スーパー マリオパーティ ジャンボリー

【すーぱー まりおぱーてぃ じゃんぼりー】

ジャンル パーティ
対応機種 Nintendo Switch
発売元 任天堂
開発元 ニンテンドーキューブ
シーエイプロダクション(開発協力)
ウィル(一部ミニゲーム制作)
発売日 2024年10月17日
定価 パッケージ:7,128円
ダウンロード:7,100円
プレイ人数 1〜4人
セーブデータ 1個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 良作
ポイント ダイナミックに進化したマリパ
1人で楽しめるモードが充実
キノピオがプレイアブル復帰
マリオシリーズ


概要

マリオパーティ スーパースターズ』に次いで登場した、Nintendo Switchにおける3作品目の『マリオパーティ』シリーズ作品。Switch第1作『スーパー マリオパーティ』(以下『スーパー』)の続編と位置付けられており、大会・祭典を意味する「ジャンボリー」がタイトルに加えられている。
「エヌディーキューブ」が社名変更したのが「ニンテンドーキューブ」であり、実質『スーパー』と同じ開発元である。

本作はカメックが生み出した「ニセクッパ」がゲームの盛り立て役となっており、本物のクッパはプレイアブルキャラクターとして登場している。


プレイアブルキャラクター

隠しキャラクターはいずれも本作で初参戦。
キノピオ・キノピコ・ガボンは『10』以来のプレイアブル復帰となる。
また、キャサリンは『スーパースターズ』を除けば『9』以来のプレイアブル化である。

+ 一覧

☆はジャンボリーフレンドとして仲間にできるキャラクター。

  • 初期出現キャラクター
    • マリオ☆
    • ルイージ☆
    • ピーチ☆
    • デイジー☆
    • ワリオ☆
    • ワルイージ☆
    • ヨッシー☆
    • キノピオ
    • キノピコ
    • ロゼッタ☆
    • ドンキーコング☆
    • キャサリン
    • クッパ
    • クリボー
    • ヘイホー
    • ノコノコ
    • チョロプー
    • クッパJr.☆
    • テレサ
    • ガボン
  • 隠しキャラクター
    • ポリーン
    • ハックン

