主題歌(ONE PIECE)

登録日:2023/02/26 Sun 19:41:00
更新日:2025/04/14 Mon 23:09:27
所要時間:約 15 分で読めます





概要

この項目ではアニメ「ONE PIECE」のオープニング主題歌について解説する。
1999年の放送開始から現在に至るまでOPの数は代替わりし続けて26。中には短いながらの期間限定のOPも存在する。

映像では、放送中の本編に合わせたカットシーンはもちろん、本編ではあまり描かれない一味の航海の日常も写される事が多い。
また、一時期は原作の扉絵に使われたイラストを動画として再現したものを写す演出も多かった。

尺は、放送初期はおよそ2分弱だったが、後述の通り8代目OP「Crazy Rainbow」からはエンディングが廃止されたため、カットされたED分の尺・スタッフクレジットもこちらに加わったため、2分半とアニメのOPとしては長めになった。この頃は大抵1番のサビ→ラスサビと接続するような構成になっている。
24代目OP「PAINT」の途中からはエンディングが復活したため、1分半と他のアニメと変わらない尺になった。

アニメ1000話突入時にはそれを記念し、1000話を1000秒で振り返る「ONE Second From 1000Episodes of ONE PIECE」が公開された。
BGMとしてもオープニング曲が使用され、使用期間に合わせて切り替わっている。




1.ウィーアー!(1話~47話)

歌:きただにひろし

冨・名声・力 この世の全てを手に入れた男、海賊王ゴールド・ロジャー
彼の死に際に放った一言は人々を海へと駆り立てた

「おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやる… 探せ! この世の全てをそこに置いてきた!」

男たちはグランドラインを目指し夢を追い続ける
世はまさに、大海賊時代!

アニメONE PIECEの代名詞とも言える国民的主題歌。カバーの数も多く、今でもなお事あるごとに使用されている。
使われたのはローグタウン編直前までだが、映像にはローグタウン編までのキャラが登場していた。

冒頭のナレーションとロジャーの台詞はもはや説明不要と言えるほどファンたちの脳裏に深く刻み込まれたであろう。

当時のアニメとしてはよくあった事だがSEも使用されており、この点を懐かしがる視聴者も多い。
詳細は項目参照。

2.Believe(48話~115話)

歌:Folder5

"受け継がれる意志" "時代のうねり" "人の夢"
これらは止める事の出来ないものだ!
人々が『自由』の答えを求める限り
それらは決してとどまる事はない!

ウィーアーに劣らず人気と知名度を誇る二代目OP。
映像に登場するキャラはリトルガーデン編までだが、使われた期間はローグタウン編からアラバスタ編のボンクレー戦までとかなり長く、第一部の中では最長を誇る。おかげでチョッパーは加入してから長いことOPに登場出来なかった

イントロからロジャーの台詞が始まり、一味の背後にこれまで出会ったキャラが流れていく映像が印象的。
サビでも過去話の映像が背後に表示されている。また千年竜編のアニオリキャラ達も登場。

ゲーム「とびだせ海賊団」でも使用されたが映像はカットシーンばかりだが、サビの必殺技シーンのアニメが変更されている。何故かナミウソップが一纏めにされてルフィのシーンの尺が伸ばされていたりするが*1

ちなみに冒頭のロジャーの台詞は原作100話でも登場したものだが、台詞の順番や言い回しなどが若干原作と異なっている。

また、実はこの曲自体がカバー曲で、原曲はLOLITAの「DREAMIN' OF YOU」である。

ちなみにテレビサイズはイントロがCDより若干長いが、このバージョンは何故か映画『珍獣島のチョッパー王国』のサウンドトラックCDにボーナストラックとして収録されている*2

3.ヒカリへ(116話~168話)

歌:ザ・ベイビースターズ

世界は……そうだ!
自由を求め選ぶべき世界が目の前に広々と横たわっている
終わらぬ夢がお前達の導き手ならば
越えてゆけ! 己が信念の旗の下に!

