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カポエラー

登録日:2011/06/11 Sat 12:24:48
更新日:2026/05/19 Tue 19:17:44
所要時間:約 4 分で読めます





カポエラーとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。


◆データ


全国図鑑No.237
分類:さかだちポケモン
英語名:Hitmontop
高さ:1.4m
重さ:48.0kg
タマゴグループ:人型
性別比率:♂100♀0

タイプ:かくとう
特性:いかく(戦闘に出た時、相手の攻撃ランクを1下げる。先頭にすると自分よりレベルが5以上低いポケモンの出現率が半分になる)
  /テクニシャン(威力60以下の技の威力を1.5倍にする)
隠れ特性:ふくつのこころ(怯むと素早さが1段階上がる)

種族値
HP:50
攻撃:95
防御:95
特攻:35
特防:110
素早さ:70
合計:455

努力値:特防+2

バルキーがレベル20になった時、攻撃と防御が同値なら進化する。


◆概要


金・銀』からバルキーと共に追加された、サワムラーエビワラーの弟分。通称三男。

丸みを帯びた頭と胴体をしており、人型ポケモンにしては珍しく細い尻尾が生えている。
笠を被ったような頭のてっぺんには一本の角があり、それを軸にして逆立ちでくるくると独楽のように回ることができる。

攻撃するときは、その状態で回りながら踊るように華麗で滑らかな足技を決める。遠心力を利用しているため、その破壊力は侮れない。
歩くより回転しながら進むほうが早いらしい。
ちなみにその場でずっと高速回転していると、そのまま地面に潜っていってしまう。

ブラジルの格闘技、カポエイラが名前の由来となっている。
その為か、『X・Y』からは待機モーションが新宝島ステップ実際のカポエイラのステップ「ジンガ」となっている。
今までの逆立ちのイメージを持ってたプレイヤーは驚いた人も多いのでは?


◆ゲームでのカポエラー


進化条件はバルキーがLv.20以上、かつレベルアップ時点でこうげき=ぼうぎょであること。
狙って進化させようと思ったら、努力値配分に気をつけながらレベルアップさせなければいけない。
Lv.19の時の苦労といったら……
努力値を下げる手段根本的に無い第二世代はもちろん、努力値を下げるきのみが利用できなかった第三世代初期や、入手手段が通信前提だった第五世代初期は、進化させづらい状況にあった。
いっそのこと、実数値が揃ったらふしぎなアメを使うのも手。性格には注意。
また進化の面倒くささの割には第二世代だとレベル技やわざマシンで覚える技に碌な技がほぼ無かったので旅パ要員としてもイマイチ頼りなかった。

ポケダンでも同様の条件だが、あちらはゲームシステム上攻撃と防御にかなりの差があるので、
カポエラーやエビワラーに進化させるには大量のブロムヘキシンやグミを用意しないといけないのでかなり面倒。
能力アップ装備の上昇分は弾かれ、素の能力で勝負しないといけない点がさらに面倒。

主要トレーナーでは、『金・銀』時代の四天王シバが先発で使用する。
格闘タイプなんて「そらをとぶ」で楽勝!と高を括っていたところを、「マッハパンチ」に「みきり」と優先度の高い技の連発で思わぬ苦戦を強いられたトレーナーは多いだろう。それ以外に「あなをほる」や「すなかけ」と嫌らしい技も覚えている。

ポケモンコロシアムではダークポケモンとして登場。
シャドー戦闘員のコワップが使用し、アゲトビレッジの聖なる祠の破壊を阻止しようとしたローガンのピカチュウを一蹴した。
リライブ後は「いかく」担当兼一致「トリプルキック」使いとして活躍してくれるだろう…「かわらわり」のわざマシンがあればそちらに乗り換えたほうが安定するのは内緒。
「こうそくスピン」は「おんがえし」か「じしん」に変えたい。またレベルを少し上げれば「みきり」を覚えるので可能なら「きあいだめ」か「こうそくいどう」のどちらかを変えたいところ。

ちなみに「トリプルキック」は威力10、命中90の3回連続攻撃で、2回目は威力20、3回目は威力30になる。
他の連続技と違い、一回ごとに命中判定があるため、実質的な命中は73相当とやや使いづらいが、
毎回テクニシャン補正が掛かるため、実質的には威力90でみがわりにも強い浪漫技。
「こうかくレンズ」を持たせることで命中率は99の3乗→約97%まで上昇する。
専用技だったが、第七世代フェローチェにも解禁された。
剣盾では、これのこおり版といえる技「トリプルアクセル」が登場。

レンタルポケモン

【ポケモンスタジアム金銀】
共通:トリプルキック/かいりき/カウンター/きあいだめ

カポエラーの(当時の)専門特許といえる「トリプルキック」持ちである。但し当時はそこまで使いやすい技ではなかったが…。「きあいだめ」で急所に当てやすくする事は可能ではある。
他にも「カウンター」も覚えているので、特にひこう技を耐えれれば相手のひこうタイプに手痛い反撃を食らわせられる。

【エメラルド】
型1:チイラのみ:がんばりやHA:トリプルキック/マッハパンチ/あなをほる/でんこうせっか
型2:きあいのハチマキ:いじっぱりHA:いわなだれ/すてみタックル/カウンター/ちきゅうなげ

型1はピンチになったら「チイラのみ」で攻撃が上昇。そこから一致「マッハパンチ」、あるいは「でんこうせっか」に繋げたい。どくタイプには「あなをほる」で対抗しよう。型2は一致技が実質0だが、ハチマキカウンターが狙える型。特殊型には「いわなだれ」か「すてみタックル」で攻撃だ。

