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*EVE new generation 【いぶ にゅー じぇねれーしょん】 |ジャンル|AVG|| |対応機種|プレイステーション2 |~| |発売元|角川書店|~| |発売日|2006年8月31日|~| |定価|【DXパック】9,240円&br()【通常版】7,140円|~| |分類||~| ---- **概要 『[[EVE burst error>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/895.html]]』から続く「EVEシリーズ」の5作目。~ 毎度ライターの変わるシリーズだが、今回のシナリオライターは『Ever17』や『極限脱出 9時間9人9の扉』の打越鋼太郎。~ 「new generation」とある通り、過去作の設定等は使わずに、完全新作になっている。~ **ストーリー >私立探偵天城小次郎は、倉庫街にある事務所へと帰宅する途中、一人の少女と出逢う。少女は小次郎が探偵だということを知り、依頼を持ちかけてきた。 >「私の記憶を探して欲しい」 >その直後、外車から下りてきた男によって連れ去られてしまう。 >  >一方、日本の諜報機関である内閣情報調査室のエージェント法条まりなは、ある夜ビルの屋上から飛び降りようとする一人の青年を見つける。 >必死の説得を試みたものの、青年は自ら命を絶つ。 >「計画はすでに始まっている。もう誰にも止めることはできない。テロだよ」 >そう言い残した青年の掌には”蜜蜂”のタトゥが刻まれていた… >  >突如首都圏を襲う大停電、武装テロ、謎の製薬会社、蜜蜂のタトゥ、そして、謎の少女… >果たして、二人は【真相】という名のパズルを解くことができるのか **特徴 -マルチサイトシステム --シリーズでは毎度の事だが、本作も「天城小次郎」と「法条まりな」の二人の主人公の視点を切り替えながらストーリーを進めていく。 -捜査時の独特な入力方式 --通常の考える・決定は○ボタン、調べるは□、話すは△と状況に応じてボタンを選ぶ。 --また方向キーで 見る方向や調べる方向を選択しながらボタンを選んでいく。 **評価点 -シリーズがシナリオの評価が微妙な物が続いていた中、シナリオ全体を通しての評価は高め。 --シリーズ内では「burst error」に次いで良いという声が多い。 --終盤までの先の気になる展開。 ---打越氏の持ち味が活かされていて、二転三転する展開はプレイヤーを引き込む。 **賛否両論点 ''過去作からの脱却'' -今までのEVEシリーズは「burst error」で登場したエルディア王国を基点に話が作られていたが、本作はそれらは完全に無視。 --今までのシリーズがそれらにこだわりすぎて話がグダグダになりがちだったので、完全新作にした事自体は割と好評。 --反面、過去作のキャラが一部主要キャラを除き一切でない為、「シリーズ作品」として見ると、非常にさびしい。 ---また、氷室等の一部のキャラの扱いも非常に悪い。 **難点 -終盤の謎解き展開が微妙で、とにかく事件の真相について終始理解しにくい。 --「記憶」に関する事件である為、「今までに見聞きした情報が実は間違っていた」という展開が続き、シナリオ自体がまず理解しにくい。 ---打越氏のシナリオでは良くある事だが、SF系の説明が長々と続き、これもまた話の理解を妨げる。 --最後に明かされるトリックにも無理があり納得しづらい。 -主人公が二人とも過去作の良さを潰されている。 --二人ともとにかく事件に振り回され、最終的に解決するとはいえ、正直活躍したとは言い難い。 ---まりなの「1級捜査官」という肩書きが伊達かと思えるほど。 --小次郎は小次郎でギャグに切れがなく、見ていて寒い。 ---関係ない箇所を調べる事でちょっとしたお遊びの描写が入る事自体は、初代同様良い点なのだが、どうにもその内容が残念な出来だった。 -捜査の入力が不便。 --ある場面では『□ボタン=調べる』だが、別の場面では『□ボタン=話を聞く』だったりと、やりたい事との違和感を感じる事が多い。 --コマンド選択式に比べると進行自体はサクサク進むが、せっかくの新システムが活かされてはいない。 -立ち絵を含め、CG全般が不評 --橋本タカシ氏の絵は顔つき等に少々癖があり、あまり一般受けする絵柄ではない為、難点に上げる人が多い。氏の絵柄が作風に合っていないという声も。 -シリーズ恒例のムービーシーンは一切なし **総評 毎度毎度「burst error」を引きずって微妙な評価を繰り返してきたEVEシリーズだが、シナリオの軸を完全に一新した事とライターに打越鋼太郎氏を起用した事で、久しぶりにシナリオが高評価となった。~ ただしシリーズ作品としてみると気になる点も多く、シナリオ自体も「展開を優先して話の整合性を気にしない」打越氏の悪い癖が出てしまっている。~ 良くも悪くも「打越鋼太郎の作品」といった感じで、「EVE」らしさは大分薄まってしまった。~ **余談 後に18禁シーンを追加した『EVE 〜new generation X〜』が発売された他、ストーリーに麻雀要素を入れた『EVE雀』も発売されている。~ ----

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