ONE PIECEに登場する人種

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ONE PIECEに登場する人種 - (2021/05/13 (木) 18:23:40) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2019/04/18 Thu 21:09:55
更新日:2024/03/15 Fri 23:37:43
所要時間:約 18 分で読めます






●目次

◆概要

本項では漫画ONE PIECE』の世界に存在する人類とその亜種について解説する。

一般的な人類と一部の魚人以外はそのほとんどが偉大なる航路(グランドライン)に住んでおり、四つの海ではその存在はあまり知られていない。
権力者とその歴史、また無知による恐怖が原因で現実世界同様人種間の差別・偏見も横行しており、特に世界政府の中枢に近付く程に差別意識は強くなっているが、少なくとも人間と魚人同士は同じ血液型を前提とした輸血が可能であり、生物学的には相当近しい関係にある模様。
また食事は種族間で趣向や好みの差はあるが、基本的にどの種族も同じものを食べることができ、悪魔の実はどの種族が食べても能力者となれる。
ONE PIECE世界では犯罪者と世界政府非加盟国民を対象とした人身売買が公認されており、「人間(ヒューマン)オークション」では人間と主要な亜人種8種に対して価格が設定されている。その枠組みに入らない更なる「珍種」や能力者の場合は時価となる。

■人間

当然であるが最も多く、ありふれた人種。その為か人間オークションでも相場価格は最も安い。
ただし中には異様な存在も混ざっており、途轍もなく巨大な者角が生えている者腕や背中に翼が生えている者歯を失っても牛乳一杯で即座に生える者胴が異常に大きい(足が極端に短い・細い)者等も存在するが、あくまであちらの世界では「人間」扱い。
例えば、身長692cmの巨体に加えて頭部に2本の角を持つゲッコー・モリア、身長880cmでなおかつ刃物や砲弾を喰らっても傷一つ負わない強靭な肉体を持つビッグ・マムもこの人種である。人間の定義がくずれる!
可能性としては、先祖に人間と交じった別種族がおり、それらさまざまな種族の要素が色濃く出ているのかもしれない。
さすがに民間人は名実共に「普通」の域を出ないが*1海賊等の荒くれ者とあれば身長2~3mの巨体を持つ者はザラに居る
作者の趣味でほとんどの女性は美女はおろか中年のオバサンだろうが巨乳である

その数の多さゆえに支配階級に居座るのもまた人間であり、人種差別の根源は人間と言っても過言ではない。

人間オークション相場・・・ 50万ベリー~


■魚人族

魚類の特徴を持った人種。作中で最も早く登場した亜人種。
人魚族と共に、主に魚人島のリュウグウ王国に住んでいる。
「魚」人とは言うが、タコ等の軟体動物、クジラ等の大型哺乳類*2も混ざっているため、「水生生物」の特徴を持つと表現した方が正確。
また金魚やコイ、ナマズ等の淡水魚の魚人も存在するが、海水中でも特に問題なく活動する事が出来る。
外見は併せ持つ魚類によって様々で、肌の色もかなりバラつきがある*3が指の間に水かきを持つ事だけは共通している。

体格は普通の人間同様に標準的サイズの者も居れば、巨人族サイズの者、逆に子供の様な体格で成体な者もいる。
また「先祖返り」を起こしやすいという性質上、親兄弟であっても異なる魚類の特徴を持って生まれる事が多々あり、「外見による差別」という概念は非常に希薄である。
確認される限り人間、人魚、巨人族との交配は可能で、人間と交わった場合は魚人、人魚であれば人魚か魚人のどちらか、巨人族であれば魚巨人(ウォータン)が生まれる。
また人間と同じ血液が流れているため、人間・魚人間での輸血は血液型さえ合えば互いに可能である。ただし、古くからの慣習でそれをタブーとしてきた。

生まれながらにして人間の10倍の腕力を持つとされ、その体力は並の人間を遥かに上回る。
またサメの魚人であれば「歯が何度でも生え換わる」、フグの魚人であれば「身体を大きく膨らませる事が出来る」、古代魚や軟体動物の魚人であれば「腕の数が多い」など、魚側の特性を持つ者も少なからず存在する。
巨人族以上に巨大なワダツミの場合、「オオトラフグの魚人」であることがその体躯の要因であるようだ。
魚類の特徴は上半身に集中しており、尻尾は持たない。
モブを除いても登場した数は多いが、基本的に海賊なのもあって女性の魚人族が描かれることは稀。