使用期間はボンクレー戦から空島編で居残りのチョッパーを含め三手に別れて探索を始めた辺りまで。

とにかく印象的なのが一味の仲間としてロビンの初登場である。
……のはいいのだが、使用話を見れば分かるのだが切り替わったのはアラバスタ編の真っ最中(クロコダイルを裏切るシーンすらまだ)。このため原作未読の視聴者にはミス・オールサンデーが仲間になる事が思いっきりネタバレになってしまった。
そして「Believe」が長く使われてからこちらに切り替わったため長いこと乗船していたビビはOPに登場できなかった*3

ちなみに冒頭のロジャーの台詞は原作で使われたもの……ではなく、アニメオリジナルの台詞である。

なお、同曲のPVは、ザ・ベイビースターズの面々がルフィのように手足を無駄に伸ばしながら楽器を演奏するという非常にシュールなものとなっており必見。

CDとは異なるアレンジだが、このテレビサイズはどの音源にも一切収録されていない。

4.BON VOYAGE!(169話~206話)

歌:Bon-Bon Blanco

この海の果てに、すげえ宝があるって知ってるか?
それを手に入れたヤツが海賊王になれるんだ!
ワクワクしねェか? 聞いた事もねえ冒険が待ってるって言うんだぜ!

使われたのは空島編の途中からナバロン要塞編(アニオリ)まで。

サビでは一味の幼少期の過去が登場する点が印象的なシーン。
ちなみにロビンの過去が本編で明確に描写されたのはここからしばらく先のエニエス・ロビー編になってからである。

冒頭はオリジナルのルフィの語り。

5.ココロのちず(207話~263話)

歌:BOYSTYLE

使われたのはロングリングロングランド編からエニエス・ロビー編突入まで。変更と同時にハイビジョン制作になったので以降のオープニングは全てワイド画面となる。

冒頭で空島帰還時並の凄まじい着水を見せるメリー号が、まさか本編でも本当に致命的な竜骨の損傷を指摘されるとは誰が思っただろうか。
船員が上空からバラバラに水面に落下して行き、最後にその頭上にメリー号が降って来てしまっているが大丈夫なのだろうか

曲自体は明るいが、この時期は鬱展開が続いたので雰囲気としては違和感があるものの、盛り上がりのサビから流れるその本編ストーリーを演出する映像は圧巻。特にウォーターセブンの街の上空を翔ぶカクのくだりは人気が高い。
そしてこれを見てカクが仲間になると信じた視聴者も多い

ネタ的には「大丈夫!さぁ前に進もう」の部分で青キジに凍らされる全然大丈夫じゃないルフィも有名。

6.BRAND NEW WORLD(264話~278話)

歌:D-51

使われたのはエニエス・ロビー編突入から宣戦布告までと短めだが映像のおかげで印象深い。

やはり人気が高いのはラスサビからのルフィのギア2発動シーンで始まる戦闘シーンだろう。

ちなみにフランキーはここがOP初登場。

最後はしっかりと宣戦布告シーンで横並びになる一味で締めている。

7.ウィーアー! ~7人の麦わら海賊団編~(279話~283話)

歌:7人の麦わら海賊団

日曜朝9時半に移動したタイミングで挟まった総集編(初見の視聴者に配慮した形)限定の使用。

映像は初代OPのものを冒頭部分をカットした以外はそのまま使用しているが、曲は当時の麦わらの一味7人でカバーしている。

特にサビ前のルフィソロパートの歌唱力は「声も伸びる船長」と田中真弓氏の実力を存分に味わえる。
ただ、ゾロサンジのパートは2番にあるためOPだけでは聞けない事や、この代からエンディングが一時廃止されたため、この期間は元々の初代OPの比較的短い尺にクレジットを詰め込む形となってしまったのが残念なところ。

このカバー曲自体はフランキー、ブルック加入後も歌唱メンバーを増やして追加収録されているが、ジンベエ加入の10人版はまだ未登場。

8.Crazy Rainbow(284話~325話)

歌:タッキー&翼

ED廃止によりここから2分半の尺に移行。
エニエス・ロビー編の途中から終了、そしてエース黒ひげの激突まで使用された。

映像はバカンスを過ごす麦わらの一味が中心で、OPの中でも特に扉絵を元とした映像が多く使用されている。
一方、本編の映像は一切ないため、どこの長編の歌か分からない視聴者もいた模様。

ネット配信では大人の事情でカットされている模様だが、dアニメストアやYouTube「ANYTIME ONEPIECE」では、いつからか普通に流れる様になった。

ちなみに、第303話(番外編・時代劇シリーズ)では、タッキー&翼の2人のキャラが映像に登場し、麦わらの一味とバカンスするという特別版が放送された。

9.Jungle P(326話~372話)

