マホイップ

登録日:2019/12/20 Fri 22:08:39
更新日:2025/07/10 Thu 14:10:03
所要時間:約 7 分で読めます





信頼するトレーナーにはクリームでデコレーションした木の実をふるまってくれるのだ。


出典:ポケットモンスター、82話『マホイップの甘~いバトル!?』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


マホイップとは、『ポケットモンスターシリーズ』に登場するポケモンの1体。
初出は『ポケットモンスター ソード・シールド』(以下"剣盾")。


■データ


ガラル図鑑No.186
全国図鑑No.869
分類:クリームポケモン
英語名:Alcremie
高さ:0.3m
重さ:0.5kg
タマゴグループ:妖精、不定形
性別:♀のみ存在する

タイプ:フェアリー

種族値
HP:65
攻撃:60
防御:75
特攻:110
特防:121
素早さ:64
合計:495

特性:スイートベール(自分や味方のポケモンが「ねむり」状態にならない)
隠れ特性:アロマベール(自分や味方が技「アンコール」「いちゃもん」「かなしばり」「ちょうはつ」「メロメロ」を受けない)

進化:マホミルに特定の「アメざいく」を持たせて、プレイヤーがフィールド上で回転する。

■マホミル


ガラル図鑑No.185
全国図鑑No.868
分類:クリームポケモン
英語名:Milcery
高さ:0.2m
重さ:0.3kg

タイプ:フェアリー

■概要


ミルククラウンのような見た目のマホミルが進化。
全身がふわふわのホイップクリームで形成された妖精のような、可愛らしい姿のポケモン。
進化の瞬間に身体のクリームを作る細胞が揺らぎを受けたことで、アメざいくに応じたフレーバーが出来上がった。

手からクリームを生み出すことが出来、マホイップが幸せであるほど甘みとコクが深まるという。
信頼するトレーナーには、そのクリームで木の実をデコレーションして振舞ってくれる。


・進化について

マホイップの進化条件は非常に特殊。
マホミルに特定の「アメざいく」を持たせて、プレイヤーがフィールド上で回転を行う事で進化する。

まず剣盾で追加された要素として「リザードンポーズ」がある。
これはプレイヤーがフィールド上で、左スティックをその場で回転するように回すことでプレイヤーが回転し、チャンピオンダンデのキメポーズである「リザードンポーズ」を行うというもの。
フィールド上の野生ポケモンがリアクションしてくれたりといった遊び要素でもあるのだが、まさかこれが進化条件に関わるポケモンが存在すると予想したプレイヤーは少なかったと思われる。
一方でSVには回転後のリザードンポーズこそない*1ものの、回転するアクションは据え置きなので問題なく進化させることができる。ただしこの時ライドポケモンからあらかじめ降りている必要がある。

マホイップは、進化前のマホミルに特定の「アメざいく」を持たせて回転することで進化するのだが、この時回転する長さ・右回りか左回りか・回転した時の時間帯によって進化する姿が変化する。
さらにアイテムの「アメざいく」にもさまざまな種類があり、どれを持たせるかによって進化した時の頭の飾りも変化する。

この回転時の状況による姿の変化と、頭の飾りの違いによって、マホイップの姿は全63種類にも及ぶ。
そして進化に必要なアイテム「アメざいく」の入手の手間(後述)も合わさり、全種類をコンプリートするのは非常に大変。
全てコンプリートできたらちょっと自慢できるかもしれない。


・「アメざいく」について

進化に必要なアイテム「アメざいく」は全7種類。
  • いちごアメざいく
  • ベリーアメざいく
  • ハートアメざいく
  • よつばアメざいく
  • おはなアメざいく