陸上では肺、水中では首元にあるえらで呼吸する事ができるため、水中での活動時間に制限が無い。(逆に、水中でエラに無理矢理空気を吹き込まれると猛烈に苦しむことになる)
むしろ水中でこそ全力を発揮する事が出来るため、水中戦に持ち込まれると非常に厄介な相手となり、「魚人空手」や「魚人柔術」など独自の武術も操る。
また生身の状態で水深1万メートルの水圧にも耐え、急上昇・急降下しても水圧の変化による体内の不調はない。
但し悪魔の実を食べた者は例外で、他の人種と同様に泳げなくなってしまう。
(それでも水中呼吸は可能なので、に突き落としても行動を封じるにとどまり、殺すことはできない)

200年前まで公的には人魚族と共に「魚類」に分類されており、人類からは苛烈な迫害を受けていた。
シャボンディ諸島周辺や天竜人の間ではその因習が未だに根強く残っている。
このため、リュウグウ王国の住人には、地上に憧れる者と人間に対して強い憎悪を持つ者、逆に人類を下等生物と見下す者とに分かれている。


人間オークション相場・・・ 100万ベリー~

半魚人

人間と魚人族のハーフ。ローグタウンの漁師のサピーやドンキホーテファミリーのデリンジャー(、旱害のジャック?)が相当する。
純粋な魚人族と違って水かきもなく、肌の色も外見も人間とほとんど変わらない一方で体の一部にヒレが生えていたり、腕力も人間より強い等魚人族の要素も持っている。

また、闘魚の半魚人であるデリンジャーは、普段はヒレや鋭い歯を隠して人間と変わりない姿で過ごしている。


■人魚族

人間の上半身と魚類の下半身を持つ種族。
魚人島やその周辺以外に住む者は極めて少ないため実在する事自体があまり知られておらず、四つの海では御伽噺の存在として扱われている。
これまた通常の人間サイズの者も居れば見上げる巨体な者まで様々。
海水・淡水・無脊椎動物が混ざっている事、人間との交配・輸血が可能である事、外見の差異を気にしない傾向にある事などは魚人と同様である。
人間と交雑した場合には人魚と呼ばれる。
そもそもあの下半身でどうやって子をなすのかは気にしてはいけない、少年誌だし

「足」が無いため、地上ではシャボンで作られた浮き輪を着用する。
また女性の人魚は30歳を過ぎると尾ひれが二又に分かれ、人間と同様の二足歩行が可能となる。男性の場合は年をとっても変わらない。
大多数は陸上での行動は不得手であり、二股の女性やタコの人魚でもない限りは普通の歩行は不可能である。
その分魚人族以上に水中での遊泳速度に優れ、世界で最も速く泳ぐ事が出来る海中生物とされる。
またその優美なイメージに反して、人魚柔術(マーマンコンバット)等の人魚特有の武術も存在し、ネプチューンを始めとした相当な手練れの人魚も少なくない。
ヒョウゾウや右大臣など、顔に魚類の特徴を持つ者もいるようだ。

傾向として魚を友として扱っており、魚類・肉類を食べる事は無い。
食料は貝類・海藻類が主である。

人間オークションでは、相場が最も高値の種族でもある。


人間オークション相場・・・ 男:100万ベリー~ 女:7000万ベリー~(二股後は1000万ベリー~)

半人魚

人間と人魚族のハーフ。作中ではチムニーの親(=ココロの子、本人は作中未登場)、シャーロット家20女・21女のプリム・プラリネが該当する。
外見上は人魚と変わらない。双子の姉妹と思われるプリムとプラリネがそれぞれタコとシュモクザメの半人魚である事から、魚人や人魚の遺伝法則は半人魚でも同様であると思われる。
第2世代(クォーター)はチムニーが該当。外見上は人間と変わらないが、泳ぎは上手い。


■巨人族

風貌は人間と変わらないが、大人は最低でも12~13m(人間の7~8倍とされる)もの巨体を持つ事が何よりの特徴。
人間同様に個体差が激しく、ドリー&ブロギーなど、大柄な者だと20mほどの場合もある。、寿命は約300年と長く、それに比例してか成長・老化速度も人間の半分ほどと遅く、80代のハイルディンとその仲間ですら人間換算で20~30代半ば程の若者である。
68年前の時点で最高齢の山髭ヤルル翁は345歳、二位の滝ひげヨルル翁は享年344歳と、まさしく歴史の生き証人である。

