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#contents(fromhere) ---- *REFLEC BEAT groovin'!! 【りふれくびーとぐるーびん】 |ジャンル|音楽シミュレーション| |対応機種|アーケード| |販売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント| |稼動開始日|2014年6月4日| |判定|なし| |ポイント|ヴァーティカルオブジェクト導入&br();揺らぐ「完全対戦型」コンセプト&br()設定曲数固定&br()認定・検定モード&初心者向けモードの搭載| |>|CENTER:''[[REFLEC BEATシリーズリンク>REFLEC BEATシリーズ]]''| ---- **概要 REFLEC BEAT第4作目。今回からサウンドディレクションはDJ TOTTOが主に担当、Qrispy Joyboxは一線引いた形になった。~ 今作は前作・前前作の淡めでポップな色調から、黄色をベースに原色でまとめたビビッドなデザインになっている。~ ---- **特徴 -曲数設定の固定化 --消費税増税に伴い、コインプレイでは3曲、PASELIプレイでは最高4曲までプレイできる形に固定された。 -コンティニュー --ここで言うコンティニューは、プレイが終了した際にそのまま続けてプレイするかどうかを選択できるということ。空いている場合には再びe-AMUSEMENT PASSをかざすことなく暗証番号入力に入ることができる。 --デフォルトでは4回までコンティニュー可能な模様。店舗ごとの設定でコンティニューを受け付けなくすることも可能。 -バリューチケット --PASELIプレイ時には毎回3枚、コンティニュー可能な場合はコンティニューした際にPASELI・現金問わず1枚獲得できる。用途は以下の通り。 ---1st・2nd ROUNDでFAILEDした際に次のROUNDへ進出できる。(消費枚数1枚) ---FINAL ROUNDでCLEARした際にEXTRA ROUNDへ進出する。(消費枚数2枚)FINAL ROUNDでFAILEDした際には選択できない。 ---リフレク道場(後述)でバリューチケット専用検定をプレイする。(消費枚数1枚) ---スクリーンショット機能回数購入。(諸費枚数1枚で2回撮影回数追加) ---プレイ終了後の総合リザルト画面で残ったチケットはプレイヤーレベルの経験値に変換されるため、コンティニューで引き継ぐことは出来ない。 -ヴァーティカルオブジェクト(VO)追加 --これまでのオブジェクトとは異なり、自分の判定ラインに向かって名前の通り垂直に降ってくるオブジェクト。通常オブジェクトと同じく、タッチで消える物・跳ね返る物(ジャストリフレク可能)・ロングオブジェクトが存在する。 -第4の難易度『SPECIAL』 --DDRにおけるCHALLENGE譜面、SOUND VOLTEXにおけるINFINITE譜面のようなもので、colette以前の楽曲に新要素であるバーティカルオブジェクトを追加したもの。リズムはHARDと同じだが配置パターンが変化、または純粋に難易度を上げたものに別れる。一部の新曲にも搭載されている。 -リフレク道場 --beatmania IIDXやpop'n musicでのEXPERTモード・COURSEモードのような、コンセプトコースがプレイできる検定試験や、beatmania IIDXの段位認定やSOUND VOLTEXのSKILL ANALYSERのような腕前を図る認定試験がプレイできる。 --リフレク名人を相手に、検定試験・認定試験共に設定された課題曲を完走し、尚且つ曲毎に一定数のJUSTを出す(=リフレク名人側のHPを0にする)ことでクリアとなる。前作coletteのPASTEL WONDER TRAVELERのシステムと同じ形式。 ---検定試験では3ROUNDのうちから、指定された1~7曲(譜面)を任意で選択する形になるため、beatmania IIDXやpop'n musicのEXPERTモード・COURSEモードとはやや趣が異なる。 ---認定試験の課題曲は1st ROUNDで3曲、2nd ROUNDで2曲の中から選択でき、FINAL ROUNDは楽曲が固定となっている。 //---例外として最高師範では全ROUNDで課題曲が固定されている。 ---検定試験ではスコア算出方法が通常と異なり、JUSTで3点/GREATで2点/GOODで1点/JUST REFLEC発射での10点ボーナスの通常の基礎ポイントに、コンボ数に応じた倍率が随時1倍~最大2倍かかっている。 ---GOOD・MISSでは自分の体力が減少する。GOODでは通常2点、MISSでは5点、相手のJUST REFLECをミスした際は10点が減点される。体力の上限は200で、自分がJUST REFLECを撃つことで10点回復することができる。 ///---最高師範のみ、全ROUNDにおいて被ダメージの倍率に1.5倍がかけられている。 ---余談だが、七段のFINAL ROUND課題曲は「THE SAFARI(DJ TOTTO Remix)」である。これはbeatmania IIDXの段位認定モードが搭載されて以降、現在まで七段のFINAL STAGE課題曲として欠けること無く君臨し続けている「THE SAFARI」のオマージュになっている。 ---取得した段位によって、オンラインプレイモードでROUND毎にプレイできる上限難易度が解放されていく。 -PASTEL WONDER QUEST --マスコットキャラクターであるパステルくんが、王様の元へ時計を届ける道中で、すごろくのようにマスごとに指定された条件で課題曲をクリアしていくというモード。最後まで進めると、このモードのシステムBGMのアレンジ楽曲が解禁される。 --ステージ数は全部で8あり、それぞれの最後のマスにはボスが待ち構えている。ボス戦でのシステムはリフレク道場と同じライフバトル制だが、初回ではボス戦での与ダメージを次のROUNDやプレイに持ち越すことが出来る。 --メインのクエストの他に、このモード内での総JUST数やJUST REFLEC数等に応じてミニクエストが達成できる。ミニクエストではリフレの他、メインクエストの進行を緩和するアイテムが取得できる。 --期間限定でSPECIAL譜面や新曲が解禁できる、ワンダーコロシアムがオープンし、ボス戦を連戦することができる。ワンダーコロシアムでは勝利数に応じて被ダメージ倍率が上昇していく。 -リフレクショップ --今作のメインとなる解禁システム。beatmania IIDXで言うところの『DELLAR(PENDUALではFRICO)』にあたる『リフレ』を消費して、新曲の3譜面・SPECIAL譜面・カスタマイズアイテムを購入。 --リフレはプレイごとに取得できる他、『トロフィー(実績)』の獲得に応じてボーナスリフレが獲得できる。また、上述のワンダーコロシアムでは楽曲・譜面解禁時以外の勝利時にもリフレが獲得できる。 -マイルーム --カスタマイズやプレイヤー情報の確認を行うモード。 --今作ではオブジェクトのサイズ変更・ゲージタイプ・タッチ音以外のカスタマイズはマイルームでしか行えない。 --また、リフレクショップとは同モード扱いとなっており、ショップとマイルームの行き来はできるが、リフレクショップを出てしまうとマイルームにはそのクレジット内では入れなくなってしまう。 -新オプション --ゲージタイプ『ハザード』『ステルス』 ---ハザードは100%から、JUST以外の判定を取ると減少していくタイプ。ステルスはACHIEVEMENT RATEが見えなくなるオプション。従来のスタンダード(JUST~GOODに応じて0%から増えていく物)、ペース(その時点でのARが表示される)と同じく、最終的に楽曲のプレイを終了した時点でのACHIEVEMENT RATEには一切影響しない。 -マッチング一覧画面の表示可能タイミング変更 --前作までは、選曲画面で選曲する際に開くことができたが、今回は楽曲を決定した後に開くことができる。 -マッチングスキップ正式実装 --前作ではバリューパックを購入した時のみ可能だったマッチングを飛ばしてCPUとの対戦にする機能が、PASELI・現金問わず使用できるようになった。 -ロングオブジェクトの表示変更 --従来とは異なり、始点に通常と同じオブジェクトが表示され、そこからロングオブジェクトが伸びる仕様になった。 -店舗内ランキング --譜面毎に店舗内ランキングが表示される、のだが、実際は「筐体毎」のランキングであり、複数台置いてあるゲームセンターではランキングが統一されない。 -クイックマッチング --1st・2nd ROUNDのリザルト画面から直接マッチング一覧を開いて、プレイヤーに対戦を申し込めるモード。 -e-AMUSEMENT公式サイトがフィーチャーフォン非対応になった。 -対戦を連想させる表記全般の削除 --楽曲終了後のスコアによる勝者に対し表示されていた王冠マークが削除された。 ---- **リフレクショップ以外での楽曲解禁方法 -前作まででも存在した、特定の楽曲を特定の順番でプレイすることで解禁となる楽曲も存在する。 -MYSTICAL STRIKE --特定の条件に沿った選曲を全ROUNDで行うことで、幻獣への道のりを進め、幻獣と対戦して楽曲を解禁するというもの。幻獣戦のシステムはPASTEL WONDER QUESTのボス戦に準ずる。 ---最初に幻獣に辿り着いた際に、EXTRA ROUNDとしてその幻獣が持っている楽曲で対戦することになるが、幻獣の体力の都合上、一度での撃破は不可能。~ その後は通常選曲画面で、曲をプレイするごとに貯まる幻獣レーダーのゲージを満タンにすると、現在出現している幻獣と任意の楽曲で再戦することができる。幻獣の体力を0にし、最後にMYSTICAL STRIKE(トドメの一撃)をキメれば、晴れて楽曲が解禁になる。 --幻獣にはそれぞれ弱点となる楽曲が設定されている。弱点楽曲で再戦を挑むと、JUST・GREATで与えられるダメージにボーナスが付与される。 -Coca-Cola×BEMANI --期間限定ロケテスト。専用カードをゲームセンター内の自販機にかざして飲み物を購入すると、購入本数に応じてbeatmania IIDX 22 PENDUALとREFLEC BEAT groovin'!!で楽曲やカスタマイズアイテムが解禁できたというもの。 --開催期間は『Upper』にまたがっていた。 ---- **評価点 -前作の路線とは異なり、楽曲も攻撃的で派手な楽曲が多い。 -プレイモードの充実で、幅広い遊び方が可能になった。 -SPECIAL譜面・バーティカルオブジェクト搭載で、譜面・遊び方の幅が広がった。 -解禁システムが簡素になり、誰でもわかりやすいシステムになった。 --恒例の「Try to Sing Ver.」や、「FUJIMORI -祭- FESTIVAL」などを除き、基本的にはリフレクショップに追加される。一部楽曲は検定試験内でクリアすることでリフレクショップに追加される。 -初代~coletteの楽曲は、一部の連動イベントのボス曲を除き、カード使用時に限り全解禁された。 --前作coletteで倍近くに増えたコナミオリジナル楽曲が一律に解禁されたのは、あまりプレイ頻度の高くないプレイヤーにも歓迎された。 -非常に楽になった楽曲解禁 --楽曲解禁に必要なポイントは最高でも2500リフレ、カスタマイズアイテムも最高で20000リフレだが、トロフィーやワンダーコロシアムで数百~数千のリフレが獲得できるので解禁は非常にサクサク進む。 ---リフレクショップへのアイテム追加は今作新規要素のみで、その頻度も高くない。必要クレジット数がかなり重かった前作までのような頻度でプレイしている場合、余らせてしまうことも。 //これむしろ評価点だろ。解禁なんて重けりゃ文句言われるけど、楽なら大半の人が喜ぶわ。 ---- **問題点 -colette以上に対人マッチングが難しくなった。 --一人用モードであるPASTEL WONDER QUESTやリフレク道場が実装された上、マッチングスキップ機能も正式実装されたため、スコアを詰めたい人はマッチングを今まで以上に避けるようになってしまった。