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THE SPIRIT - (2018/09/24 (月) 01:59:09) の編集履歴(バックアップ)



難易度:難しい

幽体離脱をし何処からともなくいきなり目の前に現れる心臓にとても悪い系キラー。
心音範囲は24mと狭く、幽体離脱中の霊体の声は聞き取ることが出来る。
しかし、心音範囲内に居る場合は聞こえない。
足の速さはハグ、ハントレスと同等。
Dead By Daylight上ただ一人の日本人であり、本名は「山岡 凜(やまおか りん)」

武器

メイン武器
Shattered Katana
(折れた刀)
攻撃すると右手の甲に刺さった破片が刀へと変化する。
サブ武器
Yamaoka's Haunting
(山岡の祟り)
その場に本体を残しフェイズウォーク(幽体離脱)で高速移動できる能力。
-フェイズウォーク中は生存者の姿を視ることが出来ない。
-生存者はフェイズウォークで移動しているスピリットの姿を視る事は出来ない。(但し心音範囲外に居る時に霊体が近付くと風を切るような音が聞こえる)
-心音は残された本体に依存する。
-赤い引っ掻きマーク(足跡)は見えるが血痕は見えない。
-能力解除後しばらく加速を保ったまま攻撃可能。


固有パーク

アイコン パーク名 効果名
怨霊の怒り
(Spirit Fury)
パレットを壊すごとにエンティティの怒りが増幅する。
4 / 3 / 2個の板を破壊すると効果が発動。
次に板でスタンした際、瞬時にその板を破壊する。
(板のスタン効果は通常同様受ける。)

「怒りこそ彼女に流れる血だ。」
呪術:霊障の地
(Hex: Haunted Ground)
呪いのトーテムを2個生成する。
いずれかの呪いのトーテムが破壊されると、全ての生存者が40 / 50 / 60秒間無防備状態に苦しむ。
もう片方の呪いのトーテムは即座に通常トーテムに戻る。

「彼女の家は穢された。」
怨恨
(Rancor)
オブセッション対象者には発電機が完了する度に5 / 4 / 3秒間、殺人鬼が可視表示される。
殺人鬼には発電機が完了する度に3秒間、全ての生存者の現在位置が強調表示される。
全ての発電機が完了するとオブセッション対象者に無防備状態が付与され、
殺人鬼はオブセッション対象者を殺害することが可能となる。
※強調表示はオーラではなくマークでの表示
※オブセッション状態は1ゲーム中1人しかならず、左下のアイコンがエンティティに囲まれたタグ表示が現れる。
オブセッション状態の相手とチェイスを開始した場合、独特な効果音(ヴァン!と恐怖を煽る効果音)が鳴る為、判別可能。

アドオン

+ THE SPIRIT
アイコン 名前 レア度 説明
贈り物の竹櫛
(Gifted Bamboo Comb)
コモン 乱れた髪をやさしくほぐす、歯の細かな竹串。

・山岡の祟りの発動する速度が15%上昇する
草履
(Zori)
コモン 着脱が容易で快適なサンダル。

・山岡の祟りの移動速度が5%上昇する
折り鶴
(Origami Crane)
コモン 願いをかなえる千羽鶴のうちの一つ。

・山岡の祟りが再び使用可能になるまでのチャージ速度が20%上昇する
幸せのお守り
(Shiawase Amulet)
コモン 着用者に幸福と熱狂をもたらすお守り。

・山岡の祟りの持続時間が10%増加する
開運のお守り
(Kaiun Tarisman)
アンコモン 幸運を呼ぶお守り。

・山岡の祟りの持続時間が20%増加する
白のヘアリボン
(White Hair Ribbon)
アンコモン 乱れた髪をまとめるための絹のリボン。

・山岡の祟りの発動する速度が20%上昇する
泥だらけのスポーツキャップ
(Muddy Sport Day Cap)
アンコモン 高校の校章が付いた泥だらけのスポーツキャップ。「凜」という名札が縫い付けられている。