「いちごアメざいく」のみナックルシティのフィールド上に落ちている1個を拾うことが出来るが、それ以外や2個目以降は「バトルカフェ」で入手することになる。

バトルカフェとは、エンジンシティ・ナックルシティ・シュートシティの3つの街にあり、マスターとのダブルバトルに勝利することで、一日1個ランダムでスイーツに関係するアイテムを貰うことが出来る。
貰えるアイテムは完全にランダムであるため、目当てのアメざいくが貰えるかどうかは完全にその日の運次第。
「ミアレガレット」「もりのようかん」「シャラサブレ」といったアメざいくではないアイテムを貰ってしまうこともよくあること。
その日のうちに貰えるアイテムは、日付を跨いだ時点で既に決定する仕様のため、リセマラは基本的に無意味。
目当てのアメざいくが欲しいなら根気よくバトルカフェに通いつめよう。

その後配信で
  • スターアメざいく
  • リボンアメざいく
が登場した。
2020年1月31日から2月17日までの期間限定レイドバトルであるマホミルのレイドバトルでランダムに入手可能だった。
このマホミルはキョダイマックスできるマホイップに進化できる。

その後、エキスパンションパス第一弾の『鎧の孤島』に登場したウッウロボから限定アメを生み出せるようになった。ただし、レシピ通りにつくってもどのアメが出てくるかは確率なので注意されたし。
第二段『冠の雪原』でもWショップの目玉商品にたまに並ぶ。
(ついでにダイスープの登場により、好きなマホイップをキョダイマックス個体にできるようになった)。

なお、キョダイマホイップのデコレーションはいちご、ベリー、ハート、よつば、おはなに加え、スターとリボンのアメざいくの意匠を含んでいるため、勘の良い人はすぐ気付いたとか。

SVではいちごアメざいくベリーアメざいくハートアメざいくよつばアメざいくの4つがそれぞれ1つずつフィールド上で入手できるほか、「どうぐプリンター」で生成されることがある。特にスターアメざいくリボンアメざいくはレア枠として設定されている。


・回転による進化後のすがた

剣盾ではワイルドエリアではSwitch本体の時間が反映されるが、殿堂入り前のワイルドエリア以外の場所は、シナリオ進行によって時間が変化する。
殿堂入り前に進化させる場合はフィールドの時間帯に注意すること。
一方でSVではSwitch本体の時計設定ではなく、ゲーム内時間が参照される。
特にトリプルミックスに進化させるには夕方の時間帯がリアルタイムで3分しかないため、手早く行いたい。
図鑑説明や公式イラストは、いちごのミルキィバニラがデフォルトとなっている。

フォルム 時間帯 回転方向 回転の長さ
ミルキィバニラ 短い
キャラメルミックス 長い
ミルキィルビー 短い
ルビーミックス 長い
ミルキィまっちゃ 短い
ミルキィレモン 長い
ミルキィソルト 短い
ミルキィミント 長い
トリプルミックス 夕方(剣盾では19時台) どちらでも とても長い

この各種に飾りの違いが加わり全63種類。

なお、色違いはグレー一色で模様のバリエーションはないが、アメざいくの違いは反映される。胡麻味?
色違いは回転時間・向きは関わらず、頭の飾り以外は共通のカラーである。
このため色違いも加えるとマホイップの姿は全部で70種類あることになる。
…と言いたいところだが、色違いは模様のバリエーションはないが内部的にはフォルムごとに存在する
キョダイマックスも通常/色違いがある。つまり図鑑のページ数は驚異の128
アンノーンもびっくりである。

なお、進化前であるマホミルの色違いはクリーム色だった体が真っ白に、白かった目が黒くなるのだが、この目がレイプ目みたいで怖いと一部で話題になった。


ちなみに通常レイドのキョダイマックス個体はいちごのミルキィバニラ個体限定なので、好きなキョダイマックス個体を手に入れたい場合は期間限定レイドバトルへの参加、あるいはダイスープ作成が必須となる。
それでも63種類コンプは修羅の道である…

■ゲームでのマホイップ


剣盾において進化前のマホミルは、4番道路に「!」エンカウントで出現する。

進化形のマホイップは、アラベスクタウンジムリーダーポプラが切り札でミルキィルビー・いちごアメざいくの個体を使用し、キョダイマックスも披露する。

また上述のバトルカフェのオーナーが、同じくスイーツモチーフのポケモンであるペロリームとのペアでダブルバトルで使用する。
バトルカフェに何度も通いつめる場合、自然とマホイップ自体とバトルする機会も多くなる。

