第二部、『Fate/despair やる夫は月の海できらきーを導くようです 』で登場した
各サーヴァントやマスター達の持つ多種多様な宝具についてまとめたページです。
※なお、データの追加に関しては、宝具の全テキストが完全に開示されてからでお願いします。
そうでもしないと編集作業がめんどくさ(ry)
【ランク:EX】
・
『全て偉大なる妖精郷(アヴァロン)』 使用者:
アンジェリア・アヴァロン
ランク:Ex 種別:結界宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
星の末端であるアヴァロンの体内に展開される固有結界。
その領域は、アーサー王伝説の常春の土地、妖精郷そのものである。
騎士王が持つ聖剣の鞘が持つ「遮断」の属性ではなく、「永遠」の属性である。
アヴァロンという妖精郷が延々と続く理想の具現であり、持ち主の死の因果を抹消する。
外部から一切の「死」をアヴァロンは無効化し、克服する事ができる。
同ランク以下の如何なる宝具でもこの効果は無効化する事ができない。
さらにイングランド領域内の英雄に限り、その性質を著しく変換する。
イングランド領域内で、騎士という騎士に名誉を与え栄光を与えた事から、
対象の英雄の逸話を選び出し、誇張し大幅に強化する事ができる。
なお、対象が円卓の騎士の場合はさらにボーナスを得る。
・
『十二怨嗟・裏切りの大罪(ブランカンドラン)』 使用者:
アサシン(ヴィクトル)
ランク:Ex 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
シャルルマーニュ十二勇将を裏切り、その功績を穢し尽くした咎の具現。
彼らを嫉妬し、敬畏し、愛し、それを壊したアサシンの罪そのもの。
アサシンはシャルルマーニュ十二勇将の名誉を疎んじ、それを奪おうと裏切った。
それ故に英雄の象徴たる宝具を奪い使用する事が出来る。
その名誉、功績や伝説そのものを奪い取り真名解放まで行う事が出来る。
ただし、アサシンが召還する宝具はシャルルマーニュ十二勇将からランダムに召還される。
彼が嫉妬し、敬畏し、愛したのはシャルルマーニュ十二勇将全ての威光であり、
シャルルマーニュ十二勇将の個人の騎士に分別を付けていないからである。
真名解放をしても使い手の技量に依存する為に十全に機能しない宝具も多く、
複数の宝具を重ねて使用する度に魔力消費は爆発的にふくれあがる。
対軍宝具以上を使用する際も魔力消費は規模に応じて増加する。
この宝具は聖杯戦争に召還されてから、「12回」までしか使用できない。
・
『破壊よ、我が身を焼け(シヴァ・マハーデヴィ)』 使用者:
バーサーカー(ジェレミア)
ランク:Ex 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉:1
我が身を焔に捧げ、世界を終わらせる破壊神を宿らせた具現。
この宝具により、破壊神の権能の一部をその身に宿らせて行使する。
バーサーカーの一撃は神に捧げた事により燃え盛りながら、
復讐に狂い、眼前に存在する全てを粉砕してこの世から消滅させる。
バーサーカーの攻撃の判定に失敗した者は全身が破壊の権能により、
回避や防御を許さずに粉砕される。この判定は幸運で行う。
この宝具が発動している最中は「□額冠す聖晶」の効果が停止する。
さらに狂化スキルの補正を上昇させ、魔力消費を倍増させる。
この宝具発動中は「□魔力放出(焔):A」を得る。
・
『妖精の書(フェアリー・エレメンタル)』 使用者:
キャスター(トレーズ)
ランク:Ex 種別:対星宝具 レンジ:∞ 最大捕捉:∞
キャスターの記した星の触覚である精霊を縛る書物。
本来は人に制御できない精霊を文献として定義して縛りつけている為、
交渉して使役する事が出来る。
「サラマンダー」「シルフ」「ウンディーネ」「ノーミード」を使役できるが、
強大な星の触覚を制御するのは宝具を以てしても難しい。
キャスター自身も完全に使いこなし居るとは言いがたく、
精霊種の気まぐれに大きく影響する。
キャスター自身と精霊種との関係性が大きく関与している為に、
関係性が険悪だと術者であるキャスターにすら襲いかかる。
彼女等を呼びかけているだけであり魔力の消耗は星の触覚である側の
精霊が負担している為に術者に負荷はない。
・
『他者求道・包括欲界(ナ-ガ・ム-チャ・ラ-ダ)』 使用者:
クルル曹長
ランク:Ex 種別:対文明宝具 レンジ:0 最大捕捉:70億
菩提樹の木の下で瞑想をしていた仏陀を、激しい嵐から七日七晩守り抜いた逸話。
この世の禅の修行者全てを守護する龍神としての権能の一端でもある。
ムチャリンダの外皮はこの世総ての“悟り”を妨害する物を遮断する。
如何なる“悟り”への妨害も遮断する概念を攻性に利用している。
ムチャリンダが全ての“悟り”の妨害を遮断する事から、
自身の周囲に“悟りを妨げる概念”を常に展開し続ける。
さらに内外を反転させる事により、体内を“悟りを妨げる概念”として固定している。
ムチャリンダ自身を五感で認識した事をトリガーに自身の結界内に取り込む。
この認識は魔術的などの間接的な認識であっても、時間の蓄積により発動する。
なお、高位の神秘であるサーヴァントには感覚の触手により、直接、“触覚”を発動する必要がある。
その体内である結界内は“悟りを妨げる概念”の奔流の渦である。
マスターには悟りを妨げる“快楽”を。サーヴァントには悟りを妨げる“苦痛”を。
体内で創造された世界で、永遠に本物として受け入れる事になる。
この結界内から出るには“快楽”を拒絶するか、“苦痛”を受け入れる必要がある。
ムチャリンダの禅をする者の性質上、“悟り”に著しく近づいた者が結界内に発生した場合、
本来の結界内(体外)の禅者を、結界外(体内)の“悟りを妨げる概念”と矛盾を引き起こし、
この宝具は崩壊する。
・『万象溢れよ運命の奴隷(フェイト・オーバーフロー)』
ランク:Ex 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
キャスターが所持する運命を記述するペンの一つ
キャスターが持つ神々の偉業を口伝という自由で無限の可能性を持つ領域から、書籍という形あるものに捩じ曲げた功績の具現。
例え、如何なる者でもこの宝具によって「運命(Fate)」が固定される。
キャスターが書いた現象は因果逆転により、現実はキャスターの実行した儀式(執筆)の内容通りに必ず進行する。
なお、吟遊として発動する必要が有るので高度に発達した専門的な様式が必要である。
それは幸運でも魔力でも変更が不可能な「運命(Fate)」であり、如何なる大英雄・神々も覆す事ができなかった「現実」である。
キャスターは常に現実を書き換えて全てが自身の有利になるように変更する。
この宝具は超長期的な「運命」の操作等は容易に行なう事ができるが、超短期的な「運命(Fate)」の変更はできない。
(1週間以上前なら神霊でさえ封殺し破滅に追い込む事ができるが、目の前に迫る弾丸を回避する事はできない。)
この宝具の成功判定はライターの持つ執筆技量にかかっており、本人が納得いく美しい展開なら無条件で成功する。
なお例え、納得しない展開であっても幸運のランクに比例して成功する。
そしてライターは書いた物語を常に観察し楽しむ事ができる。
なお、ライターは聖杯戦争全ての「運命(Fate)」を固定しているため、聖杯戦争の参加者では殺す事は困難極まりない。
ライターを殺す為にはシナリオの外の「運命(Fate)」の元に戦う他に無い。
それか……彼自身が自らの結末に納得して舞台を降りる時だけだろう。
・『豊穣の宝剣(フレイ)』
ランク:Ex 種別:対文明宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
豊穣神フレイが持つ絶対勝利の権能たる宝剣。
所有者の望みを叶え、必ず勝利を引き寄せる。
謂わば、聖杯と同じ願望を叶える装置の宝具。
伝承保菌者として大幅に劣化してようやく扱え、
本来は神の権能を具現化さした神の宝具と言える奇跡。
この宝具の持ち主はあらゆる判定を成功させ、
敵対する者の判定に常にファンブルを発生させる。
判定に対抗する為には物理的な側面ではなく、
また、運命に抵抗する幸運でもなく、自らが法則を持ち
神性、または最高位の因果改竄宝具が必要となる。
・『王の領域(イェケ・モンゴル・ウルス)』
ランク:Ex 種別:結界宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
ライダーが築き上げた世界最大版図の最強の帝国領域。
死後も広がり続け、無限の侵略と蹂躙を重ねた伝説そのもの。
その心象風景が固有結界として具現化している。
ライダーの心象風景は無限に広がる広大な蒼天と大地であり、
何もかもが、世界全てが「侵略」として定義されている。
その狂気とも言える侵略の意思は因果の逆転現象を引き起こし、
固有結界内の因果すら改竄する。
固有結界の中にいる限り、時間経過と共にライダーが「侵略」する因果に固定される。
因果により「結果」が固定された後は、その「結果」に過程が辿るのみである。
相手が不滅不死であっても神々であっても、ライダーを上回る存在であっても、
ライダーはこの固有結界の中に限り、全てを無視して「侵略」して勝利する。
この宝具は同ランク以上の『対界宝具』でのみ破壊できる。
また、同ランク以上の固有結界で心象風景の具現化をレジストできる。
そして、この宝具の本質はライダーが生涯において徹底した分断や地形の利用にも長け、
広大な版図の中でライダーが好む地形を選出して、固有結界に適用できる。
ライダーの戦法である物量と分断を反映しており、通常の固有結界より遥かに操作に長ける。
心象風景を変改しているのではなく、ライダーの心象風景が異常なまでに広大だからである。
固有結界という枠組みの中で具現化にするには、ライダーの世界(心象風景)は広大すぎる。
- 『蒼天侵略す終焉の狼(エセゲ・マラン・テンゲリ)』
ランク:Ex 種別:対界宝具 レンジ:5000 最大捕捉: -
ライダーが己の生涯を具現化して発動する最終宝具。
真名解放と共に祖霊の神獣『蒼き狼』と化して、
神霊規模の大魔術に相当する破壊と侵略の概念を発する。
ライダーが生前に世界をも侵略した事実に基づく、侵略の波動。
その波動に触れた物は侵略され、魔術・概念であれ無条件で破壊される。
「世界」を踏み躙り、砕き尽くすライダーの生涯そのものであり、
宝具を止めるのは、単身で世界侵略を食い止めるのに等しい。
使用条件として、侵略するべき世界である固有結界内があり、
結界内部でライダーの仲間達の数だけバックアップとなる。
ライダー単体での侵略ではなく、数多の英雄達による世界への破壊であり
ライダーが全ての英雄を背負い挑む覇業であるから。
拡散され喰らい合う侵略の概念は、時空破壊となって敵対する全てを蹂躙する。
対粛清ACか同レベルのダメージによる相殺でしか防げない。
使用時のライダーの肉体は実体がなく、侵略と殺戮の概念渦となる。
呑み込まれた最後の神霊であっても「蹂躙」され死亡する。
この宝具が発動しているライダーは1つの世界に等しい。
【ランク:A】
・
『約束された栄光の証(エクス・グロリー)』 使用者:
アンジェリア・アヴァロン
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:99 最大捕捉:99
人々の想念が星の内部で結晶・精製された神造兵装であり、
その性質は人類が恐怖し栄光を抱く、『大自然の災害の幻想』
聖剣ではなく、名も無き自然災害の猛威そのものである。
人を裁くガイアの怒りであり激情の奔流であり、
所有者の魔力を収束して放つ神霊レベルの魔術行使。
複数の自然の属性そのもの融合攻撃であり、
火山の噴火、嵐の暴虐、海の時化などの、
人々を畏怖させた星(ガイア)の栄光の証。
「人」に使用する場合は、ダメージ判定にボーナスが発生。
ただし、神性などの人ならざる者には逆に、
マイナスボーナスが発生する。
・
『龍葬神憎・世界慟哭す破壊英雄(クルサースパ)』 使用者:
バーサーカー(エクシア)
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