・山岡の祟りの移動速度が10%上昇する
杜松の盆栽
(Juniper Bonsai)
アンコモン

暗藍色の葉をつけた盆栽。かつては山岡家の伝統の象徴だった。

・パッシブフェージングの頻度が20%上昇する
・パッシブフェージングの持続時間が50%増加する
凜の壊れた腕時計
(Rin's Broken Watch)
アンコモン 風防が割れた腕時計。バンドに「凜」という名前が入っている。

・山岡の祟りが再び使用可能になるまでのチャージ速度が15%上昇する
錆びた横笛
(Rusty Flute)
レア 耳に残る音色を響かせる、錆びた横笛。

・山岡の祟りが再び使用可能になるまでのチャージ速度が40%上昇する
線香花火
(Senko Hanabi)
レア 夏の夜を灯す繊細な花火。人生のはかない瞬間が生み出す美しさを演出してくれる。

・山岡の祟りが終了するとスピリットの抜け殻が爆発し、4m以内にあるすべての乗り越え障害物が5秒間ブロックされる
母の眼鏡
(Mother's Glasses)
レア 慢性疾患を患う愛する母が持っていた眼鏡。

・生存者が抜け殻の2m以内に近づくと殺人鬼の本能が発動する
刀の鍔
(Katana Tsuba)
レア 先祖代々伝わる刀の鍔。山岡家のために作られたもの。

・山岡の祟り使用後の再出現時間が20%増加する
・山岡の祟り使用後の再出現時の移動速度が5%上昇する
うちわ
(Uchiwa)
レア 鯉柄のうちわ。暑い夏の日にさわやかな風を作り出す。

・パレットで怯むと山岡の祟りが即座にチャージされる
風鈴
(Furin)
ベリーレア 軒下にぶら下がった小さな鈴を暑い夏の風が鳴らす。

・フェージングの音がすべての生存者に聞こえる
脇差の鞘
(Wakisashi Saya)
ベリーレア 先祖代々伝わる刀の鞘。かつて山岡家のために作られたもの。

・山岡の祟りの発動中、アビリティ発動のボタンを押すと抜け殻に戻り、祟りが解除される
桜のドライフラワー
(Dried Cherry Blossom)
ベリーレア 散り散りになっている桜のドライフラワー。かつては生の儚さの象徴だった。

・スピリットがフェージング中に生存者が3m以内に近づくと殺人鬼の本能が発動する
・山岡の祟りを使用中は赤い傷マークが視えなくなる
厄除けのお守り
(Yakuyoke Amulet)
ベリーレア 怪しげな運命が自分の努力を邪魔するのを防ぐ強力なお守り。

・山岡の祟りの持続時間が70%増加する
・山岡の祟りの移動速度が15%低下する
金継ぎの茶碗
(Kintsugi Teacup)
ウルトラレア 金粉で補修された茶碗。破損箇所も修理箇所も茶碗の一部。

・パレットか壁を破壊すると山岡の祟りが即座にチャージされる
母娘の指輪
(Mother-Daughter Ring)
ウルトラレア 「愛しい娘へ」と彫られた銀の指輪。

・山岡の祟りの移動速度が25%上昇する
・山岡の祟りを使用中は赤い傷マークが視えなくなる

キャラ説明

+ 原文

背景

凜は山岡家の一人娘だった。 彼女が育ったのは、香川県にある昔ながらの寂れた家屋。
凜は私立の高松大学で教育学を学んだが、傾きかけた家計にとってこれは重い負担となった。
また、同年に母親が病気になったことで、借金はどんどんと膨れ上がった。
凜は少しでも家計を救おうとバイトに励んだが、負債額が減ることはなかった。

日々増えていく借金。凜の父親は、その状況を打破すべく、勤務時間を倍にして働き始め、昇進を目指した。
しかし、その頃から彼は睡眠不足に悩まされるようになった。
絶望的な状況を突きつけてくるような悪の囁きに毎晩うなされるようになったのだ。
疲れ果てた彼は、今の状況を説明し、ボーナス、前払い、休みなど、あやゆるものを乞うてみたのだ。