歌:5050

アッチーノ・ファミリー編(アニオリ)からスリラーバーク編のナイトメアルフィVSオーズまで使用された。

エニエス・ロビー編が終了したことでフランキーが仲間として登場するようになる。ブルックもスリラーバーク編に入るということでここがOP初登場。
サニー号のデビューという事もあってソルジャードックシステムや風来・バーストなどクローズアップされていた。

後半パートでさり気なく直立不動のフランキーがシーンを跨いで表示されてる場面がある。通称「コピペフランキー」単なるレイヤーミスか、はたまたバラバラに行動する一味に呆れるという演出なのかは不明。

余談だが、歌ったバンド5050は本作の大抜擢・ヒットを機に「ポスト米米CLUB」として大いに注目されるも、結局本作以上のヒットは出ず無期限の活動休止(事実上解散)。しかしその後、メンバーの一人テキーラまさはる(小林 大河)は米米CLUBのライブにサポートメンバーとして参加する事になる。

10.ウィーアー! ~アニメーション ワンピース10周年Ver.~(373話~394話)

歌:東方神起

スリラーバーク編クライマックスからシャボンディ諸島編のケイミー奪還辺りまで使用された。

3度目のウィーアー起用であり、今度は東方神起によるカバー。
初代・二代目OPをオマージュしたような演出が差し込まれており、サビ直前のボスキャラカットは特に分かりやすい。
だが、OPの尺が伸びた影響を受けてサビのメロディが三度も繰り返されるという珍妙な構成になってしまっている。

11.Share The World(395話~425話)

歌:東方神起

シャボンディ諸島編途中からインペルダウン編のマゼラン登場まで使われた。連続で同じ歌手が起用された稀なケース。

ここからブルックが仲間として描写されるようになった。冒頭でのパシフィスタ戦をモノクロと青いエフェクトだけで描いたシーンでの掴みが印象的。
サーフィン中に落ちたルフィを助けようとして能力者なのに飛び込むブルックとチョッパー(救助されてルフィもろとも制裁されている)、その後ろでサーフボードを取り合っていたら真っ二つに割ってしまい隅っこで落ち込んでいるゾロとサンジは語り草。

後半では最悪の世代が揃い踏みし、特にこの辺りから本格的に登場したハンコックも大きく取り上げられている。

なお1000話記念の映像では、大人の事情でウィーアー!の方もろともまとめて曲が差し替えられている。

12.風をさがして(426話~458話)

歌:矢口真里とストローハット

FILM STRONG WORLDの映画連動特別編からインペルダウン脱出後~表紙連載の各地に飛ばされた一味を描いたストーリー直後の総集編まで使われた。

歌っているのは「クイズ!ヘキサゴンII」(ルフィ役の田中真弓がナレーションだった)のコラボ企画で設立されたユニット。

このOPは、公式ホームページで炎上騒動が起きたほど評判がすこぶる悪かった。というのも作詞を担当した島田紳助が「原作を全く読まずに作詞した」と公言すべきでない発言をした事や*4、前半の日常パートはともかく後半のインペルダウン編・頂上戦争編パートのシリアスな雰囲気と明るく和気藹々とした曲調が凄まじくミスマッチな点*5、加えてユニットが本職の歌手ではなくタレントだったことが理由として挙げられる。

厳しい言い方をすれば「イェー!」の合いの手が入ると同時に手を上げるハンニャバル達が映されるシーンしか合ってないとすら言われるが、最後の歌詞の「ほら前に大切な君が待ってる」を処刑台の上から空を見上げるエースと空から降ってくるルフィで〆たのは流石というべきか。

13.One day(459話~492話)

歌:The ROOTLESS

頂上戦争編から終了までと、直後のトリココラボストーリーに使われた。

頂上戦争編を象徴するOPであり曲と演出共に評判は高い。先代OPの反省かストーリーに合わせ雰囲気もシリアスにまとまっている。

サビから始まる回想パートなどを挟んだ白ひげ海賊団→脱獄囚達→海軍七武海が連続で登場するカットは特に盛り上がるだろう。

途中で幼少期のルフィとエースの回想が差し込まれるが、放送時期の都合かサボが映っていないため「サボ視点」または「サボ離別後」と解釈されることが多い。

14.Fight Together(493話~516話)