【プラチナ・HGSS】
型1:チイラのみ:いじっぱりHA:トリプルキック/マッハパンチ/きあいだめ/みきり
型2:ちからのハチマキ:いじっぱりHA:トリプルキック/つばめがえし/バレットパンチ/カウンター

型1、型2共に特性が「テクニシャン」の個体を引ければ物凄く頼りになる存在となってくれるだろう。
型1はかくとう技のみなのでゴーストタイプに止まる点には注意。型2は技範囲も広がりゴーストタイプでも止まらず、物理型には「カウンター」で反撃可能。

【剣盾】
ダイマックスアドベンチャー:いかく:かわらわり/トリプルアクセル/ドリルライナー/コーチング

「いかく」で相手の伝説ポケモンの攻撃をいきなり下げれるのは強い。主に一致「かわらわり」で攻めていこう。ひこうタイプには「トリプルアクセル」はあるがタイプ相性的にも無理はしないように。また仲間のポケモンを「コーチング」でサポートする事も可能。

◆対戦でのカポエラー


バランスのいい優秀な特性、多彩な攻撃技といった、恵まれた才能を生かしてテクニカルな戦法をとれる。
特殊耐久はサワムラー、エビワラーと同等で攻撃力や素早さは劣るものの物理耐久で勝る。
そのため素早さ以外に目立った穴はなく、対戦での使用率も兄弟達よりも高い。

初登場した第二世代では特性が無く、カイリキーの壁が厚く差別化が難しかったため、サワムラーよりも活躍は難しかった。どんぐりの背比べだって?
メインウェポンが「とびひざげり」になってしまい、サワムラーと被ってしまうのも痛い*1

「いかく」と「テクニシャン」持ちのかくとうタイプはどちらもカポエラーのみだったものの、キノガッサが新たに隠れ特性でテクニシャンを修得、かくとうタイプ唯一の個性ではなくなった。
「いかく」はそこそこある耐久をさらに高くしてくれ、単格闘タイプの弱点の少なさも相まって意外と落ちにくい。
「テクニシャン」もたくさん覚える先制技を軒並み強化してくれるため侮れない。

技についても、一致技は高威力の「インファイト」「とびひざげり」に加え、「トリプルキック」「ローキック」「けたぐり」、
テクニシャンの対象となる先制技「マッハパンチ」「バレットパンチ」「ねこだまし」「フェイント」
サブウェポンは汎用性の高い「ストーンエッジ」「じしん」や トリッキーな「ふいうち」「がむしゃら」「どろぼう」、
その他にも「おいうち」「じならし」「つばめがえし」と非常に芸達者。
「ふいうち」は長らく第四世代の教え技限定でありレート戦では使えなかったが、第八世代でレベル技に追加されて非常に採用しやすくなった。

ただし、ゴーストタイプへの対抗手段は技の「ふいうち」「おいうち」「どろぼう」のみ。
奇石サマヨールデスカーンといった高耐久霊ポケには積みの起点にされてしまう可能性がある。
素の攻撃力もさほど高くはないので、上手な立ち回りを求められるポケモンである。

こいつが真価を発揮するのはダブルバトルやトリプルバトル。

特性「いかく」が相手全体に効果が広がる非常に強力な特性になるのに加え、縛りの解除に便利なねこだまし、高性能な格闘技を併せ持つ。
「ワイドガード」や「てだすけ」などのサポート技も勢揃い。苦手なエスパータイプやゴーストタイプにも「ふいうち」で対応出来る。
「あくのジュエル」や悪Zワザがある環境ならラティオスシャンデラズガドーンを返り討ちにすることも可能。
特にカポシャンデラはダブルバトルにおけるメジャーコンビの1つとして知られていた。
カポシャン、カポデラーなどと略されることもある。

「いかく」の影に隠れがちだが、「テクニシャン」も「じならし」「どろぼう」「つばめがえし」を威力90で撃てるのでなかなか強力。
かくとう技も通りにくくなっているため、耐久力よりアタッカー性能を重視するならサブ技の火力に期待できるこちらがオススメ。

シングルではそこそこのカポエラーだが、ダブルではトップクラスの使用率を誇る。
とある大会ではメタグロスクレセリアバンギラスに次ぐ4位の使用率。
上位三名との種族値差はなんと145

しかもトリプルバトルに至っては使用率ダントツ1位となったこともある。
GSルールでも人気がありカポエラー始まったとかいうレベルじゃない。
WCS2016では決勝戦で使用され、「いかく」、「ねこだまし」、「ワイドガード」でサポートしつつ、脱出ボタンで伝説ポケモンの無償降臨につなげるという役割を果たし、優勝に貢献した。

第七世代では主戦場の一つであったトリプルバトルが廃止されてしまう。
カプ神をはじめてとした強力なフェアリータイプが増えたのも逆風。
特にカプ・テテフは特性でサイコフィールドを展開するので、ねこだまし等の各種先制技が潰されてしまい、テテフがいるだけで役割をこなすのが難しくなった。
さらにUSUM期にガオガエンの隠れ特性「いかく」が解禁されたことで、「ねこだまし」を使える「いかく」枠としての唯一性を失った。以降その立場はダブルでも「ガオガエンより素早さが高い」という差別化点を重視して稀に採用される程度に落ち込んだ。


◆余談


ポケモンスタジアム金銀のミニゲームとしてカポエラーのベーゴマが収録された。
カポエラーが自らベーゴマとなり相手を弾き飛ばすというゲームとなっている。

エビワラーとサワムラーが実在人物の苗字を名前の由来としたキャラなので、金銀発売当時は「日本には『かぽえら』って苗字があるの?」と勘違いする子供もいたそうな。



追記・修正は3兄弟で仲良くお願いします。

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最終更新:2026年05月19日 19:17

*1 なぜか「ばくれつパンチ」は習得できない。