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オーバーターン」を以下のとおり復元します。
*オーバーターン
【おーばーたーん】

|ジャンル|対戦アクション(ロボットアクション)|&image(https://s.inside-games.jp/imgs/p/DECG0YPrj3VfE9VDCfubi28LiAazBQQDAgEA/54472.jpg,height=160)&br;&image(https://www.4gamer.net/games/076/G007624/20081202011/SS/004.jpg,height=160)|
|対応機種|Wii(Wiiウェア)|~|
|発売・開発元|スタジオ斬|~|
|発売日|2008年12月2日|~|
|定価|800Wiiポイント|~|
|備考|''2019年1月31日にWiiウェアの購入期間は終了済み''|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|スタジオ斬初のオリジナルゲーム&br()初心者から上級者まで楽しめるシステム&br()800円とは思えない作り込み&br()個性的なキャラクター&br()スタッフロールが本編|~|


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#contents(fromhere)
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**概要
-照準をリモコンポインタで操作する三人称視点の対戦型ロボットアクションゲーム。Wiiウェア初のジャンルであると共に、スタジオ斬の自社パブリッシングタイトルとしても初めての作品である。


-8人のプレイヤーキャラクターが、それぞれの思い出を胸に「オーバーターンマシン(OTM)大会」での優勝を目指すというストーリー。


**システム
-ヌンチャクのスティックで自機の移動、リモコンのポインタで照準移動。&br()視界変更はリモコンのポインタを画面端に移動させて行う。
--本作のロボットはいずれも脚部がホバータイプになっており、[[バランスWiiボード>Wii Fit]]を使う事で自機の移動を重心移動操作で行う事もできる。

-OTMは右腕と左腕にそれぞれ別の武器を装備できる。また、各OTMは異なる固有技(「ボディギミック」)を持っている。

-BP(バランスポイント)ゲージを使った操作ではより細かい操縦を行えるが、BPゲージが0になると「バランスエラー」状態となり、一定時間OTMを操作できなくなる。ゲージ消費量はパーツの種類に応じて変化する。
--ヌンチャクを振るとジャンプ、Cボタンのチョン押しで敵OTMのサーチなど。ボディギミックの発動待ち状態でもBPを消費する。
--「バランスエラー」中は自機が宙に浮いた状態で行動不能になり、ちょっとしたジグソーパズルのようなミニゲームでOTMを修復しなければならない。時間内に修復できないと、更に一定時間動けなくなる。
--Cボタンを長押しすると、自機の操作ができなくなる代わりにBPが回復する。

-対戦相手のHPを0にすると勝利。なお、「STORYモード」で時間以内に相手を倒せなかった場合はプレイヤーの敗北となる。
--だが同じ相手に負け続けると、相手のHPの上限がだんだん減っていくという救済措置がある。

-OTM大会を勝ちあがり、最終的にチャンピオンを倒したらキャラクターの一枚絵が表示された後ゲームクリア。クリア後の追加要素は以下の通り。
--強くなった敵たちと全8試合のトーナメントで戦う「エンペラーチャレンジ」、それをクリアした猛者のみが挑戦できる、同時に2体の敵と戦う「デビルチャレンジ」、3体の敵と戦う「ゴッドチャレンジ」が用意されている。
--負けるまでCPUと戦い続けて勝利数を競う「サバイバルチャレンジ」。Wi-Fiランキングにも対応している。
-「VS LOCALモード」では画面を分割しての2人対戦モードだが、ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用すると、最大4人までの対戦が可能。


**評価点

-把握しなければならない情報が少なく操作も簡単で初心者でも取っ付きやすい。上手く攻撃を命中させられるようになると、リモコンでのエイミングも面白い。
--操作系が新しく、類似作が多くないのもポイント。バランスWiiボードを使うと、操作感や臨場感は更に大きく変わる。
--上述の通り、敵のHPを削ってリトライもあるので苦手な相手にはわざとリタイアして意図的に相手のHPを減らす、という作戦もある。

-スタッフロールのセンスがぶっ飛んでいる。楽屋裏ノリではあるが、見ていて楽しいタイプ。

**問題点
-上記で挙げたように悠紀は人気が高いがステルスギミックは裏を返せば攻撃手段に乏しくさらにCPUはこちらの姿が消えようが平気で狙ってくるので実質対戦専用となってしまっている。しかも耐久力が低く、連射系をまともに食らっただけでも致命傷を負いやすい。後述のチャレンジモードではしっかり対策しておかないと集中放火で秒殺される事必死。
--一応初期装備はどれも優秀なものばかりで攻撃手段の乏しさをカバーできる。

-読み推奨のゲームシステム
-OTMを直接狙っただけでは攻撃が命中せず、敵の動きを予測してカーソルを合わせないと当てられないと言うテクニック。

-ジャンプの使いどころが乏しい。BPを消費ことになり、エラーを起こしやすい。障害物を飛び越えられるか使えるとすればあるキャラクターのボディギミックを唯一かわせる手段か。

-ステージは障害物が変わっているだけでそれといったギミックもなく水増し感が強い。実力勝負にはなるが、逆転要素もないので責めて採用して欲しかったところ。

-設置系の追尾α機雷が強い。CPUは何故か交わす傾向が無いので上手く誘導させればバランスエラーを誘発させやすく大変強力。
--終盤で手に入るパルスレーザーやデスフレイムも威力が高い割に範囲が広く、乱用すると一気にヌルゲーと化してしまう。
--逆に裏ステージクリア報酬で手に入るハンマーやメガホンは威力こそあるが、リーチが短く、チャージ時間も長いので熟練のプレイヤーからは敬遠されがち。

-キャラ同士の会話が初回時にしか流れない。もう一度みたいのであれば武器を破棄するのを覚悟してそのキャラのストーリーモードを最初からやり直す必要がある。

-クリア後に解禁されるデビルチャレンジやゴッドチャレンジは1人VS複数で戦い、狙いの的確さやCPUの同士討ちが無いこともあって正攻法では苦戦しやすい。上記の機雷で相手を追い詰めればやっとと言うほど。

**総評
スタジオ斬初のオリジナルゲームで、OTMと言うロボットアクションを組み込んだ一作。
低価格にしてはボリュームが多く、初心者にも優しい救済処置等アクションが苦手な方でもストーリーモードをクリアできる様な配慮もなされている。
欠点も決して少なくないのが目立つが、価格を考えれば許諾できるだろう。

**その他
-スタジオ斬は『[[ライジング ザン ザ・サムライガンマン]]』のスタッフが設立し、後に『[[ガチトラ! ~暴れん坊教師 in High School~]]』や『喧嘩番長6~ソウル&ブラッド~』などを手掛ける会社である。

-平成21年9月9日以前のバージョンでは、Wi-Fiなどの通信関係に不具合があったが、Wiiウェアのバージョンアップにて対応された。

-海外版及びスマホ版ではオリジナルキャラに差し替えられており、ストーリーが削除されている。
--だが、前述の通りキャラクターには人気が高いので賛否両論。

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