歌:安室奈美恵

ルフィ幼少期回想編からレイリーと2年間の修行を開始する所まで使用された。

各地に散らばった仲間たちの様子や彼らが仲間になった時の回想、そして本編の回想編における幼少期の3人が中心。
途中ルフィとサボが共にいる時期なのに赤髪海賊団のレッドフォース号が映るというちょっとしたミスがある*6

冒頭の森の中でルフィが一人立っている場面や一味のイメージカットの後、最後のシーンでサニー号の前に一味が集結する場面は2年間の修行とそれを経ての再集結を予見させる。

この歌を以て第一部のOPは最後となった。

15.ウィーゴー!(517話~590話)

歌:きただにひろし

かつて、この世のすべてを手に入れた伝説の海賊王、海賊王ゴールド・ロジャー
彼の死に際に放った一言は人々を海へと駆り立てた

「おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやる… 探せ! この世の全てをそこに置いてきた!」

人々は、ロマンを追い求める
世はまさに、大海賊時代!

新世界編開幕からパンクハザード編のシーザー登場時、そしてトリコとドラゴンボールとのコラボアニメで使用された。

OPの中では最も使用回数が多い。

新章突入ということで曲まで含めて「ウィーアー!」のリニューアル版といって差し支えない内容となっている。
歌詞にはONE PIECEには欠かせない「romance dawn」のフレーズも入っている。
ラスサビ前の若い頃のロジャーからシャンクス、そしてルフィに麦わら帽子が受け継がれていくシーンも印象的。

冒頭のナレーションも一部セリフは差し替えられたものの久々に復活した。

16.HANDS UP!(591話~628話)

歌:新里宏太

使用されたのはパンクハザード編途中からラストまで、とブリード編(アニオリ)で使用。

映像もパンクハザード編のシーンが中心で、これまで最悪の世代としてまとめて登場していたロー
ここから続く長い同盟の始まりとなった事もあって本格的にOPに登場している。

ちなみに扉絵再現のカットも久々に登場した。

17.Wake up!(629話~686話)

歌:AAA

「ゼハハハハハァ! 闇に飲まれろ、麦わらァ!」

「おれは負けねェ! ワンピースを手に入れて、海賊王におれはなる!!」

ドレスローザ編開幕から鳥カゴが展開された後、ローがドフラミンゴコラソンの仇である事を告げる話まで使用された。

アニメ15周年ということで一味が記念衣装に身を包んでいる。

何気に中盤まで映像のストーリーが一貫しており、金色のカブトをルフィとウソップとチョッパーが追いかけて船内を走り回りマストまで登った所で海軍の急襲に気づいて戦闘が始まる……というもの。
なのだが、この海軍の戦力がこれまでの海軍ネームドほぼオールスター*7というとんでもない過剰戦力である。

もちろんこの時のルフィはまだカイドウマムに到底敵わない段階。ルフィVS赤犬、ゾロVS藤虎、サンジVS黄猿というマッチアップが実現するのはいつの日か……。あと何気にチョッパーだけ毛皮強化で跳ねててちゃんと戦ってない

直後に黒ひげ海賊団の横槍が入り、上記のセリフが入る。間奏でセリフが挟まる唯一のOP。熊本弁ではない

後半ではドレスローザ編のカットが始まるが、こちらは途中でストーリーに合わせ映像が変更されている。

18.Hard Knock Days(687話~746話)


サボVS藤虎からドレスローザ編終幕の懸賞金増額まで使用された。

ドレスローザ編後半のカットに加え、久々かつ2年後としては初の本格的な必殺技披露のパートがある。

後半には一味に加えて大量のキャラが一緒に走るパートがあり、ドレスローザのキャラだけでなくハンコック・ジンベエ・イワンコフ・茶ひげ・ケイミー・しらほしとこれまでの味方キャラが混ざっていて非常にカオス豪華。小さくだがビビも混ざっており、何気にOP初登場である。

ちなみに再登場したサボはここが本格初登場。


19.ウィーキャン!(747話~806話)

歌:氣志團ときただにひろし

ゾウ編からホールケーキアイランド編のクラッカー戦まで使用された。

映像も上記の2シリーズが中心となっているが、途中には一味が水鉄砲で遊ぶ和気藹々としたシーンもある。
まだ本編での活躍は先のカイドウだが、ワノ国編に先駆けて激突するカットがあった。ここではまだ拳をぶつけ合っているが、後に実現した時には…。