ゲームモード

各モードをプレイすると毎度お馴染みの「マリパポイント」が入手でき、ショップでの商品購入に使える。

  • マリオパーティ
    • すごろく形式でマップを回り、スターを多く集めることを目指すいつものパーティモード。詳細は後述。
    • 通常のパーティのほか、「ボーナススターの条件が最初に開示される」「隠しブロックが無くなる」「クッパマス等の内容が固定される」など競技性を高めた「チャンピオンシップルール」でのプレイも可能。
  • リズムクッキング
    • Joy-Con1本持ち専用。リズム系の体感ミニゲームを連続してプレイするモードで、『スーパー』の「なりきりビート」に相当する。
    • その名の通り、ミニゲームはいずれも料理をイメージしたもの。プレイヤーはシェフとなり、より高い精度でミニゲームをこなして最終評価「シェフランク」を高めるのが目標。4段階の難易度から選択可能。
    • 必ず4人プレイとなり、足りない分はCOMで補われる。COMは全てのミニゲームを自動でパーフェクトにこなす。
  • キノピオファクトリー
    • Joy-Con2本持ち専用。Joy-Conと連動して動く仕掛けを動かしてボールをゴールへ導く、パズルゲーム風の1人用モード。
    • プレイヤーは工場の作業員として、サイコロなどゲーム中のアイテムを作るお手伝いをするという設定。
  • パタパタ・アドベンチャー
    • Joy-Con2本持ち専用。Joy-Conを翼に見立てて擬似的な滑空を楽しむ。
    • 空中のパタテンテンを集めてその数を競う対戦型の「パタパタバトル」、2人で籠を持ってキャラクターを特定の場所まで運ぶ協力型の「パタパタタクシー」、自由に飛び回れる「フリーフライト」の3モードがプレイできる。
    • プレイ人数は2人まで。このモードのみ1Pはマリオ、2Pはルイージで固定となる。
  • クッパバスターズ
    • 8人で協力してニセクッパを倒すモード。90秒間の3Dマップパートとミニゲームパートからなる「ラウンド」5回以内に倒すとクリア。
    • 3Dマップパートではマップにあるボムを集め、それを大砲に持っていくのが主目的。ボムを20個集めると大砲が発射され、ニセクッパにダメージを与えられる。
      • マップにはニセクッパや敵キャラがうろついており、うまく攻撃をかわしながら立ち回る必要がある。敵キャラに接触すると数秒間ダウン、ニセクッパに当たってしまうとシャボン状態となり、復活アイテムに触れるか仲間に助けてもらうまでゲームに復帰できない。
    • 3Dマップパートが終わると、8人協力で課題達成を目指す「クッパバスターズミニゲーム」をプレイする。終了後は達成度に応じたS〜Cの4段階でランク付けされる。
      • ミニゲームのランクに応じて、次のラウンドで使えるアイテムを1人1個入手できる。ランクが高いほど選べるアイテムの種類が増え、アイテムも良いものとなるが、Cランクの場合はアイテム無しになってしまう。
    • ニセクッパを撃破するとプレイ内容が5点満点で評価され、さらにプレイヤーごとの貢献度が表示される。また、プレイ内容に伴って「バスターズランク」が上がっていき、オンラインプレイ中に反映される。
  • クッパアスロン
    • 20人が各自でコインをたくさん集め、1周150マスのコースをより速く規定回数周回することを目指すモード。
    • まずは、コイン集めのミニゲーム(過去作のコインミニゲームに近い)をプレイしてコインを集める。コイン1枚は、マップで1マスの前進に変換される。
      • マップを1周するごとにミニゲームのレベルが上がり、難易度が上がる分1回で得られるコインの数も増えていく。なおレベルアップは設定でオフにすることも可能。
    • コイン集めを3回プレイするごとに「サバイバルミニゲーム」が挟まれる。これはミニクッパの攻撃を時間内耐え切るのが目的のミニゲームで、失敗するとマップで後退してしまうので気が抜けない。高い順位にいるほど多く戻される。
  • ミニゲームハーバー
    • ミニゲームのみを遊べる。以下の6モードが用意されている。
      • フリープレイ…好きなミニゲームを好きなだけ遊べる。
      • タッグマッチ…2VS2ミニゲームのラウンドマッチ。規定回数勝利するとクリア。
      • デイリートライアル…24時間ごとに内容が切り替わるラウンドマッチ。3つのミニゲームを遊んで勝利数を競う。
      • サバイバル…オンライン・1人プレイ専用。ミニゲームで好成績を残して「ウデマエポイント」を上げることを目指す。
      • チャレンジミニゲームバトル…チャレンジミニゲーム(後述)のラウンドマッチ。順位によって手に入るコインの数を競う。
      • ボスラッシュ…ボスミニゲーム(後述)のラウンドマッチ。単なるボスラッシュではなく、ミニゲームでの合計得点を競うモードでもある。
  • パーティお手伝いの旅
    • 1人プレイ専用。マリオパーティのマップを設営する「お手伝い」という設定で、キャラクターの様々な悩み事を解消していく。
    • 規定回数のお手伝いをクリアすると、なぜかボスミニゲームが始まる。ここには、特定のお手伝いクリアで獲得できる仲間に加勢してもらえる。
  • その他
    • スタンプショップ…『スーパースターズ』に続いて本作でもパーティ中に使えるスタンプ機能が実装されており、それを購入・セットできるショップ。
    • マリパカードショップ…プロフィールカードの背景デザインや、そこに貼るキャラクターシールを購入できる。オンラインプレイで交換したカードの閲覧も可能。
    • ミュージックショップ…ゲーム中のBGMの購入・再生ができるショップ。好みの曲のプレイリスト化にも対応。
    • データハウス…獲得した称号やTips、スタッフクレジットなどを閲覧できる。
    • ランキング…フレンドや世界のプレイヤーとの間でミニゲームなどのランキングを確認できる。