SVではDLC後編の舞台となるブルーベリー学園のテラリウムドームのうち、洞窟地帯を除いたポーラエリアのほぼ全域にてマホミルが出現する。
マホイップもテラレイドバトルの難易度★5・6のレイドにて出現する以外に、ブルーベリー四天王のタロがルビーミックス・ベリーアメざいくの個体を、学校最強大会の強化版サワロがミルキィルビー・いちごアメざいくの個体を使用する。


■対戦でのマホイップ


種族値では特攻・特防が高く、それ以外は低め。
タイプや能力の傾向でニンフィアと被り気味で、火力や種族値上の耐久はあちらが上。
その代わりマホイップはニンフィアに比べて技の多彩さで上回っている。

「とける」を習得でき、これを積むことによって、物理受けとしてはニンフィアを上回ることが出来る。
また元々の特防も高いうえにわざレコードで「めいそう」も覚えるので、物理・特殊どちらの受けも対応してしまう。

加えてマホイップは「じこさいせい」「ドレインキッス」「ドレインパンチ」など回復手段も多く、事前に耐久を積んでしまえば一気に要塞と化す。
元がホイップクリームとは思えない頑丈さを発揮しうるポテンシャルを持っているのだ。

またこの手のポケモンは「ちょうはつ」に弱いが、マホイップの隠れ特性は「アロマベール」。
「ちょうはつ」などのメンタル攻撃を無効化できるのが非常においしく、上述の変化技を主体に戦うなら採用する価値は非常に大きい。
が、実際のところマホイップで「ちょうはつ」や「アンコール」持ちと対峙する事はあまり多くなく、積み構築の難敵である「あくび」などを無効化できる通常特性の「スイートベール」も十分採用価値がある。
「ちょうはつ」持ちがこんなのとかこんなのとかだから仕方ない。

専用技として「デコレーション」を覚える。
飾り付けることで、対象の攻撃・特攻を2段階上昇させるという変化技。シングルバトルではほぼ使い道がないため、実質ダブル・マルチバトル専用の技。
なんとこの技「まもる」を貫通して通るという非常に優秀な性質を持つ。
ただしバレやすく、集中攻撃を受けがち。中には確実に最速でデコレーションを決めるためにこだわりスカーフを持たせる変態型もいる。それから「このゆびとまれ」で相手に吸われると非常にマズいので要注意。
攻撃と特攻どちらも上がる性質上、ロマン技こと「アシストパワー」とのシナジーもいいかもしれない。1度使うだけで威力は100となり「サイコキネシス」を上回る。2度デコレーションできれば特攻4段階上昇からの威力180をぶっ放せ、生半可な耐久ではダイマックスしていても受けきれないだろう。
また一応シングルでも相手を強化してこだわりスカーフを持った特性かわりものメタモンを降臨させる、という戦術も考えられなくはない。


キョダイマックスのすがた



無限に溢れ出すクリームの体は受ける衝撃が強いほど硬く固まるのだ。



出典:ポケットモンスター、82話『マホイップの甘~いバトル!?』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

キョダイマックスは、全種類のアメざいくの意匠を含んだ多段重ねの豪華なケーキのような姿になる。
高さは30.0mになり、元が0.3mなので約100倍もの超巨大化を果たす。

無限に溢れ出すクリームは、受ける衝撃が強いほど硬く固まるという。*2
1発10万キロカロリーのクリームのミサイルを発射し、受けた相手の頭をクラクラさせる。高カロリーってどころの話じゃない。