神に奴隷の如く酷使され、この世の悪を駆逐し続けた無双の肉体。
名だたる聖剣や武装もなくその身1つで神に等しい暗黒龍を引き裂き殺す肉体は宝具の域であり、
並大抵攻撃では傷つける事も出来ない。
本来なら神の名の下に振るう武練も、神に見捨てられた事により、
“神の名を讃える善も、悪も、世界をも怨み憎む機械”に成り果てている。
地上の動植物、人の3分の1を貪り殺した暗黒龍の千の魔法さえも耐え切る程頑強である。
悪魔ヒタースパ、太陽まで背丈がある巨魔ガンダルワ、怪鳥カマクなどをも滅ぼす強大な力の権化であり、
通常時は筋力・耐久を1ランクアップさせると同時に強力な物理・魔術・精神耐性を付与する。
部分解放する事によりさらに全ステータスを1ランクアップする事ができる。
ヘラクレスと同等、または上回る大英雄が死の間際に、神に見捨てられ怨み発狂した末路。
真名解放をする事で一瞬のみ、神に等しい暗黒龍を殺した全盛期の大英雄の暴力を取り戻す。
その威力は対人宝具でありながら、大規模宝具も上回る。
・
『勝利の王(マリク・アッザーヒル)』 使用者:
セイバー(ラウラ)
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉: 5000
十字軍・モンゴル軍・フランス軍を撃破し、常勝無敗と謳われた偉大なる最強の軍団。
マムルーク朝の繁栄と創立を築き上げ、イスラム圏では最強を誇った騎兵達を自在にセイバーは指揮する。
「軍隊」という自給自足型の兵団を造り出した概念の提案者であり、その性質は万能。
燃費を抑える為に限定的な召喚になっているが、セイバーの指揮で縦横無尽に降臨させる。
なお、この宝具は厳密には召喚ではなくセイバー自身の肉体と一体化している軍勢の解放であり、
軍勢の視覚共有・情報共有が可能である為、情報収集にも長ける。
さらに大勢の軍勢を内包する事により、セイバーのステータスに全軍勢分の莫大な補正をかける。
体内に召喚した剣を貯蔵する事で体内から常に召喚する事ができる。
それにより遠近距離共に如何なる時でも対応できる万能性を常に発揮する。
召喚数に比例して魔力消費は増大していくが、召喚数に比例して全体が強化されていくという、
人数が多い程、加速度的に強化されていくという恐ろしい軍勢である。
・
『天地廃す絶滅殺戮(エクステーション・オブ・セクメト)』 使用者:
弱音ハク
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
最高神でさえ止める事を諦め、神々が止める手段がなく苦悩した人類を絶滅させる殺戮者としての肉体。
この宝具が発動する事によりバーサーカーの攻撃・体に触れた人類は如何なる状態であっても即死する。
英雄であっても強力な『殺傷』の因果を叩きつける為、強力な副次的な殺傷をもたらす。
宝具に抵抗するにはこの宝具以上のランクの宝具が必要である。
バーサーカーは人類を殺した数に比例してステータスを上昇させ、爆発的な治癒能力を得る。
宝具が発動している間は全スキルが2ランク上昇し、宝具と同ランクの【不死】と【怪力】を得る。
人類の天敵のとしての畏怖は人・獣・神さえも影響を与え、精神力が弱い者は瞬時に昏倒し衰弱死する。
例え、バーサーカーの畏怖に匹敵する精神性を兼ね備えていたとしても行動全てが縛られる。
・
『三王戦車・殲滅の激動(マッハ・チャリオット)』 使用者:
ライダー(菊池真)
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:50 最大捕捉:100
重武装が施され、制御困難なまでの重戦車。
ケルト神話の最強の殲滅の突撃の再現を行なう。
馬の王「マッハ」、戦の王「クーフーリン」、御者の王「レーグ」
その時代最高の英傑達による三位一体の殲滅である。
同乗者の全ステータスをワンランク上昇させる。
さらに一時的に英雄化する事で戦闘を可能とする。
三人の王は戦場で無敵を誇っていたが、
召喚する馬の王を含めても二王である。
それ故に第三者が同乗しない限り真名解放ができない。
ライダーはこの宝具発動中、A+の戦闘続行スキルを得る。
神に祝福されし呪われた身体の宝具化。
バーサーカーの触れた物は無条件で“黄金”となり、
対魔力であろうと魔術であろうと抵抗は不可能。
掠めた範囲からじわじわと浸食し、死に至る。
バーサーカーの自身でも制御できない宝具であり、
対象は生物・無機物・魔術と選ばない。
絶対の祝福にして、最悪の呪いである。
バーサーカーは絶えず飢餓感と拒絶感を味わい、
より性格が捻じ曲がり悪化する。
『同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、同年、同月、同日に死せん事を願わん』
ランサーの義兄弟の、英雄の座をも超えし誓い。
一挙一動は総て大英雄たる2騎と共に行動される。
ランサーの背後に亡霊として連れ添い存在し、攻撃の度に2騎の大英雄の攻撃が乱れ飛び、
致命的なまでに回避も防御も不可能。
近接戦闘では無類の強さを発揮する。
大英雄3騎を同時に打ち倒す他に道はない。
「桃園」の再現により相手の全ステータスをワンランク下げる。
かつての大英雄達の存在に、世界が合わせた結果である。
・
『青銅煌めく鏡蛇盾(アスピディスケ・アイギス)』 使用者:
ライダー(黒崎一護)
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:100 最大捕捉:100人
処女神アテーナーより授かった青銅の鏡盾。
レーダーやソナーの役割を持っており、
鏡面が常にレンジ内の情報を映し出すと同時に、
魔術・精神・物理的に守る盾として機能する。
現在は身体を覆う衣装に擬態しており、
魔力を通す事で、耐久を一時的に倍加できる。
メデューサの首を埋め込んだ事により、
最高レベルの石化の魔眼キュベレイの効果を得ている。
ランク“宝石”であり、魔力B以下は判定で石化する。
例え、対魔力などのスキル・宝具で防いでも、
“重圧”を避ける事は不可能である。
・
『天よ、神器を制す(ディヴィヤ・ナーラー)』 使用者:
バーサーカー(ジェレミア)
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:999
父ドローナから受け継いだ神聖なる武器の数々。
印度神話において全ての神器を収容しているが、
英雄固有の武器などはその限りではない。
維持神ヴィシュヌから与えられた数々の神器を使い、
戦場を蹂躙する事ができ、如何なる状況においても、
その状況に相応しい神器によって迎撃できる。
思考の速度で空を駆けるヴィマーナ、燃え盛るチャクラム、
神々の超兵器であるブラフマーストラなどを使いこなす。
あくまでも所持している武器を使っているだけであり、
魔力の消費は通常の同ランク宝具よりは控えめ。
彼の超人の武芸を補佐する為の武器群である
・
『崩壊する黄金の奴隷(マンサ・ムーサ)』 使用者:
キャスター(海馬瀬人)
ランク:A+ 種別:対国宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
キャスターがメッカの巡礼の際に黄金を寄付し、
ばらまき、経済を崩壊に追い込んだ逸話から。
キャスターが配り続ける資産は一定以上の量で、
配置された時に、この宝具は発動する。
周囲一体の黄金、魔力の価値は大幅に下落し、
魔力パスや魔力炉等の機能が狂う。
単独行動スキルなど保有しても、形成する魔力自体が
の価値が下落してしまう為に機能する事は無い。
全ステータスの2ランクの低下と宝具の制限が起こる。
この宝具を解除するにはキャスター以上の財が必要。
(対人:A 対軍:B 対城:C 対国:D 対界:C以上の
宝具は使用する事が出来ない。)
- 『自己封印・蛇神諸王(ナーガ・ラージャ・テンペスト)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
菩提樹の木の下で瞑想をしていた仏陀を、激しい嵐から七日七晩守り抜いた逸話。
この世の禅の修行者全てを守護する龍神としての権能の一端でもある。
ムチャリンダの外皮はこの世総ての“悟り”を妨害する者を遮断する。
ムチャリンダは獣としての本能を抑える為の宝具として機能している。
ムチャリンダの全ステータスをEまで押さえ込むと同時に、
「寒気も世尊を害することなく、熱気も世尊を害することなく
虻、蚊、風、熱、蛇の接触も世尊を害することなかれ」という逸話から、
マスターを加護する仏陀を守り切った概念を展開する。
未展開時には、自身へのあらゆる攻撃をファンブルさせる。
その力はあらゆる防御判定のボーナスを大幅に上昇し、
魔法や次元干渉すら遮断する鉄壁の守りと化する。
全固有スキルをExランクに変更しマスターに付与する。
それと同時にマスターの全ステータスを2ランク上昇させる。
・
『融け堕ちる日輪の天(ミン・ラー)』 使用者:
アーチャー(わたし)
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:300 最大捕捉:300
豊穣神ミンより授かった神弓。
その弓自体が強大な破壊と膨大な神秘に帯びており、
魔力消費無しで無限に狙撃できる神の武器でもある。
真名解放を宣言すると同時に太陽神ラーの焔を纏わせ、
巨大な焔矢となり破壊力が倍増する。
矢は“太陽”を意味しており、レンジ内の撃ち終えた弓が
増える程周囲の焔の量が増大し強化される。
アーチャーが持ち主である弓総てが同等の加護を得る。
宝具を失ったとしてもアーチャーが弓を持てば、
その弓自体が再び宝具と化する。
太陽は再び登る……
・
『妖精授かりし四極武器(ケイイル・アーム)』 使用者:
キャスター(ディルムッド)
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1
妖精より授かった数々の“魔”武器。
それぞれが得意な性質を持っており、
キャスターは2種の剣と2種の槍を駆使して戦う。
魔を破壊する『破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)』
不治の呪いの『必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)』
総てを断ち切る『大なる激情(モラルタ)』
身代わりとなる『小なる激情(ベガルタ)』
どの宝具も英雄の武器に相応しい武器であり、
同時に行使される2種の波状攻撃を防ぐのは非常に
困難極まりない。
・
『復讐よ、戦場を下せ(ヴァイマーストラ)』 使用者:
バーサーカー(ジェレミア)
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
バーサーカーが復讐に狂い、軍を全滅させた逸話の具現。
この宝具はバーサーカーが劣勢に立たされており、
「□戦闘続行」が発動している時のみ使う事ができる。
周囲一体を燃え盛る野営地に塗り替えて、
敵を「奇襲を受け死ぬべき者」と裁定する。
この事により相手のEx宝具以外の防御機能は全て停止する。
結界内に存在する限り、毎ターンダメージ判定が行われ、
バーサーカーのST判定を常に2倍にする。
・
『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』 使用者:
バレッタ
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:20 最大捕捉:1
フラガの家が現在まで伝えた神代の魔剣。カウンターに特化した迎撃宝具。
「対峙した敵が切り札を使う事」を条件に発動する。
自らの攻撃を「先に成したもの」とする因果を歪ませ順序を入れ替える。
特性上、常に後手を強いられる事になる。
しかし、相手の切札より遅れて発動し、絶対に攻撃よりも先に貫く。
敵の切札より先に命中した瞬間に順序を入れ替え、敵の切り札の発動前に倒したと因果改竄する。
結果的に敵の切札は『起き得ない事』となり逆行してキャンセルされる。
本来、宝具の補充の仕方は、鉱石に伝承保菌者の血をたらして、
秘奥の技法で一ヶ月地下室に置いておくことで完成する。
しかし、バレッタは大量の血と性能を低下に大量に生産する事ができる。
・
『龍帝変化・高志之八俣遠呂知』 使用者:
バーサーカー(シエル)
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
太古の邪龍神の転生逸話の具現化した宝具。
自らの体を龍の体に変容させる事を可能とする。
筋力・耐久・敏捷をA+ランク相当までブーストできる。
この宝具は狂化スキルも兼ね備えており、
肉体の変化によりブーストが大きくなるほど、
狂化のランクが上昇する。
最大開放した場合は最高位の狂化スキルと、
最高位のステータスを手に入れる事ができるが、
マスターの制御が効かない大災害として君臨する。
本来は「□三種の神器」が宝具化するのだが、
「□無辜の怪物」による変質で宝具が変わっている。
・『覇王の血漿(コープス・ホード)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
陵辱と虐殺の果ての屍山血河で構成されている蹂躙の覇道の象徴。
侵略した版図総ての血と怨念がライダーの心臓に凝縮されている。
犠牲者達の残留思念を融合する事により最小規模の儀式陣を作り上げる。
その儀式陣に怨念を纏わせる事により擬似的な兵団を作り上げる。
召還された亡霊たちは、生者全てを虐殺する為に攻撃を開始する。
数えきれない亡霊を餌に『四駿四狗』を始めとした将をも形成する。
召還された軍勢はそれぞれが覇王の兵として虐殺の限りを尽くす。
ライダーが指揮する事で、自身のスキルの1部を与える事ができる。
『王の領域』内において、魔力消費は軽減される。
彼らがいる光景こそが、ライダーの心象風景故に。
ライダーを止めるには陵辱と虐殺の軍を乗り越えて、
この第二の霊核を破壊し尽くす他に無い。
【ランク:B】
・
『尊厳喰らう狂悪の絶望(タブー)』 使用者:
バーサーカー(美樹さやか)
ランク:B++ 種別:対文明宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
人類の嫌悪と恐怖が練り上げた“禁忌の幻想”の側面の具現化。
バーサーカーは嫌悪・恐怖などの負の感情を受ける度に強大化する。
負の感情は次々と伝染する為に発動したら永久に広がり続ける。
人類の“禁忌”の想念の集合体の宝具であるが故に、
スキルである「□禁忌の幻想:Ex」の効力も増す。
本人の通告以外の間接的な真名判明でも発動条件にする。
制御する肉を束ねる事で体の巨大化や強化する事も可能になるが、
「ソウニー・ビーン」の側面ではなく、「幻想」の側面である為に、
体の偽装を解かなければならない。
さらに自身が半ば、“幻想”の領域になり、不死化に近い耐久を得る。
この宝具の持ち主は「□不死:C」を得る。
憎悪され敵意を向けられ殺意を飛ばされる程、宝具の効力は強まる。
人類に呪われ、忌み嫌われるからこその宝具。
発動すれば瞬く間に広がり犯し尽くすだろう。
・
『束縛す不死の祝福』 使用者:
ランサー(ハス太)
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
陵辱され強姦された際に得た不死身の身体。
剣によっても打撃によっても傷つけられる事は無く、
その身体は如何なる攻撃でも弾き返す。
Bランク以下の対人宝具を無効化し、
それ以外であってもBランク分の軽減を行なう。
ランサー自身が神に憎悪し望んだ祝福。
死後に性別が戻った事により、性別が非常に曖昧になっている。
真名開放により筋力ステータス一時的に倍加する。
・
『青龍偃月刀(冷艶鋸)』 使用者:
ランサー(風鳴弦十郎)
ランク:B+ 種別:対人~対城宝具 レンジ:99 最大捕捉:1000
ランサーが蒼龍の神角と仙人の鞘を材料に作り上げた至高の中華ガジャット。
双刀『万人』、柳葉刀『関刀』、大刀『冷艶鋸』の姿を持つ。
蒼龍の水龍の属性を持ち、込める魔力の量により対人規模から
対城規模まで破壊を振るう事が出来る。
持ち主の魔力放出スキルに呼応して威力が増幅される。
この宝具自体がランサーの武装であり、ただの水でもある為に
周囲の水辺から召喚する事も可能である。
非常に応用力に長けた宝具。ランサーの龍の化身の象徴。
・
『他者解錠・無名影写(シェイプレス・ギガロマニアックス)』 使用者:
アサシン(やる夫)
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:50 最大捕捉:1
アサシンの死を司る側面が拡大解釈され、
“見た者を死に誘う”という逸話の具現化した宝具である。
対象以外が存在しない1対1で使用する必要があり、
発動と同時に死への誘いが始まり、対象者の全ステータスが
ワンランクダウンする。
さらに時間経過に連れて死への誘いが加速する事になり、
“不滅”や“不死”の概念を徐々に無効化する。
『自己解錠・無名投影』を使用している時のみ使用可能である。
アサシンの存在自体がさらに曖昧になる為に先読みが著しく
困難になり、【直感】系スキルなどが阻害される。
『自己解錠・無名投影』の使用が前提となる。
・
『神を侮辱す冒涜槍』 使用者:
ランサー(ハス太)
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:15 最大捕捉:5
神々を冒涜し、“槍”を崇拝する様に強要した逸話。
ランサーの持つ槍は、強制的に崇拝させた住民の祈り。
故に幾ら槍に攻撃しても、過去の住民自体が死なない限り、
決して折れる事は無い。
強力な“神々への侮辱と冒涜”が槍に纏わりついており、
【神性】スキルを無効化した上で、神性に関係する宝具、
スキルを総て封印する。
さらに、『束縛す不死の祝福』と併用する事により、
全身を漆黒の槍で覆い尽くして耐久力を上昇させる。
効力を弱体化する事で他の武器にも付与する事が出来る。
敵陣の【神性】の高さによって全ステータスが上昇する。
・
『盲人の抉目葬列(ブルガロクトノス)』 使用者:
ランサー(ダヴィンチ)
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:500 最大捕捉:150
捕虜にしたブルガリア兵の目を抉り、帰還させた悪行の槍群。
100人の捕虜の内99人の両目を抉り、残り1人の片目も抉る、
その1人に道案内をさせて返すという狂気の悪意。
周囲一体に赤槍を地面から召喚し串刺しにする。
赤槍は「視覚の剥奪」から派生した「五感の剥奪」が纏わり付き、
傷を負わす度に五感が奪われていく。 (派生の為、必ず「視覚」から)
なお、捕虜の列を見た王が憤死した事から、
この宝具の被害者を見た者から徐々に生命力を吸収する。
なお、節制を尽くした賢王の側面ではなく残虐王としての側面である為に、
この宝具の発動に限り、【黄金律(偽):A+】の恩恵を受ける事はできない。
・
『私の愛した隣人(インジビブル・ラブ)』 使用者:
バーサーカー(美樹さやか)
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
ソウニー・ビーン家の長年の人肉食の逸話の具現化。
長年に渡って狡猾に旅人を襲い喰らう一家は、
その四半世紀に渡って続いた隠密性の高さから、
自身を透明化して敵対者から身を隠す事ができる。
家族であるソウニー・ビーン家の面々は武装に変化する事ができる。
なお武装に変化しても透明化は可能である。
バーサーカーは透明かつ触れた者を貪り喰らう武装を駆使して戦い、
さらに透明の見えざる家族が周囲に散開し、敵対者に奇襲を行なう。
バーサーカーが愛した家族は、恋の対象でもあり家族でもある。
この世界で最も遠く最も近く、ただ“隣人”であり続ける……
そして、その恋愛はあくまでも“食欲”。隣人(家族)さえも食べようとする
ソウニー・ビーン一家の中でも異端分子。狂気の果ての狂気。
近親相姦や人食いに、殺人、……禁忌の存在であるバーサーカーの象徴。
・
『不義を暴く真実の騎士(ホネスティ・ナイト)』 使用者:
アグラヴェイン
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:500 最大捕捉:20
「円卓の破壊者」の象徴たる長剣。
第一の騎士ランスロットと王妃グネヴィアの秘密を暴いた逸話の具現。
抜剣時に対象を長剣で触れる事により、対象の現在に至るまでの経験を知ることができる。
指定したターゲットがレンジを外れた場合でも自動的に情報を取得し続ける。
この長剣が司る効果は情報操作であり、アサシンは情報操作のみで円卓の騎士達を破滅に追い込んだ。
自分の周囲に関する情報を任意操作する事ができ、世界に情報を誤認させる事が出来る。
また、周囲に情報を伝達する事ができる。アサシンの得た膨大な情報を複数人に転送できる。
その応用により幻術、幻覚などに非常に長ける。
・
『風共駆ける天羽靴(タラリア)』 使用者:
ライダー(黒崎一護)
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
伝令神ヘルメスより授かった天駆ける羽靴。
周囲の風を捕らえ従わせて、足場にする。
つまり、空気を選択的に捉え宙に足場を作り出し、
駆けることを可能とする。
空間を立体として、風に乗り戦い移動の消耗を抑える。
この宝具の風を操る特性から、敏捷を倍加する事が
可能であり、【魔力放出:A+】を付与する。
・
『天塵纏いし金剛の肌(オルランド)』 使用者:
アサシン(ヴィクトル)
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
素手で人間を引き裂く怪力を有し、全身が金剛石のように硬く刃を受け付けず、
唯一傷を負う可能性があるのは足の裏だったというバーサーカーの逸話を具現化した宝具。
足の裏を除いて、同ランク以下の物理攻撃を極端に軽減、無効化する。
また身体能力を大幅に強化し、白兵での攻撃に対人宝具:C並みの威力を付与する。
少女の身でありながら、ここまでの剛力を発揮するのはこの宝具によるもの
・
『永劫標的・次元猟犬(ハウンド・オブ・ティンダロス)』 使用者:
アサシン(封獣ぬえ)
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
絶えず飢え執念深く、次元や時間を跳躍しても永劫に追跡するアサシンの逸話の具現。
アサシンが召還された基本世界とは別の異世界に跳躍する事が可能であり、
その異世界をアサシンは高速で移動する事で、基本世界での転移を可能とする。
転移箇所に出現する為には90度以下の鋭角が必要であり、
瓦礫の角、服の折れ目などの鋭角が存在しない場合は転移できない。
この宝具はアサシンが一度見た標的、匂いを覚えた標的の居場所を把握して転移できる。
なお、この宝具により転移を防ぐのは魔術結界などでは不可能であり、
防ぐのならば異世界からの干渉すら遮断する桁違いの宝具が必要である。
・
『栄華極めし黄金の都(ラクシュリー・マリ)』 使用者:
キャスター(海馬瀬人)
ランク:B 種別:対文明宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
キャスターの生前の史上最大規模の資産を持った逸話の具現。
この宝具がある限り、キャスターの黄金律は消滅しない。
魔力を黄金に、黄金を魔力に精製する事ができる。
キャスターが商取引ができると認識した物(概念上の物を含む)を、魔力などで取引する事ができる。
ただし、この商取引する物品の価値は両者の無意識の演算から導きだされ、
取引する物によっては莫大な費用がかかる事になる。
だが、その状況を守る範囲で取引成立した場合は逆らう事が不可能な強制命令権となる。
商取引の範囲はキャスターの主観で決定されるが、五感、令呪、魔力回路、ステータスと、
非常に多くの範囲を収めている。これはキャスターの視点の広大さからである。
マリ帝国を最高の栄誉と言われるまでに高めた王としての功績。
ただし、クラス劣化の為に最強と謳われた軍勢は呼ばれていない。
・『刀狩変化大仏像』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:20 最大捕捉:100
ランサーが生前に行なった武具の徴収命令。
如何なる者でもこの命令には逆らえず武器を取り落とす。
“武器という概念”そのものに対する働きかけなので、