総じて並の人間を一蹴する凄まじいパワーを持ち、気性も荒い傾向にあるが、一方で情に厚い面も描かれている。
巨人族の国「エルバフ」出身者が有名で、エルバフの巨人族は現実の「バイキング」に近い文化を持つ*4
彼らは武を尊び、誇り高い戦士としてある事を重んずる一方で、海兵サウロの様に「エルバフの巨人の様な荒っぽい連中」と一括りにされる事を嫌う者もいる。
巨人族であっても、個性はしっかりと存在するのである。
またエルバフが最も有名なだけで巨人族の国自体は世界中に点在するとされる。数が少ないためか横のつながりは強く、一度巨人族の一部から敵視されると全体からも嫌われてしまう。

戦うキャラクターばかり登場するのもあって相対的に男性が目立ち、またその多くはがっしりした体格で、を蓄えている。
人間以外の所属者が少ない世界政府関連機関においても、マザー・カルメルの影響もあって、現在は海兵の巨人部隊が結成されるまでになった。
出番は少ないが海兵含めて成年の女性巨人族もしっかり登場している。

海軍では巨人族の多くが本部中将に任じられるなど、種族自体の強さとしては紛れもなくトップクラスである一方で、いかんせんその種族の強さを覆す作中の強者たちの演出に使われることも多く、巨人=やられ役として扱われやすい。
全体的な見せ場は少ないが、ここ一番の踏ん張りを見せたときは豪快で圧倒的。最強と言われるエルバフの戦士たちは大型軍艦に匹敵するほどの怪力とタフネスを有する。
人間では絶対に表現できないスケールの必殺技シーンは必見。

またその巨体・パワーからもたらされる労働力が奴隷としても重宝されているようで、人間オークションでは巨人族の男性は女性の人魚に次ぐ高値で売り出されていた。

人間オークション相場・・・ 男:5000万ベリー~ 女:1000万ベリー~


巨魚人(ウォータン)

巨人族と魚人のハーフ。
純巨人族程ではないが人間を遥かに上回る巨体と、魚人としての「魚の能力」を併せ持つ。
今の所作中に登場したのは、フォクシー海賊団のビッグパンや、アニメオリジナルのワールド海賊団のセバスチャンのみ。
あの体格差でどうやって子を作るのかが謎だったが、ワダツミのように巨大な身体を持つ個体がいることを考えれば、難しいことではないだろう。
そのワダツミが巨人より遥かに巨大なせいで巨人の立つ瀬がなくなったとか言わない

名前のモチーフは、「ウォーター」と「タイタン」からか。


・古代巨人族

巨人族の突然変異。
名称はワンピース分冊百科『VIVRE CARD「“四皇”白ひげ海賊団!!」』のリトルオーズJr.の項目から。

身長が通常の巨人族の3倍ほどもある、更に巨大な種族。
国引き伝説を持つ“魔人”オーズとその子孫リトルオーズJr.が該当。
曲った巨大な角で肌の色は赤や緑と、のような外観もまた普通の巨人族とは一線を画す。
名称からして大昔の巨人は皆こうだったのかもしれない。突然変異というよりは先祖返りと言うべきか。

ナンバーズ
百獣海賊団に所属する古代巨人族の失敗作
つまり人工による種族
世界政府が秘密裏に科学班にさせていた研究である人体の巨大化による副産物と予想され、元々は世界政府の組織下であったパンクハザードで生み出された模様。

研究としては失敗作という扱いだったものを百獣のカイドウが買い取ったらしく、20年前のワノ国の時点でも既にシルエット姿が見られていた。

その大きさは通常の巨人族を優に凌ぎ、実際に相対したことがある麦わらの一味“魔人”オーズを思い出すほどの巨体を誇る。
勿論そのパワーも驚異の一言であり、新世界に名だたるワノ国の侍ですら歯が立たないほど。
一方で失敗作と呼ばれるためか現存する古代巨人のオリジナルであろうリトルオーズJrと比べて明らかに知性が劣っており、
酒に酔っているとはいえ命令をあまり理解していないという点どころか、もはや人語すら喋れず奇怪な鳴き声で喋るなどより化け物寄りの存在になっている。
その姿もまともな人型とは言えずまさしくとしか呼称の仕様の無い姿をしているが、
上記の通り古代巨人族そのものが鬼のような姿をしているため恐らくこれ自体は種族に由来すると思われる。
ただし、「八茶」と呼ばれる個体のようにむしろオリジナルの古代巨人族より人の造形に近い個体も存在するが何を意味するかは不明。

