登録日:2012/07/09 Mon 23:13:15
更新日:2025/01/19 Sun 16:02:59
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「
ポケットモンスター」には実に多くの技が存在する。小技から強力な技、搦め手…戦略は無限大。
しかし、そんな「ポケモン」にも
ロマン溢れるハイリスク・ハイリターンな技もまた存在するのだ。
ここでは非常に使いにくいが、決まれば強いロマン溢れる技を挙げようと思う。
◇反動技全般
◇溜め技全般
1ターン目に貯め、2ターン目に繰り出す技。
大体が急所に当たりやすかったり、ひるみ効果があったりと強力な効果を持つ。
1ターンの待機が非常にネックだが、「パワフルハーブ」を使えば一度だけ即攻撃が可能となる。
詳しくは
溜め技の項目参照。
SMからは
Zワザの登場によりパワフルハーブで撃つよりも高威力かつ必中になった技を即放てるようになった。
ロマンが足りない?ごもっともです。
この用途で使うのは主に
ギャラドスや
カイリュー、
テッカニン等。
「
ねこのて」で選択されないため、専用パーティで重宝されることも。
◇連続技全般
「つららばり」や「みだれひっかき」など2~5回ランダムで攻撃する技。
ちなみにSMで特殊技に変更された「みずしゅりけん」以外はどれも物理技である。
単発の威力は15や25と火力不足だが、5回当たれば
125になったりとなかなかの威力を叩き出す。
第五世代以降は襷をも突き破るようになった。
急所判定が1回ずつ行われるため通常技より急所率がやや高い。
最近は「テクニシャン」や「スキルリンク」という
特性が追加されたり、技の威力が底上げされるなど、次第に実用的になっている技である。
主な使い手は
パルシェンや
チラチーノ等。
◇れんぞくぎり
むしタイプの物理技。
最初の威力は僅か10だが、連続で使っていくと威力が倍になっていき、最大威力はなんと160。
金銀時代のヒワダジムで苦しめられた人もいるのではないだろうか。
…ただし、命中95なので途中で外れるリスクがあり、外すと威力が最初からになってしまう欠点が痛い。連続で当たれば3タテも夢では…
その後、攻撃力と命中率をあげる技「つめとぎ」が登場、さらに
XYでは素の威力が上昇(10→20→40)、装備に「メトロノーム」を加えると……
◇ころがる/アイスボール
それぞれ
いわタイプと
こおりタイプの物理技。
使った瞬間、5ターン経つか外れるまでこの技以外を出せなくなる。
最初は威力が30と少ないが、次第に威力が倍になっていく。5ターン目の威力は480。タイプ相性で半減出来ても厳しい。
「れんぞくぎり」と似ているが、れんぞくぎりと違って攻撃中は一切他の行動が取れない。
また、
事前に「まるくなる」を使うと威力が二倍になる効果がある。この場合5ターン目の威力は960という凄まじさ。
某ジムリーダーの
ミルタンクを思い出した人も多いだろう…
いかにも厳つい外見をしている
ボーマンダがまるくなるとセットで覚える事は一部の界隈で有名。
ちなみに命中率は90。
◇アシストパワー/つけあがる
第五世代から追加された
エスパー特殊技と、第七世代から追加された
あくタイプ物理技。
最初の威力は20と低いが、自分の積み技で上がったランク×20の威力がプラスされる。
とは言え、積み技を重ねている間に倒されることも多い…が、
最大威力は何と840。
ココロモリが
隠れ特性「たんじゅん」を得たことにより、「めいそう」か「ドわすれ」1回で「サイコキネシス」を超える威力に!