その形は魔術礼装、槍、拳銃なども問わない。
集めた武器を大仏に変えたという名目の逸話から、
ランサーは落とした武器を収拾し作り替える。
この宝具を使われた者は、無手でランサーと相対し、
勝利しなければならない。
(同ランクより上の宝具は除く)
なおこの宝具を使う度に【神仏の加護:E】は、
僅かづつだが成長していく。
・『天下人、此処に在り』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:20 最大捕捉:100
ランサーが走り抜けた怒濤の大人生の結晶である宝具。
その幻想は何よりも尊く、如何なる財宝よりも価値がある。
体内に常に存在し続ける固有結界であり、外部に展開する時は、
“ランサーが駆け抜けた大出世の生涯”を膨大な魔力で再現する。
外部展開時は、時間経過と共に筋力・敏捷・耐久ステータスが増加し、
高速で人生を再現、時の流れを加速している為に自己治癒も加速する。
敵が張った固有結界を上書きする形で塗りつぶすことが可能である。
体内にある宝具の影響で、7日間かけてステータスが強化される。
なお、7日間目が最大となり、次の日からステータスはリセットされる。
・『二天一流(後の先、断つ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:20
セイバーの駆使する二刀流の剣技、対人魔剣。
“攻撃を見切り断つ”という目標に研ぎ冷まされた技術体系。
後からの反撃、後の先の究極の1つに達しており、
セイバーが察知した攻撃は常に判定に多大なボーナスが与えられ、
見切った段階で、“無傷で相手を斬り伏せる”よう、体が自動に動く。
最小規模の因果改竄であり、時空間を歪める三同時斬撃すらも、
対処可能であったと噂されている。なお、現在は取得できていない。
【ランク:C】
・
『闇夜纏う燕連の忍』 使用者:
アサシン(蜂須賀)
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:200 最大捕捉: -
アサシンの忍衣装が纏う漆黒の霧と体裁きの宝具化。
宝具自体が“闇夜”の集合体であり、姿隠しの迷彩。
発動と同時に周囲を太陽を、光を塗り潰す概念を持つ
“闇夜”を展開して姿を隠す。
忍衣装の迷彩が発動し、敏捷ステータスが倍加する。
さらに攻撃時のみ“筋力ステータス”に“敏捷ステータス”を
加算する。速度に特化した燕の如きは防ぐ事は困難。
“武将”としての動きではなく“忍者”としての武練。
アサシンの逸話が捩じ曲げられて生まれた宝具。
・
『王威、虚言を貫く』 使用者:
セイバー(ラウラ)
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉: -
人々に軽蔑され酷使される逆境の中で育ったセイバーの眼力。
その隻眼に宿るのは異能でも魔術でもなく生涯で築き上げた、
純然たる観察力と洞察力である。
生まれつきの隻眼から、他者からの意識や評価を敏感に察知していた。
相手の心を読む能力は特にずば抜けており、
対人では大きなアドバンテージを持ち、対多でも有利に状況を運ぶ。
近接戦闘では心を読む事により擬似的な未来予知すら可能。
さらに異能や魔術、精神干渉でもなく、純粋な観察力と洞察力の為に、
この宝具を防ぐのは非常に難しい。
・
『鏡像結界・反域封殺(キビシス)』 使用者:
ライダー(黒崎一護)
ランク:C+ 種別:対結界宝具 レンジ: - 最大捕捉:1人
冥府神ハーデースより授かった迎撃の皮袋。
相手の結界に取り込まれると発動する迎撃宝具。
裏返しで結界を包み込み、結界の『内』と『外』の概念を反転させる。
裏返された力は結界の『内』に取り残された術者を襲う。
相手の結界や陣地をランクに関わらず、効果を反転させる。
宝具の効果は設置されている罠や飛び道具にも適応できる。
投擲者という『外』から、ライダーという『内』を逆転する事で、
【矢避けの加護:A+】相当の概念武装を兼ねる。
・
『自己解錠・無名投影(デュアル・ギガロマニアックス)』 使用者:
アサシン(やる夫)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
不定形の存在であるアサシンの“可能性”の宝具。
独自の変装術と自己暗示を駆使して魂さえも作り替える。
ステータスやスキルをもワンランク低下した状態で取得し
敵に凄まじい“恐怖感”による重圧をかける。
(Exスキル・宝具を除く)
この宝具は変態先への深い理解と目視が必要であり、
1、対象の真名と宝具の情報を入手する。
2、対象が視覚内に存在する。
以上の条件を満たさないと発動できない。
厳密には、対象の存在を自身に投影しており、
長時間の使用は世界からの修正力により難しい。
対象と同じ姿で殺害した場合、任意のスキルを1つだけ
自らのスキルにする事が出来る。
・
『静謐収める賢虐王(モノクラトール)』 使用者:
ランサー(ダヴィンチ)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:1~10
ランサーの持つ漆黒の長槍。
苦難を耐えて、「ただ独りの王」と称された生涯の具現であり、
本人の意思が折れぬが如く、決して折れる事が無い。
この宝具は“節制”の概念に帯びており、
触れた者の魔力を強制的に“節制”させる。
魔力を大規模に使う宝具・スキルの類いは大幅な制限を受ける。
この宝具はあくまでも本人の生涯の具現の為に、
無限に精製して取り出し使う事が出来る。
・
『風王結界(インビジブル・エア)』 使用者:
アルトリア・ペンドラゴン
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1
騎士王の剣を覆う、風で出来た第二の鞘。厳密には宝具
というより魔術に該当する。
幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物
を透明化させ、不可視の剣へと変える。
敵は間合いを把握できないため、白兵戦では非常に有効。
透明化は副次的な役割であり、その本質は彼女の余りにも
有名すぎる剣を隠すためのもの。
風を解放する事で高範囲の攻撃、加速への転用など多岐
に渡る使用が可能。
・
『叡智の剣(コスモ・オブ・アゾット)』 使用者:
キャスター(トレーズ)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:3
キャスターが生前持ち歩いた短剣。
錬金術の3要素である水銀、硫黄、塩の合成物。
精神、魂、肉体を現している最小規模世界。
この宝具は内部にあらゆる物を収納でき、
即座に陣地を構築したり射出する事が出来る。
この宝具は賢者の石が埋め込まれており、
治癒回復等のサポートも果たす事が出来る。
キャスターの魔術の高速化・拡大化しており、
最小規模の世界である為に全ての触媒として機能する。
非常に魔術的な万能性の象徴となっている。
・『辿れ運命の行跡(フェイト・オーバーコンダクト)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉:50
キャスターが所持する運命を記述するペンの一つ
対象とした人物の過去の行動、思い、出来事等を詳細に記した物語を適当な白紙に自動筆記する。
記された本は読むだけでその人物と同じ体験を六感すべてで味わう魔本となる。
勿論全てではなく大きな思い、トラウマ等を強化したりねじ曲げて抽出することも出来るため洗脳、精神攻撃や
その人物の経験をフィードバックさせることにより読むだけで能力を向上させることも可能な万能宝具である。
なお、超高速度での執筆活動をサポートする事ができる。
この宝具の性能は執筆者の実力に比例する。
神秘の保有によるランクはCランクであるが、キャスターが扱うに限り、
Exランクにも匹敵する性能と神秘の保有量を得る。
・『騎士の外套(インビジブル・エア)』
ランク:C- 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
かの騎士王が身につけていた透明化する外套。
高位の対魔力を備えている一品であり、対物理防御も持つ。
Aランク以下の気配察知スキル系統を全てファンブルさせる。
この宝具の所有者は「□魔力放出:A+」と「□気配遮断:A+」を持つ。
騎士王アーサーはこの宝具の魔力放出をヒントに、
自らの剣を不過視とする必殺の術理を修得した。
【ランク:D】
・
『繋ぎ穿つ戦王の槍(ゲイボルク)』 使用者:
ライダー(菊池真)
ランク:D++ 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1
ケルト神話の最強最大の大英雄クーフーリンの魔槍。
ライダーは宝具を受け渡し、クーフーリンはそれを投擲した。
正統な持ち主ではない為にライダーは真名開放をできない。
しかし、一定の手順を踏む事で他者に真名開放をさせる事ができる。
大英雄クーフーリンの投擲を再現する事でゲイボルクは、
槍を放つ前に心臓に槍が命中した結果を作る因果の逆転現象を起こす。
『心臓を刺した』という結果を起こしてから槍を放つ。
ライダーの幸運を大幅に上回らない限り、回避は困難である。
その手順は複雑であり、なおかつ使い手に一定以上の器を求める。
第三者を交えて使用する宝具であり、非常に発動は難しい。
・
『暗き月を飲む深淵の水底(ヴォジャノーイ)』 使用者:
アサシン(セバスチャン)
ランク:D++ 種別:結界宝具 レンジ:100 最大捕捉:200
アサシンの周囲一体を汚泥に溢れた水辺に書き換える宝具。
固有結界ではなく、周囲を書き換える大魔術であり、
キャスタークラスでない以上持続時間は極端に短い。
アサシンを除く、全員の敏捷性をワンランク低下させ、アサシンの気配遮断のランクを上昇させる。
宝具は月の満ち欠けに大きく左右される。
真円に近い程に力が増し、新月に近い程弱体化する。
宝具の魔力消費量もまた、月の満ち欠けにより影響される。
・
『崩れ落ちる虚構の道化(プライド・オブ・タゴネット)』 使用者:
アサシン(ミストバーン)
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
アサシンの道化として円卓の騎士に仕えた生涯。
道化とは場を和ませ、場を取り持つ役割であり、
それを果たせず円卓を崩壊させた後悔の宝具。
『その虚構は真を退ける(Knights of the Round Table)』 が無効化され、
使用不可能になった時のみ発動する。
令呪1画を消費して、『その虚構は真を退ける(Knights of the Round Table)』の
使用条件を無視して、僅かな時間のみ使用できる様にする。
・
『裏潜む無誉の英雄』 使用者:
アサシン(蜂須賀)
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
アサシンの表舞台で活躍せず裏に潜む事に徹した逸話。
主君の為に身を捧げ栄光を殆ど縁なく過ごしたアサシンの、
生き様にして誇りである。
アサシンが【気配遮断】スキルの攻撃時のランク低下を防ぎ、
攻撃を行なう度に認識を僅かに霞ませる。
【気配遮断】の暗殺・奇襲に大幅ボーナスがかかり、
【気配遮断】が全攻撃に適応される。
効力自体は貧弱な宝具であるがスキルやステータスにより、
非常に凶悪な性能になっている。
・
『集い揃える月夜の地(ヘジュ・ウル)』 使用者:
アーチャー(わたし)
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1000 最大捕捉:300
アーチャーの“300の弓に弦を張った”という逸話。
空間を歪曲する事で最大300まで弓を好きな場所から放つ事が出来る。
事前の兆候は一切存在しない為に察知と回避は困難。
近い位置からの狙撃を防がなければならない。
本来ならば非常に凶悪な宝具であるが……
発射場所の設置の精度が荒く命中率が悪い。
ただの弓であるこの宝具は零距離でなければ、
防ぐ事はサーヴァントであれば充分に可能である。
ランクも低く凡庸性も少なく神秘としての強度も高くない。
なお、弓は発射され次第、“誰か”が装填し直す……?
