「ヘラクレスの栄光シリーズ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
機種 | タイトル | 概要 | 分類 |
本編 | |||
FC | 闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光 | デコゲー初のRPGは、やっぱりヘンだった。 | バカゲー |
ヘラクレスの栄光II タイタンの滅亡 | システムは無難だが、ギリシャ神話らしい悲劇的展開。ヘラクレスは最強のお助けキャラとして登場。 | ||
SFC | ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙 | 問題点だらけなのに、あまりにも素晴らしいシナリオがシリーズ自体の評価をも押し上げてしまった。 | 良 |
ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物 | 前作の問題点が嘘のようなほど快適に作られた、完成度の高いRPG。 | 良 | |
DS | ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~ | 14年ぶりの完全新作。戦闘のテンポさえ悪くなければ・・・。 | なし |
外伝 | |||
GB | ヘラクレスの栄光 動き出した神々 | 『闘人魔境伝』と『II』を繋ぐ外伝。 |
独特のゲームを多く発売したことで知られるデータイーストから生まれた、ギリシャ神話を舞台にした正統派RPGシリーズ。
正統派、とはよくいったもので、実際は第一作発売当時に流行したドラクエフォロワーの一つでデコゲーにしては珍しく世界観以外の独自性は薄かった。
第一作こそまだバカゲー扱いされるくらいには奇妙な要素はあったが、第二作は完全にドラクエの模倣に徹してしまっている。
ただ、ゲーム自体の出来は流石に本家ドラクエに比べれば未熟ではあるものの遊べるものではあった。
こうして良くも悪くもドラクエもどき、といった評価が一変するのはSFCで発売された『III』からである。といってもシステムや基本設計こそまだまだ未熟であった。
しかしそのシナリオライターは後に『ファイナルファンタジーVII』や『キングダム ハーツ』といった名作を手掛ける若き日の野島一成氏。
誰もが感銘を受けずにはいられない終盤の怒涛の展開と、派手さこそないが感動的なエンディングは、当時のプレイヤーたちに衝撃を与えるとともにシリーズの転換点となった。
『IV』は出来のいいシナリオに加えてシステム的な部分でも進化を遂げ、地味ながらもファンを獲得していく。
データイーストが倒産した後しばらくは続編の音沙汰はなかったが、14年の時を経てDSで続編が発売されるなど未だに一定の人気を持つシリーズである。