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*大航海時代III Costa del sol 【だいこうかいじだいすりー こすた でる そる】 |ジャンル|シミュレーションゲーム(リコエイションゲーム)|&amazon(B000EXX9BK)| |対応機種|Windows95/98、Macintosh|~| |発売・開発元|光栄|~| |発売日|1996年11月29日|~| |ポイント|歴史の負の部分も再現&br()システム回りが煩雑&br()ハマればハマる|~| |備考|【Win】コーエー定番シリーズ:2003年5月16日発売&br()動作環境は定番シリーズで2000まで対応&br()XPは保証外だが互換モードで動く|~| |>|>|CENTER:''[[大航海時代シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1143.html]]''| *概要 -リコエイションゲーム『大航海時代』シリーズの第3弾。 -プレイヤーは1480年から始まる大航海時代の歴史の中で航海者として発見を成し遂げていくと言う流れ。 --最初は出資者にプレゼンしないと船も貸してもらえないが、金を貯め自分の船を買ったらある程度自由に航海できる。 *特徴 -コーエー歴史ゲーム史上最大規模。冒険を主軸とした構成。 --なんと内陸を含めた世界中の都市(総数200)に行ける。 -キャラメイクが出来る。若いほど頭が悪いが戦闘に強く、壮年であるほど体力に不安が残るが初期スキルを多くつけられる傾向にある。 --また、1490年代で史実どおりスペイン・ポルトガル間の相互不干渉条約(トルデシリャス条約)が締結され、例えばスペイン人がポルトガル港に入れなくなるため、国籍もわりと重要である。 --その点でアフリカ・インド方面を巡る時にスペイン国籍だと苦労させられるのだが。逆にポルトガル国籍では新大陸での探索で苦労する。 ---国籍はセーブ・ロードにも関わってくる。自宅か自国領の宿屋でしかセーブできないため、数年がかりの新大陸探検の最中に死亡してまたリスボンから、なんてことはザラ。中断セーブはどこでも出来るが再開すると消えてしまう。 -書物から冒険のヒントを探し当て、そのネタが好きそうな出資者にプレゼンし、見事証拠品を持ち帰って報酬を得つつ名声を高め…の繰り返しになる。 --そのヒントを得るためには、本の言語を完全に理解できる言語スキルと本の内容を理解できる技術スキルが必要。しかも自力でスキルを身につけようとするとかなり時間がかかる。&br()例えば全く新しいスキルを完全に物にするためには、ゲーム内で2年前後も必要になる。 --航海士を雇って自分のスキル不足を補う手もあるが、ある程度の名声がないとバカにされるだけなので、初期スキルが貧弱だと詰みになりかねない。 --その航海士も4人しか雇えず、契約中の解雇も出来ないので人材の管理には苦労する。 ---また後半になればなるほど有能な航海士の数も減ってくるので人材不足が悩みの種になりやすい。 -ある程度力をつけて自分の船を持てるようになれば、契約を経ずに冒険して手に入れ、母港で発表した証拠品を自分の懐に入れたり、市で売りさばいたり出来る。中には普通に契約した時の10倍以上の値で売れる発見物もあるが、代わりにスポンサーのお墨付きがないせいか名声はあまり上がらない。 -初心者向けキャラだと若く最初からそこそこスキルを持ちつつ副官もいるため、わりと快適に進められる。 -歴史上の航海者に先んじてプレイヤーキャラが新大陸を発見したりインド航路を発見できたりもできる。 --一応のエンディングはマゼラン(正確にはその部下エルカーノ)より先に世界一周航路を発見することで発生する。 -「奴隷」が交易品になっていたり(プレイヤーキャラが交易品として発見することも可能。さすがに後期ROMにはない)、自分の手でアステカ・インカ帝国を滅ぼすことも可能だったりと大航海時代の負の側面まで忠実に再現されている。 --アステカ・インカ帝国を自分の手で滅ぼすためにはコルテス・ピサロよりも先に発見せねばならない。また両方とも征服するためには少々複雑な手順が必要となる。 -実在しないはずのクラーケンやシーサーペントなどの怪獣と海戦が出来る。但しかなり手ごわい。最初期に出会うと詰みに近い。 -またイスラム教圏の都市(アフリカ・中近東に多い)や海禁策を取る明国の都市には攻め込んで守備隊を撃破し、自国の領土にすることも可能だったりする。 -酒場女を口説いて自分の家に持ち帰り、跡継ぎを作るシーンもあったりする。その時の成否判定の絵が大砲というのは元エロゲメーカーらしいネタ。 --son of a gunの語源とかけたジョークか。 --跡継ぎの男の子は10歳から父親のスキルを教えることができ、18歳で父親の後を継いで航海者としての一歩を踏み出すことができる。 ---但し上記の通り若いとスキルが多く付けられない。ある程度待ってから継がせても良い。 *評価点 -自由度の高さ。これに尽きる。普通に冒険してもよし、交易で財産を築くのもよし、武力で世界征服を目指すもよし。 --一応冒険が主軸ではある。発見物も非常に豊富で、遺跡や宝物、動植物、厳しい条件をクリアすればなんとムー大陸まで発見することが出来る。 -史実の再現性。重要なイベントなどが起こり、歴史上の人物も登場する。後のIVには無い要素である。 --最初のうちは無かった町などが時代が進むとともに発展していく・国王が代替わりするなど、時間の経過を反映している。 --歴史上の航海者を闇討ちすることで負傷させ、歴史的なイベントの発生を遅らせることができる。&br()例えば1492年にはコロンブスが新大陸に到達するが、襲撃して負傷している間に自分が到達する等。 -船の種類・カスタムの自由度もなかなかのもの、前作と比べ種類が大幅に減っているが''どの船でも改造次第でほぼ最期まで使っていける''。海戦の仕様も解りやすく、腕に自信がある人は海賊退治で食べていけるだろう。 -発見の証拠品となるアイテムのコレクションが可能。ただしそういうシステムがあるわけではなく自己満足要素。ごく一部のアイテム以外取っておいても役に立つことはないが…。 *問題点 -バグが多い。 --例としてはアラブ海賊を撃破した直後にゲームが強制終了される、ムービーをスキップしようとするとフリーズなど。後期ROM以降では遭遇確率は低い。 --修正パッチは存在するが、サポートに連絡した人へフロッピーディスクを郵送するという配布手段だった(現在も送付しているかは不明)。なお定番シリーズはこの修正パッチVer。 ---最も修正後は一代目が全てのスポンサーと面識有りの状態になっている((ただし名声がないと門前払いの為、結局ゲーム進行は変わらない。))等新たなバグもあるが。 -前作と比べゲームシステムが大幅に変わりレイアウト等もシンプルになった事、他国の征服や奴隷の存在などの負の側面の再現が仇となったか、唯一シリーズでコンシューマ移植されていない。その為Ⅱのシステムを流用した『大航海時代外伝』がコンシュマー版続編として販売され、その後『大航海時代IV』がコンシューマに繰り上がりで移植されるという珍事に。 -探索中に誤った選択をしたり、ミニゲームが解けなかったりすると即死というイベントがある。ただしミニゲームはそれほど難易度は高くなく、発見を諦めるなら回避は可能。 *総評 -コーエーならぬ光栄時代の泥臭さを今に伝えているゲーム、とも言えそうである。 -取っ付きづらく難易度も高いが、遊び方を理解すると一気に面白くなるゲームでもある。 --攻略本・攻略サイトは非常に有用である。ただし依存し過ぎると途端に作業化するので、ご利用は計画的に。
*大航海時代III Costa del sol 【だいこうかいじだいすりー こすた でる そる】 |ジャンル|シミュレーションゲーム(リコエイションゲーム)|&amazon(B000EXX9BK)| |対応機種|Windows95/98、Macintosh|~| |発売・開発元|光栄|~| |発売日|1996年11月29日|~| |ポイント|歴史の負の部分も再現&br()システム回りが煩雑&br()ハマればハマる|~| |備考|【Win】コーエー定番シリーズ:2003年5月16日発売&br()動作環境は定番シリーズで2000まで対応&br()XPは保証外だが互換モードで動く|~| |>|>|CENTER:''[[大航海時代シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1143.html]]''| **概要 -リコエイションゲーム『大航海時代』シリーズの第3弾。 -プレイヤーは1480年から始まる大航海時代の歴史の中で航海者として発見を成し遂げていくと言う流れ。 --最初は出資者にプレゼンしないと船も貸してもらえないが、金を貯め自分の船を買ったらある程度自由に航海できる。 **特徴 -コーエー歴史ゲーム史上最大規模。冒険を主軸とした構成。 --なんと内陸を含めた世界中の都市(総数200)に行ける。 -キャラメイクが出来る。若いほど頭が悪いが戦闘に強く、壮年であるほど体力に不安が残るが初期スキルを多くつけられる傾向にある。 --また、1490年代で史実どおりスペイン・ポルトガル間の相互不干渉条約(トルデシリャス条約)が締結され、例えばスペイン人がポルトガル港に入れなくなるため、国籍もわりと重要である。 --その点でアフリカ・インド方面を巡る時にスペイン国籍だと苦労させられるのだが。逆にポルトガル国籍では新大陸での探索で苦労する。 ---国籍はセーブ・ロードにも関わってくる。自宅か自国領の宿屋でしかセーブできないため、数年がかりの新大陸探検の最中に死亡してまたリスボンから、なんてことはザラ。中断セーブはどこでも出来るが再開すると消えてしまう。 -書物から冒険のヒントを探し当て、そのネタが好きそうな出資者にプレゼンし、見事証拠品を持ち帰って報酬を得つつ名声を高め…の繰り返しになる。 --そのヒントを得るためには、本の言語を完全に理解できる言語スキルと本の内容を理解できる技術スキルが必要。しかも自力でスキルを身につけようとするとかなり時間がかかる。&br()例えば全く新しいスキルを完全に物にするためには、ゲーム内で2年前後も必要になる。 --航海士を雇って自分のスキル不足を補う手もあるが、ある程度の名声がないとバカにされるだけなので、初期スキルが貧弱だと詰みになりかねない。 --その航海士も4人しか雇えず、契約中の解雇も出来ないので人材の管理には苦労する。 ---また後半になればなるほど有能な航海士の数も減ってくるので人材不足が悩みの種になりやすい。 -ある程度力をつけて自分の船を持てるようになれば、契約を経ずに冒険して手に入れ、母港で発表した証拠品を自分の懐に入れたり、市で売りさばいたり出来る。中には普通に契約した時の10倍以上の値で売れる発見物もあるが、代わりにスポンサーのお墨付きがないせいか名声はあまり上がらない。 -初心者向けキャラだと若く最初からそこそこスキルを持ちつつ副官もいるため、わりと快適に進められる。 -歴史上の航海者に先んじてプレイヤーキャラが新大陸を発見したりインド航路を発見できたりもできる。 --一応のエンディングはマゼラン(正確にはその部下エルカーノ)より先に世界一周航路を発見することで発生する。 -「奴隷」が交易品になっていたり(プレイヤーキャラが交易品として発見することも可能。さすがに後期ROMにはない)、自分の手でアステカ・インカ帝国を滅ぼすことも可能だったりと大航海時代の負の側面まで忠実に再現されている。 --アステカ・インカ帝国を自分の手で滅ぼすためにはコルテス・ピサロよりも先に発見せねばならない。また両方とも征服するためには少々複雑な手順が必要となる。 -実在しないはずのクラーケンやシーサーペントなどの怪獣と海戦が出来る。但しかなり手ごわい。最初期に出会うと詰みに近い。 -またイスラム教圏の都市(アフリカ・中近東に多い)や海禁策を取る明国の都市には攻め込んで守備隊を撃破し、自国の領土にすることも可能だったりする。 -酒場女を口説いて自分の家に持ち帰り、跡継ぎを作るシーンもあったりする。その時の成否判定の絵が大砲というのは元エロゲメーカーらしいネタ。 --son of a gunの語源とかけたジョークか。 --跡継ぎの男の子は10歳から父親のスキルを教えることができ、18歳で父親の後を継いで航海者としての一歩を踏み出すことができる。 ---但し上記の通り若いとスキルが多く付けられない。ある程度待ってから継がせても良い。 **評価点 -自由度の高さ。これに尽きる。普通に冒険してもよし、交易で財産を築くのもよし、武力で世界征服を目指すもよし。 --一応冒険が主軸ではある。発見物も非常に豊富で、遺跡や宝物、動植物、厳しい条件をクリアすればなんとムー大陸まで発見することが出来る。 -史実の再現性。重要なイベントなどが起こり、歴史上の人物も登場する。後のIVには無い要素である。 --最初のうちは無かった町などが時代が進むとともに発展していく・国王が代替わりするなど、時間の経過を反映している。 --歴史上の航海者を闇討ちすることで負傷させ、歴史的なイベントの発生を遅らせることができる。&br()例えば1492年にはコロンブスが新大陸に到達するが、襲撃して負傷している間に自分が到達する等。 -船の種類・カスタムの自由度もなかなかのもの、前作と比べ種類が大幅に減っているが''どの船でも改造次第でほぼ最期まで使っていける''。海戦の仕様も解りやすく、腕に自信がある人は海賊退治で食べていけるだろう。 -発見の証拠品となるアイテムのコレクションが可能。ただしそういうシステムがあるわけではなく自己満足要素。ごく一部のアイテム以外取っておいても役に立つことはないが…。 **問題点 -バグが多い。 --例としてはアラブ海賊を撃破した直後にゲームが強制終了される、ムービーをスキップしようとするとフリーズなど。後期ROM以降では遭遇確率は低い。 --修正パッチは存在するが、サポートに連絡した人へフロッピーディスクを郵送するという配布手段だった(現在も送付しているかは不明)。なお定番シリーズはこの修正パッチVer。 ---最も修正後は一代目が全てのスポンサーと面識有りの状態になっている((ただし名声がないと門前払いの為、結局ゲーム進行は変わらない。))等新たなバグもあるが。 -前作と比べゲームシステムが大幅に変わりレイアウト等もシンプルになった事、他国の征服や奴隷の存在などの負の側面の再現が仇となったか、唯一シリーズでコンシューマ移植されていない。その為IIのシステムを流用した『大航海時代外伝』がコンシュマー版続編として販売され、その後『大航海時代IV』がコンシューマに繰り上がりで移植されるという珍事に。 -探索中に誤った選択をしたり、ミニゲームが解けなかったりすると即死というイベントがある。ただしミニゲームはそれほど難易度は高くなく、発見を諦めるなら回避は可能。 **総評 -コーエーならぬ光栄時代の泥臭さを今に伝えているゲーム、とも言えそうである。 -取っ付きづらく難易度も高いが、遊び方を理解すると一気に面白くなるゲームでもある。 --攻略本・攻略サイトは非常に有用である。ただし依存し過ぎると途端に作業化するので、ご利用は計画的に。

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