・
『終焉世界・始まり告げる原初の火(ニュークリア・ワールド)』 使用者:
キャスター(岡部倫太郎)
ランク:D 種別:対国宝具 レンジ:??? 最大捕捉:???
キャスターが製造に関わり完成させた始まりの火。
地球上の兵器バランスを崩壊させた原子爆弾そのものである。
既存の武力(過去)の意味を消失させた事から、
キャスターの生存していた時代より過去の物の抵抗判定をファンブルさせる。
古く深い程神秘は強固になるが、その法則を打ち破った兵器故の例外。
発動までに詠唱と膨大な魔力の波長を発するが、
1度使用すればキャスターが認識した対象全てを捕らえるまで、
爆発半径が無限に広がり続ける為に回避は事実上不可能である。
さらに過去の神秘を打ち破る性質上、防御する事も難しい。
この宝具に対抗するには、この宝具より遥か高みの高火力宝具の迎撃が必要。
それ以外では対処する事もできない。
・『原初の虚構(ダウト・アウト)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:10
原初の人類であるアダムとイブを騙した虚言。
神の誓いさえも破らせるこの宝具は純然たる言葉。
“なりたい”という願望、“なりたくない”という恐怖、
それを言葉重ねるごとにより具現化させる、
“偽りの真実”そのもの。
会話を交わす度にサーヴァントはステータスが
徐々に改竄されていき、マスターもまた改竄される。
魂の改竄を超える干渉力でありまったく別の有り様に
変える事も可能。大規模な干渉程、多く言葉を重ねる必要がある。
情報世界であるムーンセルにおいては、情報の改竄を可能とする。
つまりは世界構築の改竄すらも可能となっている。
一定以上の情報改竄はムーンセルに発見され抹消される危険を孕む。
“原初の人類”から“原罪背負う咎人”に変えた様に……
如何なる有り様でも変質させる虚言であり真言。
低ランクでありながら声が届くなら干渉は免れない。
【反骨の相:A+】を付与する。
【ランク:E】
・
『その虚構は真を退ける(Knights of the Round Table)』 使用者:
アサシン(ミストバーン)
ランク:E++++ 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: -
円卓最強の騎士ランスロット卿に姿を変え、王を追い払った功績。
円卓の騎士の1人のスキル・ステータス・宝具を自身の物とする。
他者の実力を一時的に自身の物にする宝具である。
この宝具によって再現されたスキル・ステータス・宝具は、
かつて、円卓に集いし騎士達と何の遜色もない。
武芸から真名解放から十全に行なう事ができる。
(ただし、Ex宝具は除く)
だが、あくまでもその武芸や宝具は幻想であり虚構。
アサシンの正体が見破られれば、即座に雲散霧消する。
それまでに傷つけ与えたダメージなども全てが幻想として消えさる。
・
『ああ、無愛なり(ゼパール・ハルシネーション)』 使用者:
キャスター(マダオ)
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:100 最大捕捉:20人
恋人の姿を理想の姿に変える要求にも応え、
男女区別せずに不思議な魅力で唆す事象の宝具化。
自らを理想の姿に変える事によりスキルやステータス、真名までを偽装する。
本来は最高ランクの□魅了を付与するはずだったが、
マスターの力不足で大幅にランクダウンしている。
元々は□発愛の権能をと併用する物であり、
単体で使われる物ではない。
【ランク:不明・変動】
・
『王権略奪する大憲章(マグナ・カルタ)』 キャスター(カイジ)
ランク:E~A+++ 種別:対人宝具 レンジ:30 最大捕捉:10
愚王であるジョン失地王が強制的に制定された王を縛る原初の憲章。
当時、神と教会以外に縛られずに偉大な存在であった王という概念を
初めて縛った事により、王に対しては絶大な効力を発揮する。
『王の実体的権力を契約、法で縛り、権力の行使には適正な手続を要する』
という現代にまで続く理念を得た事により、
宝具が発動した時にレンジ内にいた“王の性質”を持つ者は、
その“王の性質”の高さによって行動に縛られる事になる。
全ステータスを“王の性質”の高さに比例して低下させ、
【皇帝特権】などの“王の性質”や、王の象徴である宝具を封殺する。
抵抗できるのは王殺しの宝具であるこの宝具を超える威光。
Ex宝具以外では抵抗する事は出来ない。
【仮テキスト】
名称 |
ランク |
種別 |
レンジ |
最大補足 |
テキスト |
使用者 |
『全て偉大なる妖精郷(アヴァロン)』 |
EX |
結界宝具 |
1 |
1 |
星の末端であるアヴァロンの体内に展開される固有結界。 その領域は、アーサー王伝説の常春の土地、妖精郷そのものである。
騎士王が持つ聖剣の鞘が持つ「遮断」の属性ではなく、「永遠」の属性である。 アヴァロンという妖精郷が延々と続く理想の具現であり、持ち主の死の因果を抹消する。 外部から一切の「死」をアヴァロンは無効化し、克服する事ができる。 同ランク以下の如何なる宝具でもこの効果は無効化する事ができない。
さらにイングランド領域内の英雄に限り、その性質を著しく変換する。 イングランド領域内で、騎士という騎士に名誉を与え栄光を与えた事から、 対象の英雄の逸話を選び出し、誇張し大幅に強化する事ができる。 なお、対象が円卓の騎士の場合はさらにボーナスを得る。 |
アンジェリア・アヴァロン |
『十二怨嗟・裏切りの大罪(ブランカンドラン)』 |
EX |
対人宝具 |
ー |
ー |
シャルルマーニュ十二勇将を裏切り、その功績を穢し尽くした咎の具現。 彼らを嫉妬し、敬畏し、愛し、それを壊したアサシンの罪そのもの。
アサシンはシャルルマーニュ十二勇将の名誉を疎んじ、それを奪おうと裏切った。 それ故に英雄の象徴たる宝具を奪い使用する事が出来る。 その名誉、功績や伝説そのものを奪い取り真名解放まで行う事が出来る。
ただし、アサシンが召還する宝具はシャルルマーニュ十二勇将からランダムに召還される。 彼が嫉妬し、敬畏し、愛したのはシャルルマーニュ十二勇将全ての威光であり、 シャルルマーニュ十二勇将の個人の騎士に分別を付けていないからである。
真名解放をしても使い手の技量に依存する為に十全に機能しない宝具も多く、 複数の宝具を重ねて使用する度に魔力消費は爆発的にふくれあがる。 対軍宝具以上を使用する際も魔力消費は規模に応じて増加する。
この宝具は聖杯戦争に召還されてから、「12回」までしか使用できない。 |
アサシン(ヴィクトル) |
『破壊よ、我が身を焼け(シヴァ・マハーデヴィ)』 |
EX |
対人宝具 |
ー |
1 |
我が身を焔に捧げ、世界を終わらせる破壊神を宿らせた具現。 この宝具により、破壊神の権能の一部をその身に宿らせて行使する。 バーサーカーの一撃は神に捧げた事により燃え盛りながら、 復讐に狂い、眼前に存在する全てを粉砕してこの世から消滅させる。
バーサーカーの攻撃の判定に失敗した者は全身が破壊の権能により、 回避や防御を許さずに粉砕される。この判定は幸運で行う。
この宝具が発動している最中は「□額冠す聖晶」の効果が停止する。 さらに狂化スキルの補正を上昇させ、魔力消費を倍増させる。 この宝具発動中は「□魔力放出(焔):A」を得る。 |
バーサーカー(ジェレミア) |
『妖精の書(フェアリー・エレメンタル)』 |
EX |
対星宝具 |
∞ |
∞ |
キャスターの記した星の触覚である精霊を縛る書物。 本来は人に制御できない精霊を文献として定義して縛りつけている為、 交渉して使役する事が出来る。
「サラマンダー」「シルフ」「ウンディーネ」「ノーミード」を使役できるが、 強大な星の触覚を制御するのは宝具を以てしても難しい。 キャスター自身も完全に使いこなし居るとは言いがたく、 精霊種の気まぐれに大きく影響する。
キャスター自身と精霊種との関係性が大きく関与している為に、 関係性が険悪だと術者であるキャスターにすら襲いかかる。 彼女等を呼びかけているだけであり魔力の消耗は星の触覚である側の 精霊が負担している為に術者に負荷はない。 |
キャスター(トレーズ) |
『他者求道・包括欲界(ナ-ガ・ム-チャ・ラ-ダ)』 |
Ex |
対文明宝具 |
0 |
70億 |
菩提樹の木の下で瞑想をしていた仏陀を、激しい嵐から七日七晩守り抜いた逸話。 この世の禅の修行者全てを守護する龍神としての権能の一端でもある。 ムチャリンダの外皮はこの世総ての“悟り”を妨害する物を遮断する。 如何なる“悟り”への妨害も遮断する概念を攻性に利用している。
ムチャリンダが全ての“悟り”の妨害を遮断する事から、 自身の周囲に“悟りを妨げる概念”を常に展開し続ける。 さらに内外を反転させる事により、体内を“悟りを妨げる概念”として固定している。
ムチャリンダ自身を五感で認識した事をトリガーに自身の結界内に取り込む。 この認識は魔術的などの間接的な認識であっても、時間の蓄積により発動する。 なお、高位の神秘であるサーヴァントには感覚の触手により、直接、“触覚”を発動する必要がある。
その体内である結界内は“悟りを妨げる概念”の奔流の渦である。 マスターには悟りを妨げる“快楽”を。サーヴァントには悟りを妨げる“苦痛”を。 体内で創造された世界で、永遠に本物として受け入れる事になる。 この結界内から出るには“快楽”を拒絶するか、“苦痛”を受け入れる必要がある。 ムチャリンダの禅をする者の性質上、“悟り”に著しく近づいた者が結界内に発生した場合、 本来の結界内(体外)の禅者を、結界外(体内)の“悟りを妨げる概念”と矛盾を引き起こし、 この宝具は崩壊する。 |
クルル曹長 |
名称 |
ランク |
種別 |
レンジ |
最大補足 |
テキスト |
使用者 |
『約束された栄光の証(エクス・グロリー)』 |
A++ |
対城宝具 |
99 |
99 |
人々の想念が星の内部で結晶・精製された神造兵装であり、 その性質は人類が恐怖し栄光を抱く、『大自然の災害の幻想』 聖剣ではなく、名も無き自然災害の猛威そのものである。 人を裁くガイアの怒りであり激情の奔流であり、 所有者の魔力を収束して放つ神霊レベルの魔術行使。
