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*ドラゴンボール ファイナルバウト 【どらごんぼーる ふぁいなるばうと】 |ジャンル|格闘アクション|&amazon(B00006LJJF)|&image(http://www.jp.playstation.com/software/title/8tnu0100000038qq-img/8tnu0100000038sp.jpg,height=160)| |対応機種|プレイステーション|~|~| |発売元|バンダイ|~|~| |開発元|トーセ|~|~| |発売日|1997年8月21日|~|~| |定価|5,800円(税別)|~|~| |廉価版|PlayStation the Best:1998年8月23日/2,800円(税別)|~|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~| |ポイント|20世紀最後のDBゲーム&br()非常に重たい動き&操作&br()ハメ技連発で楽勝&br()OPとBGMは高評価|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[ドラゴンボールゲームリンク>ドラゴンボールシリーズ]]''| **概要 プレイステーションでのドラゴンボールゲーム第3弾にして同ハード最終作。 サブタイトルにある通りドラゴンボールのゲームとしても最終作品のつもりで発売したものかと思われる(21世紀に入ってDB再ブームが起きてから多数のゲームが発売されたが)。しかしその出来は…。 **特徴 -主なゲームモードは対戦(COM・対人戦)・天下一武道会・BUILD UP(キャラを育成できる)。トレーニングもオプションモード内でプレイできる。 -ドラゴンボールZと、本作の発売当時放映中だったドラゴンボールGTのキャラが登場している。 --最初から使用できるのは孫悟空・パン・悟空(GT悟空)・トランクス・ベジータ・孫悟飯・フリーザ・セル・ブウ(自制心のないチビ魔人ブウ)ピッコロの10人。CPUの対戦モードで勝ち進むか特定の条件を満たすことで段々キャラクターが増えていき、最終的には総勢18名となる((スーパーベビーのみCPU専用キャラ。))。 ---隠しコマンドを入力することで最初からすべての隠しキャラを登場させることが可能。 **問題点 -操作関係のあらゆる点が非常に悪い。 --パンチ・キック・エネルギー弾などの攻撃やジャンプ・ダッシュなどの移動・ガードはボタンを押してからワンテンポ遅く発動するため、直観的な操作が困難。慣れないうちは思うように動かせないだろう。 --キャラの動きがとにかく重たく、地上で普通に左右移動するときは歩くというよりはすり足で動くため非常に遅い。空中でも遅いため本作では常にダッシュ移動を用いるが、それでもドラゴンボールらしかぬもっさり感が否めない。ダッシュしながらの攻撃も不可能。 -ハメ技で簡単に勝ててしまうバランスの悪さ。 --特定の必殺技がキャンセル可能なため発動中にまた技コマンド入力→発動→コマンド入力を繰り返せば簡単に勝ててしまう。 --もっともそれ以前にパンチorキックを一発当てる→少し前に出る→またパンチかキック→少し前に出るの繰り返しで簡単に倒せるため、格闘ゲームとしても非常に浅くバランスも悪い。 -デモ必殺技(かめはめ波などの遠距離必殺技)では、超武闘伝シリーズのように防御・弾き返し・かき消し・撃ち返しといった掛け合いが可能だが、撃ち返しの場合COMの連射が非常に速く、高橋名人並の連射技術を持っているか連射パッドを使わないと押し返すのがとても困難((幸いオプションでデモ必殺技のON・OFFが可能。))。 -ドラゴンボールゲーム初の3Dポリゴンを使用しているが、当時としてもグラフィックは荒く動きもカクカク。 -対戦前にキャラクター同士の会話デモがあるが、一部キャラの掛け合いがおかしい場合がある。