楽曲数の増大に伴って、一人でも遊べるモードを実装するというのは正しいのかもしれないが、その結果週末の夕方でもマッチング一覧に全く人が現れないということもザラ。 --その上一部楽曲解禁に特定の楽曲のマッチングが必要になっていた。 -ロングオブジェクトの表示バグ --limelightからの問題点だが、今作でも稼働当初は修正されていない。発生頻度が稀なのが救いか。 -バーティカルオブジェクトによるタッチの誤認識 --従来から指摘され続けている誤認識だが、バーティカルオブジェクトにより原作での譜面再現等もできるようになった一方で、隣り合ったオブジェクト配置も多くなりこの問題が更に目立ってしまった。 ---いわゆる階段と呼ばれるタイプの譜面でスコアを取りづらくなってしまっている。 -カスタマイズ画面のタイミング変更 --今作は、coletteまでと異なり''選曲中にカスタマイズ画面に移行することが出来なくなり、モード選択画面の「マイルーム」でしか行えなくなった''。ショット音や背景を頻繁に変更していたプレイヤーにとっては大きな痛手。 ---『Upper』ではショット音のみ選曲中でも変更できるように戻された。 ---- **総評 前作からイメージを大きく転換しながらも、ライト向けという立ち位置は前作以上に打ち出されている。楽曲解禁の簡単さでは近年のBEMANIシリーズのゲームでは一番なため、新曲が簡単にプレイできるというメリットは大きい。 前作までの問題点だった、過去曲が無条件解禁されない、という点もe-AMUSEMENT PASS使用時に限定されるが、ほぼ全ての楽曲が無条件解禁されたため、今から始めても膨大な楽曲が最初から遊べてしまう。 その一方で、対戦型音楽ゲームというコンセプトと裏腹に、現状ではほとんど対人マッチングしないという矛盾を今後どう解決していくかが課題となるだろう。 ---- **余談 -無印『groovin'!!』は稼働日の告知が&color(red){''一切行われなかった''}。 --稼働日に配信されたBEMANI生放送(仮)では一応の稼働記念特集が組まれていたが、それまで公式はダンマリを続け、あまりにも急すぎた幕開けと言わざるを得ないだろう。 //--ちなみに、その後のBEMANIシリーズでは''タイトルの発表後はロケテスト無し''で新バージョンの稼働を始めた機種が登場した・・・どころか、挙げ句の果てには''ロケテストを行わず、新作を発表した翌日に新バージョンの稼働を始めてしまう''という無茶な機種も現れてしまう始末。~ //これらの事から、本作の稼働時のトラブルは氷山の一角過ぎなかったと言えよう。 //ポップン新作が稼働したらCOを解除します。 -本機種では初代から強烈なインパクトのジャケットが収録される傾向があるが、本作も例外では無い。 --特にVENUSの『FUJIMORI -祭- FESTIVAL』はジャケットから発せられる強烈なインパクトの他、ジャケット内にちりばめられたネタの数々で話題になった。 -無印『groovin'!!』のORIGINAL SOUNDTRACKには、無印groovin'!!初出楽曲に加えてcoletteのサントラに収録漏れだった-Autumn-と-All Seasons-の楽曲が収録されている他、初回限定版ではボーナスCD『We are try to singers オレ達歌っちゃいます』も付属しているというやりすぎと言わざるを得ない超ボリュームになっている。 --ボーナスCDの内容はここでは伏せるが、''とても刺激的な内容になっているので必聴''。 ---- **その後の展開 2014年11月20日にマイナーバージョンアップ版『&bold(){[[REFLEC BEAT groovin'!! Upper]]}』が稼働し、Qrispy JoyboxのBeatStreamへの異動やDes-ROWのディレクター参加と共に更に新要素が追加された。