複数の自然の属性そのもの融合攻撃であり、 火山の噴火、嵐の暴虐、海の時化などの、 人々を畏怖させた星(ガイア)の栄光の証。 「人」に使用する場合は、ダメージ判定にボーナスが発生。 ただし、神性などの人ならざる者には逆に、 マイナスボーナスが発生する。 |
アンジェリア・アヴァロン |
『龍葬神憎・世界慟哭す破壊英雄(クルサースパ)』 |
A++ |
対人宝具 |
ー |
ー |
神に奴隷の如く酷使され、この世の悪を駆逐し続けた無双の肉体。 名だたる聖剣や武装もなくその身1つで神に等しい暗黒龍を引き裂き殺す肉体は宝具の域であり、 並大抵攻撃では傷つける事も出来ない。 本来なら神の名の下に振るう武練も、神に見捨てられた事により、 “神の名を讃える善も、悪も、世界をも怨み憎む機械”に成り果てている。
地上の動植物、人の3分の1を貪り殺した暗黒龍の千の魔法さえも耐え切る程頑強である。 悪魔ヒタースパ、太陽まで背丈がある巨魔ガンダルワ、怪鳥カマクなどをも滅ぼす強大な力の権化であり、 通常時は筋力・耐久を1ランクアップさせると同時に強力な物理・魔術・精神耐性を付与する。
部分解放する事によりさらに全ステータスを1ランクアップする事ができる。 ヘラクレスと同等、または上回る大英雄が死の間際に、神に見捨てられ怨み発狂した末路。
真名解放をする事で一瞬のみ、神に等しい暗黒龍を殺した全盛期の大英雄の暴力を取り戻す。 その威力は対人宝具でありながら、大規模宝具も上回る。 |
バーサーカー(エクシア) |
『天地廃す絶滅殺戮(エクステーション・オブ・セクメト)』 |
A++ |
対人宝具 |
ー |
ー |
最高神でさえ止める事を諦め、神々が止める手段がなく苦悩した人類を絶滅させる殺戮者としての肉体。 この宝具が発動する事によりバーサーカーの攻撃・体に触れた人類は如何なる状態であっても即死する。 英雄であっても強力な『殺傷』の因果を叩きつける為、強力な副次的な殺傷をもたらす。 宝具に抵抗するにはこの宝具以上のランクの宝具が必要である。 バーサーカーは人類を殺した数に比例してステータスを上昇させ、爆発的な治癒能力を得る。
宝具が発動している間は全スキルが2ランク上昇し、宝具と同ランクの【不死】と【怪力】を得る。 人類の天敵のとしての畏怖は人・獣・神さえも影響を与え、精神力が弱い者は瞬時に昏倒し衰弱死する。 例え、バーサーカーの畏怖に匹敵する精神性を兼ね備えていたとしても行動全てが縛られる。 |
弱音ハク |
『三王戦車・殲滅の激動(マッハ・チャリオット)』 |
A+ |
対軍宝具 |
50 |
100 |
重武装が施され、制御困難なまでの重戦車。 ケルト神話の最強の殲滅の突撃の再現を行なう。 馬の王「マッハ」、戦の王「クーフーリン」、御者の王「レーグ」 その時代最高の英傑達による三位一体の殲滅である。
同乗者の全ステータスをワンランク上昇させる。 さらに一時的に英雄化する事で戦闘を可能とする。
三人の王は戦場で無敵を誇っていたが、 召喚する馬の王を含めても二王である。 それ故に第三者が同乗しない限り真名解放ができない。
ライダーはこの宝具発動中、A+の戦闘続行スキルを得る。 |
ライダー(菊池真) |
『呪われし祝福(ミダス・カーズ)』 |
A+ |
対人宝具 |
5 |
1 |
神に祝福されし呪われた身体の宝具化。 バーサーカーの触れた物は無条件で“黄金”となり、 対魔力であろうと魔術であろうと抵抗は不可能。
掠めた範囲からじわじわと浸食し、死に至る。 バーサーカーの自身でも制御できない宝具であり、 対象は生物・無機物・魔術と選ばない。
絶対の祝福にして、最悪の呪いである。 バーサーカーは絶えず飢餓感と拒絶感を味わい、 より性格が捻じ曲がり悪化する。 |
バーサーカー(龍門渕透華) |
『桃園の誓い』 |
A+ |
対人宝具 |
ー |
ー |
『同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、 同年、同月、同日に死せん事を願わん』 ランサーの義兄弟の、英雄の座をも超えし誓い。
一挙一動は総て大英雄たる2騎と共に行動される。 ランサーの背後に亡霊として連れ添い存在し、 攻撃の度に2騎の大英雄の攻撃が乱れ飛び、 致命的なまでに回避も防御も不可能。
近接戦闘では無類の強さを発揮する。 大英雄3騎を同時に打ち倒す他に道はない。 「桃園」の再現により相手の全ステータスをワンランク下げる。 かつての大英雄達の存在に、世界が合わせた結果である。 |
ランサー(風鳴弦十郎) |
『青銅煌めく鏡蛇盾(アスピディスケ・アイギス)』 |
A+ |
対軍宝具 |
100 |
100 |
処女神アテーナーより授かった青銅の鏡盾。 レーダーやソナーの役割を持っており、 鏡面が常にレンジ内の情報を映し出すと同時に、 魔術・精神・物理的に守る盾として機能する。
現在は身体を覆う衣装に擬態しており、 魔力を通す事で、耐久を一時的に倍加できる。
メデューサの首を埋め込んだ事により、 最高レベルの石化の魔眼キュベレイの効果を得ている。 ランク“宝石”であり、魔力B以下は判定で石化する。 例え、対魔力などのスキル・宝具で防いでも、 “重圧”を避ける事は不可能である。 |
ライダー(黒崎一護) |
『天よ、神器を制す(ディヴィヤ・ナーラー)』 |
A+ |
対軍宝具 |
1~99 |
999 |
父ドローナから受け継いだ神聖なる武器の数々。 印度神話において全ての神器を収容しているが、 英雄固有の武器などはその限りではない。
維持神ヴィシュヌから与えられた数々の神器を使い、 戦場を蹂躙する事ができ、如何なる状況においても、 その状況に相応しい神器によって迎撃できる。
思考の速度で空を駆けるヴィマーナ、燃え盛るチャクラム、 神々の超兵器であるブラフマーストラなどを使いこなす。
あくまでも所持している武器を使っているだけであり、 魔力の消費は通常の同ランク宝具よりは控えめ。 彼の超人の武芸を補佐する為の武器群である。 |
バーサーカー(ジェレミア) |
『崩壊する黄金の奴隷(マンサ・ムーサ)』 |
A+ |
対国宝具 |
ー |
ー |
キャスターがメッカの巡礼の際に黄金を寄付し、 ばらまき、経済を崩壊に追い込んだ逸話から。
キャスターが配り続ける資産は一定以上の量で、 配置された時に、この宝具は発動する。 周囲一体の黄金、魔力の価値は大幅に下落し、 魔力パスや魔力炉等の機能が狂う。
単独行動スキルなど保有しても、形成する魔力自体が の価値が下落してしまう為に機能する事は無い。
全ステータスの2ランクの低下と宝具の制限が起こる。 この宝具を解除するにはキャスター以上の財が必要。
(対人:A 対軍:B 対城:C 対国:D 対界:C以上の 宝具は使用する事が出来ない。) |
キャスター(海馬瀬人) |
『融け堕ちる日輪の天(ミン・ラー)』 |
A |
対人宝具 |
300 |
300 |
豊穣神ミンより授かった神弓。 その弓自体が強大な破壊と膨大な神秘に帯びており、 魔力消費無しで無限に狙撃できる神の武器でもある。
真名解放を宣言すると同時に太陽神ラーの焔を纏わせ、 巨大な焔矢となり破壊力が倍増する。 矢は“太陽”を意味しており、レンジ内の撃ち終えた弓が 増える程周囲の焔の量が増大し強化される。 アーチャーが持ち主である弓総てが同等の加護を得る。 宝具を失ったとしてもアーチャーが弓を持てば、 その弓自体が再び宝具と化する。 太陽は再び登る…… |
アーチャー(わたし) |
『妖精授かりし四極武器(ケイイル・アーム)』 |
A |
対人宝具 |
0 |
1 |
妖精より授かった数々の“魔”武器。 それぞれが得意な性質を持っており、 キャスターは2種の剣と2種の槍を駆使して戦う。
魔を破壊する『破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)』 不治の呪いの『必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)』 総てを断ち切る『大なる激情(モラルタ)』 身代わりとなる『小なる激情(ベガルタ)』
どの宝具も英雄の武器に相応しい武器であり、 同時に行使される2種の波状攻撃を防ぐのは非常に困難極まりない。 |
キャスター(ディルムッド) |
『復讐よ、戦場を下せ(ヴァイマーストラ)』 |
A |
結界宝具 |
ー |
ー |
バーサーカーが復讐に狂い、軍を全滅させた逸話の具現。 この宝具はバーサーカーが劣勢に立たされており、 「□戦闘続行」が発動している時のみ使う事ができる。
周囲一体を燃え盛る野営地に塗り替えて、 敵を「奇襲を受け死ぬべき者」と裁定する。 この事により相手のEx宝具以外の防御機能は全て停止する。 結界内に存在する限り、毎ターンダメージ判定が行われ、 バーサーカーのST判定を常に2倍にする。 |
バーサーカー(ジェレミア) |
『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』 |
A |
対人宝具 |
20 |
1 |
フラガの家が現在まで伝えた神代の魔剣。カウンターに特化した迎撃宝具。 「対峙した敵が切り札を使う事」を条件に発動する。 自らの攻撃を「先に成したもの」とする因果を歪ませ順序を入れ替える。
特性上、常に後手を強いられる事になる。 しかし、相手の切札より遅れて発動し、絶対に攻撃よりも先に貫く。 敵の切札より先に命中した瞬間に順序を入れ替え、敵の切り札の発動前に倒したと因果改竄する。 結果的に敵の切札は『起き得ない事』となり逆行してキャンセルされる。
本来、宝具の補充の仕方は、鉱石に伝承保菌者の血をたらして、 秘奥の技法で一ヶ月地下室に置いておくことで完成する。 しかし、バレッタは大量の血と性能を低下に大量に生産する事ができる。 |
バレッタ |
『龍帝変化・高志之八俣遠呂知』 |
A |
対人宝具 |
ー |
ー |
太古の邪龍神の転生逸話の具現化した宝具。 自らの体を龍の体に変容させる事を可能とする。 筋力・耐久・敏捷をA+ランク相当までブーストできる。 この宝具は狂化スキルも兼ね備えており、 肉体の変化によりブーストが大きくなるほど、 狂化のランクが上昇する。
最大開放した場合は最高位の狂化スキルと、 最高位のステータスを手に入れる事ができるが、 マスターの制御が効かない大災害として君臨する。