高性能な積み技を全て使える
ドーブルがひたすら積みまくった後にこれを使い、
BWの
シロナをそれだけで倒す動画もあったり。
イーブイの
ナインエボルブバトンタッチから
エーフィに繋いで使用したり、
ワルビアルが「いかりのつぼ」と組み合わせて使用するのもいい。
第八世代で登場した
イオルブは防御110、特防120という高耐久に90という大方の耐久型ポケモンの上を取れる速さを持ち、これらを起点に積み技を重ねていく事で単独で、かつかなり実践的にアシストパワーを扱える。
詳細は
アシストパワー/つけあがるを参照。
◇でんじほう/ばくれつパンチ/れんごく
命中率は50%と低いが、当たれば必ず相手を状態異常にする技。
威力は申し分なく、効果も強力なのだが、やはり命中率が…
一応「ロックオン」や「こころのめ」を使えば次ターンに必ず当てられるが、採用されることは少ない。
「
じゅうりょく」を主軸とするパーティならこれらの技が日の目を見る機会もあるだろう。
必中化に加え威力をさらに上げるZワザとの相性も良いが、追加効果が消えてしまうのが惜しい所か。
ばくれつパンチは特性「ノーガード」を持った
カイリキーや
ゴルーグにとっては主力技となる。
れんごくは第五世代では
ムウマージの数少ないほのお技だったが(PDW限定)、今は「マジカルフレイム」で十分。
でんじほうは第二世代でのみ
わざマシンに収録されており、現在はVC版を経由して習得できる。
ばくれつパンチも第二世代わざマシン、エメラルドで教え技になっており、覚えられるポケモンがやや多い。
詳しくは
でんじほう/ばくれつパンチ/れんごくを参照。
◇自爆技全般
自分を犠牲にして繰り出す物理分類の大技。それぞれなんと威力
200と
250。
さらに第四世代までは防御を半分にして計算するという超性能だった。
(第五世代ではワザマシンが使い捨てではなくなった影響かそうではなくなったが、尚強力)
紙耐久の最後っ屁や役割の終えたのポケモンの最終手段などに使えるなど、ここに書かれているワザの中では割とまともに使える方。
詳しくは
じばく/だいばくはつ(ポケモン)を参照。
第七世代で登場した
ズガドーンの
ほのお特殊技「ビックリヘッド」も似た仕様。
◇いのちがけ
タイプ
かくとう
自分を犠牲にして繰り出す点は「だいばくはつ」と同じだが、こちらは自分の現在体力の分だけダメージを与える技。
道中、
バスラオが連発してきて大怪我を負った…なんて人もいるのではないだろうか。まさに捨て身の
特攻と言える技である。
ムクホークや
アギルダー、
ラッタ等、様々なタイプのポケモンが使用できる。
◇マグニチュード
タイプ
じめん
威力が10、30、50、70、90、
110、
150からランダムに決まる技。
最大威力はあの地震をも凌駕し、運が良ければ凄まじい火力となる技である。
「
じしん」同様に、相手が「
あなをほる」使用中は威力が倍になり、
ボスゴドラや
トリデプスに当たれば倍プッシュとなる。
なお、威力の期待値は71、じしんを超える威力になる確率は15%、あなをほるを超える威力になる確率は25%となる。
タイプ
ノーマル
初代からお馴染み、
何が出るか全く分からないギャンブル技。
「
だいもんじ」のような威力な高い技や、状態異常にする技…果てには自爆してしまうかもしれない。
相手も自分も戦慄する、ある意味最強のロマン技である。
その人気度から有志で「ゆびをふる限定戦」が開催されることも。
滅多にみられない
専用技、
一撃技が出たときは興奮モノ。
メガジュペッタや
オーロンゲなら「
いたずらごころ」により先制指振りができる。
ちなみに
SMや
USMにはこれを使ってくる
ボスクラスの敵がいる。
◇がまん
2ターンの間ガマン状態になり、ガマンが解けた時、その間に受けたダメージを倍返しするノーマルタイプの技。
類似技のミラーコートやカウンターと違い相手の攻撃の物理・特殊を問わない上、みらいよち等にも反応し、さらに必中、メタルバーストと違い倍率も2倍と高い。
