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『泣涕、零ちて雨の如し』 使用者:
アーチャー(佐倉杏子)
ランク:Ex++ 種別:対星宝具 レンジ:地球全土 最大捕捉:地球全土
天川伝説が具現化したもの。彼女の涙は天の川の水そのものである。
彦星と会えない寂しさから流す涙が、世界中を『大雨の七日七夜』に変える。
七日七夜のうちに、氷の隕石が降り、涙雨が地球を覆い『撃つ』侵食固有結界。
溺死を司る彼女が歌う十行詩が進むごとに世界は洪水に満たされる。
この雨は決して止むことはなく、織姫を討つまで降り続け、やがて世界を水底へと連れ去る。
あるいは、降り続く雨に氷属性を与え地面に叩き付け続ける事により、
やがて世界は寒冷化を極め、何者も生存できぬ死の星へと変わる。
どちらにせよ、最後に残るのは宇宙に浮かぶ水球か氷球である。
同時に、降り注ぐ雨や雹を放つ射撃武器として扱う事が出来、前述宝具を除くとアーチャーの主要攻撃となる。
その破壊力は十分に人を殺傷しうるものである。
この攻撃は千里眼を加味した視界内において、全力を振るう事が出来る。
それ以上の射程の相手には『盈盈たる、一水の間あり』を使い、町中に張り巡らせている。
また、空を雨雲で完全に覆うため、天体の加護を得るサーヴァントなどの能力を阻害する。
下記が十行詩の内容である。
迢迢牽牛星(遙かなる牽牛の星)
皎皎河漢女(白く輝く天の河の女)
繊繊擢素手(ほっそりと白い手を挙げ)
扎扎弄機杼(さっさっと機織りの杼を操る)
終日不成章(一日かけても模様は織り上がらず)
泣涕零如雨(涙は雨の如く流れ落ちる)
河漢清且浅(天の河は清らかでしかも浅い)
相去復幾許(二人の距離も一体どれ程の物か)
盈盈一水間(端麗な織女は一筋の河に隔てられ)
脈脈不得語(言葉を交わせずじっと見つめているばかり)
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『神の裁きを斥ける救済の箱船(ノア・ズ・アーク)』 使用者:
ノア
ランク:EX+ 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:9999
神の裁きである大洪水を耐えぬき斥け、この世の全ての獣を保護した世界の終焉を生き抜いた箱船。
この宝具は内側と外側を異なる世界として遮断し、ありとあらゆる、この世の全ての干渉を防ぐ。
神の裁きを斥けた逸話から神性を持つ者とステータスが高い者からの攻撃に関しては神性、ステータスの高さに応じてさらに強化される。
呪い、魔法、神代の大魔術、因果律の干渉、対界宝具、異次元、平行世界、概念兵器、別世界・文明からの干渉などを徹底的に遮断する。
なお、対粛正の性質も強く象徴されており自然干渉等の五大元素、因果干渉、世界からの修正力、神罰などの高位存在からの攻撃に特に強い耐性を持つ。
宝具の持ち主の【耐久】は宝具ランクに比例され、任意の対象者に宝具の加護を与える。
対象者の人数が多い程、1人1人への宝具ランクは劣化する。持ち主を含めた3人までが劣化しない限度である。
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『告発すべき全ての神々(ロカセナ)』 使用者:
キャスター(ゾディア・キューブリック)
ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:1000人
エーギルの館で神々の秘密や欠点を次々に暴いた伝説の具現。
対峙した存在の過去や経歴すべてを暴きだし、巧みな弁論術に乗せて責め立てる。
特に神性が高ければ高いほど効果は有効となり、精度が増していく。
対象の精神が高ぶった場合、その状態は数十ターンにも強制的に引き伸ばされ、冷静な判断力を完全に喪失する。
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【世界の終わりに喇叭を吹く者(トランペッター)】 使用者:
キャスター(メルラン)
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:不明 最大捕捉:不明