しかし、彼の欲求は拒否された。
彼の働く会社は、その頃、製品ラインの一部に欠陥が見つかり、甚大な損害を出していた。
誰かが責任を負わざるを得ないその状況で、凜の父親に白羽の矢が立ってしまったのだ。
結果、彼は22年間勤め上げた会社から呆気なく解雇された。

その晩、凜は仕事を終えて帰宅した。
いつもレストランに遅くまで残っては、客の相手をしていたのだ。
自転車を倉庫に止めていると、屋内から母親の悲鳴が聞こえてきた。

凜は家に駆け込み、階段を登って両親の部屋に向かった。
床には、母親のバラバラの死体が散らばっていた。
すっぱりと切り落とされ、不自然に絡まりあう手足。 切り開かれた胸郭が飛び出た胸部。
凜は思わず吐きそうになった。

その時、凜に向かって鋭い刀が振り下ろされた。
とっさに刃を腕で食い止めた凜。 剥き出しの前腕に刀が刺さったが、目の前の衝撃的な事実に、痛みなどどこかへ吹っ飛んでしまった。
険しい表情で刀を手にしているのは他の誰でもない、父親だった。
彼を止めようと思った凜は大声で叫んだが、父親は再び彼女の腕を切りつけた。

慌てて逃げ出そうとした凜は、床に飛び散った血で足を滑らせてしまった。
戸の枠につかまり、凜が立ち上がると、刀は壁を突き破り、彼女のもう一方の腕を裂いた。
凜は苦痛に叫び、廊下へとよろめき出たが、再び父の刃が襲い掛かってきた。

彼女は震えながら、切られた柔らかな腹部を抑え、後ずさった。
母親の絡まり合った四肢の映像が脳裏をよぎる。

その瞬間、凜は父親に突進し、彼を後ろからよろめかせた。
それでも父親は、凜の切り裂かれた腹部を殴りつける。
あまりの痛みに倒れ込む凜。 彼女が必死に立ち上がろうとすると、父親は今度は彼女の腿を切りつけ、彼女を床に倒れ込ませた。

凜が階段の方に這っていこうとすると、父親は彼女の髪をつかみ、彼女の頭を障子に突っ込んだ。
その衝撃でガラスも割れ、彼女は障子を突き抜けて1階まで落ちてしまった。

上の階から聞こえてくる足音。
凜は必死に動き、割れたガラスだらけの床を這っていった。 ガラスの破片が体に食い込み、肉を裂く。
「父親を止めなければ。」そう思った凜。
彼女や母親へのこの仕打ちを絶対に許すわけにはいかなかった。

吐血する彼女の顎をガラスがかすめ、さらに血が流れた。
凜の耳には、だんだんと低い心音が響き始めた。 体はあまりにも重くなり、もはや動くことはできなかった。

父親の足音で揺れる地面。
彼女はもう自分が助からないと分かっていたが、そんなことは問題ではなかった。
今世であろうと来世であろうと、彼女は必ず復讐を果たすことを心に決めた。

暗い霧がゆっくりと彼女の目の前を覆ったが、それは彼女の憤怒を鎮めることはできなかった。
死なない──まだ死ねない。
流血と復讐を約束するように、闇がそう囁いた。

そして心に誓いを立てた凜は、ゆっくりと目を閉じた。

+ 原文
Rin was the only child of the Yamaoka family. She was raised in the dusty halls of a traditional house in Kagawa.
She studied Education at Takamatsu, a private university, which weighed heavily on her family's shaky finances.
Her mother got ill that year and the bills started piling up.
Rin worked part-time in a futile attempt to help lighten the load.

Her father faced a debt that grew without end. He started working double-shifts in hopes of obtaining a promotion.
That's when he started losing sleep. A dark whisper would keep him awake all night, reminding him of his hopeless situation.
Exhausted, he started to lose grasp of reality. Fighting to deny what the voice whispered at night, Rin's father made a desperate move.
He met with his superior and explained his situation. He begged for a bonus, an advance, time-off---anything.

His request was denied.
The company had launched a defective production line that was costing them dearly.
Someone had to be held accountable and Rin's father fitted the bill perfectly.
He was fired after twenty-two years of service.