…のはいいが、そもそも2ターンの間相手に好き勝手されるので大抵は耐えきれず倒される。相手が攻撃せず
積み技でも盛られようもんなら敗北必至。
初代あたりならまだ耐久が高く積まない戦術もあった上、当時はタイプの相性も受けなかったため成功する確率は0ではなかった。
しかし、近年の作品ではゴーストタイプやふしぎなまもりできっちり防がれるようになったため、これらに交換されるだけで無効にされる。
もちろん、まもるorみきりにも防がれるとあって成功は夢のまた夢である。
それでも、成功すれば規格外の大ダメージを相手にぶち込める可能性があり、あの
ハピナスが習得する上、がまん中に味方ポケモンで回復すれば最大HPの倍を超えるダメージを与えることも可とあって、なんだかんだ最低限のロマンがある。
ヌケニンや
ツボツボが習得したりとネタ方面にも事欠かない。
…と、様々なロマン溢れる技を紹介してきたが、これらの技は確かに使いにくい。
しかし上手く使ったり、運が良ければ逆転や3タテだって夢ではない。そんな意外性と隠れた実力を秘めた技達なのだ。
安定感のある技・扱いやすい技に隠れがちではあるが、それらには無いパワーがある。
この技たちを中心に、戦略を考え、戦うのもまたバトルの楽しみではないだろうか。
追記・修正は
ヌケニンのいのちがけで敵を倒してからお願いします。
- これってプレゼントは入らないのかな? -- 名無しさん (2014-04-21 16:33:40)
- ↑あれは・・・ポケダンで暴れてるし・・・ -- 名無しさん (2014-04-21 17:06:52)
- ツボをつくもはいるのでは? -- 名無しさん (2014-04-22 08:52:38)
- ポケダンは関係ないだろ -- 名無しさん (2014-04-23 00:39:36)
- いのちがけのタイプはノーマルじゃなくてかくとうですよ -- 名無しさん (2014-04-23 01:23:30)
- ギルガルド「キングシールド」 ブリガロン「ニードルガード」 その他「まもるorみきり」 -- 名無しさん (2014-04-23 01:45:20)
- 一撃必殺技はロマン技じゃないの?これこそ一番のロマン技だと思うけど。 -- 名無しさん (2014-11-15 20:37:10)
- 一撃必殺は耐久型なら普通に候補に挙がる技だからちょっと違う。ここに載ってるのは基本使いづらい技 -- 名無しさん (2015-02-10 23:45:22)
- ちかいシリーズはロマンというか枠潰しというか… -- 名無しさん (2015-02-11 00:21:56)
- 誓いはダブルだとかなり強い、特に虹。 -- 名無しさん (2015-06-27 10:05:50)
- 炎+草の誓いもダブルだとガチで使われてるな -- 名無しさん (2015-06-27 10:47:53)
- ゆびをふるがやっぱり一番だろ、ゆびをふる大会とか盛り上がるし。 -- 名無しさん (2016-04-01 17:49:15)
- 2つ↑、水+草は使用されていないのね・・・・・・・・・・・やっぱ炎の誓いを組み合わせた技が強力なんだな・・・・・・・・だがタッグバトルメインで調整した特攻よりの御三家が必用なんだよな。炎系なんてバクフーンとマフォクシーしかいないよな。リザはメガシンカがあるしそれ以外は物理特化型だし -- 名無しさん (2016-06-01 07:22:37)
- ↑水はエンペルト位で後は特攻よりのダイケンキ、ゲッコウガだよな・・・・・・それ以外だと亀はメガシンカ、後の2匹は物理ベース、草はフシギバナとジュカイン、ジャローダ位か・・・・・メガニウムはお察ししてくださいだし、ドダイドスとブリガロンは物理ベースだし -- 名無しさん (2016-06-01 07:27:03)
- ゆびをふる合戦のカオスさよ -- 名無しさん (2016-11-27 12:44:03)
- ゆびをふるは第五世代以降に初登場したポケモンの中に自力で覚えるポケモンがいない。運ゲー化を嫌ってるのだろうか。ランクルスとかフェアリータイプの面々は覚えそうなイメージあるのに。あと技マシンも教え技も第三世代を最後に登場していない -- 名無しさん (2016-12-07 10:23:54)
- ロマン技ってのはこーゆーんじゃなくて、アローラライチュウのフィールドエレキボールとかゴウカザルのねこのてVジェネレートとかのパーティ単位で行う連携技みたいのをいうんだよ。まずもって戦略に組み込めるレベルじゃなきゃ論外。 -- 名無しさん (2017-12-21 03:56:39)
- ↑アニヲタwikiでは昔からロマン技はこれらの技のことを指す。戦略に組み込むのが難しいからロマンなんだよ -- 名無しさん (2017-12-21 05:51:08)
- そもそも「ポケモン ロマン技」で検索してトップに来るのがこのページなのに「このページにあるのはロマン技じゃない!」とか薄っぺらい根拠で主張されてもなぁ -- 名無しさん (2017-12-21 10:06:32)
- sugoi -- 名無しさん (2017-12-21 11:28:08)
- ほろびのうたは… -- 名無しさん (2018-02-12 14:41:54)
- ↑5勘違いした馬鹿は地球上のどこでも湧くのね・・・ -- 名無しさん (2018-02-13 10:43:35)
- 自爆系といのちがけは普通によく使われてるしここに挙げるのはちょっと違うんじゃないだろうか -- 名無しさん (2018-02-13 11:30:08)
- ↑不利対面の時の詰み防止に繋がるしHP全部持っていける可能性まであるからなぁ -- 名無しさん (2018-05-04 16:20:37)
- ハブネークやアローララッタのスカーフすりかえいのちがけ型は十分2匹の採用理由になるくらいだし、除外してもいいんじゃないかな -- 名無しさん (2019-07-02 08:02:19)
- 鉄火つめとぎバトン→まるころメトロで全抜きってしたい・・・したくない? -- 名無しさん (2019-07-02 11:40:05)
- ゴッドバードに他の飛行技では代えがきかない別格のロマンを感じる。この感覚わかる人いる? -- 名無しさん (2019-07-02 12:10:50)
- SM初頭辺りで、転がると相手の化けの皮と大爆発を使ったバグ火力技?あったよね?意味は違うけど、 お互い認知してなかった超ロマンコンボだなww -- 名無しさん (2019-12-03 10:18:40)
- ↑8ほろびのうたはロマン技と言うには戦略に組み込みやすい方だからなぁ -- 名無しさん (2019-12-23 00:01:46)
- 第8世代で登場したイオルブは耐久型にあるまじき速さ+じこさいせいのおかげで積む余裕をかなり作れるから単独でアシストパワーを使いこなせる -- 名無しさん (2019-12-25 11:24:01)
- ↑8~↑6よく使われる≠ハイリスク&ハイリターンってわけじゃない。どのみち自分の手持ちは確実に一体失ってしまうのだからここでいうロマン技の定義には適ってる -- 名無しさん (2019-12-25 12:37:09)
- 金銀環境ならまるころもよく使われていた -- 名無しさん (2020-01-09 17:04:49)
- きあいパンチがあると思ったがなかった -- 名無しさん (2020-08-31 04:29:18)
- とくこうぼうぎょとくぼう全部6段階上昇したイオルブのアシストパワーでダイマした輝石ラッキーを一撃で吹き飛ばした時は絶頂するかと思った -- 名無しさん (2021-11-17 13:37:13)
- 定義が曖昧な主観項目ではあるけど、とりあえずきあいパンチは違うと思う。後攻身代わり→きあいパンチなら十分戦略になる -- 名無しさん (2021-11-25 12:57:34)
- からやぶバトンしたガラルフリーザーで眼鏡アシパするの気持ちいい -- 名無しさん (2021-11-25 13:02:35)
最終更新:2025年01月19日 16:02