ラッパを吹くことによってさまざまな効果が起きる。
なお、7回までしかふけない。
なお、このラッパは7回吹くまで決して壊れることはない。
内容
1回目のラッパ……雹や火を起こし、敵の陣地含めてすべて焼き払う。
全てが終わった後、火は自動的に消える。
2回目のラッパ……究極の乾燥を起こして、敵の水分を徹底的に奪い取る。
すべてが終わった後、奪い取った水は周辺の土地にばらまかれる。
3回目のラッパ……敵の体内にある水分を毒に変える。
なおこの毒はこの世に存在する毒ではないので解毒不可能。
4回目のラッパ……敵の周辺を完全な闇に包む、どのような手段を用いても光を表すことができない。
全てが終わった後の次の日は必ず晴れになる。
5回目のラッパ……深淵よりアバドンを召び出して、相手を喰わせる。
全てが終わった後、アバドンはいなごの佃煮になる(結構うまい)
6回目のラッパ……ユーフラテス川に繋がれている4人の御遣い(生物ではない模様)が解き放たれ、敵を殺す。
全てが終わった後、この4人組はどこかに帰る。
7回目のラッパ……敵を滅ぼすべく、あらゆる天災を叩き付ける。
この天災は避けることができずに、必ず受けてしまう。
1回目~5回目ラッパの効果が破壊力が倍増して同時に起こる。
そしてすべてが終わった後、魔力充電(1時間)してから1回目のラッパに戻る。
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『全てを灰燼と化す者(クァチル・ウタウス)』 使用者:
アサシン(宮古芳香)
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
触れた物の時間を急速に加速させることにより風化させ灰に変えるという宝具
クァチル・ウタウスに触れられると、人間なら一瞬に老化と死が起こり
物体の場合は数百年も過ぎた様に崩壊する
敵の宝具等の攻撃も例外ではなくどのような場合であっても
触れられたものは一瞬にして塵の山になってしまう。
この能力を逆に使って、契約者に永遠の命を授ける事も可能である。
なお、この宝具の効果はクァチル・ウタウスの全身に及んでいるため
背後からの攻撃等にも対応可能である。
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『カルナマゴスの誓約(パクト・オブ・クァチル・ウタウス)』 使用者:
アサシン(宮古芳香)
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1
クァチル・ウタウスについて触れた書物で、クァチル・ウタウスと契約(サーヴァント契約とは別)をするためには
これを使用するしかない。これを一回読み切ると自分を含めた周辺(大体一部屋分)のみが10年分時間が経過する。
なお、読み切るとクァチル・ウタウスの加護を得られることができ。不老不死等を含め
クァチル・ウタウスが持つ力を得ることができる。
この書物はクァチル・ウタウスの加護を受けており
周辺の時間が加速され全ての品物が老朽化・塵化する事があっても、宝具自体は何の損傷も受けない。
なお、クァチル・ウタウスについて書かれたものであるが、
ほんのわずかしか書かれていないため参考にはならない。
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『侵食固有結界・水晶渓谷(タイプ・マアキュリー)』 使用者:
バーサーカー(ラミエル)
ランク:EX 種別:対星宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:‐
バーサーカーが持つ特性たる侵食固有結界。ただそこに存在するだけで物理法則を改竄し、
バーサーカーの住んでいた環境に変化させる異星風景の侵略。侵略された後には
水晶のような何かでできた地形と、地球のものではない環境が残される。
バーサーカーが存在する周辺の環境を自動的に水星のそれへと塗り替える。すなわち、
高温と真空に近い大気、重力異常と高密度の放射線が荒れ狂う、地球上の生物からすれば地獄のような世界である。
侵略した 環境はバーサーカーから離れても地球の抑止力に抵抗し、バーサーカーが消滅するまで存在し続ける。
