【りゅうがごとくふぁいぶ ゆめ かなえしもの】
ジャンル | アクションアドベンチャー | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション3 プレイステーション4 Xbox One Windows |
|
メディア | BD-ROM 1枚 | |
発売元 | セガ | |
開発元 | セガ(龍が如くスタジオ) | |
発売日 |
【PS3】2012年12月6日 【PS4】2019年6月20日 【One/Win】2021年1月28日 |
|
定価(税別) |
【PS3】8,381円 【PS4】4,389円 【One/Win】2,180円 |
|
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
ゲーム設計を一新 シリーズ最大のボリューム 終盤に大きな賛否あり |
|
龍が如くシリーズ |
その生き様に 男たちの血が騒ぐ。
『龍が如く』シリーズの7作目。
ゲーム設計を一から作り直し、グラフィックの向上、バトル時のエフェクト増加、バトルモーションの刷新、シームレス度の向上を実現した。
舞台も神室町と『2』以来の蒼天堀に加え、福岡の永洲街・札幌の月見野・名古屋の錦栄町を加えた全国5都市を収録している。
主人公も(谷村を除いた)前作より続投の3人に加え、新キャラの品田辰雄とシリーズヒロインの澤村遥が加わり、事実上の5人になった(ただし秋山と遥でセット扱い)。
2010年4月、極道組織「東城会」と「上野誠和会」との抗争に端を発する一連の事件は、
警察上層部による長年の陰謀だったことが暴かれるという意外な結末により終結した。 以来、東城会は六代目堂島大吾の号令の下、組織改革を行い、
宿敵でもある関西最大の組織「近江連合」と五分盃を交わすことで、盤石な体制を取り戻しつつあった。
しかし…時は流れ2012年12月。七代目近江連合会長、危篤。
近江七代目の死。
それは東城会と近江連合との間の和平が終わり、”東西全面戦争”が始まることを意味していた。
日本の極道社会全体を揺るがす有事に備え、急ぎ組織強化に迫られ東城会は、禁断の決断を下す。
それは北海道、名古屋、福岡に根を張る古豪組織と手を組んで対近江連合のための組織を作るという壮大な絵図だった。
縄張りという壁を越えた命がけの盃交渉だが、堂島大吾は東城会のプライドをかなぐり捨て、一路福岡へ向かった。だが、すでに仕掛けは動いていた。
全国の極道組織を巻き込んだ一大戦争計画が、ひとりの男の死をきっかけに幕が開かれる。
福岡・札幌・大阪・名古屋・各地に散った男たちは自らの信念、
そして、ひとりの少女の夢のために再び戦いの渦へと飛び込んで行く。ある者は夢を諦めるため。ある者は夢を実現するため。
そしてある者は夢を再び取り戻すため。
4人の男と、ひとりの少女の夢が交わる瞬間、全国5大都市を舞台に繰り広げられた壮大な事件の裏が明らかになる。
各主人公がそれぞれ異なる土地で生活を送っていく物語。
ミニゲーム主体のものとなっており、各主人公ごとにそれぞれ違ったミニゲームが用意されている。
戦闘能力を持たない遥は他の主人公のバトルとは異なり、ダンスの腕前を競うリズムゲームで戦うことになる。
シリーズ屈指の圧倒的なボリューム
5つの都市
ミニゲーム
シリーズ特有の寄り道要素
アナザードラマ
ストーリー
BGM
キャバクラのシステム改良
バトルシステム
遥のおねだり
サブストーリー
その他地味な改善点
+ | ネタバレ注意 |
シナリオ
+ | ネタバレ注意 |
+ | 共通パート |
+ | 冴島 |
+ | 品田 |
+ | 秋山 |
+ | 桐生 |
プレミアムアドベンチャーからのクリアデータ作成が不可能
金稼ぎのバランスが悪い
エンカウント
前作からの改悪
その他
達也の食事効果
クライマックスヒート
レベル上げ
武器の熟練度が調整不足
モーション変化
闘技場
+ | (以下種目ごと) |
キャラクターの性能差
+ | (以下キャラクターごと) |
ムービー中にQTEがある
サブストーリー
冴島編第三章
最終部のラストバトル
上下黒帯付き演出
品田編
+ | 軽くネタバレ |
エンディング
+ | 軽くネタバレ |
過去作より全体的に遊べる要素が多く追加、遊び易さが改善され、やりこみ度も大幅に向上。ゲーム性は確実に向上しており、単純に楽しむ分には十分良作に相当する。
「巷で言われるよりはシナリオの整合性等は取れている」という意見や、主題とするものや演出の意図への理解を示す向きもあり、本作を高く評価するプレイヤーは居る。
しかし、シナリオの全体的な練りこみ不足による粗の多さ、報われない結末は国産ゲームとしてどうなのか、という批判も未だ多い。
理解するにしても、「読み解いて深く理解しよう」というプレイヤー側の立ち入った努力と前向きな解釈が必要であるため、上記の賛否両論点を見れば分かるように、それを積極的に行って物語を好意的に解釈した肯定派と、そこまでは出来ない、したくない、したとしても好意的には解釈できないという否定派に分かれて賛否両論の渦を巻き起こしてしまった。
*1 例外として品田は元野球選手でありバットは人を殴る物ではないという強い信念により装備出来ない。なぜか釘バットはOK。
*2 ちなみに哀川氏は過去に劇場版龍が如くへ出演している。
*3 ちなみに島田氏のイベントは後の『6』の伏線にもなっている。
*4 各都市に対応した主人公専用のミニゲームなどは受けられないようになっている。
*5 ただ、『2』の寺田や『4』の宗像等、死亡偽装の手段についての情報が明示されないのは今作に限ったことではない。
*6 縄ではなく鎖でなければ縛れなかった辺りは流石狂犬、とも解釈できるが。
*7 作中、「アイドルの指導を担当したトレーナーの "時間的な問題を考えると、歌かダンスかどちらかに重点を絞るべき" という意見に耳を貸さず、どちらも完璧にすることを求めた上、口論となったそのトレーナーを違約金も払わずに契約解除(しかも「お前の代わりなど、いくらでもいる」と罵倒した上に、火の付いたタバコを顔に投げ付けている)」という、どう考えてもパワハラとしか思えない行動に出ている。もっとも、そのトラブルに対する相手側の態度と、対応にもかなり問題があったため「社長の行動を擁護することは全くできないが、かといって相手側に同情できるかと言われるとそうでもない」という意見も多い。実際、作中でも朴社長と親交があった秋山は、自分から融資を受けようとした彼女に「これを最後にアイドルの育成から手を引くこと」という非情な条件を突きつけた一方で、件のトレーナーの言動に憤りを隠せず、事実上見殺しにしている。
*8 実際には、前作黒幕の策略故か、武装しているのは19人中葛城1人だったため、さしたる難事ではない。だが、世間一般にはそうした詳細な状況までは明かされていない。
*9 久しぶりに本職の声優が担当している。
*10 「前作にしても以下のような事例がある。没入するシナリオを生むために! 『龍が如く』シナリオを手掛ける横山さんに迫る」2ページ目より 2010年4月15日、電撃オンライン著
*11 もっとも、桐生はかつての寺田のように「本質は悪辣ではない人間が様々な事情から心を歪ませ悪事に手を染めている」というパターンに鈍感すぎて度々罠にはまるなど、(結果的には相手の本質を正確に見抜いているとはいえ)人を見る目はあまり良いとは言えないが。
*12 黒幕ではあるが戦闘力は皆無なので、護衛との戦いがメインであった。
*13 その内容は「文字通り日本の極道の頂点に立ち、その座と権力をそっくりラスボスに継がせる」というものだが、そんな黒幕の妄執に昔から振り回されていた当のラスボス本人は彼の野望や真意を著しく軽視しており、極道界において自分がどこまで通用するかを何よりも重視している。
*14 ただしラスボスも東城会に単身カチコミをかけて東城会を占領しているため万全ではないことと、桐生の傷口には一切攻撃を仕掛けていないという点は評価すべきではある。
*15 シナリオに関係なくサブストーリーやアナザードラマ、ミニゲームなどを自由に遊べるモード。
*16 一応、3部で秋山と遥が任意で操作交代出来る時になら、遥で拾ったコインロッカーの鍵を秋山で使用可能ではある。
*17 一部の飲食店と釣りが該当する。
*18 見せるだけでいいので減ることはない。
*19 実際の都市よりは広く設計されているものの、それでも狭く感じるほど歩く人が多すぎる。
*20 シナリオクリアのためにレベルアップの必要がない。
*21 おそらくグラビア要素が駄目だと思われる。
*22 一部の敵は掴まれた時点で強制的に投げられる。上位陣には少ないのが幸い。
*23 1体は浮かせられる雑魚敵になっている
*24 敵の攻撃に合わせてロックオン+△で発動する扱いづらいが高威力のカウンター技。
*25 ガードを崩された際に再びガードボタンを押しなおすことでガード状態に戻れる。
*26 あまり使う機会はないだろうが、これらの技は本作でも使い勝手がいい。
*27 この連携は3つのヒートアクションを連続して発動するので、クライマックスゲージが3/10溜まる。
*28 本シリーズでは『2』の狭山や『4』のナイールと言ったごく一部の例外を除けば女性キャラは戦わないので、どんなに悪どい女が出て来たとしても殴られ役の男を代わりに倒すだけで終わってしまう事が大半である。
*29 例を挙げると、風間がフウマに名前改変されていたり、ニューセレナのママにマリコという名前が付けられていたりなど。