例えば孫悟空VSピッコロだとピッコロが「さて…宇宙のゴミをかたづけてやるか」と言うなど。 -あまりにも多すぎる同キャラクター。 --本作に登場するキャラは前述の通り総勢18人だが、孫悟空(大人悟空)・超孫悟空(超サイヤ人大人悟空)・SONGOKOU(山吹色胴着の大人悟空)・悟空(GT少年悟空)・超悟空(GT超サイヤ人少年悟空)・超4孫悟空(超サイヤ人4孫悟空)と''孫悟空だけで6人もいる((孫悟空とベジータの合体キャラであるベジットも含めると7人。))。''さらに孫悟空ほどではないものの、トランクス(GT版トランクス)・超トランクス(GT版超サイヤ人トランクス)・TRUNKS(未来版超サイヤ人トランクス)とトランクスだけでも3人いる。''まさに超サイヤ人のバーゲンセール状態。'' ---しかもこれらのキャラはごく一部の必殺技や対戦前のデモと勝利後の台詞・コスチュームが異なるだけのコンパチ同然といっていいほど性能がかぶっている。''特に超孫悟空とSONGOKOU、超トランクスとTRUNKSは対戦前のデモと勝利後の台詞が全く一緒である。'' ---その上VSCOMでは必ず超悟空・超トランクス・超孫悟空・TRUNKS・SONGOKOUと戦わなければいけないため、上記で他に上がっているキャラと被ってしまうとまた戦うのかという気持ちになる。Sparking!シリーズのように圧倒的なキャラ数ならまだしも、約半分が同じようなキャラばかりというのはいかがなものか。 -解説書の操作説明に一部誤り(軸をずらす方法、空中での攻撃)があり、発売当時購入した際、解説書表記訂正のお知らせが店頭で配られた(少なくとも本稿執筆者は)。廉価版ではきちんと修正されているかは未確認。 **評価点 -東映動画(現・東映アニメーション)が本作のために制作してくれたオープニングアニメと、ドラゴンボールソングでおなじみの影山ヒロノブ氏が熱唱する主題歌が非常に評価高く、本作を酷評しているユーザーも唯一の利点として挙げることが多い。さらにEDテーマも2曲影山氏が歌っている((超4孫悟空のステージ曲も影山氏などが歌っている(挿入歌扱い)。))。 -BGMも本作オリジナルや過去のDBゲーム作品(超武闘伝シリーズ・超悟空伝・アルティメットバトル22など)のアレンジ曲を含めて総じてクオリティが高く、裏技としてだがサウンドテストもある。 -対戦前、会話デモ中にロードする(裏読み)ため、当時の格闘ゲームでよく見られた読み込みの遅さによるストレスはあまり感じない。 -好きなキャラを育成することで自分だけの最強キャラを作ることが出来るBUILD UPは割と好評((「ドラゴンボールZ アルティメットバトル22」にも存在し、本作はそのデータを引き継ぎが可能。))。 -技コマンド入力は斜め入力が必要なものはなく、いたって簡単(例えば超かめはめ波は↓←→△)。 **賛否両論点 -本作独自の戦闘システムメテオスマッシュの存在。 --相手に近づいて吹っ飛ばしてからタイミングよくコマンドを入力することで、ラッシュ連続攻撃を仕掛けることが出来るというもの。さらに攻撃が終わったらすぐにまたコマンドを入れることによって継続可能。この時の演出は割とドラゴンボールらしさはあるが、本作の難点であるハメ要素も兼ねているとの批判もある。 ---メテオスマッシュを仕掛ける側は後になればなるほど成功率が下がっていき、受ける側も反撃コマンドがあるなど一応バランスは崩れない要素になっており、オプションON・OFFの設定も可能である。 **総評 発売当時、ドラゴンボール最後のゲームと銘ったにしては正直お粗末な出来と言わざるを得ない。 同年にドラゴンボールGTも終了したことで、ドラゴンボールブームはいったん休止するが、 せめて20世紀最後のDBゲームとしては有終の美で納めてほしかったところだろう。 //**余談 **オープニング動画 #region &youtube(https://www.youtube.com/watch?v=RxXYRM0eZ38)