塗りつぶすには同レベル以上の結界か、高度な空想具現化が必要とされるが、
この固有結界は常に展開され続けているため、バーサーカーの付近では逆に再侵略をされてしまう。
水星環境中では適応できない存在は大幅に能力を制限され、逆にバーサーカーは
ステータスが向上するとともにあらゆるセービングスローに有利な補正を得る。
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『羽毛ある蛇(ケツァルコアトル)』 使用者:
スターズ(サイタマ)
ランク:EX 種別:対星宝具 レンジ:99 最大捕捉:MAP兵器
ケツァルコアトルは神話では平和の神とされ、人々に人身供犠をやめさせたという。
それ故に、人身供犠を好むテスカトリポカの恨みを買い、呪いのかけられた酒・プルケをそうとは知らずに勧められるまま飲み、
気分が荒んだ挙句自分の妹・ケツァルペトラトルと肉体関係を結んでしまい、トゥーラ(又はアステカ)の地を追われた。
この際、自分の宮殿を焼き払って財宝を埋めた後自ら生贄となり、
火葬された灰が何羽もの美しい鳥となって空へ舞い上がったとも、虹の彼方に消えていったとも、
金星に姿を変えて天に逃れたとも言われ、ケツァルコアトルは金星の神ともされるようになった。
この宝具は金星となったケツァルクワトルそのものによる落下である。
その威力は言わずもがな、あらゆる惑星上の存在が防御しようとしても
事実上防ぐことは不可能だろう。それができるのならば、その生命体は自分の立つ地面を
両手で押し、動かすことができる。また小隕石が落ちてきた場合、何mものクレーターができ
世界は土煙に覆われ、生命体は死滅するという。
コレはその数万倍の規模を持つ金星。その威力は少なめに見積もっても
墜落したフォーマルアウト中の街はEXである「乖離剣」の数十倍と思われる衝撃を受け、
土煙は舞い上がり、その惑星そのものですら、形を変え、軌道を変え、
太陽に向かって動き始めるだろう。
人間の形態の時、面積などは変わっていても体重は変わらず、
いやむしろ圧縮されているとされ、上記された攻撃力の数万倍――
ブラックホールすら作り出せるほどの威力を持ったパンチが生み出されると推測する。
その威力は全員が「乖離剣」を「王の軍勢」全てに持たせ、同時に撃ち合ったとしても
相殺し得うるほどの威力である。なお上記で、「この宝具を防げる生命体は立っている星を動かせる」と
書いたが――人間の形態の時、ケツァルコアトルはそれが可能となる。
偉大なる騎士王に背を向けてまでも、愛し愛され合った円卓最強の騎士を召喚する。
互いに止められず求め合い、地獄に進むと理解してなお離れなかった純愛の宝具。
両者の絆は両者が望んでも離れる事はできない呪いに近い運命の鎖。
例え、悲哀満ちた愛で終わる悲劇の劇場であっても…………2人は決して離れない。
擬似サーヴァントとして円卓最強の騎士「ランスロット」を召喚する事ができる。
呼び出されたランスロット卿は擬似サーヴァントとしてキャスターがその「マスター」となる。
同時に、高ランクの「◯単独行動」のスキルを得る。
キャスターが参戦している限り、「ランスロット」の全ステータスに「+20点」のボーナス修正を与える。
自陣のLPとMPの現在値と最大値に「+20点」のボーナス修正を加える。
なお、任意のタイミングで「◯狂化:B」を付与できる。
この宝具の効果が持続している限り、キャスターは戦闘で「メイン」「サブ」としては参戦する事ができない。
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不屈青銅の巨神(タロス・エウロパ) 使用者:
ライダー(銀)
ランク:Ex 種別:対城宝具 タイミング:セットアップ 消費魔力:0
データ別記の「タロス」を召喚する。
鍛冶神ヘファイストスにより作られたクレタ島を守る青銅の巨神。
体内を守る霊血により、魔力供給と灼熱を得ている。
アルゴー船に乗って現れた名高いギリシャ英雄達が総出でも仕留める事ができず、
膨大な熱量と投石により返り討ちにした逸話を持つ。
霊血の栓である踵の釘を破壊されない限りは魔力供給も必要せず、
あらゆる英雄を仕留めるという神造兵器としての役目を果たし続ける。