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*ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ 【ごっどすれいやー はるかてんくうのそなた】 |ジャンル|ARPG|&amazon(B000068HH6)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売・開発元|SNK|~| |発売日|1990年4月13日|~| |定価|7,800円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 SNKがファミコン後期にリリースしたアクションRPG。~ 文明崩壊後の世界を舞台に、コールドスリープから目覚めた記憶喪失の主人公が自分の正体を探していくうちに、世界征服を目論むドラゴニア帝国と戦っていくストーリー。 **システム 基本的には2D見下ろし型のゼルダタイプのARPGだが、以下のような特徴がある。 -攻撃ボタンを押しっぱなしでフォースゲージをチャージすることで遠距離攻撃を繰り出すことが可能。 --立ち止まっていないとフォースゲージをチャージすることはできないが、フォースゲージをためたまま移動することは可能。 --ゲージのレベルは装備の強化で最大3段階までためることが可能((但しLv3のみMPを消費する。MPが足りない場合はLv2のフォースになる))。 --なお、Lv2以上のフォースで剣の属性に応じた障害を突破することが可能。 -アイテム・魔法に関しては装備して使う形。 --アイテムは消費アイテム・装備アイテム・イベントアイテムの3種類があり、一部のアイテムについては装備するだけで効果が発揮されるものもある。 **評価点 -王道ながらもところどころで意外性のある展開を見せるストーリー --『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』に影響されている展開はあるものの、シナリオの完成度は高い。 --登場人物のキャラも立っており、台詞パターンも豊富に用意されていることもあってなかなかに飽きさせない。 -秀逸なグラフィック --オープニング等のグラフィック、演出の完成度はFCでもかなり上位の部類。 -アクション面のレスポンスの良さ、バランスの良さ --マップの広さに呼応する形で主人公の操作レスポンスもよく、移動速度が速いうえに8方向に動けることも相まってキャラ操作のストレスは少ない。 --フォースでの攻撃が強力なこともあり、動かしていて楽しい。 --難易度設定も良好で、敵の強さや謎解きの難しさなどもかなり絶妙。 **問題点 -戦闘面での煩わしさ --ほとんどの敵は単一の属性しか効かない敵が多いうえに弱点属性が別々の敵が複数出てくることが多いため、いちいちメニュー画面を出して装備を切り替えるのがやや面倒。 ---もっとも、この辺りはコントローラの制約もあるので仕方がない面もあるのだが。 --また、状態異常攻撃を使う敵が多いうえに回復させる手間もかかるため((状態異常の回復は対応するアイテムが必要。また状態異常回復の魔法のコストもやや重い))、この方面でもストレスがたまりやすい。 --弱点属性の武器を持っていたとしても、レベルが低いと攻撃が全く通らないケースがあるのも厳しいところ。 **総評 戦闘での操作性にやや煩わしさが残るものの、完成度の高いARPG。~ SNK末期のFC作品ということで知名度は低いのが惜しまれる作品。 **余談 -SNKはこの後NEOGEOに注力する形となったため、本作を最後にファミコンからは撤退している。 -海外では『Crystalis』のタイトルでリリースされ、のちにGBC版も発売されている。 -本作には『[[サイコソルジャー]]』の麻宮アテナと椎拳崇、『[[怒]]』シリーズのラルフとクラークをモチーフとした人物が登場している。 -パッケージイラストは当時SNKに在籍していた、漫画家の横山浩子。~ 後に『[[SONIC WINGS]]』や『すくすく犬福』のキャラクターデザインを担当している。 --現在は犬福の原作者として諸権利を有している。
*ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ 【ごっどすれいやー はるかてんくうのそなた】 |ジャンル|ARPG|&amazon(B000068HH6)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売・開発元|SNK|~| |発売日|1990年4月13日|~| |定価|7,800円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 SNKがファミコン後期にリリースしたアクションRPG。~ 文明崩壊後の世界を舞台に、コールドスリープから目覚めた記憶喪失の主人公が自分の正体を探していくうちに、世界征服を目論むドラゴニア帝国と戦っていくストーリー。 **システム 基本的には2D見下ろし型のゼルダタイプのARPGだが、以下のような特徴がある。 -攻撃ボタンを押しっぱなしでフォースゲージをチャージすることで遠距離攻撃を繰り出すことが可能。 --立ち止まっていないとフォースゲージをチャージすることはできないが、フォースゲージをためたまま移動することは可能。 --ゲージのレベルは装備の強化で最大3段階までためることが可能((但しLv3のみMPを消費する。MPが足りない場合はLv2のフォースになる))。 --なお、Lv2以上のフォースで剣の属性に応じた障害を突破することが可能。 -アイテム・魔法に関しては装備して使う形。 --アイテムは消費アイテム・装備アイテム・イベントアイテムの3種類があり、一部のアイテムについては装備するだけで効果が発揮されるものもある。 **評価点 -王道ながらもところどころで意外性のある展開を見せるストーリー --『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』に影響されている展開はあるものの、シナリオの完成度は高い。 --登場人物のキャラも立っており、台詞パターンも豊富に用意されていることもあってなかなかに飽きさせない。 -秀逸なグラフィック --オープニング等のグラフィック、演出の完成度はFCでもかなり上位の部類。 -アクション面のレスポンスの良さ、バランスの良さ --マップの広さに呼応する形で主人公の操作レスポンスもよく、移動速度が速いうえに8方向に動けることも相まってキャラ操作のストレスは少ない。 --フォースでの攻撃が強力なこともあり、動かしていて楽しい。 --難易度設定も良好で、敵の強さや謎解きの難しさなどもかなり絶妙。 -BGMも全体的に良曲揃い。 --フィールドBGMや山岳地帯のBGMは特に評価が高い。 **問題点 -戦闘面での煩わしさ --ほとんどの敵は単一の属性しか効かない敵が多いうえに弱点属性が別々の敵が同時に複数出てくることが多いため、いちいちメニュー画面を出して装備を切り替えるのがやや面倒。 ---もっとも、この辺りはコントローラの制約もあるので仕方がない面もあるのだが。 --また、状態異常攻撃を使う敵が多いうえに回復させる手間もかかるため((状態異常の回復は対応するアイテムが必要。また状態異常回復の魔法のコストもやや重い))、この方面でもストレスがたまりやすい。 --弱点属性の武器を持っていたとしても、レベルが低いと攻撃が全く通らないケースがあるのも厳しいところ。 **総評 戦闘での操作性にやや煩わしさが残るものの、全体的な完成度の高いARPG。~ SNK末期のFC作品ということで知名度が低いのが惜しまれる作品。 **余談 -SNKはこの後NEOGEOに注力する形となったため、本作を最後にファミコンからは撤退している。 -海外では『Crystalis』のタイトルでリリースされ、のちにGBC版も発売されている。 -本作には『[[サイコソルジャー]]』の麻宮アテナと椎拳崇、『[[怒]]』シリーズのラルフとクラークをモチーフとした人物が登場している。 -パッケージイラストは当時SNKに在籍していた、漫画家の横山浩子。~ 後に『[[SONIC WINGS]]』や『すくすく犬福』のキャラクターデザインを担当している。 --現在は犬福の原作者として諸権利を有している。

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