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ソルバルウ - (2022/02/15 (火) 01:23:42) の1つ前との変更点

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*ソルバルウ 【そるばるう】 |ジャンル|シューティング|&image(http://bandainamcoent.co.jp/cs/download/virtual_consolearcade/detail/detail12/image/pic_title.gif)| |対応機種|アーケード(SYSTEM21)|~| |販売・開発元|ナムコ|~| |稼動開始日|1991年12月|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)※VC|~| |配信|バーチャルコンソール&br;【Wii】2009年3月26日/800Wiiポイント|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|ゼビウス初の3D化&br;驚きのコックピット視点&br;スコアリセット削除&br;BGMとグラフィックは好評|~| |>|>|CENTER:''[[ゼビウスシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)の代表作『[[ゼビウス]]』初の3Dシューティングゲームでゼビウスシリーズの一つ。~ プレイヤーはソルバルウの操縦者になり、迫りくるゼビウス軍を撃退する。 本作では操縦席を模した大型筐体を用い、コックピット視点でのプレイとなる。~ 当時グラフィックが3Dになった事が話題となり、92年度ゲーメスト大賞ベストグラフィック賞の4位を受賞。 ---- **特徴 -立体的なグラフィック --ゼビウスシリーズとしては初の本格的な3DCGを採用しており、従来のゲーマーを飽きさせない様に世界観を立体化した。 -本作の独自の新設定 --ライフ制。ゲージは画面上部に表示される。 ---一つ失うと左右のゲージが消える。真ん中のソルバルウのバリアだけになると警告文が、バリアが無くなると緊急の知らせが出る。ゲージをすべて失うとゲームオーバー。 ---マップに隠された「スペシャルフラッグ」を見つけて破壊するとライフ1回復。もちろんブラスターで探す。 --ソルバルウ型の大型筐体。 ---操縦席はレバーがあり、操作することでガンクロスが動く。レバーにはトリガーがついており、上ボタンはザッパー、横ボタンはブラスター。 ---スクリーンには同社の『スターブレード』と同じく凹面鏡を応用した「無限遠投影システム」を採用している。 -ゼビウスの設定を受け継いだ要素。 --ザッパーで空中の敵を倒したり、ブラスターで地上の敵を倒す設定は勿論ソルやスペシャルフラッグも健在。 ---- **評価点 -グラフィックが立体になった事でマンネリ化を打ち消した。 --今の時代から見ると当時のポリゴン技術は貧弱であり、テクスチャーがなく造形も角ばった無機質なローポリゴンであるが、これがゼビウスの世界観とマッチしており、当時のゲーマーは虜となった。 --専用BGMに警告ボイスと共に、空を埋め尽くすように現れるアンドアジェネシスの印象は強烈。 --秒間60フレームで動作し、動きそのものはとても滑らかなのも特筆すべき点であろう。 -シリーズ定番のBGMが緊張感がある雰囲気が絶妙。 --当時珍しいアンビエント調のBGMで構成されており、平原、海上、要塞内部、そしてアンドアジェネシスとの対決、とシーンに応じた曲へと切り替わるようになっていた。 --ゼビウスお馴染みのフレーズもしっかり使われている。 --作曲者は80年代後半のナムコの名BGMを生み出した川田宏行氏。 -コンティニューしてもスコアがリセットされない。 -本物のソルバルウを操縦した時の体感の魅力を味わえる。 --ソルバルウの操縦席の視点でゼビウスの世界を体験した事で良い印象に残る。 --ポリゴンを駆使したグラフィックと「無限遠投影システム」によって作り出される奥行き感のあるゲーム画面により、臨場感は抜群。 -敵の攻撃をザッパーで打ち消す事が出来る。 --撃たれそうになったらザッパーで素早く撃つ事。 **問題点 -難易度が高め。 --3Dになったと引き換えに難易度が上がってしまった。 --レバーを動かすと倒した方向へ視点がある程度移動するが、それと同時に照準も移動するため、狙いたい敵に照準を合わせるのが少々難しい。 -敵の攻撃がかわし辛い。 --横の制限がある為、逃げにくい。 --先述の通り敵弾はザッパーで相殺可能ではあるが、3D空間で小さい目標に当てる必要があり、簡単には相殺できない。 ---一部の敵は相殺が間に合わないほどに大量の弾を放ってくる。 ---さらに一部の敵は相殺不能のレーザーを撃ってくる。こちらに向けて撃たれたが最後避けるのはほぼ不可能。 --ゲームの性質上、低高度での戦いを余儀なくされる。 ---ログラムなど弾を撃ってくる地上目標の数が多く、無視できないためブラスターで攻撃を繰り返すことになる。必然的に機首が下がることで高度も下がるため。 ---低高度ではソルなどの地面から生えてくる敵にぶつかることも多い。 ---また、トンネル内での戦闘では壁や天井にぶつかりやすい。 --速度調整のスロットルがなく、移動する障害物をかわすのが難しい。 -ダメージを受けた時の点滅が眩しい。 --筐体は天井も覆うコックピットタイプで中がやや暗く、余計に眩しく感じられる。 -コンティニューでの再スタート地点が限られている。 --例として最終ステージはスタート地点に逆戻りされる。 -技術上の制約からか、一部の空中の敵が2Dで表現されている。 --もっとも、2Dキャラ自体はCGレンダリングのごとく金属的質感をもって描かれており、表現として悪いものではない。 ---- **総評 ゼビウスの底力を見せつけた作品でもあり、本当のシューティングらしさを磨き上げた完成度の高い名作となった。~ 登場するキャラクターが高クオリティに描かれており、圧倒的な評価を受けた。~ 内容的には完璧に遊べるので、ゼビウスファンや新規ユーザーでもかなりお勧めできるかも知れない。 ---- **移植 -2009年3月26日よりバーチャルコンソールアーケードで念願の配信が開始された。((現在はサービス自体が終了しているため購入/DLは不可)) --ガンクロスはWiiリモコンのポインターに合わせた。 --クラシックコントローラーのLスティックはレバーが標準。 --アンドアジェネシスなどの巨大な敵キャラや多数の敵キャラが出現する場面では処理落ちが発生する。 //-後に発売された『[[ゼビウス3D/G+>ゼビウス3D/G]]』に収録されなかった。 //収録されてないなら書く必要はないからCC。
*ソルバルウ 【そるばるう】 |ジャンル|シューティング|&image(http://bandainamcoent.co.jp/cs/download/virtual_consolearcade/detail/detail12/image/pic_title.gif)| |対応機種|アーケード(SYSTEM21)|~| |販売・開発元|ナムコ|~| |稼動開始日|1991年12月|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)※VC|~| |配信|バーチャルコンソール&br;【Wii】2009年3月26日/800Wiiポイント|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|ゼビウス初の3D化&br;驚きのコックピット視点&br;スコアリセット削除&br;BGMとグラフィックは好評|~| |>|>|CENTER:''[[ゼビウスシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)の代表作『[[ゼビウス]]』初の3Dシューティングゲームでゼビウスシリーズの一つ。~ プレイヤーはソルバルウの操縦者になり、迫りくるゼビウス軍を撃退する。 本作では操縦席を模した大型筐体を用い、コックピット視点でのプレイとなる。~ 当時グラフィックが3Dになった事が話題となり、92年度ゲーメスト大賞ベストグラフィック賞の4位を受賞。 ---- **特徴 -立体的なグラフィック --ゼビウスシリーズとしては初の本格的な3DCGを採用しており、従来のゲーマーを飽きさせない様に世界観を立体化した。 -本作の独自の新設定 --ライフ制。ゲージは画面上部に表示される。 ---一つ失うと左右のゲージが消える。真ん中のソルバルウのバリアだけになると警告文が、バリアが無くなると緊急の知らせが出る。ゲージをすべて失うとゲームオーバー。 ---マップに隠された「スペシャルフラッグ」を見つけて破壊するとライフ1回復。もちろんブラスターで探す。 --ソルバルウ型の大型筐体。 ---操縦席はレバーがあり、操作することでガンクロスが動く。