作画の評価は全体通してあまりよろしくないが、夢やロマンをテーマとした歌詞を高評価する声もある。

ちなみに、このOPからスタッフクレジットや歌詞のテロップのフォントが初めて変更されたほか、それまで「ニコ・ロビン」名義だったロビンのキャスト表示が「ロビン」名義に変更された。

20.Hope(807話~855話)

歌:安室奈美恵

ルフィとサンジの戦いからカタクリ戦の途中まで使用された。

サンジのマントに、サンジへルフィが吼えるシーンが映し出される場面から始まり、仲間達を食事に呼ぶサンジや上記の決闘のシーンなどサンジが主役といっても過言でないくらいに大きく取り上げられている。

もちろんビッグ・マムを筆頭にビッグ・マム海賊団ジェルマ66も登場。

本OPの映像は話が進むにつれて変化していき計4回更新されている。

21.Super Powers(856話~891話)

歌:V6

カタクリ戦の途中から世界会議編、そしてワノ国突入まで使用された。

映像はホールケーキアイランド編集盤、カタクリ戦が中心。
チョッパーが怪獣強化であろうことかビッグ・マムのナポレオンと打ち合う無謀な場面がある。
また、Cメロのルフィが見聞色の覇気でカタクリの攻撃を予測するシーンは非常に評価が高い。

前回のOPもそうだがどういうことかジェルマの作画が異様に気合が入っている事で有名。
というか本編でもアイキャッチなどこいつらは妙に優遇を受けていた。ニチアサっぽいノリがウケたのだろうか? 悪役だけど*8

なお、世界会議編以降はその回のダイジェストが流れる演出になっている。

22.OVER THE TOP(892話~934話)

歌:きただにひろし

ワノ国編開幕~ゾロVS鎌ぞうまで使用された。
「ウィーゴー!」以来の8年ぶりにきただにひろし単独で担当する主題歌。

いきなり墨字でタイトルが表示され、ワノ国編の開幕を大いに盛り上げた内容となっている。
もちろんカイドウとジャック以外の百獣海賊団の面々もOP初登場。

そしてここから作画が一変し凄まじく強化された。ホールケーキアイランド編のそれは評判が微妙だったため反動が凄まじい。
あと演出が同じ人なのでワンピース改ワンピース超と書かれがちだったり

ちなみに、ここから「PAINT」までテロップのフォントが旧式のものに戻された。

23.DREAMIN' ON(935話~999話、1001話~1004話)

歌:Da-iCE

日和が正体を表す話からおでんの回想、そして鬼ヶ島討ち入り後カイドウと赤鞘が交戦する話まで使用された。1000話については後述。

こちらも演出、作画共にクオリティが非常に高く人気が高いOP。特に後半、カイドウと対峙し武装色を発動するルフィの演出は必見。

おでんやロジャーの回想が入ったため彼らもいよいよお披露目となった。討ち入り後には映像が変更され、マルコヤマト、飛び六胞らも登場。

24.ウィーアー!(1000話)

歌:きただにひろし

1000話記念の特別OP。鬼ヶ島で一味が集結した話で使用された。

初代の映像を可能な限り現代のメンバーでオマージュしたファン必見の映像である。

冒頭のナレーションとロジャーのセリフの部分は映像が4:3の画面サイズまで再現されており、16:9の画面サイズへ広がっていくという小粋な演出で始まる。
尚このロジャーのセリフは放送時点で既に2代目の津嘉山正種氏に代わっているが、初代CVである大塚周夫氏のものを使用している。

ルフィが船首に足でぶら下がっていた部分は大きく変更されているが、これはサニー号の船首サイズでは流石に不可能になったためだろう。

人数が増えたために映像の移り変わりが非常に激しい。

なお、この時のスタッフクレジットは7代目の麦わらの一味ver.の様に詰め込んだりはせず、初代から6代目までと同じ様にシリーズディレクターまで出され、脚本以降(エンディングで表示していた部分)は本編終盤に出されるという方法が取られた。

25.PAINT(1005話〜1073話)

歌:I Don't Like Mondays.