この状態で放つフェアリー技は「キョダイダンエン」になり、攻撃後自分と味方のHPを1/6回復する。エフェクトは巨大なクリームの塊が落下するという一部の人が歓喜しそうなもの。
この技は特例的にキョダイマックス後のHPを基準に回復値が算出されるという特徴がある。
なお、ポケモンの技では唯一となるダメージに全く依存しない回復効果を持つ攻撃技だったりする。
詰まる話がダメージ1でもHP回復値は固定。みがわりを殴っても回復する
かいふくふうじ状態になってしまうと使用できなくなる……と思われたが、剣盾ではかいふくふうじという技自体が削除されたため問題ない。
この技を漢字で表すと「巨大団円」となり、キョダイ技では珍しいかばん語である。


通常レイドはキョダイリザードンと同格かそれ以上に人気が高く、マックスレイドバトルの募集を出すと 数秒で埋まっていた
チケットに例えて言えば超プラチナ。
カラーバリエーションのキョダイマックス個体なんかも狙うとなると今でもこうなりそうである。

剣盾の追加DLC第一弾『鎧の孤島』で、全ての個体をキョダイマックス化に対応させる「ダイスープ」が登場したため、現在では任意のマホイップをキョダイマックス個体にさせることができるようになった。
さらに追加DLC第二段『冠の雪原』では隠れ特性に変更する とくせいパッチ も解禁されたので、色違いを含むあらゆる個体を容易に、かつ自由にカスタマイズできるようになった。
見た目に拘るマホイップ使いにはどちらも朗報となる仕様追加と言えよう。

シーズン4からはランクバトルでも使用可能となった。
キョダイラプラスの対策として研究が進んでいるとか何とか。


Pokémon Trading Card Game Pocketでのマホイップ


カードパック第9弾「イーブイガーデン」から登場。

■イーブイガーデン版

レア度は1進化としては平凡な♢♢。プロモ版の別絵柄あり。
可愛さと強さを兼ねたブイズが席巻する当パックであるが、マホイップは可愛さどころか強さにおいてもブイズに負けない強カードとして実装されている。
その特徴を簡潔に述べるなら、その愛くるしさからはおよそ想像もつかない軍隊型デッキの総大将

■スペック

フェアリー由来の超タイプ。だが技は無色のみ。弱点。HPは80と控えめで逃げエネ1。
鋼弱点だから仕方がないとはいえ、エアームドの1撃でHP最大から瀕死寸前まで持っていかれることを考えると1進化にしてはかなり脆い。
だが、それと引き換えに内に秘める、マホイップの恐るべき力は攻撃性能である。

■技:ドカもりスイーツ

必要エネは無色1と非常に軽いが、あらゆるポケモンを屠るポテンシャルを秘めた超必殺技。
この技の威力計算が非常に特殊で『この対戦中に自分のポケモンが「スイーツリレー」を使った回数×40ダメージ』となっている。

まず『スイーツリレー』という技を使えるポケモンが「イーブイガーデン」で複数リリースされている。
そしてバトル中にそれらを繰り返し使っていくたびに、マホイップが使ったときの『ドカもりスイーツ』の威力が40ずつ上乗せされていくという仕組みである。連続である必要はない、とにかく対戦開始時から使った回数がカウントされていく。ドカもりスイーツを使うと回数リセットなどということもなく、威力は上がりっぱなし。

トリッキーで面白いが、×40という倍率はなかなか馬鹿にできない強力な威力である。
例えばマホイップにつなぐ前に3回スイーツリレーを使えば無色1エネで120ダメージの技になる。
4回なら並のポケモンならまず耐えられない160ダメージ
もし5回も使った日には世紀末の200ダメージを叩き出す。これはポケポケ内でも最高威力である初代リザードンexの『ぐれんのあらし』に匹敵し、これに耐えられるポケモンは存在しない*3
まさにロマン砲だが、マホイップがこのビッグバンを放つには、スイーツリレーを使えるポケモン達との連携が不可欠である。

■スイーツリレー

複数のスイーツ型ポケモン達が習得している技。
そもそもこのスイーツリレーが『前のターンにスイーツリレーを使っていると2発目以降に威力ボーナスが乗る』という優れモノ。
なお、本人が撃ったスイーツリレーでなくてもボーナスの対象。誰かがスイーツリレーを放ち、次のターンに引っ込めて別のポケモンでスイーツリレーを使っても威力ボーナスが乗る。ただしこちらは連続が途切れてしまうとボーナスも途切れる。