レバーにはトリガーがついており、上ボタンはザッパー、横ボタンはブラスター。 ---スクリーンには同社の『スターブレード』と同じく凹面鏡を応用した「無限遠投影システム」を採用している。 -ゼビウスの設定を受け継いだ要素。 --ザッパーで空中の敵を倒したり、ブラスターで地上の敵を倒す設定は勿論ソルやスペシャルフラッグも健在。 ---- **評価点 -グラフィックが立体になった事でマンネリ化を打ち消した。 --今の時代から見ると当時のポリゴン技術は貧弱であり、テクスチャーがなく造形も角ばった無機質なローポリゴンであるが、これがゼビウスの世界観とマッチしており、当時のゲーマーは虜となった。 --専用BGMに警告ボイスと共に、空を埋め尽くすように現れるアンドアジェネシスの印象は強烈。 --秒間60フレームで動作し、動きそのものはとても滑らかなのも特筆すべき点であろう。 -シリーズ定番のBGMが緊張感がある雰囲気が絶妙。 --当時珍しいアンビエント調のBGMで構成されており、平原、海上、要塞内部、そしてアンドアジェネシスとの対決、とシーンに応じた曲へと切り替わるようになっていた。 --ゼビウスお馴染みのフレーズもしっかり使われている。 --作曲者は80年代後半のナムコの名BGMを生み出した川田宏行氏。 -コンティニューしてもスコアがリセットされない。 -本物のソルバルウを操縦した時の体感の魅力を味わえる。 --ソルバルウの操縦席の視点でゼビウスの世界を体験した事で良い印象に残る。 --ポリゴンを駆使したグラフィックと「無限遠投影システム」によって作り出される奥行き感のあるゲーム画面により、臨場感は抜群。 -敵の攻撃をザッパーで打ち消す事が出来る。 --撃たれそうになったらザッパーで素早く撃つ事。 **問題点 -難易度が高め。 --3Dになったと引き換えに難易度が上がってしまった。 --レバーを動かすと倒した方向へ視点がある程度移動するが、それと同時に照準も移動するため、狙いたい敵に照準を合わせるのが少々難しい。 -敵の攻撃がかわし辛い。 --横の制限がある為、逃げにくい。 --先述の通り敵弾はザッパーで相殺可能ではあるが、3D空間で小さい目標に当てる必要があり、簡単には相殺できない。 ---一部の敵は相殺が間に合わないほどに大量の弾を放ってくる。 ---さらに一部の敵は相殺不能のレーザーを撃ってくる。こちらに向けて撃たれたが最後避けるのはほぼ不可能。 --ゲームの性質上、低高度での戦いを余儀なくされる。 ---ログラムなど弾を撃ってくる地上目標の数が多く、無視できないためブラスターで攻撃を繰り返すことになる。必然的に機首が下がることで高度も下がるため。 ---低高度ではソルなどの地面から生えてくる敵にぶつかることも多い。 ---また、トンネル内での戦闘では壁や天井にぶつかりやすい。 --速度調整のスロットルがなく、移動する障害物をかわすのが難しい。 -ダメージを受けた時の点滅が眩しい。 --筐体は天井も覆うコックピットタイプで中がやや暗く、余計に眩しく感じられる。 ---VC版は現在の点滅表示の制限の関係もあり被弾時の点滅が抑えられやり易くなっている。 -コンティニューでの再スタート地点が限られている。 --例として最終ステージはスタート地点に逆戻りされる。 -技術上の制約からか、一部の空中の敵が2Dで表現されている。 --もっとも、2Dキャラ自体はCGレンダリングのごとく金属的質感をもって描かれており、表現として悪いものではない。 ---- **総評 ゼビウスの底力を見せつけた作品でもあり、本当のシューティングらしさを磨き上げた完成度の高い名作となった。~ 登場するキャラクターが高クオリティに描かれており、圧倒的な評価を受けた。~ 内容的には完璧に遊べるので、ゼビウスファンや新規ユーザーでもかなりお勧めできるかも知れない。 ---- **移植 -2009年3月26日よりバーチャルコンソールアーケードで念願の配信が開始された。((現在はサービス自体が終了しているため購入/DLは不可)) --ガンクロスはWiiリモコンのポインターに合わせた。 --クラシックコントローラーのLスティックはレバーが標準。 --アンドアジェネシスなどの巨大な敵キャラや多数の敵キャラが出現する場面では処理落ちが発生する。 //-後に発売された『[[ゼビウス3D/G+>ゼビウス3D/G]]』に収録されなかった。 //収録されてないなら書く必要はないからCC。

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