また伏線自体は昔から存在しており、パンクハザードに麦わらの一味が降り立った時に明らかに並の巨人族より巨大な燃える頭蓋骨や、氷漬けの巨大な人体の標本が登場していた。


・謎の巨人族

指先以外の全身が毛で覆われている雪男のような巨人のような存在。
パンクハザードでシーザー・クラウンに雇われていた殺し屋、イエティCOOL BROTHERSのロック&スコッチがこれに当たる。
身長が非常に高く、上記の古代巨人族に匹敵するが体型はスリム。それでいてとても身軽で雪山の岩壁もスイスイ登れ、気配を消したりすることができる。

上記のパンクハザード出身である「ナンバーズ」との関係性は不明。

■手長族

非常に長く、関節が二つある腕が特徴。腕以外は普通の人間とほぼ同一の体格・体型である。
肘の関節の自由度が高く、「コ」の字や「Z」の字に曲がる。
イデオのように肩ごと変形できる人物もいる。
かの世界の一般世間に於いて手長族は非常に珍しい存在だが、彼らの国の一つである剣山島「テーナ・ゲーナ王国」では逆に普通の人間こそ「腕の関節が一つしかない人間」として珍しがられ、攫って見世物にしたりしている。
(元ネタは落語「一眼国」であり、上記の「腕の関節」を「目」に置き換えた話の筋)
ある地域では足長族と犬猿の仲で、1000年間も戦争を続けていた。

人間オークション相場・・・ 70万ベリー~


■足長族

上半身の倍以上の長さの足を持つ種族。
普通の人間の上半身に、長さだけ2倍に伸ばした下半身を接続させた様な体型。手長族とは異なり、膝は一つである。
種族で共通して「足の美しさ」に誇りを持ち、ほとんどの者が足を露出させ、かつ太腿にタトゥーを入れている。
足長族としては初登場なのはタマゴ男爵だが、彼は足がコンパス(ゾロ評)のように細くズボンで覆い隠している例外中の例外。
ブルーギリーの使う脚功道(ジャオクンドー)や男爵の「レッグ・ベネディクト」のような脚を活かした格闘が象徴的。
ちなみに足長族の国では人間では漕げない足長族仕様の自転車がちゃんと作られているらしい。

人間オークション相場・・・ 70万ベリー~

・手足長人間

手長族と足長族のハーフ。実際には登場しておらず、ビッグ・マムの所有する囚人図書館で存在が確認されている。
ちなみに似た様な立場として「キノコビト」という存在が囚人図書館で登場しているが、こちらは特定の人種として確立されているのかは不明。


■小人族

手のひらサイズの非常に小さい体躯を持つ種族。二頭身。寿命は150年程とされる。「人間よりちょっと長いれす」
でも皆童顔で頭身が低いので中年にならないと年齢がわかりづらい。
小さいながらに地団駄で舗装路にヒビを入れるほどのパワーを持ち、目にも止まらぬ速さで移動できるなど身体能力は非常に高い。
劇中に登場した小人族はグリーンビットのトンタッタ族がほとんどなため、読者間ではトンタッタ族と小人族はほぼ同一視されている感がある。

人間オークション相場・・・ 70万ベリー~

・トンタッタ族

新世界の小島「グリーンビット」に住む小人族の一種。ふさふさの丸い尻尾と高い鼻が特徴で、「〜です」が舌ったらず風に「〜れす」となる。
非常にお人好しで疑うことを知らず、他人の言うことを鵜呑みにする驚くべきほどの危機感の無さを持っている。
5年間過酷な労働を強いられても口八丁で「ならいいれすよ」とすぐ騙されるほどである。
上記の怪力に加えてどんな植物も育てられる能力も持っており、「不自然な果実」である人造悪魔の実「SMILE」も育てられる。


■ミンク族

毛皮を持つ動物の特徴を持った種族。いわゆる獣人。
伝統的な「擬人化された動物」そのもので、動物を二足歩行させた様な容姿である。手には人間と同様の五指を持ち、体毛とは別に人間のような髪も生えている。
名称自体はシャボンディ諸島編で登場しており、ハートの海賊団のベポが本編中に最初に登場したミンク族であるが、
初登場時点の彼はあくまで「人語を解する熊」という扱いであり、魚人島編の終盤に登場したぺコムズ共々ミンク族と判明したのはゾウ編である。
魚人族に輪をかけてベースとなった生物の特性が反映されやすく、
  • のミンクは骨に目が無い
  • ネコ科全般のミンクはマタタビに弱い
  • 猿のミンクはバナナが大好物
  • 牛のミンクはヒラヒラした布を追いかけてしまう
等の個性が現れる。

新世界のゾウ(巨大な象主(ズニーシャ)の上の国)に住む者がほとんどであり、その閉鎖性の高さから世間では「人間嫌い」と認識されているが、
実のところ彼らにとっての人間とは「毛が少ない猿のミンク(レッサーミンク)」という認識であり、同族と見做しているため別に嫌ってはいない。
むしろ人間の毛の少ない体表に憧れている者さえいる。
魚人族と同じく、ミンク族の間では遺伝子がランダムに受け継がれるので、猿と犬のミンク夫婦から牛のミンクが生まれても珍しくないし、逆に親子が共にパンダのミンクなんて事も稀にある。

「ガルチュー」を始めとした特徴的な言葉遣いをするが、これは人間でいう方言の様なものとの事。
また友好の証として互いの衣服を交換するという文化を持つ。
身体に毛を持つ動物は食べず、カバワニといった毛の無い動物や鳥類を食用肉とする(元となった生物が何であれ、人間の食べられるものは何でも食べる)。
象主(ズニーシャ)はたまに水浴びとして海水を大量に飲み込んで頭上から浴びるので、その時流れてくる水をろ過して飲料水とし、
更に混ざって落ちてくる魚を加工して食べるなど、地の利(象の利)を活かした独特の生活を行っている。

生まれながらの武人と称され、青年は勿論幼い子供までもが高い戦闘能力を持つ。
また「エレクトロ」と呼ばれる全身から電気を放つ能力を持っている*5
ただし基本的に暑さには弱い。


人間オークション相場・・・ 70万ベリー~

月の獅子(スーロン)

ミンク族が満月を直視することで発動する「真の姿」。満月によって記憶の奥底にある野生を呼び覚ます。
この姿となると全身が長く白い毛に覆われ、高い身体能力を獲得する。
長い毛皮はエレクトロを纏っており、僅かな時間ではあるが滞空する事も可能。
ミンク族の戦闘力の高さを象徴しているが、本来は自我を失って凶暴化し、戦い疲れて一晩で死ぬとされるリスクの大きすぎる力。
技の一つとして使いこなすためには訓練が必要となる。
一ヶ月に一度しか発動できないため上手く使うのは困難であるのと同時に、一たび満月を見ると無条件で発動してしまうため、使いたくない際はサングラスや帽子で目元を隠しておかなければならない。


蛇首族(じゃくびぞく)

非常に首が長い種族。
劇中にほとんど登場していないため、外見以外の詳細は不明。
モブ以外ではシャーロット・マスカルポーネとジョスカルポーネの双子(いずれも人間とのハーフ)しか登場しておらず、そのスペックは不明。

人間オークション相場・・・ 70万ベリー~


■三つ目族

額に写楽や天津飯のような第三の目を持つ種族。それ以外の外見的特徴はほぼ人間と同じ。
人間オークションの相場表にも掲載されていない、非常に希少な種族。
現状、登場しているのは人間とのハーフであるシャーロット・プリンのみで、プリンの父がそうだと思われる純血種が直接描かれた事は一切ない。
第三の眼はただ額についているだけで普段は特に変わった力もないが、「真の開眼」なる段階が存在するとされており、ビッグ・マムは歴史の本文(ポーネグリフ)の解読のためにプリンの覚醒に期待している。


■キングの種族

ビッグ・マムの口から存在が語られた百獣海賊団の大看板「火災のキング」が相当する種族。
万国(トットランド)にもいない「3つの種族」の一つであり、ビッグ・マムがわざわざ敵勢力のキングを誘うからには相当希少な存在である模様。
キングの背中には巨大な黒い翼が生えを噴いているが、これが装備なのか、“自前”のものなのかは不明。


天竜人

自称神。
800年前に世界政府を設立した20人の王の末裔。…要するに生物学的にはヒト科ヒト属ヒト、すなわち人間と同じ。
時が経つにつれ権力が膨らみ上がり、腐敗の極みに達している。
詳細は項目を参照。


「D」

物語に時折登場する、ミドルネームに「D」を持つ人物達。彼ら自身は普通の人間で種族的な差異などはないが、何故か巨人族にもこの名を持つ者がいる。
常に人、そして世界に大いなる影響を与え、とある地域の者達は彼らを「神の天敵」と呼んでいる。
一体何者なのか、その正体は現在でも明かされていない。だが一つだけわかることはある。「Dはまた必ず嵐を呼ぶ」と。



追記修正は異種族と友達になってからお願いします。

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