パーティのシステム

マップ

以下の7マップを収録。

  • 巨大ハナチャンとお菓子の森
    • 分岐のほとんどない初心者向けマップ。中央には上に乗れる巨大ハナチャンがいて、特定のマスに止まったりアイテムに止まったりすると移動する。
  • サイコロスピードウェイ
    • CM等でもよく取り上げられた目玉マップ。マップ全体がサーキットになっており、プレイヤーはレースカーに乗って進んでいく。アイテムにも進行系のものが多く、速いペースでコースを回る爽快感が特徴。
  • わくわくショッピングモール
    • その名の通りショッピングモールをモチーフとしたマップ。3階建ての建物には複雑なフロア移動ルートが設けられており、うまく回ればコインを荒稼ぎできることも。
  • クリボーアイランド
    • 観光地の島に造られたマップ。潮の満ち引きや火山の噴火によって絶えず変化するうえ、マップギミックや分岐も複雑かつ多彩で、上級者向けの選択肢になっている。
  • クッパのデンジャラス・ベース
    • 隠しマップ。中央にニセクッパが鎮座し、ふとしたことで攻撃を受けるまさにデンジャラスなマップ。周回型ではなく、最深部まで到達したら再びスタート地点から始まる構造となっている。
  • ウエスタンランド
    • 2』からのリメイク。外周に敷かれた線路と、その中の砂漠にある道を選んで進んでいくマップ。マス数など割と忠実に再現されており、シュッポーの列車にはねられるとスタート地点に戻されてしまう仕様もそのまま。
  • マリオのレインボーキャッスル
    • 初代からのリメイクとなる隠しマップ。雲の上を渡ってキノピオとニセクッパがいるゴール地点を目指していき、キノピオがいる時に止まるとスターが手に入るが、ニセクッパの時に行くと無意味な「ズター」をコインと引き換えに押し付けられてしまう。本作では特定マスに止まった時のほか、アイテムを使うことでもキノピオとニセクッパを入れ替えられるようになった。

『スーパー』からの変更点

パーティのルールは仲間システムを筆頭に『スーパー』のものを踏襲しているが、一部変更がなされている。以下では変更点について記載する。

  • スターの交換レートが20コインで1スターに戻った。前作では10コインで1スター。
    • その分、ミニゲームやイベントでもらえるコインの数は増えている。
  • キャラクター別のサイコロが廃止される一方、サイコロの目が最大10になり、全体的に進行速度が向上した。
  • 前作の「仲間」は「ジャンボリーフレンド」という名称に改められた…ものの、実際は作中でも「仲間」と呼ばれる場面が多い。よって以下でも「仲間」とする。
    • 仲間は仲間マスではなく、時間限定でランダムなマスに現れるようになった。また出目ぴったりでなくても獲得可能となっている。
    • 仲間のいるマスにプレイヤーが到着すると、仲間を争奪する「チャレンジミニゲーム」が発生する。つまり、マスにたどり着いた人が必ずしもその仲間を獲得できるわけではなくなった。
      • ミニゲームは仲間のキャラクターごとに異なり、いずれも1位になった人が仲間を獲得できるというルール。ただし、マスに止まった人ははじめから得点が加算されているなどアドバンテージを得た状態でプレイすることになる。
    • 仲間がいると、効果の良し悪しにかかわらずマスの効果を人数分受けるようになった。コインさえあればスターも複数もらえるし、ショップでは複数個のアイテムを買える。
    • さらに、仲間がいる間受けられる特殊効果も追加された。「サイコロの出目を常に増加」「到着したマスに常にしかけマスを設置」など。
    • こうした数々の強化と引き換えに、本作での仲間は時間経過で消滅するほか、別のプレイヤーに追い越されると奪われる
  • アイテムマスに止まると「アイテムミニゲーム」が発生し、もらえるアイテムをある程度実力で選べるようになった。
    • 貴重なアイテムを入手するのは難しいが、アイテムがもらえなくなることはない。
  • ルールが変化する「ラストスパート」が、ラスト5ターンで発生するようになった。前作ではラスト3ターンからだった。
  • ハイタッチは廃止された。