本来は「□三種の神器」が宝具化するのだが、 「□無辜の怪物」による変質で宝具が変わっている。 |
バーサーカー(シエル) |
名称 |
ランク |
種別 |
レンジ |
最大補足 |
テキスト |
使用者 |
『尊厳喰らう狂悪の絶望(タブー)』 |
B++ |
対文明宝具 |
ー |
ー |
人類の嫌悪と恐怖が練り上げた“禁忌の幻想”の側面の具現化。 バーサーカーは嫌悪・恐怖などの負の感情を受ける度に強大化する。 負の感情は次々と伝染する為に発動したら永久に広がり続ける。
人類の“禁忌”の想念の集合体の宝具であるが故に、 スキルである「□禁忌の幻想:Ex」の効力も増す。 本人の通告以外の間接的な真名判明でも発動条件にする。
制御する肉を束ねる事で体の巨大化や強化する事も可能になるが、 「ソウニー・ビーン」の側面ではなく、「幻想」の側面である為に、 体の偽装を解かなければならない。 さらに自身が半ば、“幻想”の領域になり、不死化に近い耐久を得る。 この宝具の持ち主は「□不死:C」を得る。
憎悪され敵意を向けられ殺意を飛ばされる程、宝具の効力は強まる。 人類に呪われ、忌み嫌われるからこその宝具。 発動すれば瞬く間に広がり犯し尽くすだろう。
|
バーサーカー(美樹さやか) |
『束縛す不死の祝福』 |
B+ |
対人宝具 |
ー |
ー |
陵辱され強姦された際に得た不死身の身体。 剣によっても打撃によっても傷つけられる事は無く、 その身体は如何なる攻撃でも弾き返す。
Bランク以下の対人宝具を無効化し、 それ以外であってもBランク分の軽減を行なう。 ランサー自身が神に憎悪し望んだ祝福。 死後に性別が戻った事により、性別が非常に曖昧になっている。 真名開放により筋力ステータス一時的に倍加する。
|
ランサー(ハス太) |
『青龍偃月刀(冷艶鋸)』 |
B+ |
対人~対城宝具 |
99 |
1000 |
ランサーが蒼龍の神角と仙人の鞘を材料に作り上げた至高の中華ガジャット。 双刀『万人』、柳葉刀『関刀』、大刀『冷艶鋸』の姿を持つ。
蒼龍の水龍の属性を持ち、込める魔力の量により対人規模から 対城規模まで破壊を振るう事が出来る。 持ち主の魔力放出スキルに呼応して威力が増幅される。
この宝具自体がランサーの武装であり、ただの水でもある為に 周囲の水辺から召喚する事も可能である。 非常に応用力に長けた宝具。ランサーの龍の化身の象徴。 |
ランサー(風鳴弦十郎) |
『他者解錠・無名影写(シェイプレス・ギガロマニアックス)』 |
B |
対人宝具 |
50 |
1 |
アサシンの死を司る側面が拡大解釈され、 “見た者を死に誘う”という逸話の具現化した宝具である。 対象以外が存在しない1対1で使用する必要があり、 発動と同時に死への誘いが始まり、対象者の全ステータスが ワンランクダウンする。
さらに時間経過に連れて死への誘いが加速する事になり、 “不滅”や“不死”の概念を徐々に無効化する。 『自己解錠・無名投影』を使用している時のみ使用可能である。 アサシンの存在自体がさらに曖昧になる為に先読みが著しく 困難になり、【直感】系スキルなどが阻害される。 『自己解錠・無名投影』の使用が前提となる。 |
アサシン(やる夫) |
『神を侮辱す冒涜槍』 |
B |
対人宝具 |
15 |
5 |
神々を冒涜し、“槍”を崇拝する様に強要した逸話。 ランサーの持つ槍は、強制的に崇拝させた住民の祈り。 故に幾ら槍に攻撃しても、過去の住民自体が死なない限り、 決して折れる事は無い。
強力な“神々への侮辱と冒涜”が槍に纏わりついており、 【神性】スキルを無効化した上で、神性に関係する宝具、 スキルを総て封印する。
さらに、『束縛す不死の祝福』と併用する事により、 全身を漆黒の槍で覆い尽くして耐久力を上昇させる。
効力を弱体化する事で他の武器にも付与する事が出来る。 敵陣の【神性】の高さによって全ステータスが上昇する。 |
ランサー(ハス太) |
『私の愛した隣人(インジビブル・ラブ)』 |
B |
対人宝具 |
ー |
ー |
ソウニー・ビーン家の長年の人肉食の逸話の具現化。 長年に渡って狡猾に旅人を襲い喰らう一家は、 その四半世紀に渡って続いた隠密性の高さから、 自身を透明化して敵対者から身を隠す事ができる。
家族であるソウニー・ビーン家の面々は武装に変化する事ができる。 なお武装に変化しても透明化は可能である。
バーサーカーは透明かつ触れた者を貪り喰らう武装を駆使して戦い、 さらに透明の見えざる家族が周囲に散開し、敵対者に奇襲を行なう。
バーサーカーが愛した家族は、恋の対象でもあり家族でもある。 この世界で最も遠く最も近く、ただ“隣人”であり続ける…… そして、その恋愛はあくまでも“食欲”。隣人(家族)さえも食べようとする ソウニー・ビーン一家の中でも異端分子。狂気の果ての狂気。 近親相姦や人食いに、殺人、……禁忌の存在であるバーサーカーの象徴。
|
バーサーカー(美樹さやか) |
『不義を暴く真実の騎士(ホネスティ・ナイト)』 |
B |
対人宝具 |
500 |
20 |
「円卓の破壊者」の象徴たる長剣。 第一の騎士ランスロットと王妃グネヴィアの秘密を暴いた逸話の具現。 抜剣時に対象を長剣で触れる事により、対象の現在に至るまでの経験を知ることができる。 指定したターゲットがレンジを外れた場合でも自動的に情報を取得し続ける。 この長剣が司る効果は情報操作であり、アサシンは情報操作のみで円卓の騎士達を破滅に追い込んだ。
自分の周囲に関する情報を任意操作する事ができ、世界に情報を誤認させる事が出来る。 また、周囲に情報を伝達する事ができる。アサシンの得た膨大な情報を複数人に転送できる。 その応用により幻術、幻覚などに非常に長ける。 |
アグラヴェイン |
『風共駆ける天羽靴(タラリア)』 |
B |
対人宝具 |
0 |
1 |
伝令神ヘルメスより授かった天駆ける羽靴。 周囲の風を捕らえ従わせて、足場にする。 つまり、空気を選択的に捉え宙に足場を作り出し、 駆けることを可能とする。
空間を立体として、風に乗り戦い移動の消耗を抑える。 この宝具の風を操る特性から、敏捷を倍加する事が 可能であり、【魔力放出:A+】を付与する。 |
ライダー(黒崎一護) |
『天塵纏いし金剛の肌(オルランド)』 |
B |
結界宝具 |
ー |
ー |
素手で人間を引き裂く怪力を有し、全身が金剛石のように硬く刃を受け付けず、 唯一傷を負う可能性があるのは足の裏だったというバーサーカーの逸話を具現化した宝具。
足の裏を除いて、同ランク以下の物理攻撃を極端に軽減、無効化する。 また身体能力を大幅に強化し、白兵での攻撃に対人宝具:C並みの威力を付与する。 少女の身でありながら、ここまでの剛力を発揮するのはこの宝具によるもの。 |
アサシン(ヴィクトル) |
『永劫標的・次元猟犬(ハウンド・オブ・ティンダロス)』 |
B |
対軍宝具 |
ー |
ー |
絶えず飢え執念深く、次元や時間を跳躍しても永劫に追跡するアサシンの逸話の具現。 アサシンが召還された基本世界とは別の異世界に跳躍する事が可能であり、 その異世界をアサシンは高速で移動する事で、基本世界での転移を可能とする。
転移箇所に出現する為には90度以下の鋭角が必要であり、 瓦礫の角、服の折れ目などの鋭角が存在しない場合は転移できない。
この宝具はアサシンが一度見た標的、匂いを覚えた標的の居場所を把握して転移できる。 なお、この宝具により転移を防ぐのは魔術結界などでは不可能であり、 防ぐのならば異世界からの干渉すら遮断する桁違いの宝具が必要である。
|
アサシン(封獣ぬえ) |
『栄華極めし黄金の都(ラクシュリー・マリ)』 |
B |
対文明宝具 |
ー |
ー |
キャスターの生前の史上最大規模の資産を持った逸話の具現。 この宝具がある限り、キャスターの黄金律は消滅しない。 魔力を黄金に、黄金を魔力に精製する事ができる。
キャスターが商取引ができると認識した物(概念上の物を含む)を、魔力などで取引する事ができる。 ただし、この商取引する物品の価値は両者の無意識の演算から導きだされ、 取引する物によっては莫大な費用がかかる事になる。 だが、その状況を守る範囲で取引成立した場合は逆らう事が不可能な強制命令権となる。
商取引の範囲はキャスターの主観で決定されるが、五感、令呪、魔力回路、ステータスと、 非常に多くの範囲を収めている。これはキャスターの視点の広大さからである。
マリ帝国を最高の栄誉と言われるまでに高めた王としての功績。 ただし、クラス劣化の為に最強と謳われた軍勢は呼ばれていない |
キャスター(海馬瀬人) |
名称 |
ランク |
種別 |
レンジ |
最大補足 |
テキスト |
使用者 |
『闇夜纏う燕連の忍』 |
C+ |
対軍宝具 |
200 |
ー |
アサシンの忍衣装が纏う漆黒の霧と体裁きの宝具化。 宝具自体が“闇夜”の集合体であり、姿隠しの迷彩。
発動と同時に周囲を太陽を、光を塗り潰す概念を持つ “闇夜”を展開して姿を隠す。 忍衣装の迷彩が発動し、敏捷ステータスが倍加する。
さらに攻撃時のみ“筋力ステータス”に“敏捷ステータス”を 加算する。速度に特化した燕の如きは防ぐ事は困難。 “武将”としての動きではなく“忍者”としての武練。
アサシンの逸話が捩じ曲げられて生まれた宝具。 |
アサシン(蜂須賀五右衛門) |
『王威、虚言を貫く』 |
C+ |
対人宝具 |
1~20 |
ー |
人々に軽蔑され酷使される逆境の中で育ったセイバーの眼力。 その隻眼に宿るのは異能でも魔術でもなく生涯で築き上げた、 純然たる観察力と洞察力である。
生まれつきの隻眼から、他者からの意識や評価を敏感に察知していた。 相手の心を読む能力は特にずば抜けており、 対人では大きなアドバンテージを持ち、対多でも有利に状況を運ぶ。
近接戦闘では心を読む事により擬似的な未来予知すら可能。 さらに異能や魔術、精神干渉でもなく、純粋な観察力と洞察力の為に、 この宝具を防ぐのは非常に難しい。 |
セイバー(ラウラ) |
『鏡像結界・反域封殺(キビシス)』 |
C+ |
対結界宝具 |
ー |
1 |
冥府神ハーデースより授かった迎撃の皮袋。 相手の結界に取り込まれると発動する迎撃宝具。 裏返しで結界を包み込み、結界の『内』と『外』の概念を反転させる。