スイーツリレーを習得しているポケモンを折り畳みで記載。

■スイーツリレーデッキの特徴

このデッキの特徴としては、要求されるエネが少ない。よってエネ削りには強い。
しかしスイーツリレーを積み重ねなければドカもりスイーツの火力が出ないので短期決戦が得意というわけではない。このちぐはぐな点を理解しつつ、無駄を省いてデッキを構築したいところである。

このデッキ自体「スイーツリレーを積み重ねて、ここぞという時に1進化ポケモンのマホイップを繰り出す」とルーティン自体がシンプルで組み立てやすく、事故率が低い。
そのため、カードの入れ替えがしやすくデッキの幅が広いというのも特徴である。いろいろなサポートやグッズとのシナジーを考えて試すべし。

■スイーツリレーデッキの弱点

ここまで何度も述べているが、弱点としてなんといってもマホイップ自身が脆い。HP80は多くの1~2進化ポケモンの射程圏内のため、攻撃を受ければあっさり陥落する。
よって、マホイップ(およびマホイップにする予定のマホミル)をベンチで待機させている間は女王を寵愛するかの如く全力で守ることが肝要となる。
ナツメや虫よけスプレーを出されたときに盾になるポケモンは必ずベンチに用意しておき、先制攻撃やベンチ攻撃などでHPが減った際にはアカギから守るために回復を迷わず切ってマホイップの体力満タンを維持しておくと安心。
また、マホイップで必殺の一撃を食らわせ敵を落としたとしても、次に出てくるポケモンに返り討ちにされる可能性も考慮しておかなければならない。
もしマホイップでexポケモンを落とせればマホイップが落ちても1ポイントリードできるが、exでないなら結局イーブンになってしまう。
マホイップ2体を準備しておけば二の矢が放てるので、マホミル・マホイップは2枚ずつセットでデッキに組むのがおすすめ。

次に、デッキ全体が行動制限系の妨害に弱い
スイーツリレーを繰り返し使える状況を維持し続けなければスイーツリレー単発の威力は平均以下であるし、最終的なドカもりスイーツの威力も伸びなくなる。
麻痺や眠りは天敵のため、状態異常を回復できるおおきなマサラダなどをおやつに添えておいてもいいだろう。

■マホイップの総評

イーブイガーデンパックにおける低レア強カード枠
過去のリリースでは3クラゲたちなんかもその枠であったが、スイーツリレーデッキはより仕組みがシンプルなので3クラゲほどテクニックを要されにくく、初心者にも取り扱いやすい。
火力やレア度や重課金でゴリ押す猛者たちにスウィートな一太刀浴びせるにはうってつけのポケモンである。


■アニメでのマホイップ



■ゴウのマホイップ


出典:ポケットモンスター、82話『マホイップの甘~いバトル!?』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

第82話『マホイップの甘~いバトル!?』で登場。洋菓子屋でケーキを食べていたゴウの元へ迷い込んできたマホミルをゴウがゲット
実はケーキに乗せてあったいちごアメざいく目当てでやってきており、ゴウはよくわからぬままマホミルの望むようにアメざいくをマホミルに渡し一緒にグルグル回転した所進化した。ゲットから進化までこの間僅か1分であった(進化にはあくまで回転の方が重要なためゴウはリザードンポーズしていない)。個体はミルキィバニラ・いちごアメざいく(CV:千本木彩花)。