評価点

  • パーティのダイナミックさに優れる
    • コインの増減量が大幅に増加し、さまざまなイベントが全体的に派手になっている。増える時は思い切り増えるし、一発逆転の達成感もなかなかのもの。
    • サイコロの出目にもテコ入れがなされ、最大10まで出るようになった。進行系アイテムの効果も増強されており、短いターン数でも多くのイベントが楽しめる設計になっている。
    • マップ限定のアイテムも久々に復活し、思わぬ伏線から逆転する展開が楽しめるように。
    • 上記の傾向は原点回帰という側面もあり、旧作マップの再録や懐かしの「チャンスマス」の復活などは古参ファンからも支持を集める要因となっている。
  • ボリューム
    • キャラクター数・マップ数・モード数のいずれも近年の作品を大きく上回り、さらに細かなルール変更が可能になったことで、遊びの幅はシリーズ中でも特に広い作品になっている。
    • 1人で楽しめるモードが増えたのもポイント。完全1人プレイ専用のキノピオファクトリーやパーティお手伝いの旅のほか、ハイスコアが記録されるクッパ系のモードはソロで遊ぶにも楽しい設計となっている。
  • ルールを細かく設定可能
    • 『スーパー』で削除されていたハンデ設定に加え、ミニゲームの選出方法やボーナススターの条件表示タイミングまで設定でき、競技性が高いと好評。
    • そこからさらにルールを縛った「チャンピオンシップルール」も収録されている。ミニゲームの実力というよりは予測や駆け引きの力が求められる内容で、こちらも楽しまれている。
  • Joy-Con以外の操作にも対応
    • 本作ではジャイロ等を使用する「体感ミニゲーム」とそれ以外が区別されており、前者をオフにすることで一部のモードを除いてJoy-Conなしでもプレイ可能となっている。したがってNintendo Switch Lite単独でのプレイにも対応した。
    • コントローラーを持っていない場合だけでなく、体感操作に慣れていない人とプレイする場合などにも役立ち、好評。
  • フローが見やすい
    • プレイヤーごとの順番に加え、次ターン以降の並びや、ターン経過で発生するマップギミックなども表示されるようになり、戦略が立てやすくなった。
  • キノピオが復活
    • Switch作品ではサポート役に徹していたキノピオがプレイアブル復帰。人気キャラの復活とあって大いに歓迎された。

賛否両論点

  • プレイ時間が長い
    • 1回のターンで進めるマス数が大きく伸びたことに伴って、ターンごとのイベントの数も増えており、10ターンでさえ1時間以上を要することもしばしば。『スーパー』と比べると同じターン数で1.5倍〜2倍程度のプレイ時間を要するため、問題点として挙げる声も散見される。
    • これは単純にイベントの密度が上がったことによるものであり、テンポが悪化してぐだぐだと長引いているものではないため、個人の好みとして分かれる部分が大きいと思われる。
    • 本作ではCOMの行動が大幅に高速化されているほか、特定のマップギミック演出を早送りする機能が追加されており、開発側もある程度の配慮を試みたことがうかがえる。
  • 大前提となる最終目的が存在しない
    • 『スーパー』のジュエル、『スーパースターズ』のマリパレベルのような「最終的に達成すべき目標」が存在せず、あくまでパーティーツールに徹した作品となっている。
      • 一応、称号の達成数に応じた「リワード」というやりこみ要素が用意されているが、全称号の半分程度でコンプリートできてしまうため、プレイ目的としては弱い。
    • ソロプレイヤーを中心に「やりこみ要素が足りない」という意見がある一方、目標を意識しないで真に自由に遊べる方が良いという声も上がっている。