氷鬼の発動話から使用。

討ち入り編を中心とした映像となっており、引き続きヤマトやマルコが本格登場。2人と縁が深い久々にエースも映像に再登場している。
そしていよいよジンベエが加入した事がラストできちんと示されているが、仲間としてのOP登場は前述の1000話記念が先。

テレビ版の1031話〜1049話では、『FILM RED』の場面が挿入されていた。

実は、放送期間が約1年8ヶ月と歴代OPで最も長い*9

また、ギア5が登場した1071話からはEDが復活したため、尺が短くなった。

26.新時代(1028話~1030話&特別総集編)※テレビ本放送時のみ

歌:Ado(ウタfrom ONE PIECE FILM RED)

FILM RED』公開前後の連動企画であるルフィとウタの過去編で使用された。

劇場版の主題歌であり、映像もこのアニメでは非常に珍しい「FILM RED」作中映像のみで構成された内容となっている。

27.最高到達点(1074話〜1088話)

歌:SEKAI NO OWARI

ワノ国編クライマックスから完結までの主題歌。

ギア5の姿になっているルフィが本格的に映し出している。鬼ヶ島討ち入りのメンバーやハートの海賊団、キッド海賊団など様々な人物が登場している。

また、今後に登場する海軍大将アラマキこと緑牛、シャンクスやベックマンも登場している。
他にもワノ国編の様々なシーンが背景として映し出されているのが特徴的。

レイアウトにもかなり力が入っており、大半のカットが日の丸の構図になるよう設計されている。

使用期間は1話、数話限りのOPを除いて1番短いものの、印象深い曲となっている。

28.あーーっす!(1089話〜1122話)

歌:きただにひろし

エッグヘッド編からの主題歌。
『OVER THE TOP』以来約4年ぶりにきただにひろしがOPを担当。

独特のタッチで描かれるキャラクター達が特徴的。エッグヘッド編の今後の展開を示唆する様々なシーンが映し出されている。
テロップは背景に合わせた新たなものに変更された。

ちなみにこの時期のEDは、25年振りに大槻マキが担当しており、アニメ初期以来に「OPきだたにひろし、ED大槻マキ」のコンビが復活した。

29.ウィーゴー!(「SPECIAL EDITED VERSION『ONE PIECE』魚人島編」1話〜21話)

歌:麦わらの一味ほか

2024年11月3日より放送開始の「SPECIAL EDITED VERSION『ONE PIECE』魚人島編」の主題歌。

かつて新世界編の初代OPであった「ウィーゴー!」を麦わらの一味がカバーしたバージョン。

麦わらの一味のサニー号内での日常風景から始まり、中でも魚人島の人魚達と共に一味がタイヨウの元へ集まるシーンが印象的になっている。

他にも、ホーディに立ち向かうルフィがゴムゴムの火拳銃(レッドホーク)を放とうとするシーンも見所である。

2025年以降は月ごとに様々なアーティストが交代で歌い継ぐ方式となっている。

天使と悪魔(1123話〜現在)

歌:GRe4N BOYZ

エッグヘッド編再開からの新たなOP。

エッグヘッド編の見どころであるくまの過去や、くまとボニーとの思い出の記憶についてフィーチャーした映像となっている。

GRe4N BOYZは「ボクらなりの想いを詰め込みました。」とコメントしている。

追記・修正は歴代主題歌をすべてカラオケで歌いきってからお願いします。

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最終更新:2025年04月14日 23:09

*1 アニメ:ゴムゴムの銃乱打→ゴムゴムの銃 ゲーム:ゴムゴムの風車→ゴムゴムの斧→ゴムゴムの銃乱打→ゴムゴムのスタンプ

*2 劇場版のサウンドトラックCDにテレビの主題歌が収録されているのはこれが唯一。

*3 一応「Heard Knock Days」に小さく登場するが、それまで10年以上待つ事になる

*4 一応、家族に「全然違う」と酷評されて最新刊だけ読んだらしいが。ちなみにユニットメンバーも矢口真里以外はONE PIECEを殆ど知らなかったという

*5 今までも暗いストーリーの中に明るいOPというパターンは確かにあった(「ココロのちず」など)が、インペルダウン編はエース投獄→ルフィの敗北→死の淵からの再起→友人の犠牲と全編通してもかなり重苦しかったため、違和感が特に大きくなってしまったといえる

*6 ルフィがサボと出会ったのは赤髪海賊団と別れた後

*7 赤犬、黄猿、藤虎、スモーカー、たしぎ、ヒナ、コビメッポ、戦桃丸、モモンガ、ステンレス、コーミル、ジョン・ジャイアント、他多数

*8 ちなみにニチアサはワンピの裏番組である。

*9 「新時代」が使われていた時期など休止期間も含む。放送回数では「ウィーゴー!」の方が多い