■ポプラのマホイップ

ポプラのパートナーであるマホイップと、『マホイップだらけのデコ大会』に使用した大量のマホイップを所持している。
サトシとのバトルではパートナーでありゲームと同様の個体を使用。使用する技は「メロメロ」、「マジカルシャイン」。
体がクリームで出来ている事を利用し物理攻撃を無効化、キョダイマックスしてピカチュウを追い込んだが、『キョダイダンエン』を食べたピカチュウがヒダイマックス(ダンデが命名)してしまったため勝負は中断した。
また、彼女による「マホイップだらけのケーキデコレーション大会」も行われ、キャラメルミックス・ベリーアメざいく(サトシが使用)、ミルキィレモン・ハートアメざいく(コハルが使用)、ミルキィまっちゃ・おはなアメざいく(ダンデが使用)、トリプルミックス・おはなアメざいく(キバナが使用)、ミルキィミント・クローバーアメざいく、ルビーミックス・ハートアメざいく、ミルキィルビー・リボンアメざいく、ミルキィソルト・リボンアメざいく、ミルキィソルト・スターアメざいくの全9種類の個体が登場。更にゴウがマホミルと出会ったケーキ店にもルビーミックス・ハートアメざいくの個体が登場。

■マードックのマホイップ

ライジングボルテッカーズのメンバーであり料理人でもあるマードックのパートナーの一体として第4話からルビーミックス・いちごアメざいくの個体が登場(CV:真堂圭*4)。第19話の回想で明かされた過去では進化前のマホミルとして登場し、元々は彼と現在はエンジンシティにあるバトルカフェのオーナーであるミッチェルが営んでいたカフェの看板ポケモンであり、ライバルでパティシエ仲間である二人にクリームを与えていたが、ある時いちごアメざいくを持って偶然の形で左に長く回ってしまった事でルビーミックスのマホイップに進化したことが切っ掛けで、後に二人が喧嘩してしまう事態になる。使用する技は「デコレーション」、「とける」(第19話で使用)。

■その他のマホイップ

ゲーム『ソード・シールド』のストーリーの前日譚を描いたWEBアニメ『薄明の翼』では第3話にて本編と同じ容姿のスクールガールが連れていたポケモンとしてミルキィバニラ・いちごアメざいくの個体が登場。続く第4話ではシュートシティのバトルカフェにいたポケモンとしてミルキィルビー・いちごアメざいくの個体が登場し、この時はケーキのショーケースの上でうたた寝していた。


■余談


名前の由来はおそらく「魔法」+「ホイップクリーム」。
また英語名の「Alcremie」は、「alchemie(錬金術)」+「creamy(クリーミー)」と思われる。

そのあまりに愛らしい容姿からネット上でも非常に人気の高いポケモン。多くのファンアートが投稿され、中にはマホイップを再現したケーキを作った人も。

剣盾の公式サイトにはガラルで発見されたポケモンが紹介されており、マホイップの紹介ページもある。
実はこのページにはギミックが用意されており、キョダイマックス紹介欄のキョダイマックスでないほうのマホイップをクリックすると……

『Pokémon Café Mix』に登場する料理の1つとして、マホイップをイメージした「マホイップのデコカップケーキ」が登場する。
6つのカップケーキには、それぞれ別のアメ細工とカラーコーディングが施されている。

「キョダイダンエン」は10万キロカロリーと謳われているが、通常のホイップクリームは100mℓあたり400kcalくらい。
逆算すると、100,000kcalということは25ℓ程度のホイップクリームということになる。
これはだいたい大き目のリュックサック1つ分の量なのだが
キョダイダンエンのエフェクトは人間くらいの大きさのクリームが3発ぶち込まれている。
この差はダイマックスがあくまでも見た目が大きくなっているだけの現象である事によるのだろう。
アニメではこれを食べてしまうとダイマックス並みの巨体に肥大化……通称ヒダイマックスしてしまう。



追記・修正はアメざいくを持って回ってからお願い致します。
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最終更新:2025年07月10日 14:10

*1 リザードンポーズそのものはエモートとして実装されている。

*2 現実的には「ダイラタンシー」と呼ばれる効果で、水溶き片栗粉の上で素早く足踏みすると沈まない、というアレである。

*3 一応、HP180のポケモンに大きなマントを持たせてサポートのグリーンを使えばHP10は残る。加えて、リーフマント込みならフシギバナexはグリーン抜きでも耐える

*4 第19話のエンディングクレジットで判明(進化前も同様)。モリーと兼任。