That evening, Rin came home from work.
She'd stayed late to entertain customers that lingered at the restaurant.
As she parked her bike in the shed, she heard her mother's scream the house.

She rushed in, climbing up the stairs to her parents' room.
There she found bits and pieces of her mother on the floor.
Her limbs were clean-cut, tangled up in an unnatural position. Her breasts were sliced up, revealing her rib cage, which was cracked open.
Rin gagged.

A sharp Katana came crashing down.
Rin blocked the blade, which bit into her bare forearm. The shock of recognition interrupted her pain:
her father was wielding the Katana with a stoic expression.
She cried out to make him stop, but he slashed her arm again.

She rushed off and slid on the blood-smeared floor.
Using the door frame as support, she raised herself up. The Katana ripped through the wall, cleaving her other arm.
She screamed in pain as she limped into the hallway, only to be met by her father's blade.

She stepped back, trembling, as she held together the soft loose flesh of her abdomen.
Images of her mother's tangled limbs flashed before her eyes.

Rin charged at her father, making him stumble back.
He punched her torn abdomen and she recoiled in pain.
As she struggled to get back up, he slashed her thigh, making her collapse on the floor.

As she crawled towards the stairs, he grabbed her hair and yanked her against a partition.
The glass shattered on impact and she fell through, landing one floor down.

She heard footsteps somewhere above her.
With effort, she moved, worming her way into a sea of broken glass. The shards gnawed at her, ripping her flesh.
He had to be stopped.
He would not get away with what he'd done to her--with what he'd done to her mother.

Coughing up blood, her chin grazed the glass, adding to the bleeding.
A low-pitched heartbeat started to ring in her ears. Her body felt so heavy she could no longer move.

The ground shook with her father's footsteps.
She knew she was not going to make it, but she no longer cared.
She would make him pay, in this life or the next.

A dark Fog slowly veiled her eyes, but it could not subdue her rage.
She would not rest--not yet.
The darkness whispered, promising blood and revenge.

An oath was made and Rin closed her eyes.