*REFLEC BEAT groovin'!! 【りふれくびーとぐるーびん】 |ジャンル|音楽シミュレーション|&image(https://www.4gamer.net/games/256/G025611/screenshot_3.jpg,height=130)| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |稼動開始日|2014年6月4日|~| |判定|なし|~| |ポイント|ヴァーティカルオブジェクト導入&br();揺らぐ「完全対戦型」コンセプト&br()設定曲数固定&br()認定・検定モード&初心者向けモードの搭載|~| |>|>|CENTER:''[[REFLEC BEATシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 REFLEC BEAT第4作目。今回からサウンドディレクションはDJ TOTTOが主に担当、Qrispy Joyboxは一線引いた形になった。~ 今作は前作・前前作の淡めでポップな色調から、黄色をベースに原色でまとめたビビッドなデザインになっている。~ ---- **特徴 -曲数設定の固定化 --消費税増税に伴い、コインプレーでは3曲、PASELIプレーでは最高4曲までプレーできる形に固定された。 -コンティニュー --ここで言うコンティニューは、プレーが終了した際にそのまま続けてプレーするかどうかを選択できるということ。空いている場合には再びe-AMUSEMENT PASSをかざすことなく暗証番号入力に入ることができる。 --デフォルトでは4回までコンティニュー可能な模様。店舗ごとの設定でコンティニューを受け付けなくすることも可能。 -バリューチケット --PASELIプレー時には毎回3枚、コンティニュー可能な場合はコンティニューした際にPASELI・現金問わず1枚獲得できる。用途は以下の通り。 ---1st・2nd ROUNDでFAILEDした際に次のROUNDへ進出できる。(消費枚数1枚) ---FINAL ROUNDでCLEARした際にEXTRA ROUNDへ進出する。(消費枚数2枚)FINAL ROUNDでFAILEDした際には選択できない。 ---リフレク道場(後述)でバリューチケット専用検定をプレーする。(消費枚数1枚) ---スクリーンショット機能回数購入。(諸費枚数1枚で2回撮影回数追加) ---プレー終了後の総合リザルト画面で残ったチケットはプレーヤーレベルの経験値に変換されるため、コンティニューで引き継ぐことは出来ない。 -ヴァーティカルオブジェクト(VO)追加 --これまでのオブジェクトとは異なり、自分の判定ラインに向かって名前の通り垂直に降ってくるオブジェクト。通常オブジェクトと同じく、タッチで消える物・跳ね返る物(ジャストリフレク可能)・ロングオブジェクトが存在する。 -第4の難易度『SPECIAL』 --DDRにおけるCHALLENGE譜面、SOUND VOLTEXにおけるINFINITE譜面のようなもので、colette以前の楽曲に新要素であるバーティカルオブジェクトを追加したもの。リズムはHARDと同じだが配置パターンが変化、または純粋に難易度を上げたものに分かれる。一部の新曲にも搭載されている。 -リフレク道場 --beatmania IIDXやpop'n musicでのEXPERTモード・COURSEモードのような、コンセプトコースがプレーできる検定試験や、beatmania IIDXの段位認定やSOUND VOLTEXのSKILL ANALYSERのような腕前を図る認定試験がプレーできる。 --リフレク名人を相手に、検定試験・認定試験共に設定された課題曲を完走し、尚且つ曲毎に一定数のJUSTを出す(=リフレク名人側のHPを0にする)ことでクリアとなる。前作coletteのPASTEL WONDER TRAVELERのシステムと同じ形式。 ---検定試験では3ROUNDのうちから、指定された1~7曲(譜面)を任意で選択する形になるため、beatmania IIDXやpop'n musicのEXPERTモード・COURSEモードとはやや趣が異なる。 ---認定試験の課題曲は1st ROUNDで3曲、2nd ROUNDで2曲の中から選択でき、FINAL ROUNDは楽曲が固定となっている。 //---例外として最高師範では全ROUNDで課題曲が固定されている。 ---検定試験ではスコア算出方法が通常と異なり、JUSTで3点/GREATで2点/GOODで1点/JUST REFLEC発射での10点ボーナスの通常の基礎ポイントに、コンボ数に応じた倍率が随時1倍~最大2倍かかっている。 ---GOOD・MISSでは自分の体力が減少する。GOODでは通常2点、MISSでは5点、相手のJUST REFLECをミスした際は10点が減点される。体力の上限は200で、自分がJUST REFLECを撃つことで10点回復することができる。 ///---最高師範のみ、全ROUNDにおいて被ダメージの倍率に1.5倍がかけられている。 ---余談だが、七段のFINAL ROUND課題曲は「THE SAFARI(DJ TOTTO Remix)」である。これはbeatmania IIDXの段位認定モードが搭載されて以降、現在まで七段のFINAL STAGE課題曲として欠けること無く君臨し続けている「THE SAFARI」のオマージュになっている。 ---取得した段位によって、オンラインプレーモードでROUND毎にプレーできる上限難易度が解放されていく。 -PASTEL WONDER QUEST --マスコットキャラクターであるパステルくんが、王様の元へ時計を届ける道中で、すごろくのようにマスごとに指定された条件で課題曲をクリアしていくというモード。最後まで進めると、このモードのシステムBGMのアレンジ楽曲が解禁される。 --ステージ数は全部で8あり、それぞれの最後のマスにはボスが待ち構えている。ボス戦でのシステムはリフレク道場と同じライフバトル制だが、初回ではボス戦での与ダメージを次のROUNDやプレーに持ち越すことが出来る。 --メインのクエストの他に、このモード内での総JUST数やJUST REFLEC数等に応じてミニクエストが達成できる。ミニクエストではリフレの他、メインクエストの進行を緩和するアイテムが取得できる。 --期間限定でSPECIAL譜面や新曲が解禁できる、ワンダーコロシアムがオープンし、ボス戦を連戦することができる。ワンダーコロシアムでは勝利数に応じて被ダメージ倍率が上昇していく。 -リフレクショップ --今作のメインとなる解禁システム。beatmania IIDXで言うところの『DELLAR(PENDUALではFRICO)』にあたる『リフレ』を消費して、新曲の3譜面・SPECIAL譜面・カスタマイズアイテムを購入。 --リフレはプレーごとに取得できる他、『トロフィー(実績)』の獲得に応じてボーナスリフレが獲得できる。また、上述のワンダーコロシアムでは楽曲・譜面解禁時以外の勝利時にもリフレが獲得できる。 -マイルーム --カスタマイズやプレーヤー情報の確認を行うモード。 --今作ではオブジェクトのサイズ変更・ゲージタイプ・タッチ音以外のカスタマイズはマイルームでしか行えない。 --また、リフレクショップとは同モード扱いとなっており、ショップとマイルームの行き来はできるが、リフレクショップを出てしまうとマイルームにはそのクレジット内では入れなくなってしまう。 -新オプション --ゲージタイプ『ハザード』『ステルス』 ---ハザードは100%から、JUST以外の判定を取ると減少していくタイプ。ステルスはACHIEVEMENT RATEが見えなくなるオプション。従来のスタンダード(JUST~GOODに応じて0%から増えていく物)、ペース(その時点でのARが表示される)と同じく、最終的に楽曲のプレーを終了した時点でのACHIEVEMENT RATEには一切影響しない。 -マッチング一覧画面の表示可能タイミング変更 --前作までは、選曲画面で選曲する際に開くことができたが、今回は楽曲を決定した後に開くことができる。 -マッチングスキップ正式実装 --前作ではバリューパックを購入した時のみ可能だったマッチングを飛ばしてCPUとの対戦にする機能が、PASELI・現金問わず使用できるようになった。 -ロングオブジェクトの表示変更 --従来とは異なり、始点に通常と同じオブジェクトが表示され、そこからロングオブジェクトが伸びる仕様になった。 -店舗内ランキング --譜面毎に店舗内ランキングが表示される、のだが、実際は「筐体毎」のランキングであり、複数台置いてあるゲームセンターではランキングが統一されない。 -クイックマッチング --1st・2nd ROUNDのリザルト画面から直接マッチング一覧を開いて、プレーヤーに対戦を申し込めるモード。 -e-AMUSEMENT公式サイトがフィーチャーフォン非対応になった。 -対戦を連想させる表記全般の削除 --楽曲終了後のスコアによる勝者に対し表示されていた王冠マークが削除された。 ---- **リフレクショップ以外での楽曲解禁方法 -前作まででも存在した、特定の楽曲を特定の順番でプレーすることで解禁となる楽曲も存在する。 -MYSTICAL STRIKE --特定の条件に沿った選曲を全ROUNDで行うことで、幻獣への道のりを進め、幻獣と対戦して楽曲を解禁するというもの。幻獣戦のシステムはPASTEL WONDER QUESTのボス戦に準ずる。 ---最初に幻獣に辿り着いた際に、EXTRA ROUNDとしてその幻獣が持っている楽曲で対戦することになるが、幻獣の体力の都合上、一度での撃破は不可能。~ その後は通常選曲画面で、曲をプレーするごとに貯まる幻獣レーダーのゲージを満タンにすると、現在出現している幻獣と任意の楽曲で再戦することができる。幻獣の体力を0にし、最後にMYSTICAL STRIKE(トドメの一撃)をキメれば、晴れて楽曲が解禁になる。 --幻獣にはそれぞれ弱点となる楽曲が設定されている。弱点楽曲で再戦を挑むと、JUST・GREATで与えられるダメージにボーナスが付与される。 -Coca-Cola×BEMANI --期間限定ロケテスト。専用カードをゲームセンター内の自販機にかざして飲み物を購入すると、購入本数に応じてbeatmania IIDX 22 PENDUALとREFLEC BEAT groovin'!!で楽曲やカスタマイズアイテムが解禁できたというもの。 --開催期間は『Upper』にまたがっていた。 ---- **評価点 -前作の路線とは異なり、楽曲も攻撃的で派手な楽曲が多い。 -プレーモードの充実で、幅広い遊び方が可能になった。 -SPECIAL譜面・バーティカルオブジェクト搭載で、譜面・遊び方の幅が広がった。 -解禁システムが簡素になり、誰でもわかりやすいシステムになった。 --恒例の「Try to Sing Ver.」や、「FUJIMORI -祭- FESTIVAL」などを除き、基本的にはリフレクショップに追加される。一部楽曲は検定試験内でクリアすることでリフレクショップに追加される。 -初代~coletteの楽曲は、一部の連動イベントのボス曲を除き、カード使用時に限り全解禁された。 --前作coletteで倍近くに増えたコナミオリジナル楽曲が一律に解禁されたのは、あまりプレー頻度の高くないプレーヤーにも歓迎された。 -非常に楽になった楽曲解禁 --楽曲解禁に必要なポイントは最高でも2500リフレ、カスタマイズアイテムも最高で20000リフレだが、トロフィーやワンダーコロシアムで数百~数千のリフレが獲得できるので解禁は非常にサクサク進む。 ---リフレクショップへのアイテム追加は今作新規要素のみで、その頻度も高くない。必要クレジット数がかなり重かった前作までのような頻度でプレーしている場合、余らせてしまうことも。 //これむしろ評価点だろ。解禁なんて重けりゃ文句言われるけど、楽なら大半の人が喜ぶわ。 ---- **問題点 -colette以上に対人マッチングが難しくなった。 --一人用モードであるPASTEL WONDER QUESTやリフレク道場が実装された上、マッチングスキップ機能も正式実装されたため、スコアを詰めたい人はマッチングを今まで以上に避けるようになってしまった。楽曲数の増大に伴って、一人でも遊べるモードを実装するというのは正しいのかもしれないが、その結果週末の夕方でもマッチング一覧に全く人が現れないということもザラ。 --その上一部楽曲解禁に特定の楽曲のマッチングが必要になっていた。 -ロングオブジェクトの表示バグ --limelightからの問題点だが、今作でも稼働当初は修正されていない。発生頻度が稀なのが救いか。 -バーティカルオブジェクトによるタッチの誤認識 --従来から指摘され続けている誤認識だが、バーティカルオブジェクトにより原作での譜面再現等もできるようになった一方で、隣り合ったオブジェクト配置も多くなりこの問題が更に目立ってしまった。 ---いわゆる階段と呼ばれるタイプの譜面でスコアを取りづらくなってしまっている。 -カスタマイズ画面のタイミング変更 --今作は、coletteまでと異なり''選曲中にカスタマイズ画面に移行することが出来なくなり、モード選択画面の「マイルーム」でしか行えなくなった''。ショット音や背景を頻繁に変更していたプレーヤーにとっては大きな痛手。 ---『Upper』ではショット音のみ選曲中でも変更できるように戻された。 ---- **総評 前作からイメージを大きく転換しながらも、ライト向けという立ち位置は前作以上に打ち出されている。楽曲解禁の簡単さでは近年のBEMANIシリーズのゲームでは一番なため、新曲が簡単にプレーできるというメリットは大きい。~ 前作までの問題点だった、過去曲が無条件解禁されない、という点もe-AMUSEMENT PASS使用時に限定されるが、ほぼ全ての楽曲が無条件解禁されたため、今から始めても膨大な楽曲が最初から遊べてしまう。 その一方で、対戦型音楽ゲームというコンセプトと裏腹に、現状ではほとんど対人マッチングしないという矛盾を今後どう解決していくかが課題となるだろう。 ---- **余談 -無印『groovin'!!』は稼働日の告知が&color(red){''一切行われなかった''}。 --稼働日に配信されたBEMANI生放送(仮)では一応の稼働記念特集が組まれていたが、それまで公式はダンマリを続け、あまりにも急すぎた幕開けと言わざるを得ないだろう。 //--ちなみに、その後のBEMANIシリーズでは''タイトルの発表後はロケテスト無し''で新バージョンの稼働を始めた機種が登場した…どころか、挙げ句の果てには''ロケテストを行わず、新作を発表した翌日に新バージョンの稼働を始めてしまう''という無茶な機種も現れてしまう始末。~ //これらの事から、本作の稼働時のトラブルは氷山の一角過ぎなかったと言えよう。 //↑ロケテ無しでのアプデ新作稼働はgroovin以前からある(SDVX II、GD OverDrive)し、発表翌日稼働はポップンの個別案件(そもそも明言してないけど20周年記念サイトで匂わせてたし)なので不要な記述では? -本機種では初代から強烈なインパクトのジャケットが収録される傾向があるが、本作も例外では無い。 --特にVENUSの『FUJIMORI -祭- FESTIVAL』はジャケットから発せられる強烈なインパクトの他、ジャケット内にちりばめられたネタの数々で話題になった。 -無印『groovin'!!』のORIGINAL SOUNDTRACKには、無印groovin'!!初出楽曲に加えてcoletteのサントラに収録漏れだった-Autumn-と-All Seasons-の楽曲が収録されている他、初回限定版ではボーナスCD『We are try to singers オレ達歌っちゃいます』も付属しているというやりすぎと言わざるを得ない超ボリュームになっている。 --ボーナスCDの内容はここでは伏せるが、''とても刺激的な内容になっているので必聴''。 ---- **その後の展開 -2014年11月20日にマイナーバージョンアップ版『''[[REFLEC BEAT groovin'!! Upper]]''』が稼働し、Qrispy JoyboxのBeatStreamへの異動やDes-ROWのディレクター参加と共に更に新要素が追加された。

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