登録日:2012/01/23 Mon 00:30:56
更新日:2025/02/11 Tue 23:07:15
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『ポケットモンスタークリスタル
ライコウ雷の伝説』とは、2001年の12月30日に、
アニメポケモンの番外編として放送されたアニメ。
●目次
◆概要
世界観は
サトシ達や
ロケット団トリオと同じ。
彼らは登場しないが、変わりに
第二世代の主人公と他のロケット団が登場する、一種の
スピンオフアニメ。
前作同様、本編に先駆けて全編デジタルでの制作となっている。
タイトルの読みは「かみなりのでんせつ」ではなく「いかずちのでんせつ」
◆あらすじ
再会を記念に
ポケモンバトルをするが、その途中、凄まじい雷とともに雷雲が出現した。
ただならぬ雰囲気を感じたのか、
ポケモン達がその方角に向かい、慌てて2人がその後を追いかける。
そしてそこにあったのは、ロケット団が作った
電気ポケモンをおびき寄せる機械だった。
ケンタ達は、機械を操るロケット団のバショウとブソンが別の機械で電気ポケモンを乱獲する所を目撃してしまうのだった。
◆登場人物
CV:野島健児
本作の
主人公で、姿は第二世代の男主人公。
熱血漢で「ただ強いポケモンが欲しいのでは無く、ポケモンと一緒に自分も強くなりたい」という信念を持つ。
前髪が原作イラストよりもパネェ
口癖は「OK!完璧」
ベリーさんではない
幼馴染みのマリナに想いを寄せる一面は見せるが、ポーカーフェイスにしている。
のちにポケギアの番号を入手した時は非常に喜んでいた。
「逃げる」や「かわす」はまどろっこしくて嫌いと言うある意味ではポケモンらしい信条の持ち主。
いつでも直球一本槍。
■使用ポケモン
CV:千葉進歩
ウツギ博士から貰ったポケモンであり、ケンタの手持ちの切り札。
主人の恋愛事情にニヤニヤする。
ワニワニのみずでっぽうを喰らってもものともしない程タフ。
勝ったらハイタッチするなど一番仲の良い相棒ポジションらしい。
CV:
三木眞一郎
ケンタとはビードルの時から付き合いがある。
バトル・偵察・救出と大活躍する。
今回活躍したのは本編で悪役ばかりだったからなのだろうか…
なんにせよスピアーファンにとっては必見である。
他のポケモンは不明だが、いずれも旅を始める前から仲の良かったポケモンがそのまま手持ちになっている。
CV:村井かずさ
本作のヒロインで、姿は第二世代の女主人公。髪色が空色などゲーム版と若干デザインが異なる。
ケンタの幼馴染みでアイドルトレーナーを目指している。
ワタルのファンで手帳に彼のシールを沢山張っている。
ころころ変わる表情が可愛い。
後にDP編にてポケッチのキャンペーンガールとしてCMに出演したり雑誌に乗ったことから、本物のトップコーディネーターになった模様。
■使用ポケモン
ウツギ博士から貰ったポケモン。
ニックネームは「ワニワニ」
進化してゴツくなったからか出番は少な目。
CV:
柚木涼香
ニックネームは「ムーちゃん」
ボールから出ていることもしばしばあり、出番は多い。
ロケット団との緒戦で苦肉の策としてほろびのうたを使う。
以降も
オーダイルを差し置いてマリナのパートナーのような扱いをされている。
CV:冬馬由美
ニックネームは「ピンクちゃん」
飛行要員。
バトルではスピアーに敗れた。
○ジュンイチ
CV:
阪口大助
ケンタとマリナの幼馴染みのアニメオリジナルキャラ。
名前の由来はおそらく増田順一氏。
マリナのことが好き。ケンタを一方的に
ライバル視している。
本作の初登場シーンは
マントを身に纏ったキザな登場の仕方だった。
彼もアニメ本編に登場しており、サトシとジョウトリーグで対決している(上の2人はサトシとの面識は無いが、存在は示唆されている)。
どこか
デントに似ているような…ということで
BW編の宣伝でデントのシルエットが出た際、
「あれ?ジュンイチじゃね?」
と推測するファンも多かったとか。
阪口氏は本編ではサトシのフカマルやタケシの
ウソッキーなどのポケモン役が多い。
■使用ポケモン
CV:
小西克幸
ウツギ博士から貰ったポケモン。
登場と共にハガネールにソーラービームを放った。
甘やかされて育ったからか、ちょっとイジワルな性格。
サトシのリーグ戦で
フシギダネと戦った。
井上氏はナレーションも務める。
本編と比べ、終始冷静かつ大人な頼れるお兄さんとしてケンタ達をサポート。
多分
ライコウにはあまり興味がないため本作では正気だったのだろう。
○「ライバル」(サカキの息子?)
オープニングのみで登場(海外ではOPが流れなかったため未登場)。
ケンタのヒノアラシを一度は負かすも、
バクフーンになったヒノアラシにリベンジされ敗北する。
○ロケット団
○バショウ
CV:
森川智之
ロケット団特務工作部隊幹部。
イケメンな細身の方。
髪型が猫耳っぽい。しかしモチーフは銀狐らしい。
冷静沈着だがトレーナーへの直接攻撃を指示するなど本性は冷酷非道。
名前の由来は松尾芭蕉。
尚、欧米版では
女性。
森川氏は他にも四天王の
シバやエレガントでグロリアスなコンテストマスター・
ミクリ等を演じている。
■使用ポケモン
本来等倍で尚且つ、特殊が紙のハガネールには大ダメージのはずのタイプ一致ソーラービームを食らっても、全く効かなかった。
主人とは対照的に単細胞らしくケンタから「頭でっかちのバカネール!」と挑発された時はマジギレした。
ぶっちゃけ全国のハガネールファンもマジギレしたかもしれない。
○ブソン
CV:
檜山修之
ロケット団特務工作部隊幹部。マリナのポケギアを素手で握りつぶせちゃうガタイがいい方。
見かけに寄らず機械操作や分析力にも優れる。ケンタのことを「ヒーローボーイ」と皮肉を込めて呼ぶ。
キャラデザインのモチーフは狸。
名前の由来は与謝蕪村。
■使用ポケモン
相性が不利な
バクフーンを圧倒するほどの実力を持つ。
何気に卵技のゴッドバードを覚えている。
○シラヌイ博士
CV:中村秀利
ロケット団の科学者。団内での地位は高い。
長い顎ヒゲとメガネが特徴。
「クリスタルフィールド・ジェネレーションシステム」を開発した。
本編ではいかりの湖にて「プロジェクトR」を指揮し、強制進化により赤い
ギャラドスを生み出した。
CV:
小西克幸
このアニメの看板ポケモンにして
真のヒロイン。詳細不明のポケモンとしてポケモン図鑑での表示は墨絵のようになっていた。
クリスタルシステムに苦しめられる電気ポケモン達を救おうとするが、自分もその罠にハマるというドジッ娘っぷりを発揮。
しかも
3回も。
かつて人間たちが自分の力を戦争に利用しようとしたことに憤り、ケンタたちにも心を閉ざしていたが、最終的にはわずかながら心を通わせた。
なお、ケンタと冒頭仲良くなるカサドシティ出身の“シンジ”という少年が登場するが、勿論
DP編の彼とは別人。
手持ちは
サワムラー。
◆その他
冒頭では、
- マリナとポケモン達がルギアと共に海辺を走るシーン
- バショウ、ブソン、シラヌイ博士がレックウザを捕らえ実験をしているシーン
が流れた。
スペシャルという立ち位置だが、アニメ本編や映画にも出演できたことになる。
(現時点で主人公のケンタは他のシリーズでの出番がない)
そして
新無印編の116話にてケンタとジュンイチ、マリナが再登場。特にケンタとジュンイチは実に20年ぶりの登場となった。
リメイク版の主人公は、アニメでは別人として登場している。
- コトネ→DP編で短期間のゲスト出演
- ヒビキ→劇場版の『幻影の覇者 ゾロアーク』の冒頭でサトシとバトル
ゴールドと
クリスはコスチュームチェンジした本人になっており、その点がアニポケとの大きな違いである。
現在国内ではレンタル版のみでDVD化されており、日本国外ではアメリカ、
イギリスでポケモン番外編としてDVDが発売された。
もし中古販売などでDVDを見かけたら中々貴重なので、是非手に取ってもらいたい。
追記・修正は電気を吸収してからお願いします。
- アニメで滅びの歌が使用されたのは恐らくこれだけでは。 -- 名無しさん (2015-03-13 00:12:19)
- 主人公がサトシじゃなくて、ロケット団が物凄くカッコいいという、ポケモンアニメでは異色の作品。 -- 名無しさん (2015-03-13 02:05:41)
- バショウとブソンのハガネールとエアームド、イメージ的に逆でもしっくりくるな -- 名無しさん (2015-03-13 13:52:09)
- 何で海外ではバショウ女だったんだろう? -- 名無しさん (2015-03-13 16:31:18)
- ほろびのうたがどれほどヤバイかわかる作品 -- 名無しさん (2015-03-13 16:38:23)
- 懐かしいな!年末に見た思い出の作品!今でも大好きだわ!DVD欲しいな~ -- 名無しさん (2015-03-13 20:29:40)
- やたらと悪役にされてたスピアーさんが唯一優遇された作品 -- 名無しさん (2015-03-24 12:15:43)
- スピアーってあんまり味方ポジで出ないしね。敵役ならポケSPサカキのスピアーとかの方面の活躍はあるけど -- 名無しさん (2016-07-25 10:43:24)
- ジュンイチのポケモンが本編で意外と強くてびっくりしたなあ…あの色違いのレアコイルで二匹倒してたし -- 名無しさん (2016-07-25 10:45:48)
- ↑2あのナナコのスピアーは? -- 名無しさん (2016-08-16 01:29:47)
- いくら悪役の手持ちとはいえバカネールはいかんよバカネールは -- 名無しさん (2016-10-27 15:13:46)
- バショウの悪なりの矜持や、ブソンのヒーローボーイ発言も印象深い。 -- 名無しさん (2017-03-11 19:37:24)
- 近所のレンタルビデオ屋の閉店セールで偶々売り出されてたから即購入した。一般には出回っていないらしいからいい買い物をした。 -- 名無しさん (2018-08-29 22:35:11)
- 薄明の翼も良いけどこういう長編スピンオフもっとやって欲しいなぁ ポケモンは世界的に人気なのにアニメスピンオフって本当に少ないよね… -- 名無しさん (2020-12-11 00:13:53)
- マリナは本編のヒロイン達以上にヒロインしてたな。敵に人質にされちゃったり -- 名無しさん (2024-11-21 18:09:46)
最終更新:2025年02月11日 23:07