戦法

固有能力の「山岡の祟り(フェイズウォーク)」の奇襲能力で生存者を倒すキラーだが、能力の性質上これに頼らない地力が必要になる。
  • 山岡の祟りはキラーの能力としては非常に取り回しが悪く、気軽に使える能力ではない。
    ※ナースのブリンクとは全く異なり、どちらかといえば「レイスの透明化」と「ピッグの奇襲攻撃」を足して割ったようなイメージ。
    • 祟り中は生存者の姿が見えなくなるため、精確な位置はほとんど分からない。
      生存者が発する音は通常通り聞こえる他、走った足跡も見えるが、血痕は対応アドオンを付けなければ見えない。
      • 生存者のオーラを可視化するパークも無効。なお固有パーク「怨恨」はオーラではなくマークのため祟り中にも位置を確認できる。
      • 接触判定は残っているため、生存者と衝突すると引っかかり、そこに居ることが(お互いに)わかる。
    • 祟り発動までのチャージ中は移動できない。基本の最大持続時間は5秒。ゲージを吐ききった場合のクールタイムは基本20秒必要。
      • 能力ゲージが全快の状態でのみ発動可能。そのためクールタイムはゲージ残量(=祟りの使用時間)に比例して変動する。
      • 移動速度は上がるが発動まで足が止まり、発動しても生存者が見えず、使用後にはクールタイムも存在するため、チェイス中に細かく使って一時的に加速し追い詰めるといった目的には使いにくい。
        ナースのブリンクと違い障害物を透過したり窓枠を超えるといったアクションは不能なので、歩いて通れない場所を通ることはできない。
    • 代わりに終了時に隙は一切無く、高速移動効果も少しの間持続し、もし近くに生存者を見つけることができれば即座に攻撃に移ることができる。
    • こういった性質から、チェイスでは板や窓枠などで引き離されてしまった時や強ポジに逃げられてしまった時の切り札として、あるいは板を挟んだ状況などでの駆け引きに使っていくこととなる。
    • わかりやすい効果的なタイミングは救助に走ってきた生存者を狩れる状況。
      生存者の位置が分かりやすく、ギリギリのフック救助などはキャッチも狙いやすい。
      また救助されたとしてもそのまま隙ゼロで追跡できるためフック救助直後の追撃もしやすい。
      • 足跡の拡散範囲を狭め、移動ルートを明確にするパーク「捕食者」を用意しておくと見失いにくくなる。
      • 音を頼りに追尾することを考えると「強ポジとは言い難いが、生存者側の読みや操作にミスがなければ多少なりと時間を稼がれる」ような「微妙な」ポジションの板は、あえて割らずに残しておくという戦略もある。
        板は生存者にとっても障害物であり、飛び越えるなら祟り中にも音で位置が分かりやすく、乗り越えるには時間がかかり、迂回するなら移動を制限ができる。
  • 祟り中に発している独特の音は生存者にも聞こえてしまうため、奇襲でのキャッチは油断している相手にしかできない。
    • 無理にキャッチを狙うのではなく、急接近して視界や攻撃範囲に収める目的で使うのが堅実。
      ギリギリ救助以外では生存者には逃げる猶予がある。
    • 発電機などへ接近する際は、あまりに近すぎると周囲が見えず早めに離れた生存者を逃がしてしまうことになる。特に音ではなく「凍りつく背筋(猫)」などの探知パークの反応で早めに離脱する生存者には、歩いて隠れる猶予を与えてしまいかねない。
      発電機などへ接近する際は、作業音が聞こえないなら発電機が視界に入る少し離れた所で早めに解除すると歩いて逃げる生存者も視界に収めやすい。距離があると直後の攻撃は難しくなるが、確実に追い詰めるなら「視界に捕らえること」を重視したい。
      • 移動時間に余裕があるなら強いポジション側から接近するように飛ぶと、生存者を強いポジションへ逃がさずに追い詰めることができる。
    • なお祟り最中の音は開始地点との距離が近い場合(8m?24m?心音範囲?)は聞こえなくなる。近くに居ながら作業を進めるような生存者はキャッチできる、かもしれない。
  • 負傷させることができればうめき声でおおよその位置を認識できるため、祟り中の索敵がしやすくなる。
    • パーク「喘鳴」と組み合わせるとより効果的。
    • 血痕系パークで祟り中に追うのはアドオンとの併用が必要。
      • 祟り発動中は血痕が強調されるらしく、ステージに最初から存在する血溜りが明るく見えるほか、発動の瞬間に一瞬だけ負傷者の落とした血痕も強調される(直後非表示になる)。
  • 生存者側からはただ止まっているのか、祟りを発動しているか分からない。
    そのため「あえて止まるだけ」「チャージを中断して留まる」という牽制が成立する。静止している姿を見せることで回り込みを予想させる戦法。
    • ただし警戒されると逃げられ距離を取られてしまう。引き返さざるを得ない状況を作ってからでなければ、こちらに向かってくるのは無謀な生存者だけである。
    • しかしこれにより立ち止まって見せるだけで「強いポジションから離れさせる」ことができる。そうして逃げるのを確認してから改めて祟りで追尾し、追い詰めるのだ。
      もし逃げないようであれば動き方を見て祟りで近づき奇襲しよう。抜け殻から近ければ気づかれずに接近し攻撃できる。
      • 可能なら静止したときの生存者の動きをそれぞれよく観察して癖を読み、逃げるようならすぐ祟りで追いかける、逃げないようならすぐ祟りで奇襲といったこともしていきたい。
    • あるいは反対に「そこにいるように見せかける」という使い方もできる。
      フックや瀕死者の近くから祟りを使うことで、残り数秒で段階進行という際に他の生存者へ牽制をかけつつ先周りをすることができる
    • いずれにせよ看破されてしまえばそれまでだが、そこがこの固有能力の妙味である。