問題点

  • 純粋に4人で楽しめるモードが少ない
    • マリオパーティ以外に4人で遊ぶモードはリズムクッキングのみであり、他は1〜2人専用か必ずCOMが絡んでくる。
    • クッパバスターズなど大人数用のモードはローカルで遊ぶ場合も8人・20人前提のゲームバランスになってしまう。COMを含めず家族や友達だけでプレイしたかったところである。
    • パタパタ・アドベンチャーやキノピオファクトリーを4人で遊びたかったという声も散見される。2本持ちの都合上コントローラーの接続数に限界がある前者はともかく、後者は確かに多人数プレイでも不都合はないはずである。
  • 仲間奪取の簡単さが入手の手間に見合っていない
    • ターン制限がある中で仲間の場所まで辿り着き、チャレンジミニゲームを勝ち抜いてやっと仲間を得られる…ということで、仲間入手にはなかなかの手間がかかるにもかかわらず、追い抜かれただけで仲間を失うというシステムには批判が多い。
    • 仲間入手のステップが増えたことについては競技性増加の一端として評価されている部分もあるが、抜かれると奪われるというシステムは場合によりわざとミニゲームに負けるほうが良いという事態も招いてしまう。
    • また、チャレンジミニゲームは1プレイに数分間かかる長丁場のものが多く、結果的にこれも仲間をすぐ奪えてしまうシステムと噛み合わないものとなっている。
  • 仲間にできるキャラクターが限られている
    • 『スーパー』では全てのキャラに個別のサイコロが用意され、仲間として引き入れることができたが、本作で仲間にできるのは10人のみ。
      プレイヤーが使用中のキャラは登場しないほか、一部のチャレンジミニゲームは体感ミニゲームに割り当てられているため、実際に仲間にできる人数はもっと少なくなる。
    • サイコロの数字という抽象的な概念ではなくなったことでむしろキャラクターごとの個性は引き出しやすいシステムになったはずだが、この状況は寂しい限り。
    • これにより連れられる仲間の数も減っており、数少ない『スーパー』からボリュームダウンした要素となっている。
  • マリオパーティ用のミニゲームが少ない
    • 歴代最多となる合計112のミニゲームが収録されているという触れ込みで、それ自体は評価に値するが、うち半数以上はクッパバスターズなど特定モード専用のもの。マリオパーティで用いられるミニゲーム数は53と相当少なく、奇しくも初代『マリオパーティ』と同数である。
    • リズムクッキングミニゲームやボスミニゲーム、クッパアスロンミニゲームはそのまま対戦として機能するので、これらをマリオパーティで出しても良かったのではないか。
  • ややとってつけた感のあるクッパ系モード
    • クッパバスターズもクッパアスロンも個人競技の側面が強く、前述した通り1人で遊ぶ分には楽しいものの、マルチプレイに向いているゲーム性とは言い難い。
    • ミニゲームの種類も各5〜10種類とかなり少なく、特にクッパバスターズは「ボムを集めて大砲に送る」というゲーム性が一切変化せず、プレイヤー間でコミュニケーションを取る手段が自動で変化するリアクションのみのため飽きやすい。
  • ストーリーが曖昧な「パーティお手伝いの旅」
    • ネタバレになるため詳細は割愛するが、パーティお手伝いの旅は全体的にストーリーが曖昧。
      なぜお手伝いをこなして「リトルスター」を回収する必要があるのか、ボスキャラは「リトルスター」を何のために求めていたのかなどが説明されておらず、ゲーム側の都合に振り回されている感がある。

総評

ボリュームはシリーズ作を見渡してもトップクラスで、「マリオパーティ以外のマリオパーティ」も多数楽しめる一作。それぞれのモードには穴がないわけではないが、遊び方の幅広さという点ではパーティツールとして高いクオリティに仕上がっている。

本編たるマリオパーティモードに関しても戦略性が上がり、繰り返しプレイする旨みが生まれたことで長く遊べるようになっている。パーティ用のミニゲームが少ない点だけは残念だが、総合的には『スーパー』を大きく超える良作として完成されたと言って良いだろう。


余談

  • 「リズムクッキング」に限らず、本作はやたらと料理の演出に凝っていることで話題となった。
    • 美味しそうな演出なのもさることながら、そもそもミニゲームにステーキ、パン、サンドイッチなど食に関するものが妙に多い。
  • Nintendo Switch 2用タイトルとして、2025年7月24日に『スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV』が発売予定。
    • 本作の内容に加え、リアルタイムでカメラ映像を共有しながら複数人プレイができる『ジャンボリーTV』モードが追加される。
最終更新:2025年04月17日 20:04