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それとも洋ナシなのか? ビワなのか?」といった混雑ぶりが激しく、その結果無駄な時間を浪費するハメとなりやすい。 ---一覧の中には「ロリポップ」「シュモクザメ」「パッションフルーツ」など、一般的にはあまり聞かれない単語も平然と登場し、さらなる混雑へと発展する…。 --先述のトンデモ仕様のせいで、1人だろうが複数人だろうが、''プレイするのが苦痛以外の何物でもない''。 ---多くのプレイヤーが「何が何だかさっぱり分からん」と感じるのは必至である。「ただアイテムを探す」だけなのに、ここまでイラつかせる必要があるのだろうか? -''クセありのキャラクターデザイン'' --感じ方は人それぞれだろうが、主人公側にあたる宇宙人4人の容姿がややグロい。 ---それぞれ「一つ目」「二つ目」「三つ目」「四つ目」という目があり、目の多いキャラはちょっとした蓮コラにも見えなくもない。 ---デザインそのものはコミカルさを強調したものでクセは少ないが、宇宙人達が素直に可愛いといわれると少々疑問なところがある。 **評価点 -''遊べなくはない出来'' --ジャンル的に破綻している面はなく、(数々の問題を気にしないのであれば)それなりに楽しめはできる。 ---問題点の裏返しで「このカオスな状況の中からアイテムを見つけた人は神」という、(自虐にも似た)パーティプレイを行う手もある…のか? -''さくさくテンポでゲームが行える'' --ゲームテンポという意味では非常に軽快で、さくさくと事が進められる。 ---Wiiウェア全般において発生する起動中のロードを除けば、ほぼノーロード・ノーウエイトでゲーム進行するのは嬉しい。各種イベントも極力短いもので収まっている。 **総評 -普通に製作すればクソゲーになり得ないジャンルなはずなのに、絵柄があまりにも見え辛いせいで「苦行ゲー」と化している超残念な一作。 -後に同じジャンルとして『アイテム探し 妖精とふしぎの島』がリリースされたが、舞台設定や一部ルールが変更されており、その関連性はほとんどない。 ---- *アイテム探し 妖精とふしぎの島 【あいてむさがし ようせいとふしぎなしま】 |ジャンル|アイテム探しゲーム|~| |対応機種|Wii(Wiiウェア)|~| |発売・開発元|エイチーム|~| |発売日|2010年8月17日|~| |定価|500Wiiポイント|~| |プレイ人数|1~4人|~| |セーブデータ|3箇所・オートセーブ方式|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|エイチームのアイテム探しゲーム第2段&br()問題点を改善し、適度に手応えのある続編|~| **概要 -『ああっ! 見つけた! アイテム探しゲーム』(以下:前作)に次いで、エイチームからリリースされたWiiウェアソフト。ジャンルは前作同様、アイテム探しゲームである。 -不思議な島に迷い込んだ主人公と途中で出会った妖精が、島を探検するというストーリー設定。なお、作中における主人公はほとんど姿を見せない。 **ゲームルール 前作同様、プレイヤーが2人以上の場合は、全員が一同となってステージを攻略する形となる。 -''ゲームの流れ'' --本作もまたステージセレクト方式を採用している。全12ステージ構成。 ---大方は前作と同じ流れなので詳細は割愛。プレイする度にアイテム配置・指定アイテム一覧が変わる点も共通。 -''ステージクリア条件について'' --絵柄アイテムが複数散らばっている画面内から、3種類のアイテムをすべて探し当てればステージクリアとなる。本作では各種アイテムを複数回探し当てる必要あり。 ---画面内に同じアイテムが重複配置されている変わりに、前作に比べて登場するアイテムの種類が激減している。また、画面がスクロールするなどの変則的ステージの連続となる。 ---指定アイテムは画面下部に一覧として絵柄が表示されている。前作と同操作でアイテムを探すと、画面内からそれが消滅しアイテム一覧が減っていく。 ---アイテムのない箇所でAボタンを押してしまうと、ミスとしてクリア時間が増加してしまうペナルティ。ゲームオーバー要因が存在しないのも前作同様。 --一部ステージではアイテム探しとは無関係なものがある(3ステージ)。 ---うち2ステージにおけるクリア条件は、プレイヤーに迫る対象すべて(炎など)にリモコンポインタを合わせてAボタンを押すというもの。対象を押せないままに放置してしまうとミス。 ---最終ステージはスタッフロールを兼ねた内容となっており、ステージクリアやミス条件がない。時間内に降り注ぐ流れ星をキャッチしていくのが目的。 --ステージクリア後は「プレイヤーの順位」「見つけたアイテム数」「ミス回数」「クリアタイム」が表示される。 ---クリアタイムの結果により3段階のスターパワー(☆)ランクが付けられる。ステージすべてを☆3で埋める事こそが本作最大のやり込み要素といえよう。 //『記事の書き方』のページに倣い、「批評点」と言う項目を「評価点」と「問題点」に分離しました **評価点 -''システムの大幅改善'' --前作における視覚的な問題がほぼ解消され、普通に遊べるアイテム探しゲームとなった。 ---何といっても、アイテムの絵柄が鮮明に描かれている影響で軒並み確認しやすくなり、過剰なまでに苦戦する環境が和らいだ点が大きい。 ---アイテム一覧が絵柄で表示される様になり、一目で探すべきアイテムが理解できるのも嬉しい改善点。前作のカオスさが嘘みたいだ…。 --前作も最初からこの仕様にしておけば、無難に遊べる出来で収まっていたのだが…。 -''正当方面での難易度上昇'' --アイテム・及び一覧の見え辛さという意味では前作から改善されたが、''その変わりに本作独自の難しさが加わっている''。 ---すべてのステージにおいて、「画面がスクロールする」「アイテムが動き回ったり、配置がリセットされる」といった要因が加えられ、アクション性の高い観察力を要する。 --前作の場合は「不備による難易度上昇」だったのに対し、本作では「''意図的な仕掛けによる難易度上昇''」という明確な違いがある。 ---本作ではステージ一つ一つに個性的な「適度な難しさが堪能できる仕掛け」が組み込まれており、(多少のアイテム配置による運も絡むが)安定したクリアを目指せる様になった。 ---前作と同様、同じステージでもプレイする度に内容が変わる。前作では新しい苦痛でしかないシステムだが、本作では本当の意味で新鮮なプレイが堪能できる。 **問題点・賛否両論点 -''非アイテム探しステージは賛否両論?'' --本作から新たにアイテム探しとは無関係なステージが3回ほど挟まれるが、あまり面白みがあるものとはいい難い。 ---アイテム探しステージ以上に短期でクリアでき、その内容もガンシューティング「もどき」といっても差し支えない軽いもの。 ---とはいえ、本作は価格据え置きで前作よりも2ステージ増量されており、ボーナスステージ感覚でプレイするものと割り切ればあまり大きな問題でもない。 -''無難だが地味でもあるキャラクターデザイン'' --前作みたくクセありなキャラは登場しなくなった反面、非個性的なデザインに落ち着いたといえなくもない。 ---前作では宇宙人達のやり取りがそれなりに表現されていたが、本作では妖精が軽いステージ情報を語る位のイベントしかない。 ---- **総評 -前作とは比べ物にならない程に遊びやすくなった作品。500円という価格設定を考慮すれば、値段以上の価値を持つであろう上質なアイテム探しゲームといっても過言ではない。 -残念ながら、エイチームのアイテム探しゲームは本作を持って終焉を迎えてしまった。コンピューターゲームにおける貴重なジャンルだけに惜しまれる次第…。
「[[修正依頼]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。 //一応は修正しました。 //別のゲームの記事に関する意見箱で「黒以外の色で太字強調すると見辛い」という意見が上がっていたため、こちらのページの色文字も普通の太字に変更しました。 //「編集に不服な場合、すぐに差し戻しせず意見箱で意見を述べてください。意見を無視して差し戻しを繰り返す場合、規制依頼も視野に入れさせて頂きます」とのことですのでご注意願います。 ---- このページではWiiウェアソフト『ああっ! 見つけた! アイテム探しゲーム』と『アイテム探し 妖精とふしぎの島』の紹介をしています。~ 前者に関しては「クソゲー判定」、後者は「判定なし」として扱います。 ---- #contents //同じ項目名が複数存在すると、#contentsプラグインのリンク機能が正常に働かなくなってしまうため、『アイテム探し 妖精とふしぎの島』の項目名の一部を変更しました ---- *ああっ! 見つけた! アイテム探しゲーム 【ああっ みつけた あいてむさがしげーむ】 |ジャンル|アイテム探しゲーム|~| |対応機種|Wii(Wiiウェア)|~| |発売・開発元|エイチーム|~| |発売日|2009年11月4日|~| |定価|500Wiiポイント|~| |プレイ人数|1~4人|~| |セーブデータ|3箇所・オートセーブ方式|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|間違い探しならぬ「アイテム探し」ゲーム&br()アイテム探しが嫌がらせの領域|~| **概要 -名古屋市に本社を置くメーカー、エイチームからリリースされたWiiウェアソフト。 -ジャンルとしては「アイテム探し」ゲームに該当する(間違い探しゲームではない)。プレイ感覚としてはかの有名な絵本『ウォーリーを探せ』に近い。 -地球にやってきた友好的な宇宙人達が、極秘裏に困っている地球人を助けて(落としたアイテムを探して)あげるというストーリー設定。 **ゲームルール プレイヤーが2人以上の場合は、全員が一同となってステージを攻略する形となる。 -''ゲームの流れ'' --本作はステージセレクト方式を採用している。全10ステージ構成。 ---ゲーム開始時では一部のステージしか選べないが、特定条件を満たせば他ステージの選択も解禁される。 ---同じステージであっても、プレイする度にアイテムの配置・及び指定アイテム一覧(下記)が毎回変わってくる。 -''ステージクリア条件について'' --様々な絵柄の「アイテム」が散らばっている画面内から、指定されたアイテムと同じものを12箇所すべて探し当てればステージクリアとなる。 ---指定アイテムは画面下部に「一覧」として単語で表示されている。リモコンポインタで該当アイテムを探してAボタンを押すと、画面内からそれが消滅し一覧にチェックマークが付けられる。 ---しばらく時間が経過すると、定期的に「ヒントランプ」が画面のどこかで点滅する。これは「ランプの近い位置に指定アイテムがある事を知らせる」道しるべとしての意味合いを持つ。 ---アイテムのない箇所でAボタンを押してしまうと、クリア時間が5秒延長されてしまうミスペナルティ。なお、本作ではいくらクリア時間がかかろうがゲームオーバーになる心配はない。 --ステージクリア後は「プレイヤーの順位「見つけたアイテム数」「ミス回数」「クリアタイム」「歴代の最速クリアタイム」が表示される。 ---クリアタイムの結果により「VERY HAPPY」「HAPPY」「SAD」のランクが付けられる。ランクがHAPPY系であれば次ステージが選択可能となる。 **問題点・賛否両論点 -''アイテム探しゲームとしての出来がアレ'' --ただアイテムを探すだけのゲームなのに、''本作は嫌がらせの粋に達している''。 --''絵柄アイテムが非常に見え辛く、まともなアイテム探しプレイが極めて困難''。 ---''アイテムの数々が冗談と思える程に小さい上に、その数々がステルスの如く背景に溶け込んでいる''。一見では何がアイテムで何が背景なのかが理解できない程に…。 ---''ステージ中におけるグラフィックの色使いが淡い''のも難易度の高さに拍車をかける。画面内を睨み付ける位の観察力がないと、まず発見できないといっても過言ではない。 ---5秒ペナルティがある為、ヤケクソ気味で適当に散らばっているアイテムを探してAボタンを押すと、ペナルティの連鎖となりSADランクで終わってしまうのはお約束。 ---唯一の良心といえるヒントランプに関しても、''点滅箇所が大雑把でアイテムがどこにあるのかが掴み難い''。まぁ、点滅するに越した事はないのだが…。 --''常識を完全無視したあり得ないアイテム配置''。 ---例えば海のステージの場合、''アイテムである魚が"海・船・陸・空"の至る場所にみっちりと配置されている''。「魚は海の生物」なんて常識は一切通用しない。 ---ジャンルの関係上、適度に惑わせる程度のアイテム配置が行われるのは理解できる。しかし、明らかに非常識なアイテム配置を平然とやってのけるのはどうかと…。 --''指定アイテム一覧側にも大きな問題がある''。 ---一覧は「掛け軸」「サル」「プラム」といった単語での表示となるが、先述の絵柄アイテムの見え辛さの件もあり''単語と絵柄の共通イメージが非常に沸きにくい''。&br()「一覧にはプラムとあるが、この絵柄はプラムなのか? それとも洋ナシなのか? ビワなのか?」といった混雑ぶりが激しく、その結果無駄な時間を浪費するハメとなりやすい。 ---一覧の中には「ロリポップ」「シュモクザメ」「パッションフルーツ」など、一般的にはあまり聞かれない単語も平然と登場し、さらなる混雑へと発展する…。 --先述のトンデモ仕様のせいで、1人だろうが複数人だろうが、''プレイするのが苦痛以外の何物でもない''。 ---多くのプレイヤーが「何が何だかさっぱり分からん」と感じるのは必至である。「ただアイテムを探す」だけなのに、ここまでイラつかせる必要があるのだろうか? -''クセありのキャラクターデザイン'' --感じ方は人それぞれだろうが、主人公側にあたる宇宙人4人の容姿がややグロい。 ---それぞれ「一つ目」「二つ目」「三つ目」「四つ目」という目があり、目の多いキャラはちょっとした蓮コラにも見えなくもない。 ---デザインそのものはコミカルさを強調したものでクセは少ないが、宇宙人達が素直に可愛いといわれると少々疑問なところがある。 **評価点 -''遊べなくはない出来'' --ジャンル的に破綻している面はなく、(数々の問題を気にしないのであれば)それなりに楽しめはできる。 ---問題点の裏返しで「このカオスな状況の中からアイテムを見つけた人は神」という、(自虐にも似た)パーティプレイを行う手もある…のか? -''さくさくテンポでゲームが行える'' --ゲームテンポという意味では非常に軽快で、さくさくと事が進められる。 ---Wiiウェア全般において発生する起動中のロードを除けば、ほぼノーロード・ノーウエイトでゲーム進行するのは嬉しい。各種イベントも極力短いもので収まっている。 **総評 -普通に製作すればクソゲーになり得ないジャンルなはずなのに、絵柄があまりにも見え辛いせいで「苦行ゲー」と化している超残念な一作。 **余談 -後に同じジャンルとして『アイテム探し 妖精とふしぎの島』がリリースされたが、舞台設定や一部ルールが変更されており、その関連性はほとんどない。 ---- *アイテム探し 妖精とふしぎの島 【あいてむさがし ようせいとふしぎなしま】 |ジャンル|アイテム探しゲーム|~| |対応機種|Wii(Wiiウェア)|~| |発売・開発元|エイチーム|~| |発売日|2010年8月17日|~| |定価|500Wiiポイント|~| |プレイ人数|1~4人|~| |セーブデータ|3箇所・オートセーブ方式|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|エイチームのアイテム探しゲーム第2弾&br()問題点を改善し、適度に手応えのある続編|~| **概要(妖精) -『ああっ! 見つけた! アイテム探しゲーム』(以下:前作)に次いで、エイチームからリリースされたWiiウェアソフト。ジャンルは前作同様、アイテム探しゲームである。 -不思議な島に迷い込んだ主人公と途中で出会った妖精が、島を探検するというストーリー設定。なお、作中における主人公はほとんど姿を見せない。 **ゲームルール(妖精) 前作同様、プレイヤーが2人以上の場合は、全員が一同となってステージを攻略する形となる。 -''ゲームの流れ'' --本作もまたステージセレクト方式を採用している。全12ステージ構成。 ---大方は前作と同じ流れなので詳細は割愛。プレイする度にアイテム配置・指定アイテム一覧が変わる点も共通。 -''ステージクリア条件について'' --絵柄アイテムが複数散らばっている画面内から、3種類のアイテムをすべて探し当てればステージクリアとなる。本作では各種アイテムを複数回探し当てる必要あり。 ---画面内に同じアイテムが重複配置されている変わりに、前作に比べて登場するアイテムの種類が激減している。また、画面がスクロールするなどの変則的ステージの連続となる。 ---指定アイテムは画面下部に一覧として絵柄が表示されている。前作と同操作でアイテムを探すと、画面内からそれが消滅しアイテム一覧が減っていく。 ---アイテムのない箇所でAボタンを押してしまうと、ミスとしてクリア時間が増加してしまうペナルティ。ゲームオーバー要因が存在しないのも前作同様。 --一部ステージではアイテム探しとは無関係なものがある(3ステージ)。 ---うち2ステージにおけるクリア条件は、プレイヤーに迫る対象すべて(炎など)にリモコンポインタを合わせてAボタンを押すというもの。対象を押せないままに放置してしまうとミス。 ---最終ステージはスタッフロールを兼ねた内容となっており、ステージクリアやミス条件がない。時間内に降り注ぐ流れ星をキャッチしていくのが目的。 --ステージクリア後は「プレイヤーの順位」「見つけたアイテム数」「ミス回数」「クリアタイム」が表示される。 ---クリアタイムの結果により3段階のスターパワー(☆)ランクが付けられる。ステージすべてを☆3で埋める事こそが本作最大のやり込み要素といえよう。 //『記事の書き方』のページに倣い、「批評点」と言う項目を「評価点」と「問題点」に分離しました **評価点(妖精) -''システムの大幅改善'' --前作における視覚的な問題がほぼ解消され、普通に遊べるアイテム探しゲームとなった。 ---何といっても、アイテムの絵柄が鮮明に描かれている影響で軒並み確認しやすくなり、過剰なまでに苦戦する環境が和らいだ点が大きい。 ---アイテム一覧が絵柄で表示される様になり、一目で探すべきアイテムが理解できるのも嬉しい改善点。前作のカオスさが嘘みたいだ…。 --前作も最初からこの仕様にしておけば、無難に遊べる出来で収まっていたのだが…。 -''正当方面での難易度上昇'' --アイテム・及び一覧の見え辛さという意味では前作から改善されたが、''その変わりに本作独自の難しさが加わっている''。 ---すべてのステージにおいて、「画面がスクロールする」「アイテムが動き回ったり、配置がリセットされる」といった要因が加えられ、アクション性の高い観察力を要する。 --前作の場合は「不備による難易度上昇」だったのに対し、本作では「''意図的な仕掛けによる難易度上昇''」という明確な違いがある。 ---本作ではステージ一つ一つに個性的な「適度な難しさが堪能できる仕掛け」が組み込まれており、(多少のアイテム配置による運も絡むが)安定したクリアを目指せる様になった。 ---前作と同様、同じステージでもプレイする度に内容が変わる。前作では新しい苦痛でしかないシステムだが、本作では本当の意味で新鮮なプレイが堪能できる。 **問題点・賛否両論点(妖精) -''非アイテム探しステージは賛否両論?'' --本作から新たにアイテム探しとは無関係なステージが3回ほど挟まれるが、あまり面白みがあるものとはいい難い。 ---アイテム探しステージ以上に短期でクリアでき、その内容もガンシューティング「もどき」といっても差し支えない軽いもの。 ---とはいえ、本作は価格据え置きで前作よりも2ステージ増量されており、ボーナスステージ感覚でプレイするものと割り切ればあまり大きな問題でもない。 -''無難だが地味でもあるキャラクターデザイン'' --前作みたくクセありなキャラは登場しなくなった反面、非個性的なデザインに落ち着いたといえなくもない。 ---前作では宇宙人達のやり取りがそれなりに表現されていたが、本作では妖精が軽いステージ情報を語る位のイベントしかない。 **総評(妖精) -前作とは比べ物にならない程に遊びやすくなった作品。500円という価格設定を考慮すれば、値段以上の価値を持つであろう上質なアイテム探しゲームといっても過言ではない。 **余談(妖精) -残念ながら、エイチームのアイテム探しゲームは本作を持って終焉を迎えてしまった。コンピューターゲームにおける貴重なジャンルだけに惜しまれる次第…。

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