「パッシブフェージング」という特殊能力を併せ持っている。この能力によって祟りを使わずにチェイスをしていても生存者を幻惑する効果がある。
  • チェイスには使いにくい「山岡の祟り」を補佐する第二の固有能力。
    キラー主観では何もおきていないが、生存者側には時々「短い祟り」のような動きをしているように見える。
    ラグのように見えるが、効果音がするなら仕様。
    • 時折「祟りの音と共に、ラグによるフレーム欠けのように表示が飛び飛びになる」という動きを見せる。キラーはただまっすぐ追っていても、生存者からは距離の変化がコマ送りのようになるため、動きの予測が難しくなる。
      • 特に不慣れな生存者は「祟りを始めた」と誤解して裏へ回る為に引き返してくることさえある。しかしキラーからすると「ただまっすぐ追っていたのに生存者が近づいてきた」という状況で簡単に攻撃できる。
        ※足音などはバッチリ聞こえるため祟りが始まっていたとしてもその動きは無謀なのだが…なお生存者の急な謎挙動にキラー側が驚く模様
  • パッシブフェージングの効果は単に画面上の表示だけなので、距離を取られてしまうとあまり意味を成さない。
    • キラー側に生存者をしっかりと追跡できる地力がなければフェイント効果も大して役に立たない。
      基本的にはミスを誘発する「可能性がある」だけの能力。もちろん侮れないが。
    • 距離を取られてしまった時は逃げるルートを予測して祟りで距離を詰めるか、すっぱり諦めよう。

アドオンについて
  • 主に祟りの能力を改善・強化したり、祟り直後の状態を強化したり、祟りの音を聞きにくくするアドオンがある。
    • 「数珠」アドオンは説明が分かりにくいが「祟り最中に出る音が聞こえる範囲を狭める」というものとのこと。奇襲をかけやすくなる。
    • 「脇差の鞘」「刀の鍔」アドオンの「再出現~」は"祟りを解除した直後"のことで、解除直後の移動速度を増加させ、さらにその時間を延長する。
      アドオンがなくても解除直後は少しだけ速く移動できるが、これらのアドオンを入れるとその通常よりさらに速く長くするというもの。
    • ウルトラレアアドオンの「母娘の指輪」は足跡が見えなくなり追跡が難しくなる代わりに超高速移動が可能になるもの。
      「父親の眼鏡」は血痕が見えるようになり、負傷者への追跡性能がアップする。
  • パッシブフェージング強化アドオンは発生頻度や振れ幅を増強するもので、より生存者の判断ミスを誘いやすくなる。
  • アドオンやその組み合わせによって山岡の祟りの位置づけや使い方、そこから適した戦い方が少し変わってくることになる。
    移動速度特化で「バーベキュー&チリ」に写った地点へぶっ飛んで行ったり、血痕チェイス特化で負傷者を確実に始末したり、解除時特化で奇襲攻撃を確実なものにしたり短時間祟りから高速攻撃をしかけたり、パッシブ強化で細かい読み合いを拒否したり、チャージやクールタイム短縮で細かく使っていったりと、色々な組み合わせを楽しんでいこう。
    • なおアドオンによって強力になるためか、素の固有能力は控えめと言ってもいい。アドオン無しではかなり厳しいためコモンアドオンでも使い倒していこう。
      レア以上のアドオンで強化された効果に慣れると「基本性能は妥当かな」とさえ思えるようになるだろう。…多分。

使い方のまとめ
  • 「山岡の祟り」による奇襲は強力だが、それだけで狩り立てられるほどに生存者の動きを先読みできるのでなければ、「祟りは高速移動能力」というくらいに割り切って使う方が安定するだろう。
    距離の近いチェイス中、無理に祟りを発動させて逃げるチャンスを与えてやることはない。
  • 基本が徒歩と言っても無能力なわけではなく、幻惑能力の「パッシブフェージング」があるため慣れない生存者が相手なら意外と倒すことができる。
  • 「静止した姿を見せて、生存者がどう動くのか見る」ことで相手の出方を探る駆け引きが肝要。
    反応の傾向を観察すればこちらの行動指針を決める判断材料になり、先読みの精度も高めることが出来るようになる。


