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オーバーターン - (2020/06/30 (火) 00:39:13) の1つ前との変更点

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*オーバーターン 【おーばーたーん】 |ジャンル|対戦アクション(ロボットアクション)| |対応機種|Wii(Wiiウェア)| |発売・開発元|スタジオ斬| |発売日|2008年12月2日| |定価|800Wiiポイント| |判定|なし| |ポイント|スタジオ斬自作のオリジナルゲーム&brマイナーだが完成度は高いWiiウェアの有力TPSロボアクション&brバランスWiiボード対応&br初心者でも安心して遊べる弱体化リトライ&br上級者でも楽しめるチャレンジモード&br個性豊かなキャラクター&brスタッフロールが本編&brWi-Fi対応だが実行困難なバトルロイヤル&brサービス終了に伴い現在は新規購入不可能| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -照準をリモコンポインタで操作する三人称視点の対戦型ロボットアクションゲーム。Wiiウェア初のジャンルであると共に、スタジオ斬の自社パブリッシングタイトルとしても初めての作品である。 -8人のプレイヤーキャラクターが、それぞれの目的を胸に「オーバーターンマシン(OTM)大会」での優勝を目指すというストーリー。 **システム -ヌンチャクのスティックで自機の移動、リモコンのポインタで照準移動。&br()視界変更はリモコンのポインタを画面端に移動させて行う。 --[[バランスWiiボード>Wii Fit]]に対応しており、自機の移動を重心移動操作で行う事もできる。 -OTMは右腕と左腕にそれぞれ別の武器を装備できる。また、各OTMは異なる固有技(「ボディギミック」)を持っている。 -BP(バランスポイント)ゲージを使った操作ではより細かい操縦を行えるが、BPゲージが0になると「バランスエラー」状態となり、一定時間OTMを操作できなくなる。ゲージ消費量はパーツの種類に応じて変化する。 --ヌンチャクを振るとジャンプ、Cボタンのチョン押しで敵OTMのサーチなど。ボディギミックの発動待ち状態でもBPを消費する。 --「バランスエラー」中は自機が宙に浮いた状態で行動不能になり、ちょっとしたジグソーパズルのようなミニゲームでOTMを修復しなければならない。時間内に修復できないと、更に一定時間動けなくなる。 --Cボタンを長押しすると、自機の操作ができなくなる代わりにBPが回復する。 -対戦相手のHPを0にすると勝利。なお、「STORYモード」で時間以内に相手を倒せなかった場合はプレイヤーの敗北となる。 --だが同じ相手に負け続けると、相手のHPの上限がだんだん減っていくという救済措置がある。 -OTM大会を勝ちあがり、最終的にチャンピオンを倒したらゲームクリア。クリア後の追加要素は以下の通り。 --隠しキャラクターの4名が使用可能になる。 --強くなった敵たちと全8試合のトーナメントで戦う「エンペラーチャレンジ」、それをクリアした猛者のみが挑戦できる、同時に2体の敵と戦う「デビルチャレンジ」、3体の敵と戦う「ゴッドチャレンジ」が用意されている。 --負けるまでCPUと戦い続けて勝利数を競う「サバイバルチャレンジ」。Wi-Fiランキングにも対応している。 -「VS LOCALモード」では画面を分割しての2人対戦モードだが、ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用すると、最大4人までの対戦が可能。 **キャラクター -悠紀 --へそ出し、巫女とフェチ要素の多く人気の高いキャラ。ある人物を探す為にマスタートーナメントに参戦する。 --使用マシンは「ヒミコ」は素早く、さらにステルスギミックで姿を消して敵に奇襲しやすくなる。 --初期装備は三羽カラスと5連式ボウガン。いずれも攻撃範囲が広く扱いやすい。 --公式サイトのスペシャル壁紙ではいてないことが判明。 **評価点 -安い。ロボットアクションの新規作品としては驚異的な安さである。 -把握しなければならない情報が少なく操作も簡単で取っ付きやすい。上手く攻撃を命中させられるようになると、リモコンでのエイミングも面白い。 --操作系が新しく、類似作が多くないのもポイント。バランスWiiボードを使うと、操作感や臨場感は更に大きく変わる。 -スタッフロールのセンスがぶっとんでいる。楽屋裏ノリではあるが、見ていて楽しいタイプ。 **問題点 -上記で挙げたように悠紀は人気が高いがステルスギミックは裏を返せば攻撃手段に乏しくさらにCPUはこちらの姿が消えようが平気で狙ってくるので実質対戦専用となってしまっている。しかも耐久力が低く、連射系をまともに食らっただけでも致命傷を負いやすい。 --一応初期装備はどれも優秀なものばかりで攻撃手段の乏しさをカバーできる。 -ジャンプの使いどころが乏しい。使えるとすればあるキャラクターのボディギミックを唯一かわせる手段か。 -ステージは障害物が変わっているだけでそれといったギミックもなく水増し感が強い。 -追尾α機雷が強い。CPUは何故か交わす傾向が無いので大変強力  -キャラ同士の会話が初回時にしか流れない。もう一度みたいのであれば武器を破棄するのを覚悟してそのキャラのストーリーモードを最初からやり直す必要がある。 -クリア後に解禁されるデビルチャレンジやゴッドチャレンジは1人VS複数で戦い、狙いの的確さやCPUの同士討ちが無いこともあって正攻法では苦戦しやすい。上記の機雷で相手を追い詰めればやっとと言うほど。 **総評 一見『[[バーチャロン>電脳戦機バーチャロン]]』や『[[アーマード・コア>アーマード・コアシリーズ]]』をチープにした路線のゲームに思えるが、照準合わせのシステムのせいか操作感がまったく異なり、新鮮な気持ちで遊べる。安さからダメもとで購入して大満足しているユーザーも多い。~ Wiiリモコンで操作しているプレイヤーと比べてCPU側の照準は信じがたいほどの正確さを誇るが、上達すればちゃんと試合になるゲームバランスであり、救済措置もある。欠点部分についても、値段を考えれば十分許容の範囲内だろう。~ だが存在がマイナーである感は否めず、プレイヤー人口の少なさから、なかなか「固まった評価」が見えにくい。自信を持って良作と呼べない最大の要因はここにある。どちらかというと対人戦が面白いゲームなだけに、Wi-Fiが過疎った点も残念。 **その他 -スタジオ斬は『[[ライジング ザン ザ・サムライガンマン]]』のスタッフが設立し、後に『[[ガチトラ! ~暴れん坊教師 in High School~]]』や『喧嘩番長6~ソウル&ブラッド~』などを手掛ける会社である。 -本作のキャラクターは後にじゃんけんパーティパラダイスにもゲスト出演している。 -平成21年9月9日以前のバージョンでは、Wi-Fiなどの通信関係に不具合があったが、Wiiウェアのバージョンアップにて対応された。 -なにげにかなりマジメな攻略Wikiがある。本作が「遊べるゲーム」である事の証明でもある。発売されて時間の経ったゲームなのでQ&Aや豆知識などは必見。 -2012年にはスマートフォンアプリとして関連作『オーバーターン サーガ』が登場したが、2014年に全サービスが終了している。 -配信から10年後にWiiショッピングチャンネルサービスが終了され本作をプレイする事自体が困難となった。
*オーバーターン 【おーばーたーん】 |ジャンル|対戦アクション(ロボットアクション)| |対応機種|Wii(Wiiウェア)| |発売・開発元|スタジオ斬| |発売日|2008年12月2日| |定価|800Wiiポイント| |判定|なし| |ポイント|スタジオ斬自作のオリジナルゲーム&brマイナーだが完成度は高いWiiウェアの有力TPSロボアクション&brバランスWiiボード対応&br初心者でも安心して遊べる弱体化リトライ&br上級者でも楽しめるチャレンジモード&br個性豊かなキャラクター&brスタッフロールが本編&br()Wi-Fi対応だが実行困難なバトルロイヤル&brサービス終了に伴い現在は新規購入不可能| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -照準をリモコンポインタで操作する三人称視点の対戦型ロボットアクションゲーム。Wiiウェア初のジャンルであると共に、スタジオ斬の自社パブリッシングタイトルとしても初めての作品である。 -8人のプレイヤーキャラクターが、それぞれの思い出を胸に「オーバーターンマシン(OTM)大会」での優勝を目指すというストーリー。 **システム -ヌンチャクのスティックで自機の移動、リモコンのポインタで照準移動。&br()視界変更はリモコンのポインタを画面端に移動させて行う。 --[[バランスWiiボード>Wii Fit]]に対応しており、自機の移動を重心移動操作で行う事もできる。 -OTMは右腕と左腕にそれぞれ別の武器を装備できる。また、各OTMは異なる固有技(「ボディギミック」)を持っている。 -BP(バランスポイント)ゲージを使った操作ではより細かい操縦を行えるが、BPゲージが0になると「バランスエラー」状態となり、一定時間OTMを操作できなくなる。ゲージ消費量はパーツの種類に応じて変化する。 --ヌンチャクを振るとジャンプ、Cボタンのチョン押しで敵OTMのサーチなど。ボディギミックの発動待ち状態でもBPを消費する。 --「バランスエラー」中は自機が宙に浮いた状態で行動不能になり、ちょっとしたジグソーパズルのようなミニゲームでOTMを修復しなければならない。時間内に修復できないと、更に一定時間動けなくなる。 --Cボタンを長押しすると、自機の操作ができなくなる代わりにBPが回復する。 -対戦相手のHPを0にすると勝利。なお、「STORYモード」で時間以内に相手を倒せなかった場合はプレイヤーの敗北となる。 --だが同じ相手に負け続けると、相手のHPの上限がだんだん減っていくという救済措置がある。 -OTM大会を勝ちあがり、最終的にチャンピオンを倒したらゲームクリア。クリア後の追加要素は以下の通り。 --隠しキャラクターの4名が使用可能になる。 --強くなった敵たちと全8試合のトーナメントで戦う「エンペラーチャレンジ」、それをクリアした猛者のみが挑戦できる、同時に2体の敵と戦う「デビルチャレンジ」、3体の敵と戦う「ゴッドチャレンジ」が用意されている。 --負けるまでCPUと戦い続けて勝利数を競う「サバイバルチャレンジ」。Wi-Fiランキングにも対応している。 -「VS LOCALモード」では画面を分割しての2人対戦モードだが、ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用すると、最大4人までの対戦が可能。 **キャラクター -悠紀 --へそ出し、巫女とフェチ要素の多く人気の高いキャラ。ある人物を探す為にマスタートーナメントに参戦する。 --使用マシンは「ヒミコ」は素早く、さらにステルスギミックで姿を消して敵に奇襲しやすくなる。 --初期装備は三羽カラスと5連式ボウガン。いずれも攻撃範囲が広く扱いやすい。 --公式サイトのスペシャル壁紙ではいてないことが判明。 **評価点 -安い。ロボットアクションの新規作品としては驚異的な安さである。 -把握しなければならない情報が少なく操作も簡単で取っ付きやすい。上手く攻撃を命中させられるようになると、リモコンでのエイミングも面白い。 --操作系が新しく、類似作が多くないのもポイント。バランスWiiボードを使うと、操作感や臨場感は更に大きく変わる。 -スタッフロールのセンスがぶっとんでいる。楽屋裏ノリではあるが、見ていて楽しいタイプ。 **問題点 -上記で挙げたように悠紀は人気が高いがステルスギミックは裏を返せば攻撃手段に乏しくさらにCPUはこちらの姿が消えようが平気で狙ってくるので実質対戦専用となってしまっている。しかも耐久力が低く、連射系をまともに食らっただけでも致命傷を負いやすい。 --一応初期装備はどれも優秀なものばかりで攻撃手段の乏しさをカバーできる。 -ジャンプの使いどころが乏しい。使えるとすればあるキャラクターのボディギミックを唯一かわせる手段か。 -ステージは障害物が変わっているだけでそれといったギミックもなく水増し感が強い。 -追尾α機雷が強い。CPUは何故か交わす傾向が無いので大変強力  -キャラ同士の会話が初回時にしか流れない。もう一度みたいのであれば武器を破棄するのを覚悟してそのキャラのストーリーモードを最初からやり直す必要がある。 -クリア後に解禁されるデビルチャレンジやゴッドチャレンジは1人VS複数で戦い、狙いの的確さやCPUの同士討ちが無いこともあって正攻法では苦戦しやすい。上記の機雷で相手を追い詰めればやっとと言うほど。 **総評 一見『[[バーチャロン>電脳戦機バーチャロン]]』や『[[アーマード・コア>アーマード・コアシリーズ]]』をチープにした路線のゲームに思えるが、照準合わせのシステムのせいか操作感がまったく異なり、新鮮な気持ちで遊べる。安さからダメもとで購入して大満足しているユーザーも多い。~ Wiiリモコンで操作しているプレイヤーと比べてCPU側の照準は信じがたいほどの正確さを誇るが、上達すればちゃんと試合になるゲームバランスであり、救済措置もある。欠点部分についても、値段を考えれば十分許容の範囲内だろう。~ だが存在がマイナーである感は否めず、プレイヤー人口の少なさから、なかなか「固まった評価」が見えにくい。自信を持って良作と呼べない最大の要因はここにある。どちらかというと対人戦が面白いゲームなだけに、Wi-Fiが過疎った点も残念。 **その他 -スタジオ斬は『[[ライジング ザン ザ・サムライガンマン]]』のスタッフが設立し、後に『[[ガチトラ! ~暴れん坊教師 in High School~]]』や『喧嘩番長6~ソウル&ブラッド~』などを手掛ける会社である。 -本作のキャラクターは後にじゃんけんパーティパラダイスにもゲスト出演している。 -平成21年9月9日以前のバージョンでは、Wi-Fiなどの通信関係に不具合があったが、Wiiウェアのバージョンアップにて対応された。 -なにげにかなりマジメな攻略Wikiがある。本作が「遊べるゲーム」である事の証明でもある。発売されて時間の経ったゲームなのでQ&Aや豆知識などは必見。 -2012年にはスマートフォンアプリとして関連作『オーバーターン サーガ』が登場したが、2014年に全サービスが終了している。 -配信から10年後にWiiショッピングチャンネルサービスが終了され本作をプレイする事自体が困難となった。

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