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*仮面ライダークウガ 【かめんらいだーくうが】 |ジャンル|対戦格闘|~| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|KAZe|~| |発売日|2000年12月21日|~| |定価|4800円|~| |ポイント|ハードコアな原作から生まれた空気ゲー|~| |備考|[[関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/350.html]]|~| **概要 同名の特撮番組を原作としたゲームソフト。仕様はPS用ソフト「仮面ライダー」「[[同・V3>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/29.html]]」に準じているが、操作方法は簡略化されている。 **登場キャラ -クウガのフォーム --マイティ、ドラゴン、ペガサス、タイタン(以上は条件を満たすとライジング化する)、グローイング、アルティメット -グロンギ怪人・ズ集団 --グムン、ゴオマ、メビオ、バヅー、ザイン -同・メ集団 --バヂス、ギイガ、ビラン、ガルメ、ガリマ **特徴 ***長所 -劇中で怪人が発したグロンギ語の台詞が、そのまま怪人の技名になっている。 -クウガの各フォームが、勝利時にいかにもなヒーローっぽい「勝ちポーズ」を取る。 --番組では、「クウガにはかっこいいアクションをさせてはいけない」という制作上の掟があった。 -ストーリーモードのエンディングでは、原作のEDテーマ「青空になる」が流れる。 -平成ライダーゲーの中では唯一同キャラ対戦が行える。 --とは言っても「1号」「V3」でも可能だったので、これは正確には「本作の長所」というより、「できなくなった『[[アギト>仮面ライダーアギト]]』以降の欠点」と言うべきである…。 ***問題点 -ゴ集団以上の怪人が、バトルキャラとしては一切登場しない。 --慢性的に制作スケジュールが遅れていた上に一種の秘密主義で作られていた番組なので、無理もないが。 --デジタルカードには登場している。 -デジタルカードは、「1号」のゲーム同様既に入手済みのカードを何度も入手してしまう。「V3」では救済措置があったのだが。 --更に、入手に条件が設定されているカードもあるのだが、それ以外のカードを全て揃えてもカードを引き続ける事ができるため、カードポイントを無駄に消費してしまう事も有り得る。 ---「2P対戦で何十回勝て」など、気付きにくい条件のものが何枚もある。 **総括 -原作番組は、子供向けとは思えないほどハードな内容で話題となり、高年齢層の視聴者を得る事ができたのだが、本ソフトは明らかに子供向けの単純な内容であり、当時のファンの間でも特に話題にはならなかった。 -ネタ面も特筆すべき程ではなく、かといって「[[555>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/519.html]]」「[[剣>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/523.html]]」の様にクソゲーと叩かれるわけでもない、歴代ライダー格ゲーの中でも''良くも悪くも空気''的存在のソフトとなっている。 -なお、本ソフトのスタッフロールには原作番組の東映側プロデューサーが「監修」としてクレジットされているのだが、ゲーム内容にどこまで口を出していたのかは定かではない。 --付記しておくと、ライダー格ゲーで東映側プロデューサーがクレジットされたのは、本作と「[[響鬼>仮面ライダー響鬼]]」の2本のみ。どちらも同じプロデューサーで、番組の制作を''実質1人で完全に仕切っていた''事で知られている。 -そもそも本作は''原作の番組的にゲームソフトに向いていなかったのではないか''という根本的な問題もあるのだが…。