対策

奇襲、キャッチに要注意
  • 「山岡の祟り」によって通常でも心音外から一気に接近してくるため、心音がしないからと油断をしないこと。
    • 心音がしない程度に距離がある状況での祟りは独特の音を発しているため、聞こえたらすぐ作業を止めてキャッチを防ごう。
    • 基本的な行動指針は他のキラーと変わりなく、発電機や呪いのトーテム目掛けて接近してくる。作業中は特に音へ注意をしておくこと。
    • 音が聞こえるまで接近された時点で射程内に捉えられているため、攻撃を受ける可能性が高い。負傷中は早めの離脱が必要。
    • なお祟り中の音は、キラーの抜け殻との距離が近い場合(8m?24m?心音範囲?)は聞こえなくなるため近い時は離れよう。
  • 居場所がバレる状況、つまりスキルチェック失敗や「狩りの興奮」の発動時、固有パーク「怨恨」が発動する発電機修理直後などは狙われやすいと覚悟しておこう。当然吊るした直後の「バーベキュー&チリ」も同様。
  • フック救助はこのキラーにとって絶好の奇襲ポイント。心音がしないからといって安心してはいけない。
    • 特に救助のタイミングが分かりやすいと事前に接近されるどころかキャッチされてしまうこともあるため、耐久ギリギリの救助などは非常に危険。
    • 祟りで高速移動することができるため、追撃範囲が比較的広いタイプのキラーと言える。
      救助後その場での即治療は確実な余裕があるときに限ったほうが無難。
      • 祟りの発動直後、例えばフック近くから祟りで離れた時などは直後に祟りが来る危険が無いため、心音が無いのなら比較的安全に救助ができる。


祟り対策の基本は「逃げる時に距離を取りつつ隠れる」こと
  • キラーの姿が見えない時、または追われている最中などに遠くでキラーが静止した場合は、山岡の祟りを発動している可能性がある。
  • 祟り中はこちらの姿が見えないが、発する音は聞こえている。
    • 走って逃げると足跡だけでなく、足音によって方向や距離がバレてしまう。
      なるべく距離を取りたいが安易に距離をとろうとすると祟りによって一気に距離を詰められてしまうことがある。草を踏み分ける音も聞かれないよう注意が必要。
    • 当然、治療・セルフケアの音も聞こえている。板窓で向かい合ってセルフケアをする行為は余程大回りでなければカモになる。
    • 負傷中は「鋼の意志」がなければうめき声によってバレる他、
      対応アドオンを装備している場合は血痕による追跡を受けることもある。
    • ある程度の距離をとって心音が遠くなり、姿も見えない状態や静止状態が見えたら歩いて隠れることも考えよう。
      • 祟り中も接触判定は存在するため、音の聞こえる状態で何も見えない所に引っかかってしまった場合は十中八九キラーだ。
  • 棒立ちしている=祟り中と考えてしまい、見えているキラーへ近づくのは非常に危険。ただ立って見せている「誘い」の可能性がある。あるいは祟りを発動しておいて元の位置に戻ってくるパターンもある。
    • 「走ってキラーの姿に近づく」のは禁忌。音と痕跡で位置がバレるため、祟りの発動の有無に関係なく危険。
    • ちなみに山岡の祟りの効果時間は基本5秒しかない。アドオンでいくらか延長できるがチャージ時間を含めて10秒以上も静止しているとなった場合、ただの棒立ちと見て差し支えない。
      ただし「しばらく止まった状態から祟りに入る」という場合もありえるため「今現在祟りではない」という保証は無い。
    • 堅実に立ち回るのならば棒立ちを確認したら抜け殻から距離を取って逃げよう。
      • 抜け殻に近すぎると祟り中の音がしない。棒立ちしているキラーの姿が近すぎる場合はとにかく距離を取る事を最優先。
      • なるべく距離をとりたいが、走ってしまうと祟り中の追尾が楽になってしまう。走る、歩くをうまく使い分けて距離を取ろう。
        棒立ちからこちらが見える位置では走りつつ、見えない位置では歩いて足跡を消して距離をとるのが理想的。
      • 強いポジションでお見合いを続けたい時でも悠長に立ち止まらないこと。止まった相手はカモであり、奇襲攻撃を誘ってしまう。
        あえて2~3秒止まって奇襲を誘いちょっと動いて回避を狙う、というのもタイミングがずれると攻撃を受ける危険があり難しい。
  • 祟りは持続時間の短さの割にクールタイムが長く、連続発動できない。
    • 強いポジションで祟りを使わせつつ逃げることができたら、10秒程度は祟りを絡めた動きを考えずに済む。キラーの様子を見ながら逃げよう。
    • 祟りを使わせつつ板などで距離を取れる状況の時は、距離を取るように大きく逃げるチャンス。堅実に立ち回るなら距離を取ろう。
  • キラーが固有パーク「怨恨」を持っている場合、発電機の修理完了時に位置がバレてしまうため生存者にオブセッションがいる時は注意して動こう。近くで隠れたままだとすぐ見つかる危険がある。
    • 特にキャンプしているキラーの所へ隠れて近づいていると、発電機修理完了された時の「怨恨」の効果で位置がバレて追われる危険がでてくる。
  • 探知系パークは透明化している祟り中のキラーにも反応する。(抜け殻にも反応するらしい?)
    「凍りつく背筋(猫)」も素直に向かってくるのなら対応でき、早めに離脱できる。
    • (※「闇の感覚」や「執念の対象」などキラーのオーラを映すパークがどのように反応するかは筆者は分からないので分かる方がいれば情報をお願いします)