裏返された力は結界の『内』に取り残された術者を襲う。 相手の結界や陣地をランクに関わらず、効果を反転させる。 宝具の効果は設置されている罠や飛び道具にも適応できる。 投擲者という『外』から、ライダーという『内』を逆転する事で、 【矢避けの加護:A+】相当の概念武装を兼ねる。 |
ライダー(黒崎一護) |
『自己解錠・無名投影(デュアル・ギガロマニアックス)』 |
C |
対人宝具 |
ー |
ー |
不定形の存在であるアサシンの“可能性”の宝具。 独自の変装術と自己暗示を駆使して魂さえも作り替える。 ステータスやスキルをもワンランク低下した状態で取得し 敵に凄まじい“恐怖感”による重圧をかける。 (Exスキル・宝具を除く)
この宝具は変態先への深い理解と目視が必要であり、 1、対象の真名と宝具の情報を入手する。 2、対象が視覚内に存在する。 以上の条件を満たさないと発動できない。 厳密には、対象の存在を自身に投影しており、 長時間の使用は世界からの修正力により難しい。 対象と同じ姿で殺害した場合、任意のスキルを1つだけ 自らのスキルにする事が出来る。 |
アサシン(やる夫) |
『静謐収める賢虐王(モノクラトール)』 |
C |
対人宝具 |
10 |
1~10 |
ランサーの持つ漆黒の長槍。 苦難を耐えて、「ただ独りの王」と称された生涯の具現であり、 本人の意思が折れぬが如く、決して折れる事が無い。
この宝具は“節制”の概念に帯びており、 触れた者の魔力を強制的に“節制”させる。 魔力を大規模に使う宝具・スキルの類いは大幅な制限を受ける。
この宝具はあくまでも本人の生涯の具現の為に、 無限に精製して取り出し使う事が出来る。 |
ランサー(ダヴィンチ) |
『風王結界(インビジブル・エア)』 |
C |
対人宝具 |
1~2 |
1 |
騎士王の剣を覆う、風で出来た第二の鞘。厳密には宝具 というより魔術に該当する。 幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物 を透明化させ、不可視の剣へと変える。 敵は間合いを把握できないため、白兵戦では非常に有効。
透明化は副次的な役割であり、その本質は彼女の余りにも 有名すぎる剣を隠すためのもの。 風を解放する事で高範囲の攻撃、加速への転用など多岐 に渡る使用が可能。 |
アルトリア・ペンドラゴン |
『叡智の剣(コスモ・オブ・アゾット)』 |
C |
対人宝具 |
1~5 |
3 |
キャスターが生前持ち歩いた短剣。 錬金術の3要素である水銀、硫黄、塩の合成物。 精神、魂、肉体を現している最小規模世界。
この宝具は内部にあらゆる物を収納でき、 即座に陣地を構築したり射出する事が出来る。 この宝具は賢者の石が埋め込まれており、 治癒回復等のサポートも果たす事が出来る。
キャスターの魔術の高速化・拡大化しており、 最小規模の世界である為に全ての触媒として機能する。 非常に魔術的な万能性の象徴となっている。 |
キャスター(トレーズ) |
名称 |
ランク |
種別 |
レンジ |
最大補足 |
テキスト |
使用者 |
『繋ぎ穿つ戦王の槍(ゲイボルク)』 |
D++ |
対人宝具 |
2~4 |
1 |
ケルト神話の最強最大の大英雄クーフーリンの魔槍。 ライダーは宝具を受け渡し、クーフーリンはそれを投擲した。 正統な持ち主ではない為にライダーは真名開放をできない。
しかし、一定の手順を踏む事で他者に真名開放をさせる事ができる。
大英雄クーフーリンの投擲を再現する事でゲイボルクは、 槍を放つ前に心臓に槍が命中した結果を作る因果の逆転現象を起こす。 『心臓を刺した』という結果を起こしてから槍を放つ。 ライダーの幸運を大幅に上回らない限り、回避は困難である。
その手順は複雑であり、なおかつ使い手に一定以上の器を求める。 第三者を交えて使用する宝具であり、非常に発動は難しい。
|
ライダー(菊池真) |
『暗き月を飲む深淵の水底(ヴォジャノーイ)』 |
D++ |
結界宝具 |
100 |
200 |
アサシンの周囲一体を汚泥に溢れた水辺に書き換える宝具。 固有結界ではなく、周囲を書き換える大魔術であり、 キャスタークラスでない以上持続時間は極端に短い。
アサシンを除く、全員の敏捷性をワンランク低下させ、アサシンの気配遮断のランクを上昇させる。
宝具は月の満ち欠けに大きく左右される。 真円に近い程に力が増し、新月に近い程弱体化する。 宝具の魔力消費量もまた、月の満ち欠けにより影響される。 |
アサシン(セバスチャン) |
『崩れ落ちる虚構の道化(プライド・オブ・タゴネット)』 |
D |
対人宝具 |
ー |
ー |
アサシンの道化として円卓の騎士に仕えた生涯。 道化とは場を和ませ、場を取り持つ役割であり、 それを果たせず円卓を崩壊させた後悔の宝具。
『その虚構は真を退ける(Knights of the Round Table)』 が無効化され、 使用不可能になった時のみ発動する。
令呪1画を消費して、『その虚構は真を退ける(Knights of the Round Table)』の 使用条件を無視して、僅かな時間のみ使用できる様にする。 |
アサシン(ミストバーン) |
『裏潜む無誉の英雄』 |
D |
対人宝具 |
ー |
ー |
アサシンの表舞台で活躍せず裏に潜む事に徹した逸話。 君の為に身を捧げ栄光を殆ど縁なく過ごしたアサシンの、 生き様にして誇りである。
アサシンが【気配遮断】スキルの攻撃時のランク低下を防ぎ、 攻撃を行なう度に認識を僅かに霞ませる。 【気配遮断】の暗殺・奇襲に大幅ボーナスがかかり、 【気配遮断】が全攻撃に適応される。
効力自体は貧弱な宝具であるがスキルやステータスにより、 非常に凶悪な性能になっている。 |
アサシン(蜂須賀五右衛門) |
『集い揃える月夜の地(ヘジュ・ウル)』 |
D |
対軍宝具 |
1000 |
300 |
アーチャーの“300の弓に弦を張った”という逸話。 空間を歪曲する事で最大300まで弓を好きな場所から放つ事が出来る。
事前の兆候は一切存在しない為に察知と回避は困難。 近い位置からの狙撃を防がなければならない。 本来ならば非常に凶悪な宝具であるが…… 発射場所の設置の精度が荒く命中率が悪い。
ただの弓であるこの宝具は零距離でなければ、 防ぐ事はサーヴァントであれば充分に可能である。 ランクも低く凡庸性も少なく神秘としての強度も高くない。
なお、弓は発射され次第、“誰か”が装填し直す……? |
アーチャー(わたし) |
『終焉世界・始まり告げる原初の火(ニュークリア・ワールド)』 |
D |
対国宝具 |
??? |
??? |
キャスターが製造に関わり完成させた始まりの火。 地球上の兵器バランスを崩壊させた原子爆弾そのものである。
既存の武力(過去)の意味を消失させた事から、 キャスターの生存していた時代より過去の物の抵抗判定をファンブルさせる。 古く深い程神秘は強固になるが、その法則を打ち破った兵器故の例外。
発動までに詠唱と膨大な魔力の波長を発するが、 1度使用すればキャスターが認識した対象全てを捕らえるまで、 爆発半径が無限に広がり続ける為に回避は事実上不可能である。
さらに過去の神秘を打ち破る性質上、防御する事も難しい。 この宝具に対抗するには、この宝具より遥か高みの高火力宝具の迎撃が必要。 それ以外では対処する事もできない。 |
キャスター(岡部倫太郎) |
名称 |
ランク |
種別 |
レンジ |
最大補足 |
テキスト |
使用者 |
『その虚構は真を退ける(Knights of the Round Table)』 |
E++++ |
対人宝具 |
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円卓最強の騎士ランスロット卿に姿を変え、王を追い払った功績。 円卓の騎士の1人のスキル・ステータス・宝具を自身の物とする。 他者の実力を一時的に自身の物にする宝具である。
この宝具によって再現されたスキル・ステータス・宝具は、 かつて、円卓に集いし騎士達と何の遜色もない。 武芸から真名解放から十全に行なう事ができる。 (ただし、Ex宝具は除く)
だが、あくまでもその武芸や宝具は幻想であり虚構。 アサシンの正体が見破られれば、即座に雲散霧消する。 それまでに傷つけ与えたダメージなども全てが幻想として消えさる。 |
アサシン(ミストバーン) |
『ああ、無愛なり(ゼパール・ハルシネーション)』 |
E |
対人宝具 |
100 |
20 |
恋人の姿を理想の姿に変える要求にも応え、 男女区別せずに不思議な魅力で唆す事象の宝具化。
自らを理想の姿に変える事によりスキルやステータス、真名までを偽装する。 本来は最高ランクの□魅了を付与するはずだったが、 マスターの力不足で大幅にランクダウンしている。
元々は□発愛の権能をと併用する物であり、 単体で使われる物ではない。 |
キャスター(マダオ) |
名称 |
ランク |
種別 |
レンジ |
最大補足 |
テキスト |
使用者 |
『王権略奪する大憲章(マグナ・カルタ)』 |
E~A+++ |
対人宝具 |
30 |
10 |
愚王であるジョン失地王が強制的に制定された王を縛る原初の憲章。 当時、神と教会以外に縛られずに偉大な存在であった王という概念を 初めて縛った事により、王に対しては絶大な効力を発揮する。
『王の実体的権力を契約、法で縛り、権力の行使には適正な手続を要する』 という現代にまで続く理念を得た事により、 宝具が発動した時にレンジ内にいた“王の性質”を持つ者は、 その“王の性質”の高さによって行動に縛られる事になる。
全ステータスを“王の性質”の高さに比例して低下させ、 【皇帝特権】などの“王の性質”や、王の象徴である宝具を封殺する。 抵抗できるのは王殺しの宝具であるこの宝具を超える威光。 Ex宝具以外では抵抗する事は出来ない。 |
キャスター(カイジ) |
≪内訳(現時点)≫
- 対星:1
- 対界:0
- 対文明:4
- 対国:2
- 対城:1
- 対軍:6
- 対人:24
- 結界:5
- その他:2
- EX:5
- A:12
- B:12
- C:5
- D:6
- E:2
- 変動:1
最終更新:2016年03月29日 16:34