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ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者 - (2015/10/18 (日) 00:11:47) の1つ前との変更点

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*ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者 【ろっくまんあんどふぉるて みらいからのちょうせんしゃ】 |ジャンル|アクション|&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/51RtQzXiKrL._SL195_.jpg,http://www.amazon.co.jp/dp/B00014AT92,width=160)| |対応機種|ワンダースワン|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|レイアップ|~| |発売日|1999年12月28日|~| |定価|3,800円|~| |ポイント|超微妙なボス達&br()まさかのクイント再登場&br()バンダイ制作|~| |判定|なし|~| |>|>|CENTER:''[[ロックマンシリーズリンク>ロックマンシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 カプコンのライセンスを得た上でバンダイが製作したソフト。~ 名前は似ているが、スーパーファミコン版『[[ロックマン&フォルテ]]』とは全く別の内容である。 **問題点 -「ダンガンマン」「エアコンマン」「コンロマン」「コムソウマン」「クロック''メン''((2体1組で登場するため複数形となっている))」「コンパスマン」というボスの微妙すぎるネーミング、及びデザイン。 --特にエアコンなのに何故か団扇をもっている外見が劣化エアーマンなエアコンマン((というかファンの付いたその外見はエアコンマンというよりむしろ室外機マンである。))とコンロに手と足がついたデザインのコンロマンはファンからネタにされやすい。 --コンパスマンの「''おれのなはコンパスマン ロックマン・シャドウのともだちさ''」というセリフは''公式にすら''ネタにされる。 ---この会話は戦闘直前ではなく、何故かステージ開始前にあるため、面と向かって会話した後ボスのところまでステージを進むという変な流れになる。 -ボス戦のバランスは大味。 --やたらライフバーは長いが、被弾後の無敵時間がなく、接近して連射すると一気に削ることができる。 ---ただし、動作ループ中に謎の無敵時間が多く、イライラさせられる。 --ボスの動きも適当。棒立ちのままジャンプというか画面端に沿って浮遊する姿は謎。 -ボリュームが少し薄い。 --ボスは前述の6体とオープニングステージボス、ロックマン・シャドウのみのため、全8ボス・8ステージとなっている。 -本作では『[[ロックマンワールド2]]』に登場したクイントをストーリーで取り扱っている。 --本作ではお約束の''ワイリーが黒幕ではなく''「クイントの失敗作」という設定の「ロックマン・シャドウ」が今回の黒幕となっている。 --というか、クイント自体『ワールド2』を見る限り成功作とは言い難い動作なのだが。 ---しかしおそらく他社が作ったであろうキャラクターを失敗作扱いするわけにもいかないだろう。 --それ以前に、そもそも''クイントは洗脳されたロックマン本人なのだが。失敗作とはなんぞや?'' --なお、ロックマン・シャドウは''クイントよりは''強い。 -グラフィックは微妙。 --一枚絵のロックマンたちの顔が明らかに老け顔になっている。 --ドットの描画も全体的に低レベル。ロックマンの立ち絵すら微妙。 -白黒画面のワンダースワンなのである程度は仕方ないのだが、それを踏まえても画面は見づらい(GBのワールドシリーズではそんなことはなかった)。 --背景と前景の区別がつかないことが多々ある。 --敵キャラや敵弾も背景に埋もれがち。 ---また、敵キャラの無敵時間(被弾後ではなく行動パターン中の無敵時間)が全く無敵の様に見えないため、攻撃して無敵の時間を覚えるしかない。 ---地面に半キャラ角の■が埋まっていることがある。これは踏んでからしばらくすると爆発する地雷なのだが、ほとんど見えないので地面が時折突然爆発しているようにしか思えない。 --どうでもいいが、オープニングステージのボスは「グレーデビル」となっている(SFC版は「グリーンデビル」)。自虐か。 -ステージも一言で表すなら冗長。 --本家シリーズでは無かった((ワールド3や5にはあったがナンバリングにはない。))トゲをスライディングでくぐるという動作をかなりの回数させられる。 ---本作ではスライディングの距離が短いため、少しシビア。 --敵キャラの種類も多くないため、同じ敵と戦い続けることになる。 --どっちに進むのかわからないという箇所もある。下に行くと思ったら穴だったり…。 --あるステージではワンダースワンの縦・横切り替え機能を活かした縦長ステージがあるが、これを面倒とみるか斬新とみるかはプレイヤー次第。 -BGM自体はSFC版と同じだが、こちらはテンポが遅く単調なアレンジ。 --OPやイベントシーンではなぜかバーナーマンステージの曲が流れる。ミスマッチな上に曲調(かなり明るい)のせいでかなりマヌケな印象に。 ---特に敵との対峙シーンはこのせいで余計シュールになってしまう。 --仕方がないことだが音質はSFC版にははるか及ばない。 -敵に跳ね返された弾(上に斜め45°で飛んでいく)に当たり判定が残っている。 --あるステージの中ボスはこれを利用して倒す必要があるが、大抵の場合は弾が画面に残って連射の妨げになるだけである。 -画面固定スクロール中はロックマンを動かすことはできないが敵キャラは動き続けるため、スクロール終了までに敵弾が目の前に迫ってきたりする。 **評価点 -ロックマンとフォルテで得られる特殊武器が異なる。 --SFC版では共通であったため、進化していると言える。『[[ロックマンX>ロックマンX4]]』シリーズの影響だろうか。 --ただし、フォルテの特殊武器「ドップラーアタック」((フォルテがそれぞれに当たり判定のある4つの分身に分かれる。発動中無敵&上下左右操作可能&壁抜け可能。ただし効果が切れた瞬間に壁の中にいた場合はミス。))がボス戦で強力すぎるため((ボスには無敵時間がないので発動後接触しているだけで常にバスター4発分のダメージが入る。))、フォルテの方がかなり楽というバランス崩壊も招いている。 -ボスの攻撃パターンが残存HPによって3パターンに変化する。 --ただし、個々のパターンは出来が悪い単純なループのため、攻撃パターン自体は全く評価できない。 **総評 そんな訳で、ファンの間では『ワールド2』を上回る、シリーズの黒歴史と認知されている。~ その『ワールド2』において非常に複雑な設定を背負って登場しながらも適当に放り出されたキャラ「クイント」に着目したストーリーや、『[[ワールド5>ロックマンワールド5]]』にしか登場しなかった味方キャラ「タンゴ」を再登場させた事など、着眼点を評価する声はあるが、その素材を活かし切れず本作自体が『ワールド2』以下の物となったのは皮肉でしかない。~ ロックマンシリーズとしては違和感のあるゲーム性だが、単純にアクションゲームとしては難易度が高く、歯応えがある並の出来。 **余談 -ムック『ロックマンパーフェクトメモリーズ』では、一切存在に触れられていない。その後に出た画集『オフィシャルコンプリートワークス』では1ページのみだが触れられている。 --しかし20周年イベントの公式年表では端折られていた。 ---本作発売後、『ロックマンエグゼWS』の発売を最後にカプコンはバンダイとの提携を解消しタカラと提携したのだが、この事との関連は不明。 --後に『[[ロックマンゼクス]]』『[[流星のロックマン ペガサス/レオ/ドラゴン]]』で本作の内容に関連した小ネタが登場し、更に発売から実に15年経過した2014年にサントラが発売されている((『ロックマン サウンドBOX 2』のDISK5に収録。))事を見ると、本作が公式から完全に黒歴史にされたわけではないのかもしれない。

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