フェイント能力に注意
  • 前記したが祟りを起こしているかどうかは一見では分からないため、必要に迫られなければキラーに近づくような動きをしてはいけない。
  • またこのキラーには「パッシブフェージング」というフェイント能力があり、時おりコマ飛びのような動きしてくる。
    これは「山岡の祟り」とは連動していない独立した能力で、平時から制約なく発生するため読み違いに注意。動きながら飛ぶ能力はパッシブフェージングだ。
    • パッシブフェージングは生存者側から見ると断続的な動きに見るが、キラー側には何の通知も効果音もなく、一般的なキラーの視点そのままであり、操作において有利不利いずれの影響も受けていない。
      「祟り」でなければ生存者を見失ってはくれないため、下手に方向転換せず距離を取りつづけよう。
    • 障害物の周囲などをキラーの動きに合わせて回るといった逃げ方が、この自動フェイントによってすぐ崩れてしまうことがある。
      よほど障害物の大きい強ポジでなければそうした逃げ方は危険である。
    • また飛ぶときは一瞬ステイン(キラーの赤い光)が消えるため、互いに姿が見えない状態でのステイン頼りの動きはさらに危険。
      • 強いポジションではフェイントを受けにくいが、今度は「山岡の祟り」を使ってくる危険がある。キラーの姿だけではなく音にも注意して動こう。
        ただしキラーの抜け殻に近すぎると祟り最中の音が聞こえないとのことでキラーの姿が近すぎる場合は離れる事。
    • 板を倒す際も本当に止まったのかフェイント能力で来てないように見えるだけなのか判別できないので、他のキラー以上に板待ちは死を招くことになる。倒して意味のある間合いであれば、すぐに倒すくらいでいいだろう。
      • ついでに言うと固有パーク「怨霊の怒り」に「不屈」を併用されると「当てた方が逃げる時間を稼げない」という事が起きるため、そうした意味でも強引に狙っていくべきではない。
    • しっかり安全に距離を取るように逃げることができればフェイント能力に困ることは無い。

根本的な注意点
  • ナースとは違い、このキラーの通常移動速度は標準からわずかに遅い程度(4,4m/s)であり、祟りが無くとも生存者を追跡し攻撃を加えられるだけの追い足を備えている。
    • 「見つかっても祟り中に隠れればいい」なんて甘い計算は通用せず、板窓まで逃げられる分の距離が無ければそのまま斬られてしまう。
    • 負傷してしまえばうめき声で祟り中も感知されてしまうため、追撃の祟りから逃れることが難しくなる。「鋼の意志」が無いようなら負傷さえしないよう立ち回るほうが安全。




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