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【さがふろんてぃあつー】
ジャンル | RPG | |
対応機種 | プレイステーション | |
メディア | CD-ROM 1枚(*1) | |
発売・開発元 | スクウェア | |
発売日 | 1999年4月1日 | |
定価 | 6,800円(税別) | |
プレイ人数 | 1人 | |
セーブデータ | 1ブロック使用 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象)(*2) | |
周辺機器 | DUALSHOCK、PocketStation対応 | |
廉価版 |
スクウェア ミレニアム コレクション 2000年6月29日/3,800円 PS one Books 2002年3月20日/2,500円 アルティメットヒッツ 2006年7月20日/1,500円(全て税別) |
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配信 |
ゲームアーカイブス 2008年12月10日/600円(税5%込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
サガ8作目かつサガ フロンティア第2作 前作と異なるロマサガ系の中世風世界観 大河ストーリーを楽しむ事に重点が置かれたゲーム性 発売当時は不評だったが後に再評価 |
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サガシリーズ |
『サガ』シリーズ8作目にしてサガ フロンティアシリーズの第2作目。
『サガ』シリーズ全体の傾向として基本的に世界観も全て毎回異なるため、『サガ フロンティア』というタイトルを引き継いだものの前作とは大きく異なるゲームになっている。
今作の舞台はサンダイルという術至上主義がまかり通る中世風の世界。
前作がGBサガ系のごった煮世界観だったのに対し、本作はロマサガ系の中世風世界観に戻った。もちろん世界観の繋がりは全くない。
世界観変更に伴って作曲家が伊藤賢治氏から浜渦正志氏に変更され、曲調も随分と落ちついたもの・神秘的なものに変わった。
ヒストリーチョイス
バトルシステム
戦闘システムは、閃きや連携といった従来のシステムを引き継ぎつつ、変更や新要素が加えられている。なお「見切り」は廃止されている。
コンバット
諸侯同士の戦争を表現したSRPG式の特殊バトル。ギュスターヴ編で4回ある。
敵軍と自軍(プレイヤー側)に分かれ、マス目状のフィールドに配置された4人1組の自軍ユニットを動かして戦う。
2周目からのゲーム内容と引き継ぎ要素
+ | クリア後要素のため格納 |
世界観
+ | ネタバレ注意 |
グラフィック
BGM
ユーザーインターフェイス
シナリオ
戦闘
バランス
+ | 開発者インタビューにおける同趣旨のコメント |
システム
前作とは大きく異なった内容、壮大すぎてゲーム単体では説明不足気味なシナリオや、自由度が少ないシステムなどはプレイヤーから評価が大きく分かれる要素があるのは事実。
一方で、上質なBGMに美しい水彩画グラフィック、練り込まれたバトルシステム、難しくも魅力的なストーリー等、前述した要素を補って余りある魅力があり、やがて高い評価を得るに至った良作である。
*1 通常版のみおまけディスク「SQUARE'S PREVIEW 4」(レーシングラグーン』『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』の体験版と、1999年までにスクウェアが発売したPSソフトを紹介する「SQUARE COLLECTION VOL.1」を収録したディスク)が付属する。
*2 廉価版で付加されたレーティングを記載。
*3 アルティマニアには「資質のある術の系統(=アニマ)」と「バトル中に使った術の構成アニマ」の組み合わせと解説されているが、これは誤り。
*4 ただしネット上にある動画によると直接ラストバトルに向かった場合は絶対に勝てないとのこと
*5 柄の部分は持ち主がお守りとして生涯大切に持っていた、という設定があるが。
*6 アルティマニアでバトル担当者が語った所によると、前作ではキャラのポーズはメモリ上に常駐してエフェクトをCDから読み込むだけだったが、本作はキャラのサイズとアクションがボリュームアップした反面、毎回データを1つ1つメモリ上に読み込む必要ができてしまったという。
*7 当時の『FF』シリーズでそれが顕著(『VII』『VIII』あたり)であり当時のトレンドでもあった。この作品がリリースされたくらいの時期からは比較的にFFも含めて派手で長いエフェクトよりも短めのエフェクトが主流になっていった。
*8 例えば連携を使用する場合は今作では前述のメモリの問題や後述の”焦らし”演出のために戦闘のテンポは前作より落ちるが、現れたザコ敵をファイアストーム等で一掃するだけというような戦闘であれば今作のほうが速い。
*9 開発者もアルティマニアでこのような趣旨の話をインタビューで語っている。
*10 ただし、厳密に言うと本作のラストダンジョンは『ロマサガ2』や前作のいくつかのシナリオと違い、ラスボス直前でセーブしてもいくらかのザコ敵との戦闘ができるためキャラ育成やドロップ品の回収が可能。WP、JPも戦闘終了時に徐々にだが回復する仕様である為、ラスダン内に回復ポイントが無くとも時間を掛ければ補給は可能。また、LP消費攻撃を防ぐアクセサリーはここで出現する雑魚が低確率でドロップすることから、仮に全員LP1になってしまっていてもラスボスの撃破は可能なため、完全な「詰み」にはなり得ない。
*11 メインターゲット以外への石化率は約17%(20/120)ずつ下がっていくようにするつもりが、設定ミスにより約1.7%(2/120)ずつしか確率が下がらないようにしてしまい意図よりも凶悪な性能になったとの事。