円
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判定
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良作
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ディズニーシリーズリンク
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概要
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元はディズニーアニメの「チップとデールの大作戦」。原題は「Chip 'n Dale Rescue Rangers」。
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ファットキャットにさらわれた仲間の女の子・ガジェットを助けるために、チップとデールが、街中を駆け抜ける。ハエのジッパー、ネズミのモンタリーもお助けキャラとして登場。
システム
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一人プレイではチップとデールのどちらかを選びプレイする。二人プレイでは1P:チップ、2P:デールでの協力プレイになる。能力差は全くない。
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ステージセレクトは『スーパーマリオブラザーズ3』などと同じくマップシステムを採用。
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道中に木箱やブロック、リンゴが多数置かれており、投げつけると敵を倒せる。
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木箱やブロックを持ち上げた状態で下キーを押すと中に隠れる事ができ、この状態は防御と攻撃を兼ねる。
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木箱は使い捨てで左右または上に向けて直線的に飛んでいく。ブロックは何度でも使えて積み上げることで足場にも利用できるが投げても遠くまで飛ばない。リンゴは隠れることができず、持ち上げている間はジャンプ力が低下する。
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アイテムはステージに置かれていたり、木箱の下に隠されている。
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集めると1upするフラワー、スター(フラワーなら100個、スターは20個)、ライフが回復するドングリ、一定時間無敵になれるハエのジッパーなどがある。
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二人プレイについて
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二人同時の協力プレイになる。
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味方が投げた木箱などに当たると一定時間操作不能になる。タイミングよく拾うアクションで受け取ったあとに即座に投げると、2倍の威力のスーパーショットに変化する。ただし元々2倍の威力があるリンゴのみ受け取りができない。
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味方同士は重なれないため、押し合いで落下死する
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味方を持ち上げて投げられる(これは狭い場所や難しい場所を相手の代わりにプレイしてあげることにも使える)
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など足の引っ張り合いも起こりやすいが、それを含めて二人プレイは盛り上がる。
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一人が死んでも残機が残っていれば風船に乗って復活してくる。風船状態のまま一定時間味方にステージを進んでもらうことも可能。
評価点
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攻撃や防御、ライフ制などがバランスよくまとまったシステム面。
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レスポンスが非常によく、操作感が良好であること。
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かわいらしい有名キャラクターによるとっつきやすさ。
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面は敵の配置やパズル的なギミックなどがよく出来ていて、面自体も町の電柱や家の台所など凝ったものが多い。
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投げる物によって効果が違い多彩な攻撃ができる。
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難易度は比較的簡単だがステージを追うごとに難易度が上がってくる。
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効果音やBGMの出来がよく、特に最終面のBGMは評価が高い。
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二人協力プレイは盛り上がりやすく、面の構成も二人プレイでも違和感がなく作られている。
問題点
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パスワードやセーブは無く、その割にプレイ時間が長め。
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ボスの行動パターンは単調で攻略が比較的簡単。
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前述のように、二人プレイでは味方の攻撃が当たる事など足の引っ張り合いになりやすい要素がある。
総評
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強い個性を持つわけではないが、よくまとまってバランスが取れたアクション、かわいらしい有名キャラクターで遊びやすいゲームになっている。
余談
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続編として、1993年12月10日に『チップとデールの大作戦2』が発売された。
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新しいストーリーが展開され、投擲の挙動なども変わっている。
最終更新:2024年05月26日 14:27