スピンオフ

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スピンオフ - (2017/02/19 (日) 05:00:24) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/06/06(土) 18:20:16
更新日:2022/05/06 Fri 05:08:20
所要時間:約 4 分で読めます






この利根川がスピンオフをしようというのだ……



概要

派生すること、あるいは派生したもの、という意味を持つ言葉。
転じて、アニメ、漫画、映画などの創作作品において、元々の作品に登場する主人公以外のキャラクターを主人公として、新たに作品を作ることを指す。

スピンオフが作られる背景は様々だが、サブキャラが元々の主人公よりも人気が出てしまったり、一部でコアなファンがついてしまったり、
そもそも作者がそのキャラに強い愛着を持ったりすることなどが多い。

基本的には基となった作品と世界観は共通であり、
外伝的な作品として基の作品の過去が描かれたり、作品の空白の時間が語られたり、一連の出来事の後の後日談、
元々の主人公とは別視点で物語が進んだり、といったものが多い。

ただし、本来の設定や主人公とは全く関係のないパラレルワールド的な位置づけをする作品もある。
本編後日談を扱う場合でもあくまで続編ではなくifの物語を歩むものある(スピンオフとは別に同世界観の続編がある、など)。
また本来ならバトル漫画だったがスピンオフ作品では恋愛漫画だったりと親作品とは大きくかけ離れたのもある。
(例・NARUTO→ロック・リーの青春フルパワー忍伝等)

稀に、「基の作中で登場人物が見ていた創作物」(劇中劇)という扱いで、全く別物的なスピンオフが作られることもある。
(例・ゲキ・ガンガーやくじびきアンバランスなど)

元々の作品でそのキャラを好きな読者にとっては、そのキャラが主人公となって活躍したり、
過去が判明したり、本編では見られなかった一面が見られたりといった魅力がある。

また、スピンオフのほうで元々の作品の主人公などが登場するのを見るのも楽しいし、
逆にスピンオフの設定が原作に逆輸入されたりすればそれもまたファンにとっては歓喜モノである。
本編での疑問点・矛盾点にもフォローが入ったりするので、設定考察が好きなファン層的にも見逃せない。

トルネコの大冒険のようにシリーズ化したり、アカギのように本編より長く続いたり、
くじびきやレールガンのようにアニメ化したりと、商業的にはけっこう成功しているものが多い。
元々スピンオフが作られる作品というのは、作品が人気(あるいはサブキャラが人気)なので、始まる当初からすでに一定の客層を取り込みやすいのも大きいか。

逆にスピンオフの作品の方が元作品以上に有名になってしまう場合がある。(例・ほうれんそうマン、とらいあんぐるハート等)
完結した作品の最終回以降の時系列を舞台にしたスピンオフ作品だったりは、徐々にスピンオフではなく実質的続編として扱われていく場合も少なくない。

なお、スターシステムとは似て非なるものであると言える。


主なスピンオフ作品(カッコ内は元になった作品)




とあるロボットアニメのアメリカ人は、某ゲームにおいて普通の外人からインチキ外人へと改変され、
そのままスピンオフされたOVAに受け継がれるという神業を見せた。





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