*ドラゴンボール FINAL BOUT 【どらごんぼーる ふぁいなる ばうと】 |ジャンル|格闘アクション|&amazon(B00006LJJF)|&image(http://www.jp.playstation.com/software/title/8tnu0100000038qq-img/8tnu0100000038sp.jpg,height=160)| |対応機種|プレイステーション|~|~| |発売元|バンダイ|~|~| |開発元|トーセ|~|~| |発売日|1997年8月21日|~|~| |定価|5,800円(税別)|~|~| |廉価版|PlayStation the Best:1998年8月23日/2,800円(税別)|~|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~| |ポイント|20世紀最後のDBゲーム&br()非常に重たい動き&操作&br()ハメ技連発で楽勝&br()OPとBGMは高評価|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[ドラゴンボールゲームリンク>ドラゴンボールシリーズ]]''| **概要 プレイステーションでのドラゴンボールゲーム第3弾にして同ハード最終作。 サブタイトルにある通りドラゴンボールのゲームとしても最終作品のつもりで発売したものかと思われる(21世紀に入ってDB再ブームが起きてから多数のゲームが発売されたが)。しかしその出来は…。 **特徴 -主なゲームモードは対戦(COM・対人戦)・天下一武道会・BUILD UP(キャラを育成できる)。トレーニングもオプションモード内でプレイできる。 -ドラゴンボールZと、本作の発売当時放映中だったドラゴンボールGTのキャラが登場している。 --最初から使用できるのは孫悟空・パン・悟空(GT悟空)・トランクス・ベジータ・孫悟飯・フリーザ・セル・ブウ(自制心のないチビ魔人ブウ)ピッコロの10人。CPUの対戦モードで勝ち進むか特定の条件を満たすことで段々キャラクターが増えていき、最終的には総勢18名となる((スーパーベビーのみCPU専用キャラ。))。 ---隠しコマンドを入力することで最初からすべての隠しキャラを登場させることが可能。 **問題点 -操作関係のあらゆる点が非常に悪い。 --パンチ・キック・エネルギー弾などの攻撃やジャンプ・ダッシュなどの移動・ガードはボタンを押してからワンテンポ遅く発動するため、直観的な操作が困難。慣れないうちは思うように動かせないだろう。 --キャラの動きがとにかく重たく、地上で普通に左右移動するときは歩くというよりはすり足で動くため非常に遅い。空中でも遅いため本作では常にダッシュ移動を用いるが、それでもドラゴンボールらしかぬもっさり感が否めない。ダッシュしながらの攻撃も不可能。 -ハメ技で簡単に勝ててしまうバランスの悪さ。 --特定の必殺技がキャンセル可能なため発動中にまた技コマンド入力→発動→コマンド入力を繰り返せば簡単に勝ててしまう。 --もっともそれ以前にパンチorキックを一発当てる→少し前に出る→またパンチかキック→少し前に出るの繰り返しで簡単に倒せるため、格闘ゲームとしても非常に浅くバランスも悪い。 -デモ必殺技(かめはめ波などの遠距離必殺技)では、超武闘伝シリーズのように防御・弾き返し・かき消し・撃ち返しといった掛け合いが可能だが、撃ち返しの場合COMの連射が非常に速く、高橋名人並の連射技術を持っているか連射パッドを使わないと押し返すのがとても困難((幸いオプションでデモ必殺技のON・OFFが可能。))。 -ドラゴンボールゲーム初の3Dポリゴンを使用しているが、当時としてもグラフィックは荒く動きもカクカク。 -対戦前にキャラクター同士の会話デモがあるが、一部キャラの掛け合いがおかしい場合がある。例えば孫悟空VSピッコロだとピッコロが「さて…宇宙のゴミをかたづけてやるか」と言うなど。 -あまりにも多すぎる同キャラクター。 --本作に登場するキャラは前述の通り総勢18人だが、孫悟空(大人悟空)・超孫悟空(超サイヤ人大人悟空)・SONGOKOU(山吹色胴着の大人悟空)・悟空(GT少年悟空)・超悟空(GT超サイヤ人少年悟空)・超4孫悟空(超サイヤ人4孫悟空)と''孫悟空だけで6人もいる((孫悟空とベジータの合体キャラであるベジットも含めると7人。))。''さらに孫悟空ほどではないものの、トランクス(GT版トランクス)・超トランクス(GT版超サイヤ人トランクス)・TRUNKS(未来版超サイヤ人トランクス)とトランクスだけでも3人いる。''まさに超サイヤ人のバーゲンセール状態。'' ---しかもこれらのキャラはごく一部の必殺技や対戦前のデモと勝利後の台詞・コスチュームが異なるだけのコンパチ同然といっていいほど性能がかぶっている。''特に超孫悟空とSONGOKOU、超トランクスとTRUNKSは対戦前のデモと勝利後の台詞が全く一緒である。'' ---その上VSCOMでは必ず超悟空・超トランクス・超孫悟空・TRUNKS・SONGOKOUと戦わなければいけないため、上記で他に上がっているキャラと被ってしまうとまた戦うのかという気持ちになる。Sparking!シリーズのように圧倒的なキャラ数ならまだしも、約半分が同じようなキャラばかりというのはいかがなものか。 -解説書の操作説明に一部誤り(軸をずらす方法、空中での攻撃)があり、発売当時購入した際、解説書表記訂正のお知らせが店頭で配られた(少なくとも本稿執筆者は)。廉価版ではきちんと修正されているかは未確認。 **評価点 -東映動画(現・東映アニメーション)が本作のために制作してくれたオープニングアニメと、ドラゴンボールソングでおなじみの影山ヒロノブ氏が熱唱する主題歌が非常に評価高く、本作を酷評しているユーザーも唯一の利点として挙げることが多い。さらにEDテーマも2曲影山氏が歌っている((超4孫悟空のステージ曲も影山氏などが歌っている(挿入歌扱い)。))。 -BGMも本作オリジナルや過去のDBゲーム作品(超武闘伝シリーズ・超悟空伝・アルティメットバトル22など)のアレンジ曲を含めて総じてクオリティが高く、裏技としてだがサウンドテストもある。 -対戦前、会話デモ中にロードする(裏読み)ため、当時の格闘ゲームでよく見られた読み込みの遅さによるストレスはあまり感じない。 -好きなキャラを育成することで自分だけの最強キャラを作ることが出来るBUILD UPは割と好評((「ドラゴンボールZ アルティメットバトル22」にも存在し、本作はそのデータを引き継ぎが可能。))。 -技コマンド入力は斜め入力が必要なものはなく、いたって簡単(例えば超かめはめ波は↓←→△)。 **賛否両論点 -本作独自の戦闘システムメテオスマッシュの存在。 --相手に近づいて吹っ飛ばしてからタイミングよくコマンドを入力することで、ラッシュ連続攻撃を仕掛けることが出来るというもの。さらに攻撃が終わったらすぐにまたコマンドを入れることによって継続可能。この時の演出は割とドラゴンボールらしさはあるが、本作の難点であるハメ要素も兼ねているとの批判もある。 ---メテオスマッシュを仕掛ける側は後になればなるほど成功率が下がっていき、受ける側も反撃コマンドがあるなど一応バランスは崩れない要素になっており、オプションON・OFFの設定も可能である。 **総評 発売当時、ドラゴンボール最後のゲームと銘ったにしては正直お粗末な出来と言わざるを得ない。 同年にドラゴンボールGTも終了したことで、ドラゴンボールブームはいったん休止するが、 せめて20世紀最後のDBゲームとしては有終の美で納めてほしかったところだろう。 //**余談 **オープニング動画 #region &youtube(https://www.youtube.com/watch?v